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 ミッション2:離陸  このミッションでは、機体を離陸させる訓練を行います。F-16の離陸は決して難しいものではなく、いくつかの手順に従うだけで簡単に行うことができます。実際の飛行を始める前に、まずは滑走路や誘導路が並ぶ飛行場の様子を想像してみましょう。飛行場では常に航空管制や他の飛行部隊に注意をはらっていなければいけません。さらに韓国やバルカン諸国の基地では航空機が忙しなく発着陸を行っているので、ATC(Air Traffic Control:航空交通管制)から自分の飛行隊に呼びかけられた無線に対して、より慎重に耳をそばだてていなければなりません。しかし、このトレーニングミッションでは自機と僚機(ウィングマン)以外の航空機は存在しないので、管制塔(タワー)に離陸許可を求める必要もなく、タキシングして滑走路に出れば自動的に離陸許可がもらえます。そして通常、機体には爆弾やミサイルなどの重たい兵装類が装備されているので、離陸時はアフターバーナーを全開にしなければなりません。フル・アフターバーナで急加速することで素早く離陸することができますが、急激に加速するからこそ「正しい離陸手順」をとらなければあっという間に大惨事につながるという可能性も高まるのでよく注意してください。  ○トレーニングミッションの概略  トレーニングミッションの選択画面から"02 Takeoff"をクリックして、右下の"Commit"ボタンをおしてください。そして次の画面で、左下に表示される2機の飛行機型アイコンのうち、先頭(上側)が自機になっているかどうかを確認してください。もしそうなっていなかった場合は、先頭機のアイコンをクリックしてください。  次に、自分のフライト(飛行隊)のコールサインを決めます。画面下部の"Briefing"アイコンをクリックすると、三番目の項目に"Package Elements"というのがあり、ここに自分のフライトのコールサインが表示されています。ここでは"Cowboy1"になっている筈です。"Ordance"と書かれた項目には、自機が明るい緑色で表示されています。このミッションでのプレイヤーのコールサインは"Cowboy 1-2(One-Two)"となるので、ATCがこのコールサインを呼んだらよく注意して指示を聞きましょう(音声は全て英語になります)。それでは、画面右上の×を押してブリーフィング画面を閉じ、次の画面が表示されたら右下の"Fly"ボタンをクリックしてください。するとミッションのロードが始まるので、その間にジョイスティックのスロットルをアイドルの位置に戻しておいてください。  初期コンディション   機  速 :60ノット(60ノット以下の速度は表示されません。機速が60ノットを超えると、速度計が動き出します)   高  度 :地上待機状態   スロットル:アイドル   環境設定 :NAVモード  ○ミッションの手順  このトレーニングミッションでは始めに、どの位置からスタートするかを選択します  TakeOff:ミッションスタートと同時にすぐさま離陸できる状態から始まります。詳しくは「テイクオフ」の項目を参照してください。  Taxi:自機は滑走路から離れた駐機場で、滑走路への進入許可を待っている状態から始まります。詳しくは以下の「タキシー」の項目を参照してください。  Ramp:もしも戦闘機のエンジンをスタートさせるところから始めたいとか言うきわものの人、否、つわものの人はこの「ランプ」を選択してください。この状態からスタートするとチェックリストに従いつつ各種スイッチ類の操作などを行う必要があります。  とりあえず、はじめて飛行するという場合は無難に"TakeOff"を選んでください。  ・ランプ(Ranmp)  "Ramp"は、ちょうど今パイロットがF-16のコクピットに座ったところから始まり、これから各種のチェックを行っていきます。やや煩雑な操作が要求されるので全ての行程を完了するまでには早くても10~15分程度の時間を要します。熟練すればいくらか短縮できるかもしれませんが、それにもやはり限度があります。ここでは飛行開始に必要な基本操作だけを説明します。  下の画像はコンソール全体の見取り図です。以下操作するスイッチ類がどこにあるかはパネル(C)やパネル(F)のように示します。  図2-1  計器パネル  補助ライトコンソール  ライトコンソール  補助レフトコンソール  レフトコンソール  1.まずはエンジンをかけたとたん機体が動き出さないよう、パーキングブレーキをかけます。パネル(C)の真ん中あたりにある"PARKING BRAKE"をONにしてください。