各トラック(楽器)にアナライザーを挿すなどして周波数分布を見ればとりあえず大まかには各トラックがどのような分布になってるかわかりますよね。
それで各楽器の周波数の山が出来るだけ重ならないようにはしてます。
ある程度は各楽器でどの辺に山がくるとよいかってのは決まってる部分はありますし。


例えばギターなんかでいくら激しい音作りをするっていっても60Hzあたりに大きな山があったらおかしいですよね。
目安は
ドラムのバスドラで50~100Hz
スネアで200HZ&1.5~2KHz
ベースは80~150Hz
ギターは100~300Hz&1.5~4KHz
というのがそれぞれキーポイントになる帯域。
そうやって山がそれぞれズレるような楽器の配置をすればある程度は重ならないです。
あとは曲や楽器によって例えばギターで80HZ辺りを多少持ち上げようかとか微調整します。
各楽器の周波数の分布を覚えてしまうと、そういうように最初から音作りをするようになるので後から大幅に修正しないとって感じにはならないと思う。



EQで削る帯域の発見の仕方でよく言われている方法は、
Q幅を狭くしてゲインを極端に上げた(+5~6dBとか)状態で横に移動していくというものです。
長細くとがった感じの山が出来るので、これを横に移動すると耳障りなポイントにきたら強調されるのでわかります。
発見しやすくするようにゲインを上げるということです。
そういう場所を発見したら逆にそこの部分を削るという具合です。
こういうのは、音が重なってる部分・モコモコしちゃってる部分やギターなんかでも妙にキンキンうるさい部分なんかも強調されるから発見しやすいです。
で、発見したらその周波数をスッキリ聞こえるように逆にカット。


ミックスでもマスタリングでも各トラックに計器類を挿してチェックしながら作業するとよいですよ。
それなりのDAWならたぶん入ってるはずですし、フリーのプラグインでもあると思います。

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最終更新:2010年12月01日 01:09