CurlLoaderは、cURLライブラリを使用した、負荷テストツールです。
HTTP(S)またはFTP(S)のクライアントとして動作します。
特徴として、複数のIPアドレスを使って、別々のクライアントから要求が来る状況を擬似的に再現できます。
ダウンロード
インストール(Linuxでの手順です。)
- 事前に「openssl」、「libssl-dev」をインストールして置くこと。
- ダウンロードしたファイルを展開し、展開したディレクトリ内にcdして、makeコマンドを実行。
- 次に sudo make install するとmanと共にインストールされる。
$ sudo make install
mkdir -p /usr/bin
mkdir -p /usr/share/man/man1
mkdir -p /usr/share/man/man5
mkdir -p /usr/share/doc/curl-loader/
cp -f curl-loader /usr/bin
cp -f doc/curl-loader.1 /usr/share/man/man1/
cp -f doc/curl-loader-config.5 /usr/share/man/man5/
cp -f doc/* /usr/share/doc/curl-loader/
cp -rf conf-examples /usr/share/doc/curl-loader/
使い方
コマンドの書式は以下のとおり。
curl-loader -f configfile [options]
インストールディレクトリにあるconf-examplesディレクトリに、configfileのサンプルがある。
例えば、10k.confは以下のようになっている。
$ cat 10K.conf
########### GENERAL SECTION ################################
BATCH_NAME= 10K <-- 実行時に作成されるファイルにつく名前(なんでもよい)
CLIENTS_NUM_MAX=10000 <-- クライアント数の最大値
CLIENTS_NUM_START=100 <-- 最初に起動するるクライアント数
CLIENTS_RAMPUP_INC=50 <-- 1秒毎に追加起動されるクライアント数
INTERFACE=eth0 <-- 使用インターフェース
NETMASK=16 <-- ネットマスク、CIDR形式でも255.255.255.0のような形式でも指定可能。
IP_ADDR_MIN= 192.168.1.1 <-- クライアントIPアドレス最小値
IP_ADDR_MAX= 192.168.53.255 <-- クライアントIPアドレス最大値
各クライアントは、最小値から最大値の範囲でIPアドレスが割り当てられる。
CYCLES_NUM= -1 <-- リクエストの繰り返し数。-1は無限(Ctrl+cで止める)。
URLS_NUM= 1 <-- リクエスト先のURLの最大数。この数分URL SECTIONが作成される。
########### URL SECTION ####################################
URL=http://localhost/index.html <-- リクエスト先URL
#URL=http://localhost/ACE-INSTALL.html
URL_SHORT_NAME="local-index" <-- 実行中の画面表示で、URL単位の表示内容に表示される名前
REQUEST_TYPE=GET <-- HTTPのメソッド
TIMER_URL_COMPLETION = 5000 <-- リクエスト完了待ち時間(msec)。0は無限待ち。タイムアウト時はキャンセルされる
TIMER_AFTER_URL_SLEEP =20 <-- リクエスト完了後、次の要求までのスリープ時間(msec)。
0はスリープなし。0-2000のように範囲指定だとその間でランダムにスリープする。
上記を実行するためには、以下の用にする。(sudoするのはIPアドレスの追加が必要なため)
$ sudo curl-loader -f 10K.conf
最終更新:2010年08月01日 12:50