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第六話前編

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「………、……きっついな……指で一度、イかせた、ぐらいじゃ…、やっぱり…慣らし不足か……」
麻衣の狭い内奥に剛直をゆっくりと抜き差ししながら、滝川はわずかに眉を顰めた。
彼女の隘路は幼く未熟で、侵入者を強く拒むように抵抗の気配を漂わせていたが、それと同時に
さらに奥まで欲しがるように蹂躙を歓迎して促す裏腹さも見せていて、その締め付けの強さは
微かに痛みを覚える程だった。
「本当は指で、もっとじっくり、広げて、……いっぱい、舐めて…とろっとろにしてから
 入れる、つもり…だったんだがなー……おまえさんがあんまり、可愛く、急かすから」
「……だって、もう…我…慢、…でき、なかったんだ…もん……それに……、…っ、こんな……
 おっきいと……もっと…慣らして、ても……たぶん、痛いの…いっ、しょ…っ」
「……んー…まあ、否定は出来ない、か?………あー、……狭………」
「……ぼーさん、いたい…?……んく、……っ、……ねぇ……だい、じょ…ぶ…?」
「大丈夫大丈夫、……ただ麻衣の中の締まりが良すぎるから、すぐに出ちまいそうなだけ」
自分の痛みよりも彼のことを憂い、心配そうにそっと背中を撫でる麻衣に滝川は笑ってみせる。
「バーカ、俺よりもお前の方がつらいだろ?………ごめんな、痛いよな」
「……ん、痛いけど…、だいじょうぶ……このまま続けて、……おねがい……やめないで……」
痛くても構わない。だから自分から離れないで。
このまま貫かれていたくて、麻衣は滝川の背中を抱く指にぎゅっと力を込めた。
「わかってる。ちゃんと最後までしてやるから。……お供するって、約束したもんな」
苦痛を堪えながら、それでも懸命に自分を受け入れようとする健気な彼女がとても愛おしくて、
滝川は射精感の高まりと同時に、彼女を痛みから解放してやりたい気持ちを覚えた。
「……一度出して少し楽にしてやるよ。………ちょっとだけ我慢してろ、な」
麻衣にそう言うと、滝川は彼女の身体の横に腕をつき、快感の頂を求めて性急に腰を送り始めた。
痛みと共に強く揺さ振られ、その動きに押し出されるように麻衣の喉から小刻みな呻きと悲鳴が洩れる。
「……っ、ん…く、ぅ……、……っ、……ひ、…った、ぁ……んぅ…っ、くる、し……っ」
「…俺の、……動き、に……、合わせて、…息…して……慣れるまで、力抜いて……」
「ん…、わか…た……っ」
「……いい、子だ……」
「んぅっ、……痛、……いた…い……ねぇ…、キス…して……もっ、と……」
痛みに掠れたか弱い声で麻衣が強請ると、すぐに荒々しく唇を塞がれ舌で口内を侵される。
その奪われる勢いと、それと同じ荒々しさで腰を打ちつけて下半身を犯す烈しさが、滝川の情欲と愛情の
強さを感じさせて、麻衣は心と身体を熱く疼かせた。

「……はぁ…、あぁ……ぼーさん……すき………」
行為に汗ばんできた滝川の背中を抱き締め、息継ぎの間に呟くと、再び唇を塞がれる。
「………痛いの、……俺が……、……全部……吸い取って、やるから……もう、少し…だけ……」
その言葉の通りに唇を強く吸われ、麻衣はその甘美な心地よさに痺れた。
もっと欲しくて強請るように自ら滝川の舌に舌を絡めると、彼がそれに応えて唾液を麻衣に流し込んだ。
白い喉を鳴らしてそれを嚥下し、麻衣は蕩けた瞳でうっとりと笑う。
「……ん…ふ………ん……おいし………ね、ぼーさんにも……あげる……」
そして唾液を赤い舌先に乗せて差し出すと、その卑猥さに煽られて、滝川が彼女の舌にむしゃぶりついて
