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清和の御旗

作者:philoさん


1~2話

個人生徒会「清和会」に焦点を当てたphiloさんの新たな連載(!?)SRC学園シナリオ。

1話。不良に絡まれたクルセイダーを助ける清和会後輩組。
しかし助けたのは番長がフルスクラッチしそうな深夜アニメのDVDを購入する不良騎士。
颯爽とかけつけたのはいいけど、敵不良めちゃんこ強い。「なんじゃ、つまらんのぅ」なんて嘘です巻奈先輩。
暴力以外の方法で事態の解決を図るシーンは信行の人柄が伺えていいですね。
それを受け入れる紅蓮の度量も示されていると思いますし。
雀荘の背景画像が未成年お断りな自己主張をしているのが気になる、ってそれは仕方ないか。

2話。王真と三下の交流のお話、な気がしたけど実は女子大生の華麗なキャンパスライフ?
三下とのケンカから、女子大生を狙うモヒカン掃討戦になだれこみ。
戦闘が1話よりグッと易しい。命中率もダメージもほどよい感じ。三下の暴走にはちょっと気をつけました。
「その手を離せ」の会話時、深雪と淑江の距離が10マス近く離れていたのでちょっと違和感が。
戦闘後は前回に続きお茶会。三枚目な城島くんは好きです。
キャラも増えてきて、清和会の周辺にしぼったお話になるわけでもないのでしょうか。

ほのぼのはじまってシリアスに……という展開は定番ですが、逆パターンとは珍しい。
物語の導入としてはちょっと変則的なので、第2話までまとめて公開されてもよかったかもと思いました。
作者さんの他のシナリオと比べて、モヒカンと不良の数が多いのは相変わらずのようだけど、
城島派が大人しく仕事をしている等、平和な方向に変化しているのが面白いですね。



3話

変態スレスレ、個性豊かな女子大生の日常(?)と能力者を取り巻く現実に向き合うお話。
他のSRC学園シナリオ、あるいは公式設定において『悪人』と定義されているキャラクターのことごとくが、
どこか憎めない人物になっているのが目を引きます。
ある程度SRC学園の知識が必要になるけど、これはこのシナリオの魅力ですね。
高田青年とかほとんど別人。いやホントに誰だよ。

基本的には、ほのぼのしたお話が展開されるこのシナリオ、
作者さんの他のシナリオと切り口は違うけど、集団のエピソードという点では共通しているでしょうか。
前回の途中から、微妙に騎士団女子組に視点がシフトしてきた感もあり、
その流れを継いだ今回なんかは、清和会出番少ないな、みたいな印象を受けるのですが、
楽しかったけど、話数の若いうちは清和会メンバーを中心に進行して欲しい、
なんて型にはまった思考をしてしまうのです。
エピローグでの信行と仲間たちの会話にも説得力が増すのでは、とも思いますし。
出番は少ないものの、お兄さんが心も技も強すぎて素敵。



4~6話

4話、クラスメイトと樹海を散歩。自由出撃が嬉しい&苦しい。
高田を出したいから清和会メンバーの誰かは控えにしないと的な。
洞窟の秘密は、描写されたビジュアル以上に光景が目に浮かぶ情感のあるシーンになってます。

5話、宿命の対決、抹茶VS紅茶。戦闘シーンが発想の勝利。
バトルものアニメにも戦闘なしの日常回があるように、SRC戦闘とコメディ要素が高レベル融合。
儚さんが紅茶を注いだ後、抹茶でとどめ刺したんだからそりゃお腹も壊すよ。
兄さんと大学生ズは大人だなあ。いや儚さんも大学生じゃねーか。

6話、新メンバー加入回。部活ものといえば新メンバー。
彼女のひととなり、会計能力や交渉能力の高さなどがこの1話の中で描写されて好感度急上昇。
4話と絡めた交渉シーンは、清和会が基本話し合いの人たちであることが活きていました。

