1の作品-4


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  • 539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/30(土) 22:41:28.93 ID:66y6Kqdg0

幽霊「今日の映画は『MIB』です。」
死神「結構面白いんだけど・・・。」
幽霊「?」
死神「いや、とにかく見ましょうか。」

幽霊「やっぱりウィル・スミスは良い俳優ですねー。インデペンデンスデイの時は
まだそこまで知名度無くて報酬スカスカだったらしいですが。」
死神「そうね、けどどうして吹き替え声優変わったのかしら?前のほうが好み
なんだけど。」
幽霊「私は字幕スーパー派なのであまり関係ないですね。ところで
どうしてさっきからやたらと眼を背けてるんですか?」
死神「バグ・・・。あいつ出る時大抵ゴキ出るから・・・。」
幽霊「死神さんは女の子通してますねー。こんなもの貴方の仕事時の死体に
比べたら全然可愛いものですよ。最も実際に可愛がる人間の気は知りませんが。」
死神「あー、また出た。ああ嫌だ・・・。」
幽霊「超人説はここでも適用するみたいですね。」



  • 549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/30(土) 23:03:04.44 ID:rGuph1l90

幽霊「あ、死神さん。あの病院で今、人殺しやってますよ」
死神「?」
幽霊「中絶手術ですよー。手段はどうであれ、人殺しでしょう?」
死神「ああ、なるほど・・・・・・」

幽霊「いけませんよね。出来ちゃったら出来ちゃった、おろすんならおろすで、人殺しするって自覚をもたないと」
死神「避妊具を使用しても、子供が出来てしまうことはあるけれど。その後が問題よね」
幽霊「腹ン中の子供は、玩具じゃねーですよ。ひとつの生命ですよ。自覚を一切せぬ、人殺しめが、ケッ」
死神「まあ、人間って、基本的に生物殺しまくっているけれどね」

幽霊「私も・・・・・・死神さんに殺されました。それは、心。そう、愛という名の刃によって」
死神「あなた・・・・・・」
幽霊「・・・・・・」
死神「・・・・・・」

幽霊「・・・・・・うぅ、突っ込んでくださいよう。ツッコミがないと悲しいですよう」
死神「いや、たまにはひねってみようかと思って」


幽霊「突っ込んで、突っ込んで、突っ込んでぇぇぇ! 死神さん、遠慮なく突っ込んでええぇぇぇ!」
死神「あなたの鼻の穴に、鎌突っ込んで、奥歯ガタガタいわせてあげようか?」



  • 562 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/30(土) 23:20:55.88 ID:rGuph1l90

幽霊「いもくって、ぶ」
死神「谷川俊太郎の、おならうた?」
幽霊「ええ、そうです。アホっぽい言葉を大量使用ですけれども、そのリズミカルなしらべには、情趣すら感じます」
死神「子供の頃は、ギャグだと思っていたようなものも、歳をとれば味が分かるものってあるわよね」

幽霊「草野心平には、驚愕を通り越して畏敬の念すら湧いてきましたね」
死神「ああ、黒い丸がひとつだけの、奇抜も奇抜な詩だからね」
幽霊「読者に考えをゆだねる、という辺りが、一部の芸術と似通っていると思います」
死神「詩人や小説家が描くのは、文という名の絵画、ね。本当、芸術は崇高だわ」



幽霊「でも、黒丸ひとつで賞賛うけるんですから、ぼろいショーバイですよねー」
死神「あなた、最近、すすんで叩かれるネタをしゃべってない?」



  • 590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 00:01:43.56 ID:+Mc6axvL0

幽霊「悪魔の種類にも、色々とありますねー。サキュバスとか、インキュバスとか」
死神「どうしてあなたは淫魔にしか着目しないのかしら・・・・・・」
幽霊「あはは。でも、そういう神話とかの話は、結構面白いですよね」
死神「ちょっとご都合主義的なところもあるけれど、スピーディーで先の読めない展開は、素晴らしいと思うわ」

幽霊「特に、ヴリトラとインドラの話は、大好物ですね」
死神「ああ・・・・・・ヴリトラの力が強大にも過ぎて、美しい女を用い、インドラが不意をうって勝った話ね」
幽霊「女と友情を初めて信じた結果、あのように無残な状況になるとは・・・・・・」
死神「悪魔とか、竜とか。自分が強大な力をもっているがゆえに、自分の欠点や穴に気付かなかった、というのがあるわね」
幽霊「だから、バッシングされたり、否定的な意見を受けたりすることは、宝なんです」
死神「そうね・・・・・・。よし、私も精進しなくちゃ」



