Falcon4.0 AF マニュアル

Mission 11 フレイムアウトランディング

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想像してください。ミッションは成功し、帰投中です。あなたは急に静かになったと思い、うるさかった警告ボイスのことをずいぶん前にわすれていたことに気付きます。モータがちゃんと動いていないことがわかり愕然とします。航空機はグライダーになっています。ちゃんと「燃料低下警告」に注意を払っているべきだったと悟り、心臓が胃に落ち込むような失望を覚えます。取るべき選択は射出か墜落か?そうではありません。高度によっては近くの飛行場へフレイムアウトランディングができる位置です。F-16は適当な飛行場への滑空範囲内にいるならエンジンなしでも着陸できます。

このようなタイプのジェット機の着陸はよく、"dead stick"(死んだ操縦桿) ランディングと呼ばれます。しかし、F-16にとってはその言葉は適切ではありません。着陸に電子機器の力があるからです。FLCS(Flight Control Computer System)は操縦翼面を制御する油圧/電気サーボアクチュエーターと同様動力が必要です。フレイムアウトランディングをするのに必要な油圧動力はEPU(Emergency Power Unit)より供給されます。EPUはエンジンが止まったときに油圧/電気両方の動力を作り出します。このすべてのわけのわからない言葉が意味することは、操縦桿は完全に死んではいないということです。

FalconAFでは非常に正確なフライトモデルを使用しているので、フレイムアウトランディングをすることが可能です。(本当のジェット機のように) どの様にしてF-16は滑空するのでしょうか?レンガのようにです。正確には翼の付いたレンガのように。翼は何とか落ちることを和らげてくれますが、今は落ちるのみです。

F-16ダッシュ1マニュアルではF-16は5000フィート降下するごとに7ノーチカマイル進むことができるとあります。これでは殆どのパイロットにとって計算しにくいものです。1対1で考えましょう。高度を1000フィートで距離1マイルと計算します。たとえば20,000フィートで20マイル滑空できます。これは6°のAOA(ベストな滑空角度)の時だけ適用できます。このAOAはランディングギアがあがった状態で約210ノット+4ノット/1000ポンドのガスを消費します。(もし、エンジンが停止しているなら外部の追加燃料はすぐさま投棄するべきです。)燃料計算が頭の中でできないならば210ノット〜220ノットで飛行してください。ギアがあがっているなら6°のAOAを維持できるでしょう。ギアが下がっているならば対気速度は200ノットになります。

着陸は次のステップです。グライドパス以外は通常の着陸とほとんど同じです。通常のグライドパスは2°〜3°ですが、フレイムアウトランディングのグライドパスは11°〜17°です。(図11-2参照) アプローチと着陸を通して適切な対気速度を保つためにこのグライドパスで飛行します。この急勾配アプローチと推進力がないために、フレアや降下率の減少を行うためには早い対気速度が必要でしょう。通常の着陸ではフレアは約11°のAOAですが、フレイムアウトランディングでは6°のAOAで開始します。50ノットの対気速度の違いからです。練習が多少必要でしょう。

トレーニングミッション概要

エンジン停止状態での着陸を練習します。

設定

対気速度:250ノット 高度:10,000AGL(Above Ground Level地上高度) スロットの設定:アイドル エンジン停止 設定:ウイングタンク、Mk-82爆弾 燃料0 飛行場からの位置:10nm、高度10,000フィート 滑走路センターライン上

ミッション説明

滑走路より高度10、000フィート、距離10nmよりスタートします。燃料は0でエンジンは停止するところです。"CAUTION-CAUTION"とVMSより聞こえるでしょう。Master Caution ボタンを押して警告を確認します。さらにHUDに"Fuel"と警告メッセージが点滅します。最後には VMSから継続的に"WARNING - WARNING"と発せられます。Drift C/O-スイッチの下のWARN RSETボタンか SHIFT + CTRL + ALT + W を押して警告を止めます。

以下のステップでフレイムアウトアプローチをしてください。

1.トレーニングセクションより、"11 Flameout Landing"をロードしてください。

2. CTRL + j を押すか、ランディングギアライトの隣にあるThe Stores Jettisonボタンを押して、外部装備を投棄します。

3.外部装備がなくなったら、AOAゲージをチェックして、6°のAOA(約210ノット)で飛行してください。航空機のスピードをコントロールできる唯一の方法はピッチです。AOAが高すぎるとき(つまりスピードが遅すぎるとき)はノーズを下げてスピードを上げます。AOAが低すぎるとき(つまり早すぎるとき)はノーズを上げてスピードを落とします。