パーキングブレーキは、エンジン回転数が85%RPMをこえると自動的に解除されます。  2.パネル(B)中央の"ELEC"パネルのメインスイッチを"MAIN PWR"の位置にセットしてください。この段階ではまだメインジェネレータ(発電機)は起動しておらず、しばらくは機上のバッテリで電力が供給されます。ここでパネル(D)周辺の警告灯や、ワーニング・パネル(F)の"ELEC SYS"や"SEC ON"や"SEAT NOT ARMED"、またライト・アイブローパネルの"HYD OIL"などの警告灯が点灯しますが、システムが正常に起動し始めれば自動的に消灯します。  3.パネル(B)左下の"EXT LIGHTING"パネルの、マスタースイッチを"NORM"の位置にセットしてください。さらに"ANTI-COLLISION"をONに入れ、"WING/TAIL"と"FUSELAGE"を"BRT"の位置にセットし、その横にあるスイッチを"FLASH"の位置にセットしてください。これは機外の各種灯火を点灯させることで自機が作動を開始したことを周囲に知らせ、整備員などがインレット(吸気口)にすいこまれるのを防止するための作業です。  4.パネル(B)左上の"MASTER FUEL"をONにいれ、"ENG FEED"を"NORM"の位置にセットしてください。  5.つづいて、その隣の"EPU"(Emergecy Power Unit)のスイッチが"NORMAL"の位置にあるかを確認してください。EPUは飛行中の機体に異常が発生した際に電気系や油圧系のバックアップとなります。  6.パネル(E)右下の"FUEL QTY SEL"パネルのフューエル・リードアウト・スイッチ(上部のノブスイッチ)が"NORM"の位置にセットされているか確認してください。  7.パネル(G)右の"AIR COND"パネルの"AIR SOURCE"スイッチを"NORM"の位置にセットしてください。これによって機体への燃料供給が補助されます。  エンジンをスタートする準備はこれで整いました。しかしF-16のエンジンは大きくて古いものなので、実際に始動させる前に予めあるていどファンを回転させておかなければなりません。燃料を流しこんで点火できるところまでエンジンの回転数を上げるには、JFS(Jet Fuel Starter)とよばれるメインエンジンとは別に機体に搭載されている小型エンジンを使います。  1.まずはスロットルがアイドル状態になっているか確認してください。  2.パネル(B)右上の"ENG & JET START"パネルの"JET FUEL"スイッチを"START 2"にセットしてください。すると油圧でJFSが始動し、メインエンジンを回転させ始めます。JFSだけで、メインエンジンの回転数はだいたい25%RPMくらいまで上昇します。  3.パネル(D)のPRM計の針が動き出したら、それはメインエンジンが回りだしたことを表しています。回転数20%を超えたくらいのところでスロットルを半分だけ前に押してください。  4.つぎにスロットルレバー上のアイドル・ディテント・スイッチ(画面の一番左にある)、もしくは[ ALT + I ]を押してください。エンジン回転数が徐々に増加してゆき、約30%をこえたらそこで一度スロットルをアイドルの位置に戻してください。するとそのまま回転数はアイドルスピードの70%まで上昇していきます。  5.2でチェックしたJFSのスイッチが、自動的にOFFになっているかを確認してください。もしOFFになっていなかったら手動でOFFの位置にスイッチをセットしてください。  6.エンジン回転数25%~70%の間で、ライト・アイブローパネルに表示されていたHYD OILの警告灯が消えます。  これでエンジンが起動しました。次に各種アビオニクスの電源を入れていきます。  1.まずはパネル(H)のスイッチ類を操作していきます。(H)中央の"AVIONICS POWER"の、"FCC"、"SMS"、"MFD"、"UFC"、"GPS"、"DL"、"MAP"とすべてのスイッチをONにしてください。左からFire Control Computer(火器管制コンピュータ)、Stores Management System(兵装運用システム)、Multi Function Disply(多機能ディスプレイ)、Up Front Controls(統合操作パネル)、Global Positioning System(衛星測位システム)、Data Link(データ・リンク)、Map(地図)のスイッチになります。  2.つぎに同じく(H)の"INS"(Interial Navigation System:慣性航法システム)のノブスイッチを"ALIGN NORM"の位置にセットしてください。