大多喜寅信

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=大多喜 寅信= ===''それが、人できなき者である、俺の宿命だ''=== ---- '''大多喜寅信'''(おおたき とらのぶ)は、半世紀前に活躍した帝国陸軍の軍人。階級は大尉。また、帝国陸軍の研究によって、その「人間」の軍人であった彼の容姿、人格と記憶を移植し決戦兵器として生み出された人造の「外道」の二人を指す。本項では基本的に後者の「外道」について述べる。「人間」の大多喜は「外道」の大多喜の開発の犠牲となり死亡。「外道」の大多喜は現在、西武警察署の署長を務める。初登場は『[[人でなき者たち]]』。以後、名前のみ数作品に登場する。 ---- ''注意:以降の記述には大多喜寅信に関するネタバレが含まれます。 '' ---- ==略歴== ---- 帝国陸軍の研究施設にて、「人間」の大多喜寅信大尉の容姿、人格と記憶を移植し製造され誕生。彼の開発のために、「人間」の大多喜が犠牲になった。しかし、彼を兵器として扱うことに耐えらなかった「人間」の大多喜の元部下[[湯鳥世代]]二等兵によって、自分が外道であることなどの製造されてからの記憶を失った状態で施設から連れ出され、「軍の研究施設から逃げ出した外道(つまりは大多喜自身だが、本人は記憶を失っているので自覚がない)を追っている捜索隊」という名目を隠れ蓑に逃避行することになる。その道中、逃走中の外道と戦うことを求めて現れた[[橋之巻末太郎]]と交戦することとなり、[[湯鳥世代|湯鳥]]は戦死。さらには大多喜自身も脳天に銃弾を受け、死亡……と思われたが、外道は不老不死の生物であったため生還。そのことと[[湯鳥世代|湯鳥]]の遺した日記から、自分が「人間」の大多喜本人ではなく、探していた「外道」であったことを思い出す。すべてを知った彼は[[湯鳥世代|湯鳥]]の仇を討とうと[[橋之巻末太郎|橋之巻]]に挑み、いざ止めというところまで追い詰めたが、刀に映った自分の表情を見て、心まで外道に堕ちかけていたことに気づき刀を納めると、[[橋之巻末太郎|橋之巻]]に「お前の勝ちだ」と言い残し立ち去った。その後、無抵抗での投降を求める軍の呼びかけに応じ、身柄を保護されたものと思われる。<br> そして半世紀の後、[[湯鳥世代|湯鳥]]の墓前で対外道組織「西武警察」の発足と配属を報告。「人間として生きてほしい」という彼の願いを受け、人でなき外道の身体であっても、心は人間として外道達と戦うことを誓った。その言葉通り、現在は西武警察署の署長として、人間を守り続けている。<br> 襟津駆艦斗那脚など、当て字の多いmobie。西武警察という名前には、もしかすると外道から人々を守る=SAVEの誓いが込められているのかもしれない。 ==人物== ---- 軍人らしい真面目な性格だが、隣組の練習をサボった上に敵国のメニューを食べようとしていた[[山田雨損]]を口頭注意だけで見逃すなど、意外と話のわかる人物。仲間想いで義理堅く、助けてくれた[[湯鳥世代|湯鳥]]の願いに応えるため、半世紀をかけて対外道組織の礎を築いたほど。「外道」という種族は好戦的な性格で知られており、実際に大多喜も一度は心も外道に堕ちかけたが、踏みとどまってその衝動を抑え込むことに成功していることから、強い精神力を持っていると言える。 ==逸話== ---- *長編シリーズ世界では日本列島は太平洋の中央付近に位置し、同じく我々の世界と場所の異なるメキシコと陸続きになっているが、これは大多喜の一太刀により大陸移動を起こしたためである。いいなぁ、韓国遠くて。 *[[犀多摩男]]に負けるまでの[[橋之巻末太郎|橋之巻]]の無敗伝説の裏に隠された、大多喜による「実質負け」の一戦が登場する。『[[Edge of The Blade SPECIAL]]』にて、興奮する[[橋之巻末太郎|橋之巻]]が、[[魔神カネック]]との過去の引き分けという戦績について「勝利でも敗北でもない、めっさムカつく結果」と口走っているが、伝説通りの無敗であれば敗北と引き分けのムカつき具合を比べられるはずはなく、その謎が明かされた形となった。