2010_7_14発表

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総合国際学研究科 博士前期課程 地域・国際専攻 地域研究コース 2年 花田勝暁 2010年7月14日(水) 研究テーマ   →ブラジルの文化政策〜企業による文化支援を振興するRouanet法を中心に〜   Cultural Policy in Brazil〜the Law Rouanet Promot the Art Sponsorship〜 ◆同法の改正の議論が本格的になっておよそ2年が経ちましたが、どうやら採択される法案は、Rouanet法に続くものという位置づけですが、名前も(Lei Rouanetも通称なんですが)、「Procultura」という別のものに変わり、その特徴がメセナの側面を弱めて、より国家が管理しやすい体制にするというものにするというものです。  この流れは、参加型政治という近年のブラジルで最も注目されている側面と逆行するものですし、私の論文の当初の大枠であった「ブラジル政府は、ブラジル文化の多様性維持ために、メセナを主体とした文化政策を行っている」という私の意見も通じなくなってしまうので、困ってしまいました。  今回は、「Procultura」になるという方向が定まってからの、ごく最近のブラジルでのLei Rouanetの改正に関するディベート番組を一緒に見ていただき、論文の方向性について、アドバイスをいただければと思っています。 ───────────────────────────────────────────────────────────── 番組『Brasilianas.org』 ジャーナリストのLuis Nassifルイス・ナシフが司会をする、政治や文化に関する時事問題を議論するディベート番組 2010年7月2日放送 放送局:TV Brasil (ブラジルでデジタル放送がスタートした2007年の12月2日から放送を開始したチャンネルで、連邦政府が作ったチャンネル)  *番組全体の対訳プリントと用意したかったのですが、作業が遅く進まず、途中から口頭での大意になってしまいます。申し訳ありません。 司会:こんばんは。これから今週の「Brasilianas.org」が始まります。本番組は、公共政策に関する番組で、インターネットを通じてあなたも参加できます。  ブラジルは、ブラジル文化を様々場所で後押ししています。新しいプロジェクトのイニシアティブ、映像の質、全国を移動する大きなコンサートをするとしても、企画を実現するために資金が必要です。  ブラジルにおける最も重要な文化支援のシステムは、Lei Rouanetです。  今日の「Brasilianas.org」は、どのように同法が制定され、約20年間の中で文化の発展のために、どんなことば反映されてきたのか、を議論します。  どうしてこんなにも南東部と南部への支援の偏りに不満の声が上がるのか? 意義のある文化活動を弱めることなく、どんな方法で文化へのアクセス機会の不平等を解消していけるのか? 映画の映像 もしもし、そうですこちらは劇場です。私があなたの応対をするわ。私はリビアで…… Eduardo Saron(イタウ・クルトゥラウのマネージャー):  Lei Rouanetは、3つのパートに分かれる。一つはメセナで、みなさんが接点がある。文化活動への後援で、帳簿の反対記入(減算)つまり所得税の値引きが…… Fabio Cesnik(弁護士)  今議論されているのは、おそらく法の本来の議論であろうけれどこれはいいことだ。  もしこのシステムを使えば、その法から企業は恩恵をうけることができるある場合では、全額が所得税の値引きになり、今のところ私的な支援を生んでこなかった。 Jose Roberto Teixeira Coelho(MASPの学芸員)  誰かを、文化や芸術にお金を使わなければいけないと、納得させるのは難しい。しかしまた政府に芸術にお金を使わなければいけないと納得させるのも難しい。歴史的に見ても、十分にそう言える。 ?  Marketing Cluturalは、交換していくこと、拡大していくことだ。君が議論を作っていく。 Odilon Wagner(俳優)  『Kid Terror』(「西 部の悪がき」)という映画を引用しながら話している。  もし私たちが不注意の原因を分析するなら 文化省のせいだ。 誰がLei Rouanetを管理しているのか? 文化省だよ。 シルク・ド・ソレイユの映像 *シルク・ド・ソレイユのブラジル公演に、Lei Rouanetによって多額の資金融資がされたことが大きな問題となった(2006年) 司会:参加者の紹介 ディベートのために、ここに、 José Luiz Herencia(文化省の文化政策委員長) Felipe Rocha(税務弁護士) João Batista de Andrade(映画監督) ゲスト Ana Carla Fonseca(文化経済学の専門家) 他数名 司会:インタネットを通じて、質問したりテーマを設定することで、あなたも参加できます。 ブラジルは、文化にほとんど投資してこなかったという歴史があります。しかしながら、Lei Rouanetができてから、大きな変化が生まれました。多くの文化的な成果がありました。この文化的な局面、希望を残す面の、もっとも重要な要因の1つは、所得税の優遇です。 映画『オルガ(2004年)』の場面 アナウンサー: 革命だ。完全に文化支援が不足していた時代の革命だ。 