滴る甘露を舐め取った。そのまま互いの餓えと渇きを懸命に満たすように、荒い呼吸の中で性急に唾液を与え合う。
交わし合う唾液は、ぐちゃぐちゃと混ざり合って溶け合って、もうどちらのものなのかも判らない。
それがとても幸せで、ふたりは互いをさらに求め合った。
「……はぁ……あぁ……このキス…みたい、に………、……ぜんぶ……ぼーさんと……」
心も身体も全部。触れ合って繋がり合った場所全てから。
「………ああ、……おまえと…全部、どろっどろに、溶けて…ひとつに、なっちまいたいよ……」
麻衣は身体を繋ぐ行為の意味を初めて知り、滝川はその幸福を初めて知った。
「……あたし……、……今……ぼーさんと…、………セッ…クス……して、るんだ……」
「あぁ……そう…だ、な……麻衣と、中で…繋がって…擦り、合ってる……あー…夢、みたいだ……」
それを確かめるように何度も腰を打ちつけ、滝川は興奮に掠れた声で呻きを洩らす。
「………っ、すっげえ…気持ち、いい………麻衣とするの……すげえ…いい………」
「あたしも…っ、いいの…すごく……いい……熱くって………痛、くて……っ」
ぎちぎちに広げられた粘膜が、熱く怒張した凶器に幾度も擦られて、灼けるように熱くて痛い。
その痛みと熱が、繋がり合った場所と頭の中をどろどろと溶かしていくようで、けれどもそれだけが
自分と彼の存在と境界線を確かめる証のように鮮烈で、それがとてももどかしく、それなのに
とても嬉しい。
「……なんで…、かなぁ…っ、いたいの、が…うれし、くって……なんか……いい…、の…っ」
律動の度に彼の愛も欲も、存在全てが痛みと共に刻み込まれることがこの上なく幸福だった。
「…あぁ、もっと…痛く……あたし、を…変え…て……全…部、全部…ちょう…だい……っ」
「……ああ、わかってる……俺は、全部……おまえのもんだ……おまえ…も……俺に……」
このままもっと溶けてしまいたい。
このままずっと確かめていたい。
矛盾した相反する望みを共に抱きながら、ふたりは互いを快楽の際へと追い詰めていった。

「ああぁ…っ、いい…っ、痛…ぁ…っ…ひ、…あぁ…っ、ぼー…さん……、すき…、すき……っ」
激しい苦悶と強い快楽に翻弄されて、その寄る辺ない思いに滝川を求めてその背を強く抱いた。
波に攫われ、溺れ死んでしまいそうな不安に駆られてその手に力を込めると、汗でぬるりと指が滑り、
麻衣は思わず彼の首に縋りつく。
「……あぁ……だめ…おね、が………はなれ、ない…で……っ」
「ああ、どこにも…いか、ない……、……っ、……絶対…、…離さ…、ない………っ」
滝川は麻衣の膝を割ると、彼女の肩にしがみつくように覆い被さり、自重を腰に乗せてさらに奥まで
剛直を突き入れた。
「……ほら…、全…部……入っ……た……っ」
「んうぅ…っ!……ふか、い……ッ、ああ…っ、もっ…と、奥、まで……っ、きちゃ、う……っ」
滝川の怒張したものを根元まで全部呑み込まされて、麻衣が悲鳴に近い喘ぎを上げる。
入口と内奥をさらに押し広げられて、ぴりりと引き裂かれるような強い痛みと熱を感じたが、それ以上に
彼女を支配したのは、血が燃えるような烈しい快楽だった。
「ああ…ぅ…っ、だめ…っ、こんな…の…っ、あぁ…は…っ、きもち、い…っ、だめっ、…や、だぁ…っ」
身体を揺さ振られる度にその勢いで麻衣の脚が跳ね上がり、恥骨がぶつかり合う。
繋がり合った場所から洩れる淫らな水音が、ぐちぐちとその量と卑猥さを増していく。
無理矢理広げられた淫唇の襞や、快感で尖った肉芽が、滝川の穿いたままの下着にざらざらと擦られながら
重みに押し潰され、麻衣の身体から汗がぶわっと噴き出した。深まった結合部ギリギリにまで布の感触がして、
それが行為の性急さと卑猥さを改めて感じさせてたまらなく気持ち良い。
「…い、やぁ…っ、あぁあっ、ああぅ、だめぇ…ッ、それ…っ、あ、はあぅ…ッ」
