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魔神王の娘

作者:philoさん


SRC学園エロス&バイオレンス路線、遅れてきた男philoさんの長編シナリオ。
本編の更新速度だけでも驚きなのに、並行して短編シナリオの公開やSRC学園コンペにも参加されています。
このシナリオの第1話が公開されたのは、私が最後にシナリオを更新した時よりずっと後だと思うともうしにたい。
毎回の登場キャラが多く、人間関係など把握しきれない部分もあるのですが、衝撃の第11話、太陽滅殺券に度肝を抜かれて以来、このシナリオは最後まで付いていかないとと思っています。

24話

最新24話(!)は、次回以降、動き出すストーリーのための繋ぎ回なのか、短めのエピソードでした。
実は前回23話では戦闘パートをプレイヤーが操作する意味合いが薄く思い、ちょっとストレスに感じていたのですが、今回は敵の数もイベントも控えめで楽しんでプレイできる戦闘でした。
トモチカさんが無敵に素敵。ほとんどのモヒカンを蹴散らしてくれたけど、クリア後強化を忘れて0ランクだったことに気づく。
どんな強さだ。
浅葱さんが首飾りをいつも身に着けていることを、モヒカンに襲われる前に確認する描写があれば、能力暴走のイベントもスムーズだったかな、と思いましたが、もしかして以前にそういう会話があったかな。

キャラクターの多面性を描くという面では「強襲遊撃分隊の日常」に似ている部分があるかもしれません。
あちらよりも負の面に関わる描写が多く、一部のキャラは不快スレスレというか、スレスレで不快というか。
敵サイドはいいけど、あれじゃあ、べにいよさん嫌な奴すぎる。

先日「強襲~」をプレイした直後なので、人物相関図がごっちゃになったのはここだけの秘密です。
そうだ、柊さんはあの性格が標準だったのだわ。



25~26話

25話。ついに落とされた姫士組とモア・ドリームとの決戦の火蓋。
決戦前、クラス内のいじめを咎める和子さん。このシナリオの最強キャラは彼女ですよね、何気に。
モア・ドリーム幹部総登場の戦闘パート。応援にかけつけた姫士組以外の仲間たちを自由出撃枠で選択できるのが嬉しい。
正面突破で幹部を蹴散らし、最後はクレーメと福部の一騎打ち。
一度ここまで関係をこじらせなければ歩み寄れなかったクレーメと福部の関係は、長編ならではの味わいだと思います。

26話。私(プレイヤー)は確かに彼のこと嫌いだけど、登場キャラの皆さんはいきなりブチギレすぎではないだろうか。
モア・ドリームと手を結び黒幕と戦うわけですが、彼らが強い。敵から味方になると弱体化するというお約束などどこ吹く風だ。
他のシナリオと完全にパラレルな物語だと明言するのは、SRC学園シナリオでは珍しい演出ですね。
マップコマンドのヒント会話(2戦目)が個人的には気になったかな、と。どの辺のプレイヤーに向けたものなのか微妙に分からず。

間章、みんなでお買い物。ミヒロちゃんの問題が、ひとまずはネガティブな方向に行かなさそうで安心しました。
そして福部ちゃんついにデレる。あなた強いからこれからも戦闘に参加してください。

アンダーカヴァーズが表立って行動を見せ、暗黒将軍から「俺たちの戦いはこれからだ」発言も飛び出したあたり、
物語は新たな局面を迎えたっぽいけれど、騎士団内紛の機運は高まり、林家や秋口ら新登場キャラもそれに関わってきて、
解決すべき問題は、減ったような気がしたけど実は増えている?
そんな連中の悪巧みとは直接的には関わりがないクレーメは、その中でどんな活躍をみせるのか。予想がつかない次回へ。



27話

新章開幕。主人公クレーメはまだその本筋には関わらない。
ネガティブ柊さんが突き抜けていました。後ろ向き気分の人間に「きみのためを思って~」は逆効果だわ。
悪者系のキャラはストレートな発言をし過ぎるのかな。
前置きなしに気分のよくない台詞を喋るものだから、それに対して味方が憤りを見せるシーンにも感情移入しづらいというか。
仙道隊の皆さん戦闘参加はお久しぶり。井上(敵)さんが連れているのがただの不良生徒だったので撃退は容易。
味方隊長格が数人揃っていたので、井上(味方)さんのレベルをあげる余裕がありました。
騎士団無派閥組に動きあり。城島派との決戦に向けて、揃い始める役者たち。でもごめん、きみたち誰。
次回更新までに勉強しておきます。

「よりハードな学園伝奇系へとシフト」していくという今後の展開。それもこのシナリオでは必然の流れだと思います。
けど、今回の井上や不良たちの言動のように、性と暴力の描写がやや平易な方向に流れてるのかなと少し気になりました。
裏稼業方面の人たちの今後には、希望が見えているけれど。