その感想通り、当時こそ怒りながらその場を後にしたが、大多喜との再会時は引き分けた[[魔神カネック|カネック]]の時とは違い激昂する様子は観られず、むしろ嬉しそうですらあった。 ==裏話== ---- *名前の「寅信」は、往年の悪役レスラーであるタイガー・ジェット・シンからもってきている。(タイガー→寅、シン→信)これは『人でなき者たち』で対峙する橋之巻が、フォーク攻撃などの要素が往年の悪役レスラー、アブドーラ・ザ・ブッチャーの要素を含んでいる事に対しての対比である。また、作中で指揮刀を使っていたことで指揮刀→サーベル(同T・J・シン氏の用いた凶器)とも連想できる。 *劇中で彼の着ている衣装・小道具はすべて闇メラーノ氏の本人所有物である。『人でなき~』では衣装の用意がなく監督は楽で本当に助かったそうだ(本人談) ==能力== ---- *外道であると自覚した際に、外道の能力である「身体能力の向上」「手にした武器をデタラメにする能力」などが発動している。その力は刀から炎を飛ばしたり、一振りで大陸移動を起こすほどである。また、武器の一種であるため、手にした銃の威力も上昇。大多喜による[[橋之巻末太郎|橋之巻]]の狙撃は、数少ない外道に銃の(ある程度)効くシーンとなっている。 *ただし、自覚前から「不老不死」の能力のみ発動しており、[[橋之巻末太郎|橋之巻]]に奪われた拳銃の弾を脳天に被弾したが、一時気を失っていただけで復活した。老化も見られず、半世紀以上経った現在も当時の姿のままである。 ==得意技・必殺技== ---- 名称のついているものは特になし。 主に外道の能力で強化された武器による攻撃を行う。主力武器は軍刀。 ==登場作品== ---- *[[人でなき者たち]] ==関係キャラクター== ---- *[[湯鳥世代]](部下) *[[橋之巻末太郎]](交戦) *[[山田雨損]](救助) *西武警察署員一同(部下)
=大多喜 寅信= ===''それが、人できなき者である、俺の宿命だ''=== ---- '''大多喜寅信'''(おおたき とらのぶ)は、半世紀前に活躍した帝国陸軍の軍人。階級は大尉。また、帝国陸軍の研究によって、その「人間」の軍人であった彼の容姿、人格と記憶を移植し決戦兵器として生み出された人造の「外道」の二人を指す。本項では基本的に後者の「外道」について述べる。「人間」の大多喜は「外道」の大多喜の開発の犠牲となり死亡。「外道」の大多喜は現在、西武警察署の署長を務める。初登場は『[[人でなき者たち]]』。以後、名前のみ数作品に登場する。 ---- ''注意:以降の記述には大多喜寅信に関するネタバレが含まれます。 '' ---- ==略歴== ---- 帝国陸軍の研究施設にて、「人間」の大多喜寅信大尉の容姿、人格と記憶を移植し製造され誕生。彼の開発のために、「人間」の大多喜が犠牲になった。<BR> しかし、彼を兵器として扱うことに耐えらなかった「人間」の大多喜の元部下[[湯鳥世代]]二等兵によって、自分が外道であることなどの製造されてからの記憶を失った状態で施設から連れ出され、「軍の研究施設から逃げ出した外道(つまりは大多喜自身だが、本人は記憶を失っているので自覚がない)を追っている捜索隊」という名目を隠れ蓑に逃避行することになる。<BR> その道中、逃走中の外道と戦うことを求めて現れた[[橋之巻末太郎]]と交戦することとなり、[[湯鳥世代|湯鳥]]は戦死。さらには大多喜自身も脳天に銃弾を受け、死亡……と思われたが、外道は不老不死の生物であったため生還。そのことと[[湯鳥世代|湯鳥]]の遺した日記から、自分が「人間」の大多喜本人ではなく、探していた「外道」であったことを思い出す。<BR> すべてを知った彼は[[湯鳥世代|湯鳥]]の仇を討とうと[[橋之巻末太郎|橋之巻]]に挑み、いざ止めというところまで追い詰めたが、刀に映った自分の表情を見て、心まで外道に堕ちかけていたことに気づき刀を納めると、[[橋之巻末太郎|橋之巻]]に「お前の勝ちだ」と言い残し立ち去った。