主要キャラの個性も立ってきて安定のシナリオ内容。
割と多めな「○○さんは○○な人だよ」と評する会話が情報量を多くしちゃってる気がする。



7話

なぜかのノーパン討論回。従姉妹さんの秘密は設定を見たときは興奮したものの、
いざ見えてしまうと残念な気分になるのはなんだろう。妄想万歳。
さわやかな成り行きではじまる戦闘パート。
作者さんは今回のような正攻法の戦闘を作るのが上手ですよね。中ボスの強さとか。

主人公とヒロイン(ですよね)の絡みもあって、いい最終回だった(違)。
ノーパンにはじまりノーパンに終わるのだ。
姫士組メイン回の予感に身構えてしまう次回へつづく。



8話

姫士組を訪ね、過去に起こった戦いの顛末を回想する清和会。
折に触れ、平和な現在が「戦後」であることを触れてきたこのシナリオの、
過去に起こった戦争のひとつについて語られます。
戦いの中には主人公・源氏信行が常に背中を追う存在、兄・政行の姿もありました。
ああ、犠牲最小限という世界線大変動の原因はこの兄貴か!
これはシビれるあこがれる! そりゃあ城島くんも改心するよ。
悲劇の漢・林家の、こんな直球ど真ん中な救済がかつてあったろうか。

正史や他のシナリオでの林家を知っている人ほど衝撃的なエピソードになっていました。
オチは便利にはだける従兄弟さん。
だから丸見えはイカンってば。あと恥らえ乙女。



9話

メタ成分多めなギャグ回かな、と思ったらマジメな話だったりして。うむっ。
何度やっても槍の勝負で林家に勝てない高田青年。
思ってた以上に自堕落な生活をしていて親近感がわくというか近すぎて見るのが辛い!
林家・張間のノロケっぷりが目に余るという巻奈さんとの会話から、
しかし林家は訓練を怠っていないという事実を受け、努力をはじめる高田は等身大の青年でした。
初登場から悪人をやめていた彼だったけど、今回、本当の意味で更生したのかも。

林家には高田(ランク3)の実力を見せてやるつもりだったのに、あいつ強いんだもんなあ!
戦闘勝利後のイベント戦闘の前に、「その程度か」とか「大分消耗した」的なセリフがあったら、
私が操作した意味をもう少し実感できたかなとちょっとモヤモヤしたり。



10~14話

区切りのよさそうなところまでプレイしたので、溜まった分の感想を。
10話から13話にかけて、槍使い少女、熱血人たらし少年、シスコン求道者など個性的な面々が清和会に参加することに。清和会と彼らとの出会いがどれも印象的で、特に奈々本蒼と源氏会長との出会いは自分で狭めていた彼女の世界が広がっていくきっかけになる、年長者らしさが好きなシーンでした。蒼ちゃんかわいいよ。

12話。清和会の発足と黎明期が語られる過去編。鏑木蘭のプレストーリーと現在を繋ぐ逸話のほか、設立当初の文武両道を目指した地道な活動の様子も見られました。エピローグの閉じ方もきれい。

13話。前回とは現在と過去とで対になるような構成。新メンバーもなじんだ清和会の新時代を感じます。清和会は援護技能持ちが多いので敵の援護陣形をガンガン抉り取ってくれて頼もしかったです。そしてこの後、源氏兄からとんでもないひと言が!

14話。衝撃の告知から続くのは源氏政行と平良教子の結婚をめぐる物語。結婚!!
この回、大部分は回想として語られる形になっていて、清和会が話を聞いた時点で解決していました。迷い悩んだ彼らを支えたのは、元姫長・村上玲をはじめとした政行らの仲間たち。政行も未完成の若者であると同時に、兄はまだまだ背中を追う存在と分かります。そして激動の時代をともに生きたふたりの、この愛(!)の形はどうだ。グッときました。
結婚式には清和会繋がりの参列者も大勢居て、お兄さんにも負けない源氏会長の人脈が見られます。おお、荒野の隼!

1話目から、煉獄会とも交流を設けるなどで描かれてきた、源氏会長の人柄が活きたエピソードが多くて、こういう主人公の描写はいいですね、話数を重ねるほどに染みてきます。
活動の場を広げていく清和会のこれからの物語を見るのがますます楽しみになりました。