幽霊「でも、ヴリトラって、女にだまされて殴り殺されただけの」
死神「ストォォォォォォップ! 神話なんて、大抵そんなもんだから!」



  • 605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 00:17:02.29 ID:+Mc6axvL0

幽霊「ああ、そ、そこはっ・・・・・・!」
死神「トラップね・・・・・・って、あはは! 強盗ふたりが、くんずほぐれつ!」
幽霊「『ホームアローン』って、やっぱり面白いですねっ」
死神「やられ役の演技が、やったら上手いから、話が映えるわね」

幽霊「でも、強盗って怖いですよね」
死神「確かに、そうね」
幽霊「ものを盗むだけならいいんですけれど。命を奪う、となると」
死神「確かに、ね。今まで築き上げてきたものが、一瞬にして壊されるわね」

幽霊「もう、私、暴力は嫌いですのに」
死神「だのに、少年が仕掛けた鉄棒の振り子アタックは見るのね」
幽霊「だ、だって、ここまで明確な悪と善があると、応援したくなっちゃいますっ」
死神「まあ、そうよね・・・・・・」



幽霊「私も、死神さんに近寄る輩がいたら・・・・・・ふふふふふふ・・・・・・!」
死神「な、なんか悪意を感じるのは気のせい?」


先輩「は、はっくしょん! ・・・・・・うぅ、やだなぁ・・・・・・なんか、寒い」



  • 625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 00:41:13.31 ID:+Mc6axvL0

幽霊「あれ、あそこにいるのは先輩さんじゃないですか」
先輩「・・・・・・うふ、うふふ。やっぱり、後輩、かわいい・・・・・・」
幽霊「なーにやってるんですかー?」
先輩「!? わぁっ!?」

幽霊「ほうほう、こっそり死神さんを観察とは、これはいいタシーロですねー」
先輩「っ・・・・・・! 馬鹿にしない、で・・・! あの子を思って、布団と枕を濡らす、日々の、むなしさが、あなたに分かる・・・・・・!?」
幽霊「分かりません。というより、そこまでストーカーになりたくないというのが本音」
先輩「ああ、あの白磁のごとき肌・・・・・・いいよぉ・・・・・・」
幽霊「死神さんのこととなると、よっくもまあ、口が回りますねぇ・・・・・・。あと無視すんな。蹴るぞ」

先輩「とに、かく。・・・・・・じゃま、しないで・・・・・・」
幽霊「だが断る」
先輩「!?」

幽霊「覗き見なんて真似をして田代に走った貴様など・・・・・・!
   放っておけるかァァーーーーー!
   何度あなたを倒しても、私の怒りは収まらない! 
   ぶっ倒しても! ぶっ倒しても! ぶっ倒してもォォッ!!」

先輩「そう・・・・・・あなたと私は、もとから、相容れない、ものなの、ね・・・・・・」
幽霊「おやおや、鎌を出しましたか。だけど、私を非力な幽霊さんと見ない方が良いですよー?」
先輩「・・・・・・もとより、相手を甘く見る心など、寸毫微塵たりとも、ない・・・・・・」


死神「・・・・・・あれ? ふたりで遊んでいるのかしら? ん・・・・・・楽しそう、ね。
   別に。別に、寂しくなんか、ないわ・・・・・・」



  • 630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 00:58:55.52 ID:+Mc6axvL0

幽霊「おねーさまぁ」
死神「ストパニ? それともマリみて?」
幽霊「うい、前者です。もう、あの百合百合時空は、ヤベェの一言」
死神「まあ、レイプ未遂シーンあったしね・・・・・・。しかも、全裸でピロートークとか。弁解もできねぇ」

幽霊「うーん、やっぱり、肉体関係とかあると、冷めちゃいますね」
死神「そうなの?」
幽霊「ほら、よく、プラトニックとか言うじゃないですか。肉欲って、人間とは切っても切り離せないんです。
   それを凌駕し、踏みつけ、一心に抑える姿が、いいと思うんですけれどね」
死神「なるほど・・・・・・。理性と本能の葛藤、か。でも、究極的に、人間も獣だから」
幽霊「やだなあ、そのジレンマを見て、おどおどしているのをいじめるのが楽しいんじゃないですかーっ」
死神「(いけない場所で玄人ッ!?)」


幽霊「死神さんは、結構理性的ですよねー?」
死神「そう? 私、結構むらむらすること多いわよ?」
幽霊「ぐはぁぁっ!?(む、無自覚エロス!? やば、私、幽霊なのに、鼻血!?)」
死神「?」
幽霊「げ、げに恐ろしきは・・・・・・天然かな。
   華散らす 百合の香りは 誰か知る 我に教えよ 犯って恨みむ・・・・・・」



