101027発表資料

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2010年10月27日(水) 鈴木/受田ゼミ  花田勝暁 ■修士論文題目(仮) 連邦メセナ法によるブラジルの多文化奨励 〜民間の積極的参加によって多文化を保護しようとするブラジルの文化政策〜 ■論文の目的  ブラジルのメセナ法の独自性を「多文化主義」「国(地方公共団体)・文化芸術団体・民間企業の三者間の連携」「文化的マーケティング(Marketing Cultural)」という3点に注目しながら、明らかにしていきたい。 ■現在考えている章立て 0 序章 1-1 ブラジルの文化支援優遇政策の歴史(含む:ブラジルの公的文化機関の歴史 ) 1-2 メセナ法の目的/仕組みの概説とブラジルの多文化主義 2-1 日本の事情 2-2 海外の事情 2-3 比較から見えてくる「ブラジルは文化をどういう目的でどう扱ってきたのか」 3-1 メセナ法の仕組み 3-2 申し込み手順 ペトロブラスに申し込むとして    ※実際の審査通過プロジェクトの申し込み書類一式 3-3 マーケティング・クルトゥラル   (プロジェクトが如何に文化的に意味があるかという点が競われ、支援されるプロジェクトが決定される) 4-1 メセナ法に基づく支援の実体 4-2 問題点 まとめ ブラジルのメセナ法の独自性 ■各章について(○が使える資料) ●1-1 ブラジルの文化支援優遇政策の歴史(含む:ブラジルの公的文化機関の歴史 )  ○ "Guia do Incentivo a Cultura" Fabio de Sa Cesnik 内の「Introduca e Historico do Incentivo Fiscal a Cultura no Brasil」  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "Cultura e desenvolvimento" Elizabeth Jelín, Enrique Iglesias, Hernán Crespo Toral, José Sarney, Lourdes Arizpe, Roberto Da Matta, Sérgio Paulo Rouanet 内の「Estratura Institucional de Setor Cultural no Brasil」  ○ "dicionário crítico DE POLÍTICA CULTURAL" Teixeira Coelho ●1-2 メセナ法の目的/仕組みの概説とブラジルの多文化主義  ○ "Guia do Incentivo a Cultura" Fabio de Sa Cesnik 内の「Aspectos Constitucionais e Tributarios do Incentivo Fiscal」と「Mecanismo Federais de Incentivo a Cultura」  ○ "CULTURA BRASILEIRA & IDENTIDADE NACIONAL" Renato Ortiz  ○ "TROPOCAL MULTICULTURALISM" ROBERT STAM  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "A cultura e as revoluções da modernizaçāo" Francisco C.Weffort内の「O intelectual das identidades complexas」  ○ "Polìticas Culturais Vol.1" Leonardo Brant(org.) 内「Diversidade CUltural e Desenvolvimento Social」  ●2-1 日本の事情  ○ 社団法人企業メセナ協議会 http://www.mecenat.or.jp/  ○ 「文化政策の展開」根本 昭  ○ 「文化権の確立に向けて―文化振興法の国際比較と日本の現実」小林 真理著  など ●2-2 海外の事情→まず、アメリカとフランスの資料を揃える  ○ 「ヨーロッパのメセナ」  ○ 「パブリックアート政策〜芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷」工藤安代著  ○ 「文化と社会〜現代フランスの文化政策と文化経済〜」イヴ・レオナール 編  ○ "Economia da Cultura" Isabela Cribari(org.) 内「O modelo frances de financiamento da cultura」  ○ 「Journal of Arts Management, Law and Society」  ○ 米:企業芸術支援委員会(BCA):Business Committee for the Arts のサイト  ○ 仏:ADMICAL(ASSOCIATION POUR LE DEVELOPPEMENT DU MECENAT INDUSTRIEL ET COMMERCIAL)のサイト ●2-3 比較から見えてくる「ブラジルは文化をどういう目的でどう扱ってきたのか」  ○ "Economia da Cultura" Isabela Cribari(org.) 