その後、無抵抗での投降を求める軍の呼びかけに応じ、身柄を保護されたものと思われる。<BR> そして半世紀の後、[[湯鳥世代|湯鳥]]の墓前で対外道組織「西武警察」の発足と配属を報告。「人間として生きてほしい」という彼の願いを受け、人でなき外道の身体であっても、心は人間として外道達と戦うことを誓った。その言葉通り、現在は西武警察署の署長として、人間を守り続けている。<BR> 襟津駆艦斗那脚など、当て字の多いmobie。西武警察という名前には、もしかすると外道から人々を守る=SAVEの誓いが込められているのかもしれない。 ==人物== ---- 軍人らしい真面目な性格だが、隣組の練習をサボった上に敵国のメニューを食べようとしていた[[山田雨損]]を口頭注意だけで見逃すなど、意外と話のわかる人物。<BR> 仲間想いで義理堅く、助けてくれた[[湯鳥世代|湯鳥]]の願いに応えるため、半世紀をかけて対外道組織の礎を築いたほど。「<BR> 外道」という種族は好戦的な性格で知られており、実際に大多喜も一度は心も外道に堕ちかけたが、踏みとどまってその衝動を抑え込むことに成功していることから、強い精神力を持っていると言える。 ==逸話== ---- *長編シリーズ世界では日本列島は太平洋の中央付近に位置し、同じく我々の世界と場所の異なるメキシコと陸続きになっているが、これは大多喜の一太刀により大陸移動を起こしたためである。いいなぁ、韓国遠くて。 *[[犀多摩男]]に負けるまでの[[橋之巻末太郎|橋之巻]]の無敗伝説の裏に隠された、大多喜による「実質負け」の一戦が登場する。『[[Edge of The Blade SPECIAL]]』にて、興奮する[[橋之巻末太郎|橋之巻]]が、[[魔神カネック]]との過去の引き分けという戦績について「勝利でも敗北でもない、めっさムカつく結果」と口走っているが、伝説通りの無敗であれば敗北と引き分けのムカつき具合を比べられるはずはなく、その謎が明かされた形となった。その感想通り、当時こそ怒りながらその場を後にしたが、大多喜との再会時は引き分けた[[魔神カネック|カネック]]の時とは違い激昂する様子は観られず、むしろ嬉しそうですらあった。 ==裏話== ---- *名前の「寅信」は、往年の悪役レスラーであるタイガー・ジェット・シンからもってきている。(タイガー→寅、シン→信)これは『人でなき者たち』で対峙する橋之巻が、フォーク攻撃などの要素が往年の悪役レスラー、アブドーラ・ザ・ブッチャーの要素を含んでいる事に対しての対比である。また、作中で指揮刀を使っていたことで指揮刀→サーベル(同T・J・シン氏の用いた凶器)とも連想できる。 *劇中で彼の着ている衣装・小道具はすべて闇メラーノ氏の本人所有物である。『人でなき~』では衣装の用意がなく監督は楽で本当に助かったそうだ(本人談) ==能力== ---- *外道であると自覚した際に、外道の能力である「身体能力の向上」「手にした武器をデタラメにする能力」などが発動している。その力は刀から炎を飛ばしたり、一振りで大陸移動を起こすほどである。また、武器の一種であるため、手にした銃の威力も上昇。大多喜による[[橋之巻末太郎|橋之巻]]の狙撃は、数少ない外道に銃の(ある程度)効くシーンとなっている。 *ただし、自覚前から「不老不死」の能力のみ発動しており、[[橋之巻末太郎|橋之巻]]に奪われた拳銃の弾を脳天に被弾したが、一時気を失っていただけで復活した。老化も見られず、半世紀以上経った現在も当時の姿のままである。 ==得意技・必殺技== ---- 名称のついているものは特になし。 主に外道の能力で強化された武器による攻撃を行う。主力武器は軍刀。 ==登場作品== ---- *[[人でなき者たち]] ==関係キャラクター== ---- *[[湯鳥世代]](部下) *[[橋之巻末太郎]](交戦) *[[山田雨損]](救助) *西武警察署員一同(部下)

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