  • 640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 01:16:02.38 ID:+Mc6axvL0

幽霊「時代劇を見て、とみに、思うのですが」
死神「うん」
幽霊「対多数戦闘の鉄則が、あの場面では芥と化しますよね」
死神「またバッシング必至なネタを・・・・・・」

幽霊「受けに回らず、相手を誘導し、自分に有利な状況を常に作り上げる。
   防御は悪くないが、受け手に回ってはならない。相手を誘惑し、幻惑し、場を支配する。
 背中を向けたらば、対処の法を考えなくてはならない」
死神「ま、基本だけれど。実戦では、そうなるわね」
幽霊「だって、時代劇の剣戟シーン見ていると、暇そうな人がひとりかふたり」
死神「それ、演技だから! あんまり突っ込まないで!」


幽霊「でも、稀代の剣士とかは、不意打ちでやられちゃうことがありますよねー」
死神「四六時中、殺意を察知出来る? そんなの、不可能よ」
幽霊「そうですね。宮本武蔵は、セックスの際も、騎乗位オンリーにして、敵手の襲撃を恐れた、といいますが」
死神「ゴルゴか、あいつは・・・・・・。まあ、病的なまでに臆病じゃないと、あの世界ではやっていけないわね」
幽霊「ヒットマンライフは、前途多難っ! でも、私はそんな生活、嫌ですね」


死神「まあ、あなたが現世にいると、恨みをもつ人とかが、ネズミ算式に増えそうで。ゴルゴなみに警戒心ないと、駄目そうね」
幽霊「それ、私の尊厳を、おとしめています?」



  • 648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 01:39:31.14 ID:+Mc6axvL0
幽霊「ゼロ距離メガビームキャノンッ。この宇宙(うみ)は、地獄だっ」
死神「デンドロビウム?」
幽霊「はい。やっぱり、あのオーキスの規格外っぷりがいいですよね」
死神「まあ、あれはガンダムと呼ぶのかどうか・・・・・・。そういえば、あのオーキスに埋もれたガンダムだけれど」

幽霊「ガンダム試作三号機、ステイメンのことですか?」
死神「あれって『おしべ』の意味らしいわね。辞書にすら載っていたわ」
幽霊「そういえば、デンドロビウムって、蘭の花でしたね。ガンダムにしては、ちょっと綺麗な名前づけですよね」
死神「SEEDは、神話を使いまくりだったけれどね。アグニとか、シヴァとか」

幽霊「うーん、日本人って、横文字の厨設定に弱い気がします。まあ、仕方ないですよね」
死神「虎突き上げ拳打よりも、タイガーアパカッ、の方が好かれる秘密」
幽霊「むしろ、前者の名称はダサすぎますが」
死神「我ながら、そう思うわ」



幽霊「ほらほら、そこの小学生。そこで、『はかいこうせん』でーす」
死神「これ、普通に考えるとダサい名前なのに、どうして格好良く聞こえるのかしら?」



  • 651 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 01:53:31.64 ID:+Mc6axvL0
幽霊「赤ずきん、ありますよね?」
死神「あるわね。それが?」
幽霊「色々なエピソード、あるじゃないですか。狼の腹かっさばいて出たとか」
死神「外国の話は、色々とエピソードが違うわね、確かに」

幽霊「よくよく考えてもみれば、かちかち山とか結構やばいですよね。絵本では改変されていますけれど」
死神「ババァ汁を食わせたというアレ? さすがに、カニバリズム傾向は危険よね、確かに」
幽霊「でも、そういう話を子供たちに伝えるのも大事だと思いますのに」
死神「昔なら平気だったんだろうけれどね。最近の子たちにそれ教えられる? 平気で実践しそうよ」

幽霊「うーん、やっぱり教育というのも、受け取る側の知識とかで色々変わりますかー」
死神「ゆとりとかは大した問題じゃないと思う。教える側と受け取る側がどうか、それが問題ね」
幽霊「後先を考えられる子がいれば、いいんですけれどね」
死神「難しい問題よね、それ」



幽霊「では死神さん。これから保健体育の勉強をば。ええと……」
死神「教えられる側がやる気ないと、教育ってまるで意味を成さないわよ?」



  • 655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 02:03:06.65 ID:+Mc6axvL0

幽霊「私はまた、フィリピンに戻ってくる」
死神「マッカーサーね。癪だけれど、GHQのおかげで、日本は安寧の時を得たと思うわ」
幽霊「でも、朝鮮戦争に関して、あの発言はいけませんよね。トルーマン大統領の、反感を買ってしまいました」
死神「老兵は死なず、ただ消え去るのみ、か・・・・・・。時代と意思と熱意は、いつでもすれ違うものよね」

