ポート開放について(概念の説明)


配信または鏡をする場合はポート開放が必要になります。

ポートとは、主にインターネットに接続されているPCと
通信を行うための玄関口のようなもののことです。

通常ではポートは安全を確立するためにふさがれています。

ふさがれたままだと情報のやりとりが出来ないため
配信したり鏡したりすることが出来ません。

そこで必要になってくるのがポートの開放です。



一般的にポートの概念の説明ではポートは港 に例えられることが多いです。
インターネット上を流れるデータはパケットと呼ばれますが、このパケットが船 です。
インターネットは大海原

『行き』は船の積荷は空っぽですが、目的の港の管理者に許可を貰って
港に停泊させてもらえれば、いっぱいの荷物を積ませてもらえます。

その荷物を持って帰って、紐解くとお宝の山に化けるわけです。


港の管理者は、自分でその専用の港口に停泊できる船種を決めることができます。
80番港にはWebページのパケット(一般船)を。
8888番港には動画コンテンツのパケット(軍艦船)をといった具合に。
その船に合った港ではないと、港の管理者は船の停泊を認めてくれません。

なのでWebページのパケット情報を港の管理者から船に積ませてもらうためには
80番の港に停泊しなければなりません。

他の番号の港に停泊しようとしたら事前に追い返されます。
でも普通、Webページを見ようとするときに80なんて数字見ませんよね?
どうしてでしょう。

http://www.google.co.jp
http://www.google.co.jp:80
両方アクセスしてみてください。

実は80番というポートは世界中で
「80番はWebページ用(HTTP)のポートにしましょう」
という取り決めがなされています。

なので、Webブラウザ(IEやらSleipnirやらFirefoxやら)は
ポート番号が省略されているURLがクリックされたら
勝手に80番ポートと決め付けてアクセスしに行ってます。

そんなもんです実際。

http://www.google.co.jp:800
これでアクセスしてみてください。
門前払いを食らいます。


ポートを開くという行為は
自分が港の管理者になって、どんな船を受け入れるか決めてるだけです。

たまに船に爆弾積んでテロリストが入港してくることがあるんで
危ないので初期状態では全ての港は閉じられています。

港の管理者権限は最初からみんな持ってます。

受け入れる船の種類はサーバソフトで決まります。
ポートとサーバは切っても切れない関係にあるのです。
kagamiもサーバソフトの親戚です。



ポートの開放方法(本題)


以下の3つを設定する必要があります。
ルータを使っていない場合は、ルータのポート開放は不要です。

ただし、プロバイダから支給されるモデムの中にはルータ機能を内蔵しているものもあります。

『俺はモデム直結だから問題ないぜ!』
なーんて安心してると落とし穴にハマりますよ。

▼ 設定が必要な3つのセキュリティ機能 ▼

■Windows XP(Vista)のWindowsファイアウォール 
■セキュリティソフトのパーソナルファイアウォール 
■ルータ

基本的に『機能を停止する』か『例外設定をする』かのどちらかです。 



Windows XP(Vista)のWindowsファイアウォール

セキュリティソフトによってはWindowsファイアウォールとの競合による
機能不全を防ぐため、事前に無効化してくれているものもあります。

ウィルスバスター2007はそんな感じで勝手に無効化されてました。

1. デスクトップから
  「スタート」→「コントロールパネル」→「セキュリティセンター」→
  「Windowsファイアウォール」
  の順にクリックする。

2. 「全般タブ」の「有効(推奨)」にチェックが入っていることを
  確認し、「例外を許可しない」のチェックを外す 。

3. 「例外」タブをクリックし
  ポートを使用するプログラム(WindowsMediaエンコーダ、kagami等)
  にチェックが入っていることを確認する。

  プログラムが一覧にない場合は、「プログラムの追加」から選択する。

4. 「OK」をクリックして完了。



セキュリティソフトのパーソナルファイアウォール|

セキュリティーソフトは個々によって使用しているソフトが違うため
細かく説明することが出来ません。

詳しくは【 こちら 】を参考にして下さい。

ノートンセキュリティソフトをお使いの方は
こちら 】を参考にしてください。

先にちょっと触れた、ポートの概念を少し理解していれば
割とすんなり例外設定できたりすると思いますよ。



ルータのポート開放


  • UPnPCJ
UPnPCJは簡単にルータのポート開放ができるツールです。

1. まずUPnPCJをDLする。

2. UPnPCJを起動する。

3. 下記のように設定する。

WAN_PORT
┗開放したいポート番号を入力する。

PROT(TCP or UDP)
┗TCPを選択する。

LAN_PORT
┗空白でおk(自動設定)

LAN_IP
┗自動設定 

COMMENT
┗自動設定 

WAN_IP
┗グローバルIPを取得するボタン。一回クリックして取得する。

ショートカット作成
┗チェックを入れるとデスクトップにショートカットが作成されます。


4. WAN_PORTに開放したいポート番号(ツインテの場合11220)を入れて⑩ポート開放[a]を押す。


基本的にWAN_PORT以外は触る必要はないので簡単です。


上記のソフトでルータのポート開放が出来ない方は
こちら 】を参考にしてポート開放してください。

こちら 】ではIPアドレスも含めてポート開放について解説されてます。

ルータの説明書片手に頑張って設定してみましょう。


だけど恐れないで・・・・・
ポートの扉を開く鍵はあなた自身なのよ・・・・・


ポート開放がすべて完了したら
こちら 】で確認することが出来ます。
最終更新:2007年07月19日 23:56