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69 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:22:31.98 ID:nupErYkM0 カーズ目覚める ドラえもん「石ころ帽子。」 ジョセフとシュトロハイムが何かを話している。どうやらシュトロハイムがジョセフに波紋を強くしろとまくしたてているらしい。 そしてシュトロハイムは、足の傷の出血多量で死んでいった。馬鹿め。自殺しにきたのか。 どうやらこれからジョセフはシーザーという人物に会いに行くらしい。 丁度いい機会だ。このドラも波紋を覚えておこうじゃないか。 73 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:27:00.18 ID:nupErYkM0 ドラえもん「予知夢アメ」 宿屋に帰ってドラえもんは予知する。自分がシーザーという男に会うところ、そしてその先 しかし、どうやら最後まで波紋は教えてくれないらしい。 しかし気になったのはその先だ。それは見知らぬ三人の男。ワムウ、カーズ、エシディシというらしい そしてその夢の内容は強烈だった―それは外にいる三人に打ち上げ式豆太陽を浴びせようとこころみるが、 結局ワムウという男の闘技に太陽ごと割られ、死ぬ夢だったのだ! 74 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:30:05.83 ID:nupErYkM0 ドラえもん「ふむ…仕掛けるのはまだ速いか。       ただあの三人は目撃しておく必要があるな。       情報は宇宙広辞苑一つで十分だと思っていたが、まさか自分で情報を集めに行くこととなるとは…」 ドラえもんはとりあえずシーザーとジョセフのいるローマの遺跡まで行くことにした。 そして一晩寝て―次の日の夜 ドラえもんは真実の口の前に立つ。 ドラえもん「オールマイティ・パスッ!!」 真実の口が開く ドラえもん「真実の口が虚偽の体を届けるなんて…中々滑稽な話だな。」 76 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:34:34.63 ID:nupErYkM0 ドラえもんはゆっくりと真実の口の先に入った。ジョセフが入った一分後だ。 ドラえもん「何故かさわがしいな…どうした?」 警戒のあまり、頭に被った石ころ帽子をギュッと握り締めた エシディシ「生きていたのかッ!波紋の一族!!」 シーザー「波紋入りのシャボンを喰らえッ!」 ドラえもんはその光景を必死に見入る。 ―自分の知らない世界がここまであるとは…全くもって世界は広いな。 ドラえもんはそう思う ワムウ「一ヶ月後、ローマのコロッセオで待ってやるッ!」 ドラえもん「ほう…まだ一ヶ月は、このDORAが波紋を覚えるチャンスはあるようだな…」 77 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:37:54.71 ID:nupErYkM0 ジョセフは喉にはめられたリングを取り出すために医者に行く。ドラえもんはゆっくりと後ろをついて行った。 ―医院 医者「四次元の知恵の輪ですよ!」 ジョセフ「オーッ、ノー」 医院の中の雰囲気はわりかしフランクであったが、むしろあまりに信じられないものだからフランクにならざるをえなかったのであろう ドラえもんはその光景を横目に考える ドラえもん「ふ~む。夢の中では波紋を教えてとこのドラが頭を下げても、       時間が無いと断られてしまった。       一体どうやって教えてもらうか…」 80 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:42:57.31 ID:nupErYkM0 医者「こんなの現代の医学では摘出不可能ですッ!!」 ドラえもん「ふふん、まあこの程度、22世紀のお医者さんかばんでは三秒で摘出できるがな…       いやむしろタイム風呂敷なら2秒か。全くこの時代の頭の悪さには苦笑させられる       …いや、待てよ?…フフフフフ」 ドラえもんは何かを思いついたようで、耳鳴りのするような高笑いをした ジョセフ達が医者から出てきた。チャンスとばかりにドラえもんは声をかける ドラえもん「フフ…何か困っているようだねえ?」 ジョセフ「何だこいつ…何処かであった気がするけど…」 スピードワゴン「(機知外だ。無視しろジョセフ)」 ジョセフ「わかった。」 ジョセフ達はドラえもんの左をすり抜けて車の方に向かった。 ドラえもん「取り除いて欲しいんだろ?