28~29話

28話の感想をまとめようと思ったら29話が更新されていたのはどういうこと。
もともと更新のはやいシナリオだったけど、最近すっかり週刊ペースじゃないですか。

28話。囚われた仲間を救出するために闇市に潜入する姫士組。
余裕たっぷりに登場するも、枢機騎士相良の登場に高田絶叫。見事な狼狽ぶりは時代劇の悪代官のよう。
事前にランクアップしておいたこともあって増援組と合流する前に敵を全滅。
林家と高田の因縁にもひとまずの決着。
闇市関係のイベントでは、敵も味方も登場間もないキャラが多かったこともあって感情移入できなかったのですが、
まずは女性陣が無事でよかったです。
それよりも高田や斬山ら悪役は今回、人の死に触れたクレーメの成長を促す役割を果たしたのが大きい。
意外にも以前、福部が言った「世間知らずのお姫様」発言はまんざら間違いではなかったのですね。

29話。城嶋弾劾のために麻生によって開かれる騎士団集会。
玉虫色答弁の城嶋、熱血漢の鋼城、現役騎士とは一定の距離を置く院生たちなど、
騎士団各勢力に対する作者さんの捉え方がよくわかる描写でした。
戦闘は撤退戦で、追っ手は狙撃兵と槍兵と援護技能持ちという容赦ない布陣。特に槍兵は勘弁して。
増援と合流後、ボーナス狙いで幹部騎士ふたりの撃破のため転進。
倒しても撤退してくれなかったので焦りましたがなんとか撃破、ふたり分ゲット。やってみるもんだ。
激情の麻生の決心と宣言。 おお、こんな麻生を待っていた!
いよいよ本格的にはじまる騎士団闘争の気配に、これはかなり盛り上がりました。

今回、完全にクレーメの目線から外れた話になっていましたが、次回以降は姫士組も関わることになるのでしょう。
その戦いの中で、クレーメ個人にとっての敵になるであろうアンダーカヴァーズも姿を見せることになるのかも。



30~31話

30話。騎士団編、ついに本格開戦。話数も大台を突破、ってこれは本当にすごいですね。
SRC学園シナリオには「キャラもの」要素もあると思うのですが、
このシナリオは、個人のキャラが立っているというよりは、グループが立ってる(って変な言い方)感じがします。
別々の理由で戦争への参加を決意した仲間たちそれぞれの会話、
クレーメが指導者の器を見せるシーンは、話数を重ねた長編シナリオならではだったと思います。
義勇軍メンバーが少しだけ損な役割に見えてしまうけれど、彼らも早い段階で心の整理がついてよかった。
戦闘は脅威の3連戦。どんとこい中断セーブ。
射程外から攻撃しやすい敵の配置のおかげで、気持ち楽に敵を迎えられました、なんとか。
福部さん幹部怪人のスーツから着替えちゃって残念。そりゃそうか。

31話。シナリオ、戦闘ともあっさり目で、イベント色強めの回。
3連戦の前回から緩急がついて見えました。
その分、重要そうなイベントが展開。密偵グループはかき回してくれる。
お前こそ天下無双の武侠連! そんな戦闘パート。
どう考えても味方じゃないキャラを自軍として操作するのも趣があってなかなか……いや、やっぱり嫌だな!
怪しげなフラグを立てられた林家の今後はどうなる。

30話、3戦目のメンバーだけSPボーナスが入ったのと、
31話、林家が去った後に顔見せしたユニットたちにSPボーナスが入ったのは
システム的には間違いじゃないかなと思ったのだけど、得した気分で貰っちゃっていいのかな。



32話

騎士団棟に攻め込む麻生派・姫士組連合軍を迎え撃つのは脅威のスーパーロボット(多分違う)。
当たると痛そうなロボット軍団は「強襲~」に登場したヤツですね。当たって思い出しました。
四季河原さん意外にちゃんと話聞くんだな、という印象の決着。
敗北を納得した上で道を譲ってくれたのだから心の整理もついたのでしょう。
ただ私、出撃メンバーを能力者組で固めてしまったので、
四季河原さんダマされてる! みたいな図になってしまいましたゴメンナサイ。

そして後半パート。居並ぶ城島派幹部、また幹部。
前回(29話)は撤退を余儀なくされた赤間、アンジェラ二大騎士とのリベンジマッチの趣。
ついに本気(でもない?)を見せる魔眼卿、視線の攻撃を鏡でブーストするアイディアが面白い。
なんて言ってる場合ではない長射程を封じるため、最優先で鏡を割るキレた学生たち。
猛攻、鉄壁がけ福部さんが敵を蹴散らすぜ。
城島到達への最大の関門は赤間の奮起によって意外な形で崩壊。
しかし明かされる驚きの真実。なかなかの死に様だと思ったのにダマされた!