内「Politicas culturais e desenvolvimento:propostas para o Brasil」  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "A cultura e as revoluções da modernizaçāo" Francisco C.Weffort  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "Fascínio e repilsa ──Estado, cultura e sociedade no Brasil──" Márcio Souza ●3-1 メセナ法の仕組み  ○ "Guia do Incentivo a Cultura" Fabio de Sa Cesnik  ○ 文化省のサイト ●3-2 申し込み手順 ペトロブラスに申し込むとして    ※実際の審査通過プロジェクトの申し込み書類一式  ○ ペトロブラスのサイト ●3-3 マーケティング・クルトゥラル  ○ "MARKETING CULTURAL──um estudo sobre a produção cultural a partir das leis de incentivo em uma sociedade de mercado" Arlete de Loourdes Alonso  ○ http://www.marketingcultural.com.br/  ○ "Marketing Cultural 〜Das Praticas A Teoria〜"MACHADO NETO, MANOEL MARCONDES ●4-1 メセナ法に基づく支援の実体  ○ "Economia da Cultura" Isabela Cribari(org.) 内「Pesquisa e econimia: o incentivo fiscal a cultura no Brasil」  ○ 文化省のサイト  ○ IBGE(Instituto Brasileiro de Geografia e Estatística)のサイト  ○ http://www.culturaemercado.com.br/  ○ http://blogs.cultura.gov.br/blogdarouanet/ ●4-2 問題点  ※この制度を揶揄した歌詞の曲「Ciranda do Incentivo/Karina Buhr」 ●まとめ ブラジルのメセナ法の独自性 ■日本、アメリカ、フランスなどと比べてのブラジルのメセナの新しさを図ないし表にしたもの |●|ブラジル|日本|アメリカ|フランス| |国の文化に対する姿勢|国/地方自治体とも積極的に関わる|限られた範囲しか関与しない|芸術に関して文化省のような中央政府の行政機関はない。|国/地方自治体が積極的に関わる| |文化支援優遇政策|文化政策の中心的な政策|ごく限られている(㈳企業メセナ協議会経由)|以前は強かったが廃止。現在は見返りのない寄付の面が強い|あるが売上高の1000分の2まで| |文化に対する公的な予算|少ない?|少ない|少なくない|少なくない(予算の1%を目標にしてきた)| |公的な予算に対するメセナ資金の比|高い|低い|低い|低い| |メセナ政策の主体|政府、企業、芸術団体|企業|企業|政府、企業| ■ブラジルの文化支援策の年表 1986──サルネイ法が施行(ブラジル初の税制優遇による文化支援法) 1990──汚職の温床になったのでサルネイ法廃止 1990──コロル政権 > 1990年に就任したコロル大統領は、経済低迷からの脱却を、ブラジル・モデルからの転換によって達成しようとした。同年の新工業・通商政策において、対外開放経済への転換(貿易・投資の自由化)と政府の役割の縮小(規制緩和、民営化など)を通じて、経済構造改造を図る方向を明確にした。政府が資産配分を主導するのではなく、市場の昨日を信頼し経済の介入を排するという新自由主義的(市場志向的)開発戦略への転換である。   ──文化省廃止。文化に関する財源がなくなる。   ──サンパウロ市において、文化関係者が中心となり、メンドンサ法(サンパウロ市内における税制優遇による文化支援法)ができる。。 1991──メンドンサ法の影響を受け、文化局の最高長官だったルアネーがルアネー法(連邦レベルの税制優遇による文化支援法)を施行。サルネイ法からの改善点:行政と予算審査の透明化、プロジェクトの登録又内容の分析、決算報告における厳格化。 92 〜 94 年までは、あまり有効には機能しなかった。広報不足が原因。 1995──FHC 政権。Francisco Correa Weffort が文化大臣に。文化省に、文化支援局を設置。 1996──FAZCULTURA施行。バイーア州の税制優遇による文化支援法。 2001──視聴覚法(Lei do Audiovisual)施行。長編映画に支援に対する税制優遇法。   ──ブラジル国立映画庁設立。 2003──ルーラ政権。メセナ法の方針は変わらず。 2006──PAC施行。サンパウロ州の税制優遇による文化支援法。 ■3-2、4-1で(データを示しつつ)今の段階で何がいえそうかを明らかにしてください。  3-2──マーケティング・クルトゥラルをどのように測っているか。  4-1── ---- ---- ---- ---- ----