喉のリング。」 ジョセフ「…!な、何故知っている…。」 82 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:45:57.04 ID:nupErYkM0 ドラえもん「当然知っているよ。ジョセフ・ジョースター。取り除いて欲しいだろ?」 ジョセフ「名前まで…」 スピードワゴン「何だ…?お前なら取り除けるとでも?」 ドラえもんは笑った。 ドラえもん「ああ。勿論。取り除いてやるよ。」 ジョセフ「…。」 ドラえもん「しかし…条件がある…。」 あまりのドラえもんの怪しい雰囲気にシーザーは拳法の猫足立ちの構えを取った。 ドラえもん「何…?別に難しいことじゃない。       ジョセフ・ジョースター。俺の靴を舐めろ」 89 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:50:39.95 ID:nupErYkM0 ジョセフ「!!」 ドラえもん「取り除いて下さい、取り除いて下さいと…エサを与えられた犬のように舐めるんだ。」 ジョセフは顔に血管を浮き上がらせて答える ジョセフ「貴様ァーッ!!なめるのもいい加減にしろォーッ!!」 スピードワゴン「やはり機知外だ。行くぞ。」 三人は警戒した早足で車の方に向かった。 ドラえもん「あと波紋も教えて欲しいなァ~?」 スピードワゴン「無視だ。無視。」 ドラえもん「チッ…カス共が…喜んで舐めればいいものを…       しょうがない。おい三人ともこちらを見ろ!!」 シーザー「うるさいなあ…ヌオォーッ!?」 ジョセフ「どうしたシーザーッ!!奴に何かされたか?」 91 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:54:30.99 ID:nupErYkM0 ドラえもん「『悪魔のパスポート』ッ!!お前達は俺を許すことしか出来ないッ!!」 三人は急に虚ろとした目になった。 ジョセフ「ぐ…ぐああ…」 そして三人とも、十分に睡眠した後のようにスッキリとした目をパチクリさせる。 スピードワゴン「しょうがないな」 シーザー「人間誰だって靴を舐めてもらいたい時ってあるよね」 ジョセフ「許してやるぜ。靴は絶対に舐めないが…話だけは聞いてやる。」 ドラえもんは高笑いする。 ドラえもん「フフ…いい子だ…。」 94 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:59:33.64 ID:nupErYkM0 ドラえもんはジョセフに交渉を持ちかけた。 喉につけられた指輪を摘出するから、代わりに波紋を教えてくれという内容だ。 ジョセフはこれを半分飲む ―まずはこの場で一つを摘出し、波紋の修行を三日一緒にした後、安心できる奴だと確信したなら、  もう一つのリングを摘出してもらい、最後まで波紋の修行を一緒にしようというものだった― 誰もが30日では修行が足りないと思っていた。リングさえ取り除ければ、1年だって2年だって修行できる。 これは波紋を覚えたいドラえもんにとっても、日にちがたりないジョセフ達にとっても好条件であった。 ドラえもんはジョセフ達にカーズとの戦いの場に連れて行って貰うと同時に、 波紋を習得させてもらえることになったのだ! こうしてドラえもんは―ヴェネチアで女教師リサリサと会うことになるのであった。 96 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:02:36.87 ID:nupErYkM0 地獄昇柱~ヘルクライム・ビラー~ リサリサは三人がヴェネチアに着くと同時に、三人を地獄昇柱に叩き落とした!! そう―波紋を使えないドラえもんと一緒に! ジョセフ「どうするんだ…ドラえもん…」 シーザー「先生ッ!まだドラえもんは波紋を覚えてませんッ!!」 その言葉を聞いた後、リサリサはドラえもんを養豚場にいる豚をみるような目で見つめる 可哀想だけど明日には食われちゃうのね。そんな目だ。 98 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:06:35.03 ID:nupErYkM0 ドラえもん「(チッ…あのリサリサが見るのを辞めたらさっさとどこでもドアで上に登ってやる)       これのどこが波紋の修行なんだ…サノバビッチめ…」 リサリサはただ一心に三人を見つめている。―あくまで冷徹な目をしながら その視線が一時間にも及ぶものだから、いい加減ドラえもんは少し苛立った ドラえもん「性悪ブタ女め…目にもの見せてやるッ!!」 シーザー「く…一回でも下に行ったら…もう上がることは出来ないな…」 ジョセフ「シーザーの奴…あそこでとまってやがる…」 リサリサ「キャーーーーーッ!!」 