大好きな死神さん


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とっても、とっても可愛い死神さん。
その黒い髪は、市松人形さながらの様相で。その白い肌は、白磁のごとき輝きで。
その凛々しい顔立ちは、私の胸をときかせるのには充分で。その小柄な体躯は、思わず抱きしめたくなるくらいで。


死神さん、死神さん。


とっても、とっても可愛い死神さん。
私は、あなたを希求する。あなたという存在を追い求める。

もう、我慢がきかない。
三日も食べてない獣の眼前に肉を投げて、がっつかない道理はないから。
ただ、欲しくなった。ただ求めた。
それだけ、たったそれだけ。

その、端整な顔を、ゆがめさせてみたい。





「死神さん、その鎌、ちょっと興味が湧いたんで見せてくれませんか?」

お昼過ぎ。太陽が明るい、昼間。
私と死神さんは、町中にある小さな料亭近くの簡易駐車場にて、その身を休めていた。

私が声をかけると、死神さんはいぶかしげな顔をしながらも、小さく笑ってくれる。
なんて、可愛らしい笑顔。本人は気付いていないんだろうけれど、私はその笑顔に胸をときめかせているというのに。
死神さんは鈍感だから気付かない。優しくて、残酷な人だから。

「いいけれど・・・・・・。これ、私のアイデンティティーだから、あんまり長くもたないでね?」
「はいはぁい。ちょっと見たらすぐ返しますよ」
「ならいいんだけれど・・・・・・」

しぶしぶ、といった様子で、死神さんは私に鎌を渡してくる。
警戒もしないその様子、ちょっと可愛いと思ったけれど、でも私は嫉妬した。
死神さんが大切にしているこの鎌に、嫉妬した。

そのねたみは、私の胸中にて煉獄のごとく燃える猛りとなり、それは憤怒の念へと。
彼女にとっては、理不尽だと思う。実際、単なる嫉妬で、私はただ怒っているだけなのだから。

それでも。
死神さんのその不安そうな顔を見た際、私の心の中で、何かがはじけた。

この、黒髪黒衣の少女を――穢したいと思った。



「しーにがみさんっ」
「なによ・・・・・・っ!?」

死神さんは、声が出せなかったみたい。
しょうがないと思う。だって私、死神さんから借りた鎌の柄の頭で、彼女のみぞおちを打ったんだから。

ごほごほと涙を流してむせる死神さん。その無様な姿に、私は嗜虐の心をあおられる。

「えい」

もう一発、私が死神さんのみぞおちを打つ。死神さんは耐え切れないといったように、地面の上でばたばたともがく。
あおむけになって、口からよだれを垂らして、無様にもがく。
そのさまの可愛さといったら比類がない。私は、その姿に、欲情した。

覆いかぶさる。死神さんの腹の上に乗って、首筋近くに鎌の刃を当てる。
白い肌がちょっと切れちゃったけれど、仕方ない。

だって、死神さんを、私だけのお人形さんにしたいんだから。
ちょっとくらいの損失は仕方ないんだから。


「大好きですよー、死神さん」
「あな、た・・・・・・! なにを・・・・・・!」

言葉を出した死神さん。それはいけない、駄目駄目だ。
私は、三度目の攻撃を与える。勿論、部位は同じ。
死神さんの体がぴくぴくと痙攣する。口からあられもない悲鳴とよだれが漏れる。

私は死神さんの上にまたがったまま、死神さんが言葉を出すたびに、みぞおちを打つ。
六回くらいやったところで、死神さんは涙を流しながらすんすんと泣き始めた。

「お願・・・・・・! もう、やめ・・・・・・」
「口答えするんですかー? また殴っちゃいますよ?」

私がそう言うと、死神さんは体をぴくりと動かして、口をつぐむ。
ああ、なんて可愛いんだろう。小動物めいた美しさすら感じる。なぶって、いじめたい、そんな姿。

潤んだ瞳、上気した頬、白から紅に染まりし肌。
荒い息は、どことなく情を交わしたあとの女性を想起させる。
こちらの頭を揺らして、揺らして、破砕せしめんばかりの、強烈な色香。

野暮ったいローブに身を包む死神さんの艶姿は、淫靡とか淫猥とか、そういった言葉だけでは説明出来ない。
私が腕を上げるたびに、ぴくりと体を動かして怯える。
なんて、なんて、なんて、なんて、なんて可愛いのだろう。今すぐその柔肌に、むしゃぶりつきたい。

「なん、で? どうして・・・・・・?」
「自分の胸に聞いてくださいよー。鈍感も、過ぎれば人を傷付ける武器になるんですよー?」

これじゃあ先輩さんも苦労したでしょうね、と私が言えば、死神さんは目をしばたかせる。
おおかた、先輩が救助に来るかもしれないと思っているんだろうけれど。
私は、そこで絶望を与えてみる。

「あ、死神さん。先輩さんは今、大仕事で忙しいそうで。死神さんのペンダントから聞きました」

私がにこやかに笑いながらそう言えば、死神さんの顔は絶望の色に染まった。
可愛い、可愛い、可愛い、なんて可愛いその姿。



でも、でも、ちょっと気にいらない。
先輩さんに慕情を寄せる死神さんが気にいらない。私だけに、かまけてくれない。

しかもそこで、死神さんは「せん、ぱい・・・・・・」なんてしゃべった。
許せない。この、死神さんにとっては理不尽であろう私の怒りは、勿論死神さんに向かう。
自分で理不尽と分かっているのもおかしなものだが、基本的に恋慕は半分ぐらいが狂気で成り立っている。
倫理とかそういったものは問題じゃない。私とて、いまさら戻るつもりもない。