2010年10月27日(水) 鈴木/受田ゼミ  花田勝暁 ■修士論文題目(仮) 連邦メセナ法によるブラジルの多文化奨励 〜民間の積極的参加によって多文化を保護しようとするブラジルの文化政策〜 ■論文の目的  ブラジルのメセナ法の独自性を「多文化主義」「国(地方公共団体)・文化芸術団体・民間企業の三者間の連携」「文化的マーケティング(Marketing Cultural)」という3点に注目しながら、明らかにしていきたい。 ■現在考えている章立て 0 序章 1-1 ブラジルの文化支援優遇政策の歴史(含む:ブラジルの公的文化機関の歴史 ) 1-2 メセナ法の目的/仕組みの概説とブラジルの多文化主義 2-1 日本の事情 2-2 海外の事情 2-3 比較から見えてくる「ブラジルは文化をどういう目的でどう扱ってきたのか」 3-1 メセナ法の仕組み 3-2 申し込み手順 ペトロブラスに申し込むとして    ※実際の審査通過プロジェクトの申し込み書類一式 3-3 マーケティング・クルトゥラル   (プロジェクトが如何に文化的に意味があるかという点が競われ、支援されるプロジェクトが決定される) 4-1 メセナ法に基づく支援の実体 4-2 問題点 まとめ ブラジルのメセナ法の独自性 ■各章について(○が使える資料) ●1-1 ブラジルの文化支援優遇政策の歴史(含む:ブラジルの公的文化機関の歴史 )  ○ "Guia do Incentivo a Cultura" Fabio de Sa Cesnik 内の「Introduca e Historico do Incentivo Fiscal a Cultura no Brasil」  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "Cultura e desenvolvimento" Elizabeth Jelín, Enrique Iglesias, Hernán Crespo Toral, José Sarney, Lourdes Arizpe, Roberto Da Matta, Sérgio Paulo Rouanet 内の「Estratura Institucional de Setor Cultural no Brasil」  ○ "dicionário crítico DE POLÍTICA CULTURAL" Teixeira Coelho ●1-2 メセナ法の目的/仕組みの概説とブラジルの多文化主義  ○ "Guia do Incentivo a Cultura" Fabio de Sa Cesnik 内の「Aspectos Constitucionais e Tributarios do Incentivo Fiscal」と「Mecanismo Federais de Incentivo a Cultura」  ○ "CULTURA BRASILEIRA & IDENTIDADE NACIONAL" Renato Ortiz  ○ "TROPOCAL MULTICULTURALISM" ROBERT STAM  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "A cultura e as revoluções da modernizaçāo" Francisco C.Weffort内の「O intelectual das identidades complexas」  ○ "Polìticas Culturais Vol.1" Leonardo Brant(org.) 内「Diversidade CUltural e Desenvolvimento Social」  ●2-1 日本の事情  ○ 社団法人企業メセナ協議会 http://www.mecenat.or.jp/  ○ 「文化政策の展開」根本 昭  ○ 「文化権の確立に向けて―文化振興法の国際比較と日本の現実」小林 真理著  など ●2-2 海外の事情→まず、アメリカとフランスの資料を揃える  ○ 「ヨーロッパのメセナ」  ○ 「パブリックアート政策〜芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷」工藤安代著  ○ 「文化と社会〜現代フランスの文化政策と文化経済〜」イヴ・レオナール 編  ○ "Economia da Cultura" Isabela Cribari(org.) 内「O modelo frances de financiamento da cultura」  ○ 「Journal of Arts Management, Law and Society」  ○ 米:企業芸術支援委員会(BCA):Business Committee for the Arts のサイト  ○ 仏:ADMICAL(ASSOCIATION POUR LE DEVELOPPEMENT DU MECENAT INDUSTRIEL ET COMMERCIAL)のサイト ●2-3 比較から見えてくる「ブラジルは文化をどういう目的でどう扱ってきたのか」  ○ "Economia da Cultura" Isabela Cribari(org.) 