ロテンショウは、国籍不明の密入国者であり、内閣総理大臣襲撃犯。自称「日本を救う殺し屋」。共犯関係にあるミッコウシャと違い犯行が発覚していないため、逮捕はされていないが、消息は不明である。初登場は『ウクライナ領日本』。現在の登場作品はこの一作のみ。なお、露天で物を売る描写は無い。
注意:以降の記述にはロテンショウに関するネタバレが含まれます。
ウクライナによって原発だらけにされてしまった小国の出身。ウクライナの次の標的が日本であると知った彼は、友人であるミッコウシャと共に日本を救うことを決意。二人で日本に渡り、日本をウクライナの動力源にしようと計画していたアレクサンドル・ウラジミールに単身挑むが返り討ちにあい、洗脳されてウクライナ・ロテンショウとなりミッコウシャと戦わされてしまう。
しかし、彼に倒されたことで洗脳が解け、ウラジミールと戦闘中にピンチに陥ったミッコウシャの元へ駆けつけ、「すべてを引き出すディスク」をフェイクとチェンジしておくというアシストをこなす。
そして本物の「すべてを引き出すディスク」をミッコウシャへと託し、ウラジミールの技であるヴォローニン・シェフチェンコによる爆発に巻き込まれ、消息不明となった。
日本を自分達の祖国のようにさせないため、はるばる救いにやってきてくれた正義感の持ち主。ウラジミールは彼を「復讐心が薄いから弱い」と評したが、祖国を滅茶苦茶にされながら、復讐心ではなしに日本までウクライナと戦いに来てくれたのだとしたら、それはむしろ非常に立派な心を持っていると言える。
片言の日本語に英語を織り交ぜたしゃべり方が特徴的。まるでyoutubeにアップされている動画によく登場する、外国人の扮するNINJAそのものである。
様々な忍術(?)を用いて戦う。武器として忍者刀を背負っていたが、一度も使われることがないままウクライナ・ロテンショウとしてミッコウシャと対峙した時には消えていた。実際に使用した武器としては、ヌンチャク、縞模様の袋がある。
背後から忍び寄り、頭に袋を被せて視界を奪った後、ヌンチャクや殴る蹴るでめった打ちにする。Wに使うと、縞模様に統一感があっておしゃれ。
ロテンショウの奥義。ヌンチャクの鎖の付け根部分から光線を発射する。ウラジミールには全く効かなかった上、ミッコウシャにもかわされているので、見せ場の無いかわいそうな技となっている。
掌を高速で動かし、バリアーを張って攻撃を防ぐ。Wの放ったAK-47の連射を無傷ですべてガードしてしまうほどの強度を誇るが、ミッコウシャからはその後大丈夫かと心配されており、多数の銃弾を受け止めるのは危険な技であると考えられる。そうなると、わざわざ危険を冒してまで、瞬間移動能力を持ち容易に避けられるはずのミッコウシャの前に飛び出してバリアを張ったのは、あの場面で後ろを通過した自転車を守るためだったのではないだろうか。なんてナイスガイなんだ。
顔面を瞬時に変化させる変装術。劇中ではマイケル・ジャクソンに変身してみせた。いわゆる変化の術の応用と思われる。
ウラジミールの気づかぬ間に、「すべてを引き出すディスク」を偽物とすり替えて見せた。自身以外を対象とした、変則的な代わり身の術だと思われる。