幽霊「でも、おじいちゃん兵士にも、何か感銘を受けるところはあると思うんですよ」
死神「そう、ね。戦争談とか、長くなりそうだけれど、色々と血肉に出来そうなことが多いもの」
幽霊「今の人間、特に政治化の一部は、戦争のことを軽視しすぎです。
   そんなに第九条を改正したかったら、一回、地雷で足をぶっ飛ばされてください。同じ意見、言えますか?」
死神「・・・・・・言えちゃうかもね。大義名分とかの鎧、その恩恵を受けて」
幽霊「人間って・・・・・・どこまでも、どこまでも、間抜けですよねえ」


死神「殺していい人間なんていない、というけれど。実際、死んで良い人間はいると思うわ」
幽霊「死神さんが言うと、ことに説得力あるから、困りものなんですが・・・・・・」
死神「我々は、○○への攻撃も考えている!」
幽霊「マッカーサーの二番煎じだけはやめてくださいって! 色々とネタが危険ですから! ちゃんと外国と仲良くしましょうよ!」



  • 665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 02:38:42.55 ID:+Mc6axvL0
666 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 02:39:32.68 ID:+Mc6axvL0

幽霊「死神さん、今日はなんか映像でも見ましょう。ええ、ふたりきりで」
死神「・・・・・・なんか、今日はやたらハイテンションね」
幽霊「それは、死神さんと一緒ですから」
死神「はいはい、擬似的な愛の告白、ご苦労様。で、今日は何を見るの?」

幽霊「あそこの人が、レンタルビデオ店で『仮面ライダーカブト』をば」
死神「おばあちゃんが言っていた・・・・・・そういう機会は、あまさず逃さず貪りつくせ、ってな」
幽霊「私、あまり知らないんですよねー。見たいです」
死神「ええ、見なさい、見なさい。つーか、見ろ」


『One! Two! Three! Rider Kickッ!』
『ライダー、キック! うおおおおおりゃあああああぁぁぁぁぁッ!』


死神「うう、やっぱり、かがみんのガタック初変身の回は、本当に神レヴェルの出来よね・・・・・・・って、あなた!?」
幽霊「来いッ! ガタックゼクタァァァァァァ! ライダー、キック!」
死神「なんかいつもと立場が逆っ!?」
幽霊「私は、ワームを許さないぃぃぃぃぃっ! かかってこい、キエエェェェェェェッ!」


幽霊「すいませェん・・・・・・調子に乗りすぎました」
死神「べ、別にいいけれど」
幽霊「なんか、一本気な熱血ヒーローが、恥も外聞も構わずに駆ける話、というのが最近なくて・・・・・・」
死神「確かに、ね。一般腐女子の好くキャラは『冷静で物事を巨視的観点から見ることが出来る、参謀役』だもの」
幽霊「やっぱり、たまには、泥臭く走りたいと思う時もありますよー」
死神「そうね・・・・・・」




幽霊「でも、後半になるにつれて、予算が足りないせいかクロックアップの演出が」
死神「ストォォォップ! それ、禁句! カブトの後半は黒歴史!」
幽霊「噂では、風間さんとのスケジュールが・・・・・・」



  • 711 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 09:01:34.98 ID:+Mc6axvL0

幽霊「というわけで、神社に到着です」
死神「何が、というわけ、なのか分からないけれど。それよりあなた、体は平気なの?」
幽霊「平気ですよ? 日本も、時代を経るにつれて、西洋化が進みましたから。信心が、薄れていったんですね」
死神「まあ、ね。・・・・・・危なくなったら言って。出来る限り、時間稼ぎはするから」
幽霊「はいはぁい」

死神「ここ、良い神社ね。参拝客も良いし、その他の施設にも気をくばっている」
幽霊「あれ? でも、死神さんは満足してないみたいですね」
死神「それはまあ、あの鳥居を見れば、ね・・・・・・」
幽霊「ああ、あれですか」

死神「映えを良くするために、塗料を塗ったのは分かるのよ。でも・・・・・・」
幽霊「ああ、情趣、というものを、木っ端微塵に粉砕してますよね」
死神「・・・・・・赤い、てらてらとしたきらめきは、神社に似合わない」
幽霊「それは分かります。とある神社の鳥居の塗装が改められた際には、私、衝撃を覚えましたから」

死神「きらびやかな美は、穴があると思うわ。鳥居は、塗料がはげているぐらいが良いと思うのよ」
幽霊「それは同感です。泥臭く努力した美は、それだけでひとつの芸術ですから」
死神「願わくは」
幽霊「色々な種の美をたたえたい、といった所存でしょうか?」
死神「・・・・・・・うん」


