■音の三要素
音を決める要素は3つあります。
音の高さ(ピッチ)、音の明るさ、音の大きさ(音量)です。
減算式シンセサイザーではそれら音の3要素をそれぞれ以下の部分で決めています。
音の高さは、波が繰り返す速さで決まります。1秒間に1回振動する波を周波数1Hzの音と呼びます。周波数が高くなればなるほど音が高くなり、逆に周波数は低くなると音は低くなります。
音の明るさは、特定の周波数を強調したり、取り除いたりすることで決まります。高い周波数を強調すると明るい音に、低い周波数を強調すると暗い音になります。
音の大きさは波の振幅(大きさ)によって決まります。振幅が大きくなるほど音量も大きくなり、振幅が小さくなるほど音量も小さくなります。
■音の時間的変化(ENVELOPE)
鍵盤を弾くたびに、OSC/FILTER/AMPのそれぞれに作用し、1音1音に音色や音量の時間的な変化をつけます。これら時間的な変化のしかたをエンベロープといいます。それぞれ以下の部分で決めています。
- 音の高さの時間的変化:Pitch ENV
- 音の明るさの時間的変化:Filter ENV
- 音の大きさの時間的変化:AMP ENV
ENVELOPEを使いこなすことで、より表現力豊かな音を作り出すことができるでしょう。
たとえば、PitchENVによって、音のなり始めに一瞬ピッチを低くしたり、
AMP ENVによって徐々に音量を大きくしていったりできます。
■音の周期的変化(LFO)
最終更新:2011年06月04日 01:36