するとジャイロスコープが回転を始め、約8分ほどでINSは完全に起動します。INSについては後ほど詳しく説明します。  3.パネル(F)の航空時計の下(画面中央の右端あたり)にある、左右翼のハードポイントの電源スイッチを入れてください(スイッチの表記は"LEFT HAPT"と"RIGHT HAPT"となっています)。つづけて、"FCR"(Fire Control Radar:火器管制レーダ)をONにして、"RDR ALT"(Radar Altimeter:電波高度計)スイッチを"STBY"の位置にセットしてください。電波高度計のウォームアップには数分を要します。  4.パネル(F)の"ATT FPM"スイッチを"FPM"の位置にセットして、フライトパスマーカが使用可能な状態にしてください。  5.パネル(D)の"SYM"ノブを回して、HUDの光度を調整してください。  6.パネル(D)のすぐ横にあるスタンバイディスプレイもしくはHUDを見て、INSステータスを確認してください。表示が10.0になったら起動完了です。  7.パネル(F)と(E)を見て、ADIやVVIまたAOA計のフラッグが消えているかどうかを確認してください。  8.パネル(A)の"MANUAL TRIM"パネルを見て、トリムがリセットされているか確認してください。  9.パネル(B)の"AUDIO"メインパネルの"COMM1"と"COMM2"そして"MSL"と"THREAT"のノブをひねって各種音量を調整してください。  10.パネル(C)中央のEWS(Electronic Warfar System:電子戦闘システム)のスイッチをいれていきます。"THREAT WARN AUX"、"RWR"、"JMR"、 "CF"、"FL"の各種スイッチをONにしてください。つづいて"MODE"のノブスイッチも"MAN"の位置にセットし、エジェクションシートレバー(ギアレバーの右隣にある)もセットしてください。  11.INSの起動が終わったら、2で操作したパネル(G)の"AVIONICS POWER"パネルのINSのノブスイッチを"NAV"にセットしてください。Caps Lockキーを使って時間を加速すればINSの起動時間短縮することもできますが、解除し忘れないように注意してください。  12.パネル(F)の航空時計のすぐ下、"RDR ALT"をONにしてください。  13.パネル(C)の"LIGHTS LANDING"のスイッチをONにして、パーキングブレーキを解除してください。  14.パネル(D)を操作するか、あるいは[ Shift + /]を押して、NWS(Nose Wheel Steering)をONにしてください。  これで機体の準備は完璧ですが、最後に、滑走路へのタキシング許可をATCへ要請しなければなりません。[ T ]をおして選択肢から"Request Taxi"を選んでコールすると、すぐにATCから返答がきます。ちなみに指示された滑走路へ進入する際は、エアベースマップやサテライトビューが基地全体のレイアウトを把握するのに役立ちます。では、つづいて以下の「タキシー」の項目へ進んでください。  ・タキシー  "Taxi"を選んだ場合、滑走路から少し離れたタキシーウェイ(誘導路)に待機している状態から始まり、コクピットビューが表示されるとすぐにATCから指示が出されます。地上走行中はATCの指示に従い、無理な操作は厳禁です。変なことすると管制官のお姉さんに怒られます。それはそれでいいかもしれませんが。  タキシングを完了して滑走路前まできたら[ T ]を押して、選択肢から"Request Takeoff"をえらんでください。このトレーニングミッション内では自機と僚機以外の航空機は飛んでいないのでATCはいつもクリアランスをコールしてくれます。が、キャンペーンモードではATCの指示を注意深く聴いていなければりません。例えば"Hold short"と管制官が言えば、他の航空機が滑走路を使用中などの理由から「しばらくその場に待機せよ」という意味になります。その場合はATCから"potsition and hold"(滑走路へ進入し、一時待機せよ)などの指示があるまで大人しく待ちましょう。ちなみに自分がフライトリーダーの僚機であるときは、リーダが離陸のタイミングを指示してくれます。  ATCの"position and hold"の指示に従って、滑走路へ進入し、自機をリーダ機の斜め後ろの位置まで移動させて、ホイールブレーキを踏んで機体を停止させます。正しい位置につけば、ATCは離陸許可をくれます。  