4.地平線上に滑走路が見えたら、210ノットで滑走路に向かいます。グライドパスに注意してください。210ノットを維持するように緩降下が必要です。降下が11°〜17°になるならフレイムアウトランディングには十分なエネルギー(高度と高さ)があるでしょう。11°以下なら滑走路を作ってしまいます。風とどのくらい11°から低いかによりますが、

今グライドパスのどの辺いるかをどの様に知ればよいでしょうか?一番よい方法はHUDピッチライン上にあるフライトパスマーカーの位置に注意することです。フライトパスマーカーが滑走路の近い方の端にあるときは、ピッチラインがグライドパスになります。たとえばフライトパスマーカーが-5°のライン上にあるときはグライドパスは5°です。図11-4は11°に近いのフレイムアウトアプローチを示しています。

5.滑走路とまっすぐ並ぶように少しバンクをします。 6.全てがコントロール可能になったら、 T を押してタワーと話します。 3 を押して緊急事態を宣言します。いつでも航空機を飛行させることを第一に、通信は第二にすることを忘れないでください。お題目「飛行、航行、通信」は飛ぶことがとにかく第一で、どこにいるかを知ることが第二、話すことは最後という意味です。これを繰り返してください。タワーはあなたを安全に着陸させてくれるようなフックは持っていません。彼らはクーラーの効いた部屋でコーヒーを飲んであなたの緊急事態を(同情して)聞いています。あなたは航空機を飛行し続けさせなくてはいけません。だから話す時間がないならばそんなことはしてはいけません。

7.11°〜17°にあるとして、フライトパスマーカーを滑走路上に維持します。対気速度が210〜220ノット以上になり始めるまたはA0Aが6°以下になったら SHIFT + CTRL + ALT + G を押してランディングギアを下げます。ふつうにさげるには油圧が無いでしょうから。適正なAOAを保っているなら、2000フィートまでギアを下げるのを待ちます。ほとんど無い油圧の力ではギアを上げることはできないでしょうから、滑走路に付いたことが確認できるまで無視しておきます。ーーランディングギアを展開すると抗力が増し、対気速度が下がります! 速度が速すぎるようならば、 B を押してエアブレーキを展開します。遅くなりすぎないように閉じるのを忘れないでください。

8.高度500フィートになるまでフライトパスマーカーを進入端に合わせ続けます。500フィートになったらランディングギアが出て、ロックしているのを確認します。エイムポイントを落としてフレアを開始します。フレイムアウトランディングでは滑走距離が長くなります。そのことは心配しなくてもよりです。

9.タッチダウンし、タイヤが滑走路に接地する音を聞いたら、エアロブレーキがかかるようにゆっくりとガンクロスをHUDの10°のピッチラインの上に引き起こします。F-16では機体自体がスピードブレーキとして使われます。いったん着陸してしまうとフライトパスマーカーが使えないので、ガンクロスを目印にします。機体が約100ノット以下になったら、機首が滑走路に接地します。繰り返しますが、スロットの位置はアイドルです。エンジンが11°〜17°、210ノットのグライドパスへのよい場所でいつでも燃焼停止になるというわけではないので。

10.これらをやり遂げたら、止まれる場所で止まります。そしてOクラブで何か冷たいものでも取りましょう。


着陸に失敗しないためのいくつかの忠告があります。

  • 滑走路がHUD内であがってきたら、対気速度は下がっています。これでは滑走路にはたどり着かないでしょう。
  • 360°回転させるとやく7000フィートを使います。もし高すぎて、7000フィート余分があるなら、360°回転して高度を落とします。
  • もし高度が高すぎ(11°〜17°のグライドパスよりも上)で360°回転するには低い場合にはスピードブレーキとsターンを前後に使い適切な11°〜17°のグライドパスに乗ります。
  • スピードと高度はすぐに失うと言うことを忘れないでください。得ることはできないのですから!速すぎたり、高すぎる方で間違ってください。160ノットで滑走路に進入するより、40ノットで滑走路をはみ出した方がよいのですから
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