アレクサンドル・ウラジミール

アレクサンドル・ウラジミール

さぁ、来るがいい。このアレクサンドル・ウラジミール…貴様を審議してやる!


アレクサンドル・ウラジミールは、日本の元内閣総理大臣であり、ウクライナ領日本領事であったウクライナ人。現在は雪印北海道バター。初登場は『SH2 -The Snow Hiding 2-』。『ウクライナ領日本』ではラスボスを務めた。


注意:以降の記述にはアレクサンドル・ウラジミールに関するネタバレが含まれます。



略歴


梅鰻松太郎という偽名で日本の内閣総理大臣に就任し、当初はニケ・マダイーニのテロに対応するなど普通に業務をこなしていたが、『ウクライナ領日本』の冒頭の緊急記者会見にてその正体がウクライナ人であることを暴露。日本をウクライナの統治下に置き、無数の発電所を建てウクライナの動力源とする計画を発動させた。しかし、ウクライナに同様の計画で原発だらけにされてしまった小国から日本を救うためにやってきたミッコウシャロテンショウの両名によってその計画は阻止され、彼自身も雪印北海道バターに姿を変えられてしまい、病院に緊急搬送されることとなった。


人物


自らの高い地位におぼれることなく、有事に備えて常に身体を鍛えてあるなど、人の上に立つに相応しい完璧主義者。しかし、道に落ちているものを好きな食べ物だからと拾い食いしたり、トイレの紙が切れているのに気づかないなど、少々ぬけている面もある。また、激昂しやすく、マダイーニのテロに「核だ! 核だ! 核戦争だ!」と取り乱した他、自分の扱えなかった「すべてを引き出すディスク」を完全に使いこなしたミッコウシャにも嫉妬ともとれる感情を爆発させ、冷静さを欠いた戦い方が結果的に敗北の一因となった。


逸話


  • 内閣総理大臣補佐官だった松越正太郎から「可愛い男の子を紹介しようか?」と持ちかけられて喜んでいるところをスクープされたことから起こった一連の騒動で、児童買春を認めるかのような発言で物議をかもしたこともあり、『ウクライナ領日本』冒頭の頃には辞任を求める世論が高まっていた。
  • 好きな食べ物はウクライナ風ピロシキ。道に落ちていたものを、側近の反対を押し切ってまで食べてしまうほど大好き。しかし、たった一口で満足し元の所に捨てて行ってしまうあたりは、さすがは首相。セレブなのだろう。
  • 梅鰻総理大臣を名乗っていた際の「核だ!核戦争だ!」発言は『ウクライナ~』後の言動を踏まえ考えると、原発の使用済み核燃料を利用し核兵器を配備しようとしていたのではないか、ともとれる。もし“すべてを操るガントレット”と“すべてを引き出すディスク”の開発が頓挫していたとしても、代替でこちらの計画を進めるつもりだったのだろう。リスクマネジメントは欠かさない、さすがは内閣総理大臣である。


裏話


  • 中の人は外道Taxi監督と知り合った当初、ハシコフ兄弟役の登別カルロス氏の2代目的なスタンスで見られていた。『ウクライナ領日本』で正体(名前)を明かす際にもその意匠は反映され、『ウクライナ→ロシアの隣→ハシコフ・ロジンスキーの亜種→ロジの亜種→でも「あなざ」はないな!→“裏”ロジ→ウラジ→ウラジミール』という発想で名付けられた。
  • 撮影の後半で、中の人がメインの俳優活動の為に髪をバッサリ切ってしまった。しかし最終決戦の場面など撮影は進行中。撮り直す時間もなく、引き返せる撮影量ではない。そこで本人の提案で、所持していた長髪のかつらを着用して撮影は続行された。外道Mobie史上初のかつら使用である。
  • 『ウクライナ領日本』尺の都合でやむなく削除されたシーンでは、計画が最終段階を迎えるにあたりトイレでひとり涙ぐむ場面が存在した。「ロシアや欧米に振り回されない自由をあと少しで手に入る」と。それはきっと、ウクライナ人としての本心だったのだろう。日本人を欺き支配した恐ろしい男だったが、純粋な心も持ち合わせていたようだ。現在、現実社会で起きているウクライナでの紛争を鑑みると、彼と同じ志をもつ人間が現れても決して不思議では…ないのかもしれない。


能力


  • 高い政治力を持っており、日本語の使用を制限し違反者は処刑、という非道を行ったにもかかわらず、経済の立て直しに成功したなどの実績が評価され、ミッコウシャに襲撃された際のメディアは首相支持一色となっていた。「ああ見えていい人だった」「最近の首相に比べたらマシ」と、人格面でも人望があるようである。
  • 戦闘面では特筆すべき特殊な能力があるわけではないが、有事に備えてという身体の鍛え方が半端ではなく、ロテンショウのヌンチャクの連撃やヒッサツ・ニンジャ・デスビームを受けてもノーダメージどころか、直立不動のまま微動だにしなかった。また、特に足技に優れ、片割れだけだったとはいえ、それでも凄まじいチートアイテムである「すべてを操るガントレット」(格闘戦においては特に有利な瞬間移動能力付き)を完全に使いこなした状態のミッコウシャを手を使わずに圧倒するなど、非常に高い戦闘能力を持っている。


得意技・必殺技


ウクライナの国章にも描かれている三叉戟のように研ぎ澄ました右手の指から、エネルギーを放出する攻撃。武器としての三叉戟同様、先端をかわされ柄にあたる腕部に攻撃をされることが弱点となっている。 ハシコフ・ロジンスキーのシベリアンオーロラフィンガーと酷似している点については『超人外道大百科』での解説で、「ロシアを憎むあまり、スタイルが似通った可能性が考えられる」と考察されている。 また、発動する際にとる指の形が、『ハシコフ・ロジンスキー(作品)』において影山剣がとったポーズのそれと一致している。両者の間には何らかの関係があったのかもしれない。

足の甲を何度も踏みつけた後、足の小指にかすらせるように蹴りを入れ、小指の骨をかけらも残さず爆散させてしまう怖ろしい技。

サッカーのフリーキックのように、助走をつけ華麗なフォームで相手を蹴り飛ばす。蹴り飛ばされた相手は綺麗な弧を描き、やがて爆発する。 また、飛ばされた先には電線が待ち構えており、激突することで感電の追加ダメージが発生することがある。

まさかの鈍器攻撃。

ヤメテオックンナサ~イ!


登場作品



関係キャラクター


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最終更新:2014年12月21日 15:37