離陸許可を要請してもATCがタキシーの指示を出してくる場合は、それはおそらく自機が間違った場所にいるためだと思われます(例えば、滑走路の末端側とか)。そのときは他の場所に移って再度試してみましょう。  ・テイクオフ  "TakeOff"を選択すると、自機は二機編隊の2番機としてフライトリーダと一緒に滑走路に並んで離陸を待っている状態から始まります。  1.自機のコールサインは"Cowboy 11"です。ATCから、『Cowboy 11 Cleared for takeoff, depart heading 360』(カウボーイ11、離陸を許可する。機首方位360)、というような指示が出るのでよく注意して聴いていましょう。  図2-2  2.[Shift + +]でスロットルを押し込んで、フルアフターバーナで加速してください。  3.操縦桿やラダーペダルを使って、機体が滑走路に沿ってまっすぐ進むように調節してください。ほんのちょっとの操作で機種方向は大きく変わるので、機体がオーバーステアしないよう操作は慎重に行ってください。また、滑走路中央のセンターラインとHUDの速度計をよく注視してください。  図2-3  4.機速が150ノットを超えたら水平を保ったまま機首を引きおこし、HUD上のガンクロスを10°のピッチラインに並べてください。機体が滑走路から離れるまでは、この状態をキープしつづけてください。このときピッチ角が14°を超えると、アフターバーナノズルが滑走路に擦れてしまうことがあるので注意してください。  5.機体はすぐに浮きあがり上昇を始めていきます。[ G ]を押すかあるいはコクピット内のレバーを上げて、ランディングギア(車輪)を格納してください。なおギアを出したままの状態で機速が300ノットを超えるとギアが破損してしまうので注意してください。  図2-4  補助レフトコンソール(C)にあるギアハンドルが"UP"の位置にあるか確認してください。ギアが格納作業中あるいは展開作業中の場合はハンドルライトが赤色に光り、展開状態(ギアダウン)になるとライトは赤色から緑色に、そして格納状態(ギアアップ)になるとハンドルがUPの位置に移動しハンドルライトとその隣にある"WHEELS"のランプが全て消灯します。  図の2-5 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーーン 6
 ミッション2:離陸  このミッションでは、機体を離陸させる訓練を行います。F-16の離陸は決して難しいものではなく、いくつかの手順に従うだけで簡単に行うことができます。実際の飛行を始める前に、まずは滑走路や誘導路が並ぶ飛行場の様子を想像してみましょう。飛行場では常に航空管制や他の飛行部隊に注意をはらっていなければいけません。さらに韓国やバルカン諸国の基地では航空機が忙しなく発着陸を行っているので、ATC(Air Traffic Control:航空交通管制)から自分の飛行隊に呼びかけられた無線に対して、より慎重に耳をそばだてていなければなりません。しかし、このトレーニングミッションでは自機と僚機(ウィングマン)以外の航空機は存在しないので、管制塔(タワー)に離陸許可を求める必要もなく、タキシングして滑走路に出れば自動的に離陸許可がもらえます。そして通常、機体には爆弾やミサイルなどの重たい兵装類が装備されているので、離陸時はアフターバーナーを全開にしなければなりません。フル・アフターバーナで急加速することで素早く離陸することができますが、急激に加速するからこそ「正しい離陸手順」をとらなければあっという間に大惨事につながるという可能性も高まるのでよく注意してください。  ○トレーニングミッションの概要  トレーニングミッションの選択画面から"02 Takeoff"をクリックして、右下の"Commit"ボタンをおしてください。そして次の画面で、左下に表示される2機の飛行機型アイコンのうち、先頭(上側)が自機になっているかどうかを確認してください。もしそうなっていなかった場合は、先頭機のアイコンをクリックしてください。  次に、自分のフライト(飛行隊)のコールサインを決めます。画面下部の"Briefing"アイコンをクリックすると、三番目の項目に"Package Elements"というのがあり、ここに自分のフライトのコールサインが表示されています。ここでは"Cowboy1"になっている筈です。"Ordance"と書かれた項目には、自機が明るい緑色で表示されています。このミッションでのプレイヤーのコールサインは"Cowboy 1-2(One-Two)"となるので、ATCがこのコールサインを呼んだらよく注意して指示を聞きましょう(音声は全て英語になります)。