J-MII(じぇいそんまーくつー)は、橋之巻末太郎の弟子で元ストーカーであった、量産型のホラー映画スター。出身地は箱根。初登場は『D2 -The Dooms Day-』。現在の登場作品はこの一作のみ。
注意:以降の記述にはJ-MIIに関するネタバレが含まれます。
橋之巻に面白半分にケンカをふっかけられて完敗した彼は、自分の未熟さを知り、また彼の強さに心酔して弟子入りを志願。何度も断られるが、粘り勝ちで見事使いっパシリ弟子にしてもらうことに成功する。
喜びもつかの間、橋之巻は自ら才能を見込んだ犀多摩男を新しい弟子として迎え入れ、それ以降、修行等での犀多摩男と自分との扱いのあまりの差に、徐々に不満を募らせていくようになる。
その後、一足先に免許皆伝した犀多摩男に橋之巻への果たし状代わりに感電死させられ、道端に放置。発見した橋之巻を犀多摩男との決戦に向かわせるきっかけとなる。
そしてその橋之巻と犀多摩男の決戦の終盤、突如として再登場しこれに乱入。はじめは自分を感電死させた犀多摩男に掴みかかっていたが、後ろで喚き散らす橋之巻を見て修行の日々の恨みつらみが甦ったのかターゲットを変更すると、怒りにまかせてに見事鬼師匠に復讐を果たす。
しかし直後に我に返り、仕返しを怖れて逃走。以後の消息は不明である。
終始無言を貫き、会話は全てジェスチャーで成立させる。
忍耐強く、橋之巻に弟子入りを志願した際は度重なる拒否や暴力にもめげずに頼みこみ続け、あまりのしつこさにとうとう彼を根負けさせるに至った。
目が優しく、性格は温厚で非好戦的だが、道に落ちていた500円玉を先にベイダーに拾われた際は、話し合うでもなく一方的に暴力でねじ伏せて強奪していた。仮にも外道、仮にもいちジェイソン。やさしそうに見えても、本性は強暴なのだろう。
公式ホームページによればこれが彼の戦闘スタイルだが、実際には本家にあるような道具を用いた攻撃は見られず、素手のみで戦い、殺人もせず人間が相手でも気絶させるにとどめている。彼の本来の力は封印しているのだろう。
おそらくベイダーに放った技がこちらであろう。正面から相手の首を鷲掴みにし、それに加えて脚を掴んで持ち上げ、背中から地面に叩きつける。
橋之巻に復讐を遂げた時の技がこちらであろう。通常のチョークスラムとのモーションの違いは、脚を持たずに首のみを掴んで長時間釣り上げていることから相手の窒息の危険が高まっている点と、叩きつける前の相手を振り上げる勢い。そしてなにより、慕っていた鬼師匠への愛と哀しみが込められた一撃という点である。
UMA人間に過ぎないベイダーがチョークスラムを受けた際はワンテンポ遅れて気絶していたのに対し、こちらは史上最強・最凶・最狂の外道である橋之巻を瞬時に沈めているので、その威力には天と地ほどの差があると思われる。