先ほどまでの冷徹さとは打って変わって、リサリサが叫び始めたッ!! ジョセフ「ど、どうしたんだッ!?リサリサ先生!?」 101 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:13:12.83 ID:nupErYkM0 ドラえもん「これでも…その冷徹な眼差しを続けることが出来るかな…?」 狂気は取り寄せバックから、近くのゲイバーで呼び寄せたムチムチの全裸の男を大量に出し始めた。 ドラえもん「なああああ?リサリサ先生ィーッ!!」 リサリサ「キャーーーーーーッ!!」 シーザー「う、うわああああ!!」 ジョセフ「な、なにいいいいい!!」 シーザーとジョセフが落下するッ!! 全裸のゲイ達はあらかじめ決められたかのように円陣を組み、ヘルクライムビラーの一部に大きな塔を作り上げた!! ドラえもんは吸盤手袋をつけてゆっくりとその塔をのぼり始めた。 ドラえもん「『覚悟』は出来ているだろ…?リサリサ先生…。」 リサリサ「…」 ドラえもんは塔を頂上まで上りきって言った。 ドラえもん「よく見ると可愛いじゃないか…。素肌が白く透き通っていて、兎のようだな。       いい女だ。おいリサリサ。このDORAの女になれ。」 105 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:18:12.75 ID:nupErYkM0 リサリサはいつもの調子を取り戻して言った。 リサリサ「あなた最低ね」 ドラえもん「何ィ?」 リサリサ「最低よ。女性に全裸の男を何人を見せて、自分が最低だと思わないの?」 そこにはもう叫んでいたリサリサの姿は無かった。そこには気高く誇り高い、一人の女性の姿があった。 ドラえもん「…ほう…。ならばお前も最低じゃないか?」 ドラえもんはタイムテレビを取り出し、そこに少し前のリサリサの姿を映す ドラえもん「こんなに取り乱して叫んで、ここはベッドの上じゃないんだぜ?       おっと…虫歯が2個あるな。波紋じゃ歯の若さはたもってられないのか?」 ドラえもんはリサリサの前で30回ぐらいリピートする 107 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:22:58.07 ID:nupErYkM0 ドラえもん「リピートするのももう面倒くさい。そろそろ波紋を教えるんだな。」 リサリサ「…ッ!!教える訳無いに決まってるじゃない!!」 ドラえもんは顔が曲がるほどに口をニヤけさせた。 ドラえもん「ほう…面白い。このドラを怒らせるのか?」 リサリサ「もういいわ。医学には長けてるらしいけど、こんな最低な男と一ヶ月も暮らすなんて耐えられない」 ドラえもん「………ああ、悪い悪い」 リサリサは5歩引いた所でドラえもんを侮蔑の目で見つめた。 リサリサ「今さら謝ってももう遅いわ。早く出て行って。」 ドラえもん「『悪魔のパスポート』」 リサリサ「う…うわああああッ!!」 リサリサはその場に倒れこんだ。ドラえもんはそれもお姫様抱っこする。 ドラえもん「教えてもらおうじゃないか…。波紋。」 111 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:27:19.14 ID:nupErYkM0 ドラえもんは塔の先に出る。 ドラえもん「さあ、波紋を教えろ。(パスポートで許してもらったから恐らく教えてもらえるな)」 リサリサ「ふう~。面倒くさいわ。」 その言葉にドラえもんは耳を疑う。まさか―怒っていない状況でも常にこうなのだろうか。この女は。 ドラえもん「………」 リサリサ「私は面倒くさいから、『彼』があなたの相手をしてくれるわ。」 リサリサは顎で一人の人間を指し示した。そこにはジョセフ以上の大男―ロギンスがいた。 ロギンス「ほれ、二人が塔を昇り終えるまで見てやる」 リサリサ「波紋を教えると言ったのはあそこにいる二人でしょう?なら私は見なくてもいい。」 ロギンス「ほらほら、一回発声してみな。」 ドラえもん「く…くそ…」 112 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:31:33.85 ID:nupErYkM0 ドラえもん「(くそ…なんだこの屈辱は…ジョセフ以来…プライドが麻痺するようなことばかりだ…)       発声か…?」 ロギンス「ああ。一回だけでいい。「あ~」と言ってみるんだ。      それで波紋の才能がどれだけあるか見てやる」 しかしこの時―ドラえもんは先ほどまでの厳しい顔とはうってかわって、急にニヤりとした ロギンス「ほれ、早く早く」 ドラえもん「『声カタマリン』ンンンンンンンンンンーッ!!       