抉るように奥の感じる場所を幾度も突かれ、中からだらだらと粘液が湧き出るのが麻衣自身にもわかったが、
もうそれを恥じらう余裕もなく、ただただ喘いで滝川をひたすらに求め、夢中でその腰に脚を絡ませて
彼を深く抱き寄せた。
強く抱き合うと汗ばんだ裸の胸同士が密着し、麻衣のやわらかな双丘を滝川の重みが押し潰す。
滝川が腰を打ちつける度に、汗にぬめる熱く硬い胸板でそのふくらみと頂を何度も擦るように刺激され、
重みと摩擦で充血した頂がピンと尖って赤みを増した。その甘く焦れる痺れと疼きは、背筋をびりびりと
稲妻のように伝って麻衣の腰を震わせ、彼女の内奥をさらに潤ませひくつかせる。
「はぁ…、…あぅ、うん…、…んく、…あ、…やぁ…だ…め…っ、いい…っ、あふっ、んぅ、…いい、の…っ」
「………っ、……すげ……どんどん……滑り……よくな…っ、…て、………あ、やば………」
麻衣の内奥の明らかな変化に、滝川の腰もずくりと震える。
このまま熱く潤む粘膜の中で全てを溶かされてしまいたい快美な感覚と、そのうねりと締め付けをもっと長く
味わいたい強烈な悦楽が滝川の中でせめぎ合い、思わず奥歯を噛みしめた。

「……っく、……麻衣の…中……、……初めての、くせに……滅茶苦茶……良すぎだ……」
「…んぅ、そん…な…、……こと…っ、……言われ、…ても………わかん、な……っ」
けれどもそう言う彼女の喘ぎ声は淫らに甘く、その身体は滝川をさらに受け入れようと本能的に蠢く。
無垢だった身体を半ば強引に開かれて、それでも快感を覚えて懸命に享受する稚い麻衣の、無意識の痴態が
さらに滝川を煽り焦がす。その全てに耐えきれず、彼は頂点をめがけて激しく腰を打ちつけた。
「……はあ…っ………麻衣、おまえ……っ、やらしすぎて…たまん、ねえ…よ……っ」
「ああぁ…っ、そん…なの…っ、…んく…っ、…はぁ…っ、…やっ、あぁ…っ」
限界まで押し広げられた粘膜の奥深くまで熱く硬い剛直を激しく打ち込まれ、その苦しいほどの熱と圧迫感に
麻衣は喘ぎながら咽び泣く。
「ひ、ううぅ、ぅあ、ああぁ、熱い、いい…っ……熱い…よぉ…っ、もぉ、やぁ…っ」
「……俺も、……おまえん中……っ、……すっご……熱………っく、ああ…出、そう…だ……っ」
「んあぁ…ッ、…も、くる、し…っ、ぼ…さんの、いっ、ぱい……っ、で、ああぁ、や、あぁ……っ」
「……はあ…、…はぁ…っ、出す、ぞ……中に………麻衣の、……中………っ、…っく、………ッ!!」
最奥まで突き入れられた滝川のものがぐっと膨れて激しく脈打つのを中に感じ、麻衣の眼裏で光が明滅した。
指で教え込まれたことを思い出すように、その身体が震えて粘膜が強く収縮する。
「ひあぁっ、も、ダメ…ッ!こわれ、ちゃ…っ、もうっ……だ、め…ッ!!」
「………っ、……っく、……麻…衣……ッ、────ッ!!」
下腹の奥底から込み上げる強烈な快感に身体の芯を引き摺られ、滝川はどろどろに煮詰まった情欲の証を
彼女の最奥に叩きつけるように放った。
「あぁあッ、んくぅ…ッ、ぼぉっ、さぁ…ッ!…あああぁぁ…ッ!!」
身体の一番深い場所を滾った粘液で灼かれて、その熱さに麻衣も一気に昇りつめた。
「……あぁ…い…く……ッ」
「………く、………っ………ぅ…………は、ぁ…………」
「ああぅ、う、あぁ…、熱…い……っ、あ、はぅ……や、あぁ………」
麻衣のきつい締め付けを味わいながら、滝川は彼女の中に己の欲望を注ぎ込み、どくどくと脈打ちながら
吐き出される滝川の精液を、麻衣は歓喜に震えて痙攣し続ける粘膜で受け止めて、奥深くに呑み込んだ。

その白さに意識を染められながら、ふたりは全身の力を抜き、共に大きく息を吐いた。

「………あー、……すっげえ………気持ち、良かった………」
脱力した身体を麻衣の上に預けて、滝川が陶然と呟く。