それでは、画面右上の×を押してブリーフィング画面を閉じ、次の画面が表示されたら右下の"Fly"ボタンをクリックしてください。するとミッションのロードが始まるので、その間にジョイスティックのスロットルをアイドルの位置に戻しておいてください。  初期コンディション   ・対気速度 :60ノット(60ノット以下の速度は表示されません。機速が60ノットを超えると、速度計が動き出します)   ・高  度 :地上待機状態   ・スロットル:アイドル   ・環境設定 :NAVモード  ○ミッションの手順  このトレーニングミッションでは始めに、どの位置からスタートするかを選択します  TakeOff:ミッションスタートと同時にすぐさま離陸できる状態から始まります。詳しくは「テイクオフ」の項目を参照してください。  Taxi:自機は滑走路から離れた駐機場で、滑走路への進入許可を待っている状態から始まります。詳しくは以下の「タキシー」の項目を参照してください。  Ramp:もしも戦闘機のエンジンをスタートさせるところから始めたいとか言うきわものの人、否、つわものの人はこの「ランプ」を選択してください。この状態からスタートするとチェックリストに従いつつ各種スイッチ類の操作などを行う必要があります。  とりあえず、はじめて飛行するという場合は無難に"TakeOff"を選んでください。  ・ランプ(Ranmp)  "Ramp"は、ちょうど今パイロットがF-16のコクピットに座ったところから始まり、これから各種のチェックを行っていきます。やや煩雑な操作が要求されるので全ての行程を完了するまでには早くても10~15分程度の時間を要します。熟練すればいくらか短縮できるかもしれませんが、それにもやはり限度があります。ここでは飛行開始に必要な基本操作だけを説明します。  下の画像はコンソール全体の見取り図です。以下操作するスイッチ類がどこにあるかはパネル(C)やパネル(F)のように示します。  図2-1  計器パネル  ライト補助コンソール  ライトコンソール  レフト補助コンソール  レフトコンソール  1.まずはエンジンをかけたとたん機体が動き出さないよう、パーキングブレーキをかけます。パネル(C)の真ん中あたりにある"PARKING BRAKE"をONにしてください。パーキングブレーキは、エンジン回転数が85%RPMをこえると自動的に解除されます。  2.パネル(B)中央の"ELEC"パネルのメインスイッチを"MAIN PWR"の位置にセットしてください。この段階ではまだメインジェネレータ(発電機)は起動しておらず、しばらくは機上のバッテリで電力が供給されます。ここでパネル(D)周辺の警告灯や、ワーニング・パネル(F)の"ELEC SYS"や"SEC ON"や"SEAT NOT ARMED"、またライト・アイブローパネルの"HYD OIL"などの警告灯が点灯しますが、システムが正常に起動し始めれば自動的に消灯します。  3.パネル(B)左下の"EXT LIGHTING"パネルの、マスタースイッチを"NORM"の位置にセットしてください。さらに"ANTI-COLLISION"をONに入れ、"WING/TAIL"と"FUSELAGE"を"BRT"の位置にセットし、その横にあるスイッチを"FLASH"の位置にセットしてください。これは機外の各種灯火を点灯させることで自機が作動を開始したことを周囲に知らせ、整備員などがインレット(吸気口)にすいこまれるのを防止するための作業です。  4.パネル(B)左上の"MASTER FUEL"をONにいれ、"ENG FEED"を"NORM"の位置にセットしてください。  5.つづいて、その隣の"EPU"(Emergecy Power Unit)のスイッチが"NORMAL"の位置にあるかを確認してください。EPUは飛行中の機体に異常が発生した際に電気系や油圧系のバックアップとなります。  6.パネル(E)右下の"FUEL QTY SEL"パネルのフューエル・リードアウト・スイッチ(上部のノブスイッチ)が"NORM"の位置にセットされているか確認してください。  7.パネル(G)右の"AIR COND"パネルの"AIR SOURCE"スイッチを"NORM"の位置にセットしてください。これによって機体への燃料供給が補助されます。  エンジンをスタートする準備はこれで整いました。しかしF-16のエンジンは大きくて古いものなので、実際に始動させる前に予めあるていどファンを回転させておかなければなりません。燃料を流しこんで点火できるところまでエンジンの回転数を上げるには、JFS(Jet Fuel Starter)とよばれるメインエンジンとは別に機体に搭載されている小型エンジンを使います。  1.まずはスロットルがアイドル状態になっているか確認してください。  