『ああああああああああ』ァーッ!!」 ドラえもんの口元から声がブロックとして実体化するッ!! ロギンス「う、うおおおおおおおッ!!」 114 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 18:36:29.18 ID:nupErYkM0 ロギンス「あ痛ッ!」 声はロギンスの頭をかすめて海の方に飛んでいく!ロギンスの帽子はそのまま海に飛び込んだ!! ドラえもん「いいかァ?ロギンス。如何に波紋の師匠と言えど、俺への口出しは許可しないィーッ!」 ロギンス「(なんでこんなに偉そうなんだ…コイツは)      くそォ…、わかった。じゃあ呼吸だけでいい。一回呼吸をしてみるんだな」 ドラえもん「フフン」 狂気は笑みを浮かべる ドラえもん「貴様ら人間如きがやっているちっぽけな生体行動など…。このドラがやっていると思ったのかァ?       俺は呼吸すら超越している」 ロギンス「…………いや…でもそれじゃあ」 ドラえもん「どうした?ハゲ。」 ロギンス「波紋…覚えられないよ…。」 ドラえもん「………………」 **[[【ドラえもんvsエシディシ】]]へ
69 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:22:31.98 ID:nupErYkM0 カーズ目覚める ドラえもん「石ころ帽子。」 ジョセフとシュトロハイムが何かを話している。どうやらシュトロハイムがジョセフに波紋を強くしろとまくしたてているらしい。 そしてシュトロハイムは、足の傷の出血多量で死んでいった。馬鹿め。自殺しにきたのか。 どうやらこれからジョセフはシーザーという人物に会いに行くらしい。 丁度いい機会だ。このドラも波紋を覚えておこうじゃないか。 73 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:27:00.18 ID:nupErYkM0 ドラえもん「予知夢アメ」 宿屋に帰ってドラえもんは予知する。自分がシーザーという男に会うところ、そしてその先 しかし、どうやら最後まで波紋は教えてくれないらしい。 しかし気になったのはその先だ。それは見知らぬ三人の男。ワムウ、カーズ、エシディシというらしい そしてその夢の内容は強烈だった―それは外にいる三人に打ち上げ式豆太陽を浴びせようとこころみるが、 結局ワムウという男の闘技に太陽ごと割られ、死ぬ夢だったのだ! 74 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:30:05.83 ID:nupErYkM0 ドラえもん「ふむ…仕掛けるのはまだ速いか。       ただあの三人は目撃しておく必要があるな。       情報は宇宙広辞苑一つで十分だと思っていたが、まさか自分で情報を集めに行くこととなるとは…」 ドラえもんはとりあえずシーザーとジョセフのいるローマの遺跡まで行くことにした。 そして一晩寝て―次の日の夜 ドラえもんは真実の口の前に立つ。 ドラえもん「オールマイティ・パスッ!!」 真実の口が開く ドラえもん「真実の口が虚偽の体を届けるなんて…中々滑稽な話だな。」 76 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:34:34.63 ID:nupErYkM0 ドラえもんはゆっくりと真実の口の先に入った。ジョセフが入った一分後だ。 ドラえもん「何故かさわがしいな…どうした?」 警戒のあまり、頭に被った石ころ帽子をギュッと握り締めた エシディシ「生きていたのかッ!波紋の一族!!」 シーザー「波紋入りのシャボンを喰らえッ!」 ドラえもんはその光景を必死に見入る。 ―自分の知らない世界がここまであるとは…全くもって世界は広いな。 ドラえもんはそう思う ワムウ「一ヶ月後、ローマのコロッセオで待ってやるッ!」 ドラえもん「ほう…まだ一ヶ月は、このDORAが波紋を覚えるチャンスはあるようだな…」 77 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:37:54.71 ID:nupErYkM0 ジョセフは喉にはめられたリングを取り出すために医者に行く。ドラえもんはゆっくりと後ろをついて行った。 ―医院 医者「四次元の知恵の輪ですよ!」 ジョセフ「オーッ、ノー」 医院の中の雰囲気はわりかしフランクであったが、むしろあまりに信じられないものだからフランクにならざるをえなかったのであろう ドラえもんはその光景を横目に考える ドラえもん「ふ~む。