「例の未確認機は監視しておけ、少しポイーンに出向いてくる」
「了解しました。・・・あのプランですか?」
クロムウェルが尋ねる
「あぁ、上からの開始合図が来たのでな」
そして、フォッカーがゲートを起動しポイーンに消えた
「ダウンフォースプラン・・・上は何か企んでいる気がする」



惑星ポイーン。
ポンジャバ魔境付近の悪魔軍駐屯基地
入り口のゲートから一機のデルファイター フォッカーが入ってきた
「他は?」
フォッカーは近くのデルビンに聞く
「アビアティック様の部屋です」
「わかった」
そしてフォッカーは基地に入っていく。
基地内部の構造は複雑だが
基地には何度か来た事があるから目的の場所へは容易に行くことができた。
そして目的の部屋には既に2機のデルファイターが到着していた

「遅かったな」

一番最初に口を開いたのはアルバトロスである。

「すまない、UNKNOWNが発生したのでな」
「またか、あの場所はUNKNOWNが多いな」


ゲルニアでは前に、旧天使軍のロボがUNKNOWNとして発生し、悪魔軍に敵対したのである。

「いや、今回は天使軍側に被害がでている。今はクロムウェルが監視を続けている。」

「で?例のプランってぇのはなんなんだ?」

急にアビアティックが軽い調子で割り込む

「そうだな、今回は天使軍に対して強襲作戦をかける」

フォッカーが部屋の壁に内臓されているモニターに作戦エリアを表示する。

「そこで、俺とアビアティック、アルバトロスはポイーン、ゲルニア、ガルドにて囮として出撃することになる」

「ん?ローランドが居ないぞ」
アビアティックが問いかける

「彼女は本隊のほうで動くことになっている、振り分けだが・・・
 アビアティックがポイーン。
 俺がゲルニア。
 アルバトロスがガルドだ、
尚今回の作戦は天使軍のセンサーに引っかかるようなルートを通る、故に天使軍が待ち伏せをしている場合もあるから用心してくれ」

「おいおい、何で俺様がポイーンなんだよ」
アビアティックが不満の声をあげる

「知らんな、上層部の決定だ」
さらりと返答をするフォッカー

「日時は?」
アルバトロスが聞く

「5月6日20:00と記載されているな、
これのコピーは渡しておく、目をとおしておいてくれ」
束になったコピーを二人に渡す。

「では、健闘を祈る。解散」
基地の廊下を歩くフォッカーは少し不安要素があった
(アビアティックは何か引っかかるな・・・)


  • To be continued-


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最終更新:2011年12月07日 22:31