2.パネル(B)右上の"ENG & JET START"パネルの"JET FUEL"スイッチを"START 2"にセットしてください。すると油圧でJFSが始動し、メインエンジンを回転させ始めます。JFSだけで、メインエンジンの回転数はだいたい25%RPMくらいまで上昇します。  3.パネル(D)のPRM計の針が動き出したら、それはメインエンジンが回りだしたことを表しています。回転数20%を超えたくらいのところでスロットルを半分だけ前に押してください。  4.つぎにスロットルレバー上のアイドル・ディテント・スイッチ(画面の一番左にある)、もしくは[ ALT + I ]を押してください。エンジン回転数が徐々に増加してゆき、約30%をこえたらそこで一度スロットルをアイドルの位置に戻してください。するとそのまま回転数はアイドルスピードの70%まで上昇していきます。  5.2でチェックしたJFSのスイッチが、自動的にOFFになっているかを確認してください。もしOFFになっていなかったら手動でOFFの位置にスイッチをセットしてください。  6.エンジン回転数25%~70%の間で、ライト・アイブローパネルに表示されていたHYD OILの警告灯が消えます。  これでエンジンが起動しました。次に各種アビオニクスの電源を入れていきます。  1.まずはパネル(H)のスイッチ類を操作していきます。(H)中央の"AVIONICS POWER"の、"FCC"、"SMS"、"MFD"、"UFC"、"GPS"、"DL"、"MAP"とすべてのスイッチをONにしてください。左からFire Control Computer(火器管制コンピュータ)、Stores Management System(兵装運用システム)、Multi Function Disply(多機能ディスプレイ)、Up Front Controls(統合操作パネル)、Global Positioning System(衛星測位システム)、Data Link(データ・リンク)、Map(地図)のスイッチになります。  2.つぎに同じく(H)の"INS"(Interial Navigation System:慣性航法システム)のノブスイッチを"ALIGN NORM"の位置にセットしてください。するとジャイロスコープが回転を始め、約8分ほどでINSは完全に起動します。INSについては後ほど詳しく説明します。  3.パネル(F)の航空時計の下(画面中央の右端あたり)にある、左右翼のハードポイントの電源スイッチを入れてください(スイッチの表記は"LEFT HAPT"と"RIGHT HAPT"となっています)。つづけて、"FCR"(Fire Control Radar:火器管制レーダ)をONにして、"RDR ALT"(Radar Altimeter:電波高度計)スイッチを"STBY"の位置にセットしてください。電波高度計のウォームアップには数分を要します。  4.パネル(F)の"ATT FPM"スイッチを"FPM"の位置にセットして、フライトパスマーカが使用可能な状態にしてください。  5.パネル(D)の"SYM"ノブを回して、HUDの光度を調整してください。  6.パネル(D)のすぐ横にあるスタンバイディスプレイもしくはHUDを見て、INSステータスを確認してください。表示が10.0になったら起動完了です。  7.パネル(F)と(E)を見て、ADIやVVIまたAOA計のフラッグが消えているかどうかを確認してください。  8.パネル(A)の"MANUAL TRIM"パネルを見て、トリムがリセットされているか確認してください。  9.パネル(B)の"AUDIO"メインパネルの"COMM1"と"COMM2"そして"MSL"と"THREAT"のノブをひねって各種音量を調整してください。  10.パネル(C)中央のEWS(Electronic Warfar System:電子戦闘システム)のスイッチをいれていきます。"THREAT WARN AUX"、"RWR"、"JMR"、 "CF"、"FL"の各種スイッチをONにしてください。つづいて"MODE"のノブスイッチも"MAN"の位置にセットし、エジェクションシートレバー(ギアレバーの右隣にある)もセットしてください。  11.INSの起動が終わったら、2で操作したパネル(G)の"AVIONICS POWER"パネルのINSのノブスイッチを"NAV"にセットしてください。Caps Lockキーを使って時間を加速すればINSの起動時間短縮することもできますが、解除し忘れないように注意してください。  12.パネル(F)の航空時計のすぐ下、"RDR ALT"をONにしてください。  13.