疾走感があるというか、会話分量は少なめながら充実の内容でした。
今回、大将たる城島の動向が一切描写されなかったのが不穏です。
次回はいよいよ決戦でしょうか。
しかし城島くん敵からも味方からも評価低いよね。ちょっと可哀相なくらい。



33話

最新話やろうと思ったら前回の更新分プレイしてなかった。
騎士団城島派編、ついに決着の33話。
戦闘直前、城島一派と最後の対話。多数のキャラがそれぞれ怒りの言葉をぶつけるので、
プレイヤーの私と彼ら作中人物との感情にズレが出てしまったかなと。
城島たちが否定されることそれ自体は当然なのだけど。
あと、せっかく盛り上がってるシーンなのにストレイ某のセリフが出てきて残念だったというか。

大決戦とはいえクルセイダー鉄壁の援護布陣は見た目にも実際にも辛かった。
ひとりずつおびき出す根気もなければ遠距離キャラの用意もなかった私は突っ込むしかない。
騎士団幹部? きみらなど1ターンキルだ!

エピローグで描かれた城島の末路と、復讐をはたした林家豹司。
救われた林家が描かれた「清和の御旗」とはコインの裏表、といった印象でした。
それでも、彼に残ったのは絶望だけというわけではないよう。
相変わらずグループが立ってる祝勝会はこのシナリオならではの光景でしょう。
ただ、べにいよさん叱られるの2回目ですよね。

間章、城島の退場に動き出す新時代、様々な勢力、それぞれの思惑がうごめくお話。
鋼城と麻生の溝は深まり、祇園会の残党まで顔をみせ、今までの間章と空気が違うわ。
しかもそれらは主人公クレーメの主観にある物語ではないという。
作者さんの描く遠大なストーリーはどこまで行くのか、今さらながら思いました。



34話

クレーメたちが団結を強める一方、ひとり不満を募らせていた少女、柊澄の心の決着が描かれる34話。
何回泣かされても柊さんを心配するエルザちゃんが健気。
ここに来て急なクレーメの登板でしたが、そこは主人公、ちゃんと問題を解決してくれました。
今回明らかになった柊の過去は、致命傷ではないにしろ、
現在の彼女を形作るトラウマになったであろう、現実的な重みのある内容でした。

個人的には空気読まない武子さんの方がリアルさがあって痛くて見てられない感じだったのですが、
彼女の乱入のおかげで、クレーメ圧倒的すぎる、で終わらなかったのはよかったです。



35話

メタ発言を絡めた会話が懐かしい、ザ・「魔神王の娘」テイストな日常編。
今回登場の倉脇くん&前回登場の武子さん、逆恨みコンビがクレーメへの復讐に燃える。
でもこのコンビあほだわ。倉脇くんは付き合う友達に影響されるのかもしれない。
武子さんや子分たちとのやりとりがイタ微笑ましかったです。
結局返り討ちに遭い、リーサルウエポン「親に泣きつく」を使用するも不発。
大人には大人の弁えがあるようです。
何気に秘密結社の方もいらしていて、彼ら組織の表社会への影響力について触れたシーンでもありました。

倉脇と武子、なんとアナコンダのメンバーとも交流を深めた今回、
前回と合わせて割と平和な空気が漂っていたのに、出たな不吉な占い師。どうなる次回。



36~38話

人斬り・剱兇の出現をきっかけに、新たな戦いがはじまる36話から、
その決着回となる38話までをプレイ。
ミヒロ編とも呼ぶべき展開で、浅葱さんの葛藤の決着が描かれる37話が盛り上がりました。
作中でも言及されたように、この展開を導く「これまで」があったわけで、
これは長編シナリオならではの醍醐味ですね。

一度ならず仲間を危険にさらしてしまい、後悔する浅葱さんが、
暴走する能力を乗り越える支えとなったのはクレア社長からもらったフライパンでした。
フライパンは公式設定の後期タイプ浅葱さんが所有する武器であり、
彼女がなぜそれを持っているのか、剱兇の真実も同様に、
原案の設定からこの物語を創造された作者さんの想像力に感服しました。

しかし浅葱さんの成長を素直を喜ばせてはくれないのが魔神王の娘。
剱兇の救済は、詩龍との確執や永遠之道一族との接触など、小さくはない波紋を起こしました。
さらに、聖乙女学園の派閥争いも表面化してきてしまった。
決して悪い人間ではないはずの彼女たちが、
誤解やすれ違いではない感情で衝突する姿を見ることになりそうなのが辛いですね。
ひとつひとつの問題が、いい方向に向かうのを願っています。