「……俺、すっかり夢中になっちまって…………ごめんな、大丈夫か?」
「ん……、だいじょうぶじゃないけど……だいじょうぶ……」
「……何だよそれ……どっちなんだ?」
ぐったりと力の抜けた麻衣の髪を撫でながら滝川が笑う。
「どっちもだよ……だって……疲れた……でもへーき……ちゃんと、生きてる……」
「おいおい、いくら俺でも殺しゃしねーだろー」
「……だって指よりも何倍も痛くて、気持ちよすぎて……死んじゃうかと思ったんだよ……」
滝川の重みと汗まみれの身体が愛しくて、麻衣はその広い背中を抱き締めた。
「でもね、……今、すごい、しあわせ。すごく…気持ち、よかった」
「……俺も。すげえ良かった。夢みたいで……でも実物の麻衣は、夢より何倍も可愛くてエロくて気持ちいーな」
幸せそうな顔で頬や瞼にキスを落としてくる滝川の言葉に、麻衣は自分の痴態を思い出して顔を赤くする。
「………あたし、そんなに……え、えろい…かな……」
「エロイ。おまえ可愛すぎだしいやらしすぎだ。おかげで俺、やっぱり加減出来なかっただろー」
「……え、ええ……そんなこと、言われても………だってあたし、夢中で……」
「麻衣、おまえ自分のことほんっとにわかってないのな。……ま、そーゆーところがまた可愛いんだがなー。
 ………あーごめん、重いな俺。………これも抜いてやらないとつらいだろうし」
腕をついて麻衣から身体を起こすと、滝川は彼女の中からまだ硬さを保ったままの屹立をずるりと引き抜いた。
「んんぅ…ッ、やっ、いきな、り……っ」
身体の奥深くまで打ち込まれていた太い杭を突然抜かれ、その衝撃に麻衣が震えると、開いたままの彼女のそこから
体内に放たれた滝川の精液がごぷりと溢れ出る。
自らが分泌した体液とは明らかに異質な、白濁の粘液が自分の中からどろりと流れ出て、その淫らすぎる感触に
麻衣は強い羞恥と蕩けるような快感を覚えた。
「……あ、ああぁ……ぅ……や、……だ…め………こぼれ…、ちゃ…う………」
入口が震えてひくつく度に精液が中から溢れ、会陰を伝って彼女の尻と床を汚す。
男の欲望を受け入れた証で濡れた感触が、麻衣に自らの中の中まで全て滝川に征服されたことを強く実感させた。
「……はぁ…、…あぁ……中に……いっぱい……ぼーさんに……出されちゃった……」
その声には純粋な愉悦と陶酔だけが溢れていて、滝川はそのうっとりとした声と蕩ける瞳に至福を覚える。
「………随分と嬉しそうじゃねーの。ん?………そんなやらしい顔しちまって……」
喉の奥で笑いながら、自らが犯した彼女のそこを見下ろし眺める。
「……すっげ……麻衣のここも、滅茶苦茶やらしい……」
熱を持って赤く充血した腫れぼったい肉襞の間で、それよりもさらに赤い粘膜の色を晒してぱっくりと口を
開けている秘穴から、白く濁った己の精液がだらりと零れている様は、滝川の劣情を強烈に煽った。
引き寄せられるように手を伸ばし、そこを指でさらに広げる。

「んー、どれどれ。痛がってたわりにあんまり出血してないみたいだな」
「…やっ、広げちゃ、だめ…ッ」
「ちゃんと確かめなくちゃいけないんだからじっとしてろ。……ふーん、ちょっと血が混ざってる、か?」
淫らに溶け崩れて白濁に汚れた恥部を食い入るように見つめられて、麻衣の身体が再び熱を持って疼く。
「……やだもう…っ、……見ない、で…よ……ぅ………ん、あ……また、出てきちゃう……」
「一番奥までいっぱい出してやったからなー。あ、外に全部出したいなら手伝ってやるぞ?指で掻き出して…」
「……い、いい…っ、そんなこと、しちゃ…だめ……っ」
「あれ?なんで?」
にやにやと笑いながら問う滝川の声は明らかに揶揄の色で、麻衣は「感じてしまうから」という言葉を
慌てて飲み込んだ。
「………………………」
