高倉蜂(たかくらはち)は、元裏社会の殺し屋で現在は民間人。初登場は『El Taco Legendario』。
注意:以降の記述には高倉蜂に関するネタバレが含まれます。
かつては数々の名高い組織、人物のもとに仕え、忠義を尽くした“仕事人”。抗争相手を「瞬く間に相手を仕留める『白い蜂』」として震え上がらせた。
松田秒吉率いる悪の組織に所属したのを最後に稼業を引退。足を洗いふつうの人間として暮らしていくこととなる。
なお時系列は不明であるが、この頃から越前京子と親交を深めており、彼女の武器・クリムゾンの発見にも居合わせた。
その後は親切心から凶悪犯のメキシコ逃走を幇助したりひったくりに遭ったりらんぼうものに襲われたり、またその上司であるバックベアードに越前らと『被害者の会』を結成し挑むも一蹴されるなどかつての実力を隠すかのような生活を続けていた。
越前のほかにも同じく警官である米俵スグルとも親交を深め、パトロール同行を許されたり二郎をおごってもらえる仲になっていた。
怪音波騒動で米俵が発狂した際には、伝説のサンタであるサンタ・クルス・ライバックに事件解決を依頼。米俵を介抱した。
その米俵を経由し、警察の得ている裏社会の情報を入手していたが、それが原因で米俵の上司である鷹有次に素性を知られることとに。
鷹を介して仕事人時代の同僚である海月大和と再会し過去に世話になった人や組織がテロリスト、ニケ・マダイーニによって討たれた真実を知り
義憤にかられ拘置所に潜入。ニケを脱走させ仇を討とうとしたが海月の裏切りに遭い本人も負傷する。
恩よりカネ、出世を選んだかつての友への怒りから復帰を決断。いちどは捨てた短刀を懐に戻し再び血の海へと身を投じることとなった。
仁義に厚い男。裏切りが当たり前の社会にいながら、義を重んじ組織に支え続た。その性格は裏社会取り締まる側=警察の人間である鷹有次からも「裏社会にはもったいない人間」と賞賛されている。
約束を重んじ、一度決めたら曲げない性格。稼業引退の理由も、最後に所属した組織の長である松田秒吉との約束からであった。
交友関係では相手がどんな人物であってもその性格からか、断ち切れない性格のようで
偏食家である米俵スグルや凶悪極まりない越前京子など問題のある警察官達とも、長年の縁からか交友関係を維持している。
上述の性格により復帰の意思はなかったものの海月からの連絡にすぐに応じるなど、裏社会への想いは断ち切ることができない一面も。
この世界の登場人物においては比較的良識人という印象をもつが、目的の為には拘置所へ無断侵入し暴動を誘発させたり
情報を集めるために友人である米俵に情報を漏洩させるなど、その性格は決して聖人君主とよべるものではない。
仕事人として標的を狙う際、事前に『果たし状』を相手に送りつけその文面に書かれた日付に『仕事』をこなす。
自ら相手に犯行日を教え、その予告どおりに行動するという非効率的ともいえるルールを貫いていることからも彼の性格を伺い知ることが出来る。
仕事道具である白装束と短刀を装備して仕事に赴く。
必殺の一撃。短刀を構え相手に突進。確実に刺した後相手の背後へと回りこみ「大往生」の言葉とともに刀を鞘へと戻すと同時に相手は爆発する。 たとえ恩情で急所を外した場合であっても爆発は不可避らしく、立ち上がれないほどのダメージ、苦痛をもたらす。
ショー・マツダとの合体技。事前の踏み鳴らし動作でショー・マツダが相手の動きを止めたところへ同時に飛び蹴りを叩き込む。