越前京子(えちぜんきょうこ)は、西武警察捜査一課所属の警察官。初登場は『司令塔ジョージ 1st Season』。初主演作品は『刑事クリムゾン』。
注意:以降の記述には越前京子に関するネタバレが含まれます。
生まれた時から手が引き金を引く形をしていたという、生まれながらの射撃キチ◯イ。幼少の時から何かを撃ちたいという衝動にかられ、5歳の時には父親の車をパチンコで撃ち抜き、爆破・炎上させている。
警官になる以前は世界各地の戦場を渡り歩き、射撃の腕を磨き続け、世界射撃コンテストで二度の金メダルに輝くという経歴を持つ。
『刑事クリムゾン』で描かれた時期の10年前(計算上、当時15歳)、マブダチの高倉蜂とともにアジア・エコール共和国内戦地のどこかの建物に不法侵入した末に、現在の愛銃である「クリムゾン」を手に入れた。
その銃の力を見込まれてしまったのか、何の間違いか西武警察に採用されてしまい、様々な発砲事件を起こしながら楽しく勤務中。
それらの仕事のひとつ、「殺人ミカン事件」の捜査ではメキシコに逃げた“ショー”マツダを追い、外務省に働きかけてまでメキシコへ向かって宣戦布告を行ったが、恐るべき悪の組織による妨害が入り取り逃がしてしまう。
この一件で、恐るべき悪の組織から作戦の邪魔になると目をつけられてしまったようで、彼女の弱点とも言える金メダルを盗難されてしまう。その上、それを人質に取引を持ちかけられ、「暗殺依頼を受けてくれれば返す」という言葉に騙されて(というより人が撃てるので喜んで)引きうけるが、実はこれは罠で、暗殺対象として再会したマツダもろとも爆破されてしまう。
怒った彼女はマツダ、高倉と共に「被害者の会」を結成し、3人でピーターとバックベアードを血祭に挙げるのだった。
その後、二ケツしていた自転車乗りを軽くミディアムレアにしたことで謹慎処分を受けるが、ニケ・マダイーニが起こしたテロ事件に遭遇し、勝手に謹慎を自主解除して意気揚揚と跳びこんでいった。
その後は不祥事を繰り返しつつも職を失うことなく銃を撃ち続け、西武署が麦踏会本部を強制捜査した際には水を得た魚のように引き金をひきジャック隈流渡をはじめ多くの構成員を射殺打ち倒した。
きっと、今もどこかで誰かに笑顔で銃を向けているのだろう。
三度の飯より引き金を引くことに生き甲斐を感じる女性。とにかく人を撃ちたくて仕方がなく、無抵抗の犯人には自分が撃つ口実を作るために「動け」と命令するほど。恐るべき力を秘めた愛銃「クリムゾン」を手に、今日も外道と一般市民を恐怖に陥れる。
そんな性格ゆえに、30分に一度は発砲沙汰の騒ぎを起こしているといい、度重なる建造物の破壊と民間人への発砲で上司である鷹勇次から叱られ、事あるごとに謹慎処分を受けている。戦闘力では随分と開きがあるにも関わらず、米俵スグルや荒矢断と同格の刑事に留まっているのは、これらの不祥事のせいかもしれない。
その凶悪な行動とは裏腹に、大切な射撃大会の「金メダル」を奪われると何も出来なくなってしまうなど、可愛い一面もある。
が、それを取り返すためなら、恐るべき悪の組織の暗殺依頼を軽く引き受けてしまうなど、とても警察官とは思えない問題人物である。米俵が「(警察官になる試験に)受かったら警察の不祥事」などと周りに言われていたらしいが、彼女の採用の方がよっぽど不祥事だろう。
一番オーソドックスな形態。一般人相手ならこれで十分。片手で気軽にバンバン撃てる。
反動が大きいため両手で構えて放つ。装着重甲状態のレオン・G・マクイーンが仰け反り、一時声を失うほどの威力がある。
マシンガンのように銃弾を乱射する。明らかに銃の見た目と弾数が合っておらず、この攻撃だけ見てもクリムゾンが超常的な能力を持つことが見て取れる。
「動け」と命令した相手が応じない場合、躍らせるために足元に放つ。
銃口から炎を噴き出す。レオンのレオノファイヤーと同等の出力らしく、ぶつかり合って相撃ちになっている。
さすがに「人間を弾で撃ったら死ぬ」ということくらいは理解しているようで、自転車の二人乗り程度の軽犯罪の摘発はこのモードで焼く程度に留めるようである。
巨大な白いムササビが弾丸として発射され、「オーノー!」と鳴きながら敵めがけて飛んで行き、当たった相手を連れて空高く舞い上がった後、爆発する。
威力が高いためか他の弾よりも反動が大きいようで、両手で構える必要があるのは強発射モードと同じだが、この弾を撃つ時はさらに少し溜めが入る。
高倉曰く「またアレやっちゃったのか。悪い癖なんだから」と言うことで、どうも彼女のお気に入り弾かつ、あまり撃ってはいけない弾のようである。
たしかに元ネタでもコイツは、別の意味で「撃ってはいけない」ものだったが。