何も言えずに赤い顔で自分を見上げる麻衣に、滝川は満足気に頷いた。
「そっかそっかー、わかった。麻衣はまだこれを中で味わいたかったんだな」
そしていきり立ったままの肉棒の先端をあてがい、意地悪に笑う。
「………じゃ、こぼれないように、俺がもう一遍、塞いでやるよ」
そのまま腰を進め、一気に彼女の中に己を沈める。
「──ひゃああぁぅ……ッ!」
いきなりの衝撃に麻衣が高く声を上げる。
一度達してやわらかく弛緩した彼女の内奥は、中に放たれた精液のぬめりの助けもあって、あっさりと滝川の蹂躙を
許してしまった。先程よりも痛み無く、ぬるりと滑らかに犯されて、麻衣の声音に明らかな喜色が混じる。
「……やぁっ……ああぁんっ、ちょ…っ、ぼーさ…っ、やっ、だめぇ…ッ」
「ダメとか言ってもそんな嬉しそうな声出してたら全然説得力ないぞー。ほら、こっちも喜んでる」
再び熱く硬い剛直を呑み込まされた麻衣の内部は、滝川の言う通り嬉しげに震えていた。
「俺のこれも、出したやつも、ずいぶん美味しかったみたいだから、もっとたっぷり中で味わわせてやるよ」
いったんギリギリまで引き抜き、それから零れた精液を押し戻すように腰を再び沈めると、その勢いで
中に収まりきれなかった白濁が二人の接合部からぐじゅぐじゅと音を立てて溢れる。
「あー、せっかく蓋したのに出てきちまった。……仕方ないなー、また中に出してやるから、とりあえず今は
 この中にある分だけで我慢しろ、な?」
「……あぅ…っ、あぁ、ん…やぁ…っ」
「ほらほら、麻衣の中もこんなに嬉しそうに喜んでるし。もっと気持ち良くなろうや」
粘膜に精液を塗り込むように、内壁を何度も太く滑らかな先端で擦りつけられて、麻衣は抵抗することも出来ずに
ただただ喘いだ。
「…あふ、ああぅ、……はぁ、ああぁっ、ひぅ、あ、はぅ……あぁあ…っ」
唇の端からだらしなく唾液が零れたが、そんなことを気にする余裕もなく、瞬く間に再び高みへと押し上げられる。

「……やぁ…っ、だめ、…あぁっ、また……っ」
「あれ、またイきそうか?…………そりゃちょっと早すぎるんじゃねーの、嬢ちゃんや」
麻衣が早々に昇り詰める様子に、滝川は抽送を止めてにんまりと笑う。
「こんなに早く何度もイっちまうと、この先疲れ切ってあんまり楽しめなくなるぞー」
絶頂の寸前で動きを止められて、身体の疼きと熱に焦れながら、麻衣は喘ぎに乱れる息で問うた。
「……はぁ…、…あぁ……は、あ……この…先…って、……ど…ゆう……」
「まさかこんなもんで終われると思ってたのか? ちゃんと言っただろ、今晩は泊まってけ、って」
「………まさ、か……夜通…し、とか……え…?………言わない…よ、ね……?」
微かに怯えの表情を見せる麻衣に、滝川は楽しげに笑いながら言い放つ。
「言う。だって俺こんだけじゃ全然満足出来てないもん。最後の一滴まで麻衣の中に出させてもらわないと」
「……うそ……だってさっき、……いっぱい中に……」
「あれ、俺言わなかった? 一度出して楽にしてやるって。まだ弾数残ってるよ」
「……信じ、らんない……この、エロオヤジ……破戒僧……生臭、ぼー…ず……っ」
「ハハ、髪も伸ばしてるし女犯もするしな。でもそーゆー時は絶倫って言って褒めてくんないと」
悪戯な笑みを口の端に乗せながら、彼女を決して達しさせない緩やかさで腰を送り、ぬめる内奥の粘膜を
滑らかに擦る。
「麻衣もいっぱい気持ちいいことされたいっておねだりしてたし。な?俺が元気な方が丁度いいだろ?」
「……んぅ…っ、……全、ぜ……っ、ちょう…ど、よく、ない…っ」
「そ?……でも麻衣のカラダも随分エッチだから、俺の方が保たないかもって心配なくらいなんだがなー」
その言葉と裏腹に、にやにやと笑う滝川の余裕が悔しく、麻衣は批難の眼差しを向ける。
「……そ、そんなの……ぼーさんがえっちなことばっかするからでしょ……」