だから私は、死神さんのみぞおちに、鎌の柄をあてがった。

「ひっ・・・・・・!」
「あらあら、怯えていますねー。怖いんですか? さん、はい、正直に」
「ふざけるの、やめて・・・・・・!」
「いや、です」

私は思い切り、死神さんのみぞおちを、鎌で打った。
悲鳴が漏れる。よだれが飛ぶ。正直、それを思い切り受け止めてもいいんだけれど。

私は、おもむろに、死神さんの口唇に、自分の口唇をねじ込んだ。

「ん、んむぅっ!?」

呼吸を求めて、陸に上げられた魚よろしく、口をぱくぱくとさせる死神さん。
そんな彼女の唇に、私はむしゃぶりついた。
そのまま舌を舐め、ねぶり、なぶり、自分の唾液と向こうの唾液を混ぜ合わせ、解け合わせ、嚥下させ、嚥下する。

粘着質な感触が舌と歯ぐきと歯肉を通して伝わるが、私はさらに舌をからませる。
なぞるように、陵辱。這うように、陵辱。口の中を、陵辱。
犯して、犯して、滅茶苦茶にする。私の唾液をむりやり死神さんに飲ませ、むせそうになれば首をひっつかんで続けさせる。

「ん・・・・・・! んぅっ・・・・・・!?」

舌をまわす。絡ませる。ひたすらに、ただひたすらに。
自分の唾液を流し込み、死神さんの唾液をしゃぶりつくし。
ぴちゃぴちゃと音が漏れ出るのも構わずに、ひたすらひたすらひたすら、なぶるなぶるなぶる。
あごに唾液が伝う。かわいた唾液が、濃厚な芳香となりて己の鼻腔を打つ。
強烈な、匂いの刺穿(しさく)。まるでそれは、こちらの頭を根こそぎ壊されるかのような、痛覚すらともなう快楽。

舌を吸う。舌をなぞる。さらさらとして、ちょっとざらついた感触が、こちらの舌に走る。
こちらが舌を動かせば、死神さんはくぐもった声を出しながら、鼻息を出して体を痙攣させる。
歯ぐきをなぞり、歯の一本一本を舐めて舐めて、舐めまわす。
ひたすらに、ただひたすらに、死神さんの口腔を、私は陵辱する。



死神さんと、接吻をしている。
口と口とを合わせている。唾液を、交換している。
その事実だけで、私は達しそうになるも、どうにか我慢。


ほどなくして、私は口を離す。名残惜しいけれど、仕方ない。

「ぷあぁっ・・・・・・!?」

死神さんは、息を求める。私の唇との間に、銀の架け橋が出来ていることも構わずに。
そんな死神さんの態度に、私はまた、死神さんにとっての理不尽な怒りを湧き立たせる。
濃厚な接吻の証左たるその橋を、無視するなんて。

ひどい人。
ひどい、ひどい、ひどい人。
そんなひどい人には。

「おしおき、必要ですねー」

私がそう言うと、死神さんは目に見えて怯えて、涙をしとどに流しながら言う。



「お願い、です・・・・・・。やめて、ください・・・・・・。お願い・・・・・・」



その、すがるような懇願の言の葉を聞いて、私は、とてもとても嫌な気分になった。

「駄目ですよー、死神さん。死神さんは、いつも毅然としていないと。私に敬語なんか使っちゃ、駄目なんですよ?」

私は、鎌を持つ。死神さんがびくりと体を震わせて怯える。
今度は違うところ。私は、柄の頭を、死神さんの股間へとあてがう。
次いで、手首のスナップをきかせて、ぐりっ、と。死神さんの股間に、刺激を与えるよう動かしてみた。

「やっ! ぅああぁっ!」
「あれれ? 敏感ですね? もしかしてこっちも?」

私は調子に乗って、空いた左手で、死神さんの胸を触ってみる。
ローブ越しだけれど、その小さな膨らみは、驚くほどに柔らかくて。
まるで水風船とマシュマロを、その柔らかさを合わせたみたい。信じられないくらい、気持ち良い。

「んっ・・・! ちょっと、それ、やめ・・・・・・!」
「意地を張っちゃいやですよー。私、泣いちゃいますよ?」

死神さんの声を無視して、私は攻める。
ひたすらに。鎌と、左手で。えんえんと、えんえんと。

「や、だ・・・! やめ、きゃふっ、や、そこ、そこやああぁぁっ!」
「あ、ここ、そういや敏感な場所でしたね。はい、そぅれっ」
「やあああぁっ! やめて、やめて、やら、やらああぁぁぁぁっ!?」


生殖器でも、ことに敏感な部位の辺りを攻めると、とてもとても悦ぶ死神さん。
私たちのことは見ていないけれど、周りに人がいるのに、歩いているのに、そんなにあえぎにあえいで、可愛い人。
私がそう指摘してやると、彼女は赤かった顔をさらに真っ赤にさせて、顔をその手で覆ってしまいました。

その仕草が可愛くて、可愛くて、本当に可愛くて仕方がなくて。
私は、思わず、敏感な場所を攻めに攻めてしまいました。

「ふぁああぁぁっ!? ほ、ほんとに駄目っ! 駄目ええぇぇぇっ!?」
「うふふ。うそはいけません。腰、うごいているじゃないですか。あれ? なんか湿っぽい音も?」
「これは、これはぁ・・・・・・あ、あああぁぁああぁぁぁっ!?」






可愛い、可愛い死神さん。
私だけの人になって欲しい、そんな死神さん。

ちょっと待ってて、くださいね? 今、その体を、支配してあげますから。
とってもとっても可愛い、死神さん。お人形にしたい人、愛しい人。


死神さん。大好きです。
ずっと、私のものでいて欲しい。
そう、ずっと。


ずっと。
ずっと。
ずっと。

ずっと。