流出油湾

流出油湾

そうだ…太陽になろう!


流出油湾(ながれでゆわん)は、元ラード星人ベイダーのひとりであり現在は太陽。初登場は『The Snow Hiding』だが時系列上は『BAYDER FleeForFreedom』となる。


注意:以降の記述には流出油湾に関するネタバレが含まれます。



略歴


199X年に地球衛星軌道上に飛来したラード星の住民・ベイダーのひとり。他のラード星人と同様に日本に移住し、松越上提さんから人間として暮らせるよう多くの事を教わる。
上提さんのもとで平和に暮らしていたが、一族の性格と地球環境悪化の理由により発生した『ベイダー狩り』の標的に遭う。上提さんの命懸けの行為により難を逃れる。
その後はベイダーである素性を隠し、上提の兄である松越語具の塾で勤務していたが、不注意がもとで語具さんを死なせてしまい逃走。一族の性を嘆いていたところ「太陽になる」という荒唐無稽な決意を抱く。
ベイダー狩りに一度は捕まりながらも幸運に恵まれ、ベイダー収容施設であるドライアイス工場から脱走。その後は様々な方法で太陽へ行こうとするも、いずれも失敗に終わる。
松越上提から教わった知識をもとにメキシコへと渡り、トイレ駐車中のUFOを強奪。成層圏を離脱するも追跡してきたベイダーキメラの襲撃を受けUFOは墜落。ベイダーキメラに撃たれ本人も瀕死の重症を負うものの幸運が重なり足元の火山が噴火。
噴煙に飛ばされ彼は見事成層圏を突破し太陽へと到達。奇跡が起き太陽と融合することに成功したのだった。


人物


松越上提から教わった知識を活かし、松越語具の塾で正体を隠し勤務するなどベイダー一族のなかでは恵まれており教養もあった。
しかし太陽を目指そうとした際にとった行動の数々から判断するに、判断力は並の人間よりも低く教養知識を活かせているとは言いがたい。
調子にのりすぐ失敗する「やらかす」ベイダー一族の習性を嘆き呪い、一族が平和に暮らせる理想郷を夢見る優しさをもつ。
しかしその性格には問題があり、松越語具を溺死させた際まず通報ではなく現場からの逃走を選んだ。さらにその際、亡くなった恩人の食事を盗み出すなど卑劣な行為に及んでいる。
ベイダー狩りのヘリコプターから逃走する際には状況を鑑みずに「ここまでおいで」と煽る発言もしており、無謀ともいえる行動に走る傾向がある。
その他にも窃盗癖があるのか、自転車やUFOを見てすぐにカギの有無を確認している。常習犯の疑いもあり犯罪行為に躊躇しない悪どさが見える。


逸話


  • 素性を隠し逃げながらもラード星人・ベイダー一族としての誇りは捨てておらず、一族の旗を肌身離さず持ち歩いていた。
  • 没頭しすぎて本来の目的を忘れるほど、公園での砂山づくりが好きな模様。先に遊んでいたであろう、あどけない子供達を力で追い払い通報されるのも厭わない。だが幼稚ともとれるその趣味が結果として彼を太陽へと導いた。
  • 電話相談の番号を暗記していたり、大洋ホエールズ(のちの横浜ベイスターズ)を知っているなどメキシコ以外にも松越上提(および語具)から受けた教養が役に立つ描写が点在している。
  • 松越上提さんから教育をうける場面では、背後に『めざせ とうだい』なる文字が書かれているがその下に書かれた九九の二の段は支離滅裂な内容である。本気で東大を目指していたのだろうか…。
  • ベイダー一族の口癖は「すいませんでした」だが彼は劇中一度、それも太陽との融合直後のみしか発していない。太陽になる目的を果たすまで「やらかす」一族の代名詞とも呼べるフレーズを口にしなかったのは、一族のネガティブな印象から脱しようとする彼の意志の現れ、願掛けのようなものがあったのかもしれない。
  • メキシコでUFOを難なく窃盗操縦できており、ラード星には類似する乗り物があったものと思われる。
  • 瀕死の重症のまま宇宙空間に投げ出され、体表が凍ってもなお死ぬことはなかった。同じように地球外に飛ばされたハシコフ・ロジンスキーも生存・帰還出来たように、この世界の宇宙には空気がある可能性もある…とはいえ超人ではないベイダー。まして瀕死の状態である。おそらくベイダー一族は極限状況下になると生存本能が働き、一種の仮死状態になるものと推測される。だったら最初から日本に移住させないで宇宙空間に放り出せばよかったんだ!


裏話


  • 演じたのはベイダー氏。長編シリーズ開始前の外道Taxi監督初期作品の常連だった人物であり、パラレルワールド作品『水曜ワイドスペシャル』でも有名。太陽としての出演を除けば初の長編シリーズ主演となった。
  • 企画当初は15分程度、数キャラのみの出演という話で本人も快諾していたが結果として尺は本編50分以上、演じたキャラクターはのべ12役以上。合計出演作は太陽含めると晴れて最多となった。
  • 撮影開始時点での体重は本人の人生最悪値である120kg台に達していた。当然体調を崩しがちになり、撮影は幾度となくやらかされ中止となった。現在では30kg以上の減量に成功し健康体を維持しているとのこと。
  • 劇中・ドライアイス工場から病院送りになるシーンで病室の場面が映るが、これはベイダー氏が過去に体調不良で入院した時の実際の映像である。入院した本人が「素材として後々に使えるから」と外道Taxi監督に連絡し、こっそり撮影させたもの。まさに素材役者の鑑である。
  • 劇中で彼が着用しているスウェットパーカー上下はベイダー氏の私物でお気に入りのプロレスラー・佐藤光留選手のブランド『Dead Or Alive』のものだそうだ。生か死か、まさにベイダー狩りに苦しんだ一族を表すブランドといえよう。
  • メキシコ・ポポカテペトル山の場面ではメキシコらしい服装(ポンチョ)を着用しているが、これは演出上映像を左右反転させる必要がありパーカーのロゴ・文字を隠す為である。


能力


  • ベイダーキメラとの闘いでは足元に落ちていたグレネードランチャーを躊躇いなく拾い、迅速に発射している。このことから銃火器の扱いにもある程度の経験・知識があったものと思われる。警備員すら拳銃携帯をする世界ゆえ、ベイダーが銃器の扱いに長けていても何ら問題はない。


登場作品

(太陽との融合後は除く)



関係キャラクター