「まあ俺がエロオヤジなことは否定はしない。でも、麻衣は相当エロい。エロすぎる。だって初めてなのに
 中だけで感じまくりなんて実はすごい事なんだぞ? さっき指で責めてイかせた時、他のところ触る前に
 イッちまうから俺もちょっと驚いた」
「……そう、なの……?」
「そうなの。まあ例外はあるだろうが、大半の女の子は初めっから中イキなんて出来ないだろうな。
 どっちかってーと最初はクリ責められてイッちまう方が多いんじゃないのか?」
「……なか、い…き…………く、く…り……?」
「あー、そのまんま、中だけでイクのが中イキ。…………うーん、クリトリスは…わかるか?」
「……あ……、ん、まぁ……そっちは……なん、とか………でも、そーゆー…恥ずかしい…単語は……、
 できればあんまり…ハッキリキッパリ…言わないで、ほしいんだけど……」
恥ずかしい行為の最中とはいえ、さすがに具体的な名称を耳にするのは、初心な麻衣には強く羞恥を
覚えることだった。思わず顔を赤らめ、滝川から目を逸らす。

「だって仕方ねーだろ麻衣に性教育するためなんだから。で、おまえさんはその稀な特例なわけよ。わかる?
 これをエロいカラダと言わず何と言えばいいんだ?」
「………そん、なぁ………」
「でも俺はエロオヤジだし、麻衣が痛いだけじゃなくてちゃんと気持ち良くなってくれてるの
 すっげえ嬉しいから、そーゆーのは大歓迎だぞー。おじさんはそんなエッチな麻衣が大好きだ」
「………でも、でもあたし、そんなの……お、おかしいんじゃ…ないかな……」
「バカ。そんなに不安がるな。俺もおまえにだけは度を超してエロオヤジなだけで、普段はひっじょーに淡泊だ。
 ぶっちゃけ女なんて面倒臭いと思ってるところもあったしな。………まあそれはともかくとして、おまえさんも
 俺にだけ反応してエロくなってくれてるんだと思ったら俺はすげえ嬉しいんだけどな。……それにこーゆーのは
 カラダの相性っていうのもあるから。俺達の相性がバッチリだってことだろ?いいじゃん、最高じゃないか」
「………そう、……かな………」
「あーなんだよ、麻衣は俺と相性バッチリで嬉しくねーの?」
「それは嬉しいけど!……なんか…でも……」
「じゃあいいじゃん。細かいことは気にしなさんな。ここでこうしてるのは俺とおまえのふたりだけで、
 ふたりとも嬉しいって言ってるんだから。こんな幸せなことはないだろう?」
「……うん、………まぁ………」
「何か問題でも?」
「…………ぷっ、………ふふ…っ………ない、ね………」
羞恥も不安も滝川の言葉に怒濤のように吹き飛ばされ、麻衣は思わず笑ってしまった。
いつだって自分の弱さを真っ正面から認めてくれて、そしてそこから優しく救ってくれるのも、
惑いを明るく吹き飛ばしてくれるのも、元気を与えてくれるのも、全て彼だった。
脳天気かもしれないが、互いが幸せならばそれでいい──彼女は強くそう思い、そう思わせてくれる
滝川を心から愛しいと思った。
「……しあわせだから、……まぁ…、いっか……」
「だろう?……じゃ、俺のこれ、もっとじっくり味わってもらわないとな。床固いし俺重いから、
 背中とか腰とか結構痛いだろ?場所代わろうか」
「……ん、背中はあんまり痛くないけど、足の付け根は確かに………どうすればいい?」
「これ抜いてから交代するのと、抜かないまんまでカラダ動かすの、どっちがいい?」
「………そのまんま動かされると……その……もうイッちゃいそう、だから………、
 あの……いっぺん……中から抜いてくれる?」
「りょーかい」
滝川は唇に軽くキスを落としてから身を起こし、彼女の中から己を引き抜いた。

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