内「Politicas culturais e desenvolvimento:propostas para o Brasil」  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "A cultura e as revoluções da modernizaçāo" Francisco C.Weffort  ○ CADERNOS DO NOSSO TEMPO "Fascínio e repilsa ──Estado, cultura e sociedade no Brasil──" Márcio Souza ●3-1 メセナ法の仕組み  ○ "Guia do Incentivo a Cultura" Fabio de Sa Cesnik  ○ 文化省のサイト ●3-2 申し込み手順 ペトロブラスに申し込むとして    ※実際の審査通過プロジェクトの申し込み書類一式  ○ ペトロブラスのサイト ●3-3 マーケティング・クルトゥラル  ○ "MARKETING CULTURAL──um estudo sobre a produção cultural a partir das leis de incentivo em uma sociedade de mercado" Arlete de Loourdes Alonso  ○ http://www.marketingcultural.com.br/  ○ "Marketing Cultural 〜Das Praticas A Teoria〜"MACHADO NETO, MANOEL MARCONDES ●4-1 メセナ法に基づく支援の実体  ○ "Economia da Cultura" Isabela Cribari(org.) 内「Pesquisa e econimia: o incentivo fiscal a cultura no Brasil」  ○ 文化省のサイト  ○ IBGE(Instituto Brasileiro de Geografia e Estatística)のサイト  ○ http://www.culturaemercado.com.br/  ○ http://blogs.cultura.gov.br/blogdarouanet/ ●4-2 問題点  ※この制度を揶揄した歌詞の曲「Ciranda do Incentivo/Karina Buhr」 ●まとめ ブラジルのメセナ法の独自性 ■日本、アメリカ、フランスなどと比べてのブラジルのメセナの新しさを図ないし表にしたもの |●|ブラジル|日本|アメリカ|フランス| |国の文化に対する姿勢|国/地方自治体とも積極的に関わる|限られた範囲しか関与しない|芸術に関して文化省のような中央政府の行政機関はない。|国/地方自治体が積極的に関わる| |文化支援優遇政策|文化政策の中心的な政策|ごく限られている(㈳企業メセナ協議会経由)|以前は強かったが廃止。現在は見返りのない寄付の面が強い|あるが売上高の1000分の2まで| |文化に対する公的な予算|少ない?|少ない|少なくない|少なくない(予算の1%を目標にしてきた)| |公的な予算に対するメセナ資金の比|高い|低い|低い|低い| |メセナ政策の主体|政府、企業、芸術団体|企業|企業|政府、企業| ■ブラジルの文化支援策の年表 1986──サルネイ法が施行(ブラジル初の税制優遇による文化支援法) 1990──汚職の温床になったのでサルネイ法廃止 1990──コロル政権 > 1990年に就任したコロル大統領は、経済低迷からの脱却を、ブラジル・モデルからの転換によって達成しようとした。同年の新工業・通商政策において、対外開放経済への転換(貿易・投資の自由化)と政府の役割の縮小(規制緩和、民営化など)を通じて、経済構造改造を図る方向を明確にした。政府が資産配分を主導するのではなく、市場の昨日を信頼し経済の介入を排するという新自由主義的(市場志向的)開発戦略への転換である。   ──文化省廃止。文化に関する財源がなくなる。   ──サンパウロ市において、文化関係者が中心となり、メンドンサ法(サンパウロ市内における税制優遇による文化支援法)ができる。。 1991──メンドンサ法の影響を受け、文化局の最高長官だったルアネーがルアネー法(連邦レベルの税制優遇による文化支援法)を施行。サルネイ法からの改善点:行政と予算審査の透明化、プロジェクトの登録又内容の分析、決算報告における厳格化。 92 〜 94 年までは、あまり有効には機能しなかった。広報不足が原因。 1995──FHC 政権。Francisco Correa Weffort が文化大臣に。文化省に、文化支援局を設置。 1996──FAZCULTURA施行。バイーア州の税制優遇による文化支援法。 2001──視聴覚法(Lei do Audiovisual)施行。長編映画に支援に対する税制優遇法。   ──ブラジル国立映画庁設立。 2003──ルーラ政権。メセナ法の方針は変わらず。 2006──PAC施行。サンパウロ州の税制優遇による文化支援法。 ■3-2、4-1で(データを示しつつ)今の段階で何がいえそうかを明らかにしてください。  3-2──マーケティング・クルトゥラルをどのように測っているか。  4-1──DIÁLOGOS CULTURAIS(2008)、Pdfの補足資料 EVOLUÇÃO DOS INVESTIMENTOS MINC(em R$ milhões) |●|2003|2007|Crescimento| |Investimentos via Orçamento(administração direta e FNC)|143,8|2007|240,5%| |Investimentos via Leis de Incentivo(Lei Rouanet e Lei do Audiovisual)|707,1|1.184,6|67,5%| |total|850,9|1.674,3|96,8%| ---- ---- ---- ---- ----

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