バックベアードは、「恐るべき悪の組織」の首領。国籍不明、本名不明、経歴不明、住所不定。初登場作品は『司令塔ジョージ1st season』、初主演作品は『I Am Evil』。
注意:以降の記述にはバックベアードに関するネタバレが含まれます。
詳細は不明だが、かつては松田秒吉という首領に師事していたようで、彼から「悪であれ。されど、悪を為すな」という悪の帝王学を学んでおり、その後、首領として「恐るべき悪の組織」を立ち上げたと思われる。
『司令塔ジョージ1st season』から始まる時系列の並行した作品群で活躍するため流れが追いづらいが、まず自身の主演作品『I Am Evil』においてピーターのミスにより資金難でアジトを引き払うはめになったのが時系列上は一番はじめであると思われ、その後、部下のレオン・G・マクイーン及びピーターとともに、彼らを派遣しての“ショー”マツダを利用したメキシコに眠る伝説のタコスの捜索、その作戦を妨害した越前京子巡査を始末するべく彼女の大切にしている射撃大会の金メダルを盗み出しての抹殺計画などを企てたが、いずれも失敗に終わる。
また、その際に彼ら「被害者の会」の反撃により重傷を負った。
それらの期間を含め、レオンには長期にわたり「人類を未来へ導く最後の司令塔ジョージ」の抹殺を指示し、度々対決に向かわせている。
これらの失敗を経た彼は、方針を変え、普段立てている作戦とは趣の違う、レオン曰く「それはいくらなんでも悪すぎ」な直接的に世界を混乱に陥れる作戦を立てる。
しかし、その案に賛同できない部下二人から愛想を尽かされてしまい、一時組織は解散の危機に陥った。
新しいアジトで一人酒盛りをする彼だったが、そこへ松田秒吉の幻が現れ、彼に「悪であれ。されど、悪を為すな」の精神を取り戻させる。
自分が悪の道を踏み外しかけたことを自覚した彼は、悪の首領らしく自爆によってその人生に幕を下ろそうと新アジトにガス爆発を起こすが、戻ってきたレオン、ピーターの両名にすんでのところで命を救われ、ここに「恐るべき悪の組織」は復活。
アジトはまた失ってしまったために、以後は公園のベンチなどで活動することになる。
人望は意外に厚く、部下のレオン、ピーターから慕われている。
風が吹けば桶屋が儲かる的な、非常にまわりくどい作戦を立てることを好むため、当たり前だが失敗続き。
部下の度重なる失敗に対してはクビを持ち出すことがあるが、あくまで積もり積もった場合で、一度の失敗であれば、ピーターのミスで電話料金がとんでもない額になりアジトを引き払わなければならないほどの大損害にあっても、叱るだけでクビにはしない。深すぎる懐の持ち主である。
名称のあるものは特に無し。