夢の中では波紋を教えてとこのドラが頭を下げても、       時間が無いと断られてしまった。       一体どうやって教えてもらうか…」 80 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:42:57.31 ID:nupErYkM0 医者「こんなの現代の医学では摘出不可能ですッ!!」 ドラえもん「ふふん、まあこの程度、22世紀のお医者さんかばんでは三秒で摘出できるがな…       いやむしろタイム風呂敷なら2秒か。全くこの時代の頭の悪さには苦笑させられる       …いや、待てよ?…フフフフフ」 ドラえもんは何かを思いついたようで、耳鳴りのするような高笑いをした ジョセフ達が医者から出てきた。チャンスとばかりにドラえもんは声をかける ドラえもん「フフ…何か困っているようだねえ?」 ジョセフ「何だこいつ…何処かであった気がするけど…」 スピードワゴン「(機知外だ。無視しろジョセフ)」 ジョセフ「わかった。」 ジョセフ達はドラえもんの左をすり抜けて車の方に向かった。 ドラえもん「取り除いて欲しいんだろ?喉のリング。」 ジョセフ「…!な、何故知っている…。」 82 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:45:57.04 ID:nupErYkM0 ドラえもん「当然知っているよ。ジョセフ・ジョースター。取り除いて欲しいだろ?」 ジョセフ「名前まで…」 スピードワゴン「何だ…?お前なら取り除けるとでも?」 ドラえもんは笑った。 ドラえもん「ああ。勿論。取り除いてやるよ。」 ジョセフ「…。」 ドラえもん「しかし…条件がある…。」 あまりのドラえもんの怪しい雰囲気にシーザーは拳法の猫足立ちの構えを取った。 ドラえもん「何…?別に難しいことじゃない。       ジョセフ・ジョースター。俺の靴を舐めろ」 89 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:50:39.95 ID:nupErYkM0 ジョセフ「!!」 ドラえもん「取り除いて下さい、取り除いて下さいと…エサを与えられた犬のように舐めるんだ。」 ジョセフは顔に血管を浮き上がらせて答える ジョセフ「貴様ァーッ!!なめるのもいい加減にしろォーッ!!」 スピードワゴン「やはり機知外だ。行くぞ。」 三人は警戒した早足で車の方に向かった。 ドラえもん「あと波紋も教えて欲しいなァ~?」 スピードワゴン「無視だ。無視。」 ドラえもん「チッ…カス共が…喜んで舐めればいいものを…       しょうがない。おい三人ともこちらを見ろ!!」 シーザー「うるさいなあ…ヌオォーッ!?」 ジョセフ「どうしたシーザーッ!!奴に何かされたか?」 91 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:54:30.99 ID:nupErYkM0 ドラえもん「『悪魔のパスポート』ッ!!お前達は俺を許すことしか出来ないッ!!」 三人は急に虚ろとした目になった。 ジョセフ「ぐ…ぐああ…」 そして三人とも、十分に睡眠した後のようにスッキリとした目をパチクリさせる。 スピードワゴン「しょうがないな」 シーザー「人間誰だって靴を舐めてもらいたい時ってあるよね」 ジョセフ「許してやるぜ。靴は絶対に舐めないが…話だけは聞いてやる。」 ドラえもんは高笑いする。 ドラえもん「フフ…いい子だ…。」 94 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 17:59:33.64 ID:nupErYkM0 ドラえもんはジョセフに交渉を持ちかけた。 喉につけられた指輪を摘出するから、代わりに波紋を教えてくれという内容だ。 ジョセフはこれを半分飲む ―まずはこの場で一つを摘出し、波紋の修行を三日一緒にした後、安心できる奴だと確信したなら、  もう一つのリングを摘出してもらい、最後まで波紋の修行を一緒にしようというものだった― 誰もが30日では修行が足りないと思っていた。リングさえ取り除ければ、1年だって2年だって修行できる。 これは波紋を覚えたいドラえもんにとっても、日にちがたりないジョセフ達にとっても好条件であった。 ドラえもんはジョセフ達にカーズとの戦いの場に連れて行って貰うと同時に、 波紋を習得させてもらえることになったのだ! こうしてドラえもんは―ヴェネチアで女教師リサリサと会うことになるのであった。 **[[【地獄昇柱~ヘルクライム・ビラー~】]]へ

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