Odilon Wagner: Lei Rouanetは、Lei Sarneyを完成させたもので、文化活動を刺激するという目的がある。 コロル大統領の時代に、文化の支援停止を経験した。文化支援”ゼロ”。 アナウンサー: しかし、法ができた当初は、ほとんど無視された。プロジェクトにハンコが押されることがない状態が続いた。 20年を経て、所得税の減税という手段で、10億円のマーケットの動きがあるまでになった。 Fabio Cesnik: 私たちは、所得税優遇のソースは何もなかった。しかし、今日では10億円の支援がこのマーケットの中で行われているということができる。より多様なものがこれから現れる。ポルトガル語博物館、巡回型の文化プロジェクト……。 アナウンサー: Lei Rouanetは、法人が文化プロジェクト支援のためにつかったお金の100%分の所得税を控除するという法律だ。 評価された法人は、純利益の4%まで投資できる。割合は低いが、民間が主な投資家である。 Eduardo Saron(イタウ・クルトゥラウのマネージャー) そこで法人は、Pronacがプロジェクトをどう評価したかによって2つの方法をとる。 第18項の100%の控除かそうでないか。今日、後援されたプロジェクトのかなり多くが、第18項の100%の控除で、他は第26項により、30%または40%の控除を受けている。 アナウンサー: Lei Rouanetには3つのメカニズムがある。 Fundo Nacional de Cultura 文化省や政府、市、NP0などの公的機関から提案されたプロジェクトを実現する。 Ficart Fundo de Investimento Cultural e Artistico Prevê a constituição de fundos para investimento em cultura e isenta de Imposto de Renda e de Operações de Crédito, Câmbio e Seguro os rendimentos auferidos pelos fundos, que são regulamentados pela Comissão de Valores Mobiliários (CVM). A implementação do FICART está em estudos pela Secretaria de Apoio à Cultura do Ministério da Cultura. メセナ もっとも普及していて、これこそが、文化省の認可があれば、所得税の控除によって、文化プロジェクトを保障している。 Odilon Wagner: Ficartが、シルク・ド・ソレイユのような大きなプロジェクト支援したように……(??) Fundo Nacional da Culturaは、いつも実現する際に困難に直面した。 ここにいる全員は、メセナの窓口に並んだ。これが、大きなゆがみだ。 Eduardo Saron: メセナに関して、ある確かな形で、大きな独立性があった。 毎年毎年、メセナの資金の流れをかえ、最大限度は増ていった。基金とは違って。 アナウンサー: ゆがみがあるが、Lei Rouanetの民主的役割をほとんど疑問視する人はいない。 Jose Roberto Teixeira Coelho: この点はとても重要だ。 文化施設の数は、バンコドブラジルの文化センターや、イタウ・クルトゥラウなどなど、飛躍的に増えた。 ブラジルの文化環境を、大きく変えた。アーティストたちに、以前はなかった活動の場を提供しながら。 司会: 所得税優遇による予算を使いながら。Lei Rouanetが新しい文化のマーケットを生んだ、 様々な例があったが、ある程度、よい働きをしてきた。 しかし、配分を注意しながら、変えなければいけない。努力を怠ることなく。 目立った問題はたくさんあり、私たちの議論を刺激する。 José Luiz Herenciaへ 何がこの急激なバランスをこの法の有用性を与えたのか。 法の変更についての文化省のビジョンは? José Luiz Herencia: もちろんだよ、Luis。 まず言わなければいけないことは、Lei Rouanetはこれから丸18年をむかえ、 人間と同じように、新しい責任を負わなければいけない。   法の改正の提案、メカニズムの効率化、文化資金の統一管理   また言わなければいけないは、Odilon Wagnerが少し言っていたように、   この 18年間、所得税優遇だけが機能してきた。   優勢だった文化融資は、独占的なものだった。   それから、もちろん、政府の人々は、他の2つの機能を強くできない状況に満足していなった。   今回我々が提案している法で、強くしているしてるFundo N〜とFicart。   私たちの意図は、1992年から法律上はあるにもかかわらず機能してこなかったこれらのメカニズムを機能させることだ。   ブラジルにおける文化や文化システムの確立のための   全ての人の期待や全ての責任には応えられていなかった   この所得税優遇を再定義することによって   本当の意味では、文化の市場や資本主義の文化などを生んでいなかったんだけれども。 司会 Joao Batistaへの質問 映画監督や、新聞メディア関係者だったものとしてのあなたの評価はどんなものか。 この3つの機能がこういう状態だったことについて。 ジョアン: まず私が思うのは、 誰にとっても、理想的な文化プロデュースというものはない。

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