パネル(C)の"LIGHTS LANDING"のスイッチをONにして、パーキングブレーキを解除してください。  14.パネル(D)を操作するか、あるいは[ Shift + /]を押して、NWS(Nose Wheel Steering)をONにしてください。  これで機体の準備は完璧ですが、最後に、滑走路へのタキシング許可をATCへ要請しなければなりません。[ T ]をおして選択肢から"Request Taxi"を選んでコールすると、すぐにATCから返答がきます。ちなみに指示された滑走路へ進入する際は、エアベースマップやサテライトビューが基地全体のレイアウトを把握するのに役立ちます。では、つづいて以下の「タキシー」の項目へ進んでください。  ・タキシー  "Taxi"を選んだ場合、滑走路から少し離れたタキシーウェイ(誘導路)に待機している状態から始まり、コクピットビューが表示されるとすぐにATCから指示が出されます。地上走行中はATCの指示に従い、無理な操作は厳禁です。変なことすると管制官のお姉さんに怒られます。それはそれでいいかもしれませんが。  タキシングを完了して滑走路前まできたら[ T ]を押して、選択肢から"Request Takeoff"(離陸許可申請)をえらんでください。このトレーニングミッション内では自機と僚機以外の航空機は飛んでいないのでATCはいつもクリアランスをコールしてくれます。が、キャンペーンモードではATCの指示を注意深く聴いていなければりません。例えば"Hold short"と管制官が言えば、他の航空機が滑走路を使用中などの理由から「しばらくその場に待機せよ」という意味になります。その場合はATCから"potsition and hold"(滑走路へ進入し、一時待機せよ)などの指示があるまで大人しく待ちましょう。ちなみに自分がフライトリーダーの僚機であるときは、リーダが離陸のタイミングを指示してくれます。  ATCの"position and hold"の指示に従って、滑走路へ進入し、自機をリーダ機の斜め後ろの位置まで移動させて、ホイールブレーキを踏んで機体を停止させます。正しい位置につけば、ATCは離陸許可をくれます。  離陸許可を要請してもATCがタキシーの指示を出してくる場合は、それはおそらく自機が間違った場所にいるためだと思われます(例えば、滑走路の末端側とか)。そのときは他の場所に移って再度試してみましょう。  ・テイクオフ  "TakeOff"を選択すると、自機は二機編隊の2番機としてフライトリーダと一緒に滑走路に並んで離陸を待っている状態から始まります。  1.自機のコールサインは"Cowboy 11"です。ATCから、『Cowboy 1-1 Cleared for takeoff, depart heading 360』(カウボーイ1-1、離陸を許可する。機首方位360)、というような指示が出るのでよく注意して聴いていましょう。  図2-2  2.[Shift + +]でスロットルを押し込んで、フルアフターバーナで加速してください。  3.操縦桿やラダーペダルを使って、機体が滑走路に沿ってまっすぐ進むように調節してください。ほんのちょっとの操作で機種方向は大きく変わるので、機体がオーバーステアしないよう操作は慎重に行ってください。また、滑走路中央のセンターラインとHUDの速度計をよく注視してください。  図2-3  4.機速が150ノットを超えたら水平を保ったまま機首を引きおこし、HUD上のガンクロスを10°のピッチラインに並べてください。機体が滑走路から離れるまでは、この状態をキープしつづけてください。このときピッチ角が14°を超えると、アフターバーナノズルが滑走路に擦れてしまうことがあるので注意してください。  5.機体はすぐに浮きあがり上昇を始めていきます。[ G ]を押すかあるいはコクピット内のレバーを上げて、ランディングギア(車輪)を格納してください。なおギアを出したままの状態で機速が300ノットを超えるとギアが破損してしまうので注意してください。  図2-4  補助レフトコンソール(C)にあるギアハンドルが"UP"の位置にあるか確認してください。ギアが格納作業中あるいは展開作業中の場合はハンドルライトが赤色に光り、展開状態(ギアダウン)になるとライトは赤色から緑色に、そして格納状態(ギアアップ)になるとハンドルがUPの位置に移動しハンドルライトとその隣にある"WHEELS"のランプが全て消灯します。  図の2-5 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーーン 6

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