幽霊「まあ、確かに、汚れなきマグロよりかは、多少慣れたビッチの方が」
死神「あなた、情趣を破砕せしめることについては、天稟(てんびん)があるわね」
幽霊「いやん、褒めないでください」
死神「ええと、効率的に人体を破壊する殴り方は・・・・・・」
死神「裏話、もうやめてええぇぇぇぇぇぇ!」



  • 717 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 09:34:52.74 ID:+Mc6axvL0

幽霊「少し……頭冷やそうか」
死神「うえぇ、管理局の白き魔王ね」
幽霊「言うこときかない新人を正すのはいいと思います。でも、その手段が」
死神「ティアアアアアァァァァ! クソッ! なんて時代だ!」

幽霊「やっぱり、新人さんは、色々と無謀なんですよ」
死神「で、それをどう正すか、なのね?」
幽霊「はい。向こうのことを考えて、気にさわらないような、それでいて最適な言葉を紡ぎ出す」
死神「上司、というのも、大変よね。漫画では、やたら馬鹿な役にされるし。あの馬鹿部長ちくしょー、とか」

幽霊「でも、先輩さんは、死神さんのことを評価していましたよ?」
死神「えっ!? ど、どうして!?」
幽霊「普段はごろごろしているけれど、仕事の時には的確だって。すごく、賞賛していました」
死神「う、うわぁ・・・・・・」

幽霊「嬉しいのですか?」
死神「う、うん! やっぱり、先輩にそう言われると……って、痛っ! あなた、なんで足を蹴るの!?」
幽霊「べ、べーつにー?」
死神「うう、痛い……」


幽霊「今のは痛かった……痛かったぞーっ!」
死神「それはこっちの台詞だってば……」



  • 721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 10:24:15.90 ID:+Mc6axvL0

幽霊「元寇は、一種の文化人類学だと思います」
死神「なぁにを知的ぶっちゃっているんだか。ペダンティック、と言うべきかしら」
幽霊「お、お願いですよう、聞いてくださいよう」
死神「分かった! 分かったから抱きつかないで! その無駄に大きい胸で窒息しそうなのよ!」

幽霊「元軍は、てつはうとか集団戦法とか、短弓にての毒矢とか、色々とやったじゃないですか」
死神「そうね。とかく、強敵。でも、必死こいて戦っても、外来の者を追い払っただけだから、報酬としての土地はゼロも同然」
幽霊「彼らの来襲が、鎌倉幕府の基盤を揺るがしたことは、疑いようもありません」
死神「まあ、ね。秀吉だって、外国へと攻めたし、まあ、土地を得たいのは自他国ともに変わらないのよね」

幽霊「やあやあわれこそは、と言ってる間に、袋叩きでしたから。文化の違いですよね。
   当時のとある書物には『力自慢の者も、技自慢の者も、皆、やられていった』と著してあったとか」
死神「まあ、集団で襲い掛かられたら、抵抗出来ないわね」
幽霊「……」
死神「ん? なに、こっちを見ているの?」


幽霊「死神さん、誰か分身の術を知っている人は? 私はその人を師匠として」
死神「何故か背筋に戦慄を覚えたのだけれど、気のせい?」



  • 725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 10:42:50.12 ID:+Mc6axvL0
726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 10:44:17.22 ID:+Mc6axvL0

『死神に最重要な仕事が舞い込む』


死神「ええと、鎌用意して、先輩は……うん、たぶん平気だろう」
幽霊「あれれ、死神さん、どうしたんですかー?」
死神「ん? ああ、ごめんなさいね。今、ちょっと急いでいるから」
幽霊「準備しながらでいいから、話してほしいです」

死神「別に……ちょっと、あそこの街で、危険な魂が暴れに暴れているそうだから」
幽霊「ああ、援護しに行くんですね」
死神「今だけの、最優先任務。もう、先輩が向かっているだろうから……私も行かないと」
幽霊「うーん、私は…何も出来ませんねー」
死神「まあ、待っているだけでいいから。それだけで嬉しいわ」
幽霊「はいはーい(でも、傍観しているだけってのは、結構いやですね)」



死神「よし、最後の切り札も持ったし、はやく行かなくちゃ……って、ビョヒェェェェェッ!? あなた、何やってるの!?」
幽霊「死神さん……いいですよ?」
死神「いやいやいや、今から仕事だから! グラビアアイドルみたいなポーズ、全裸でやらないで! 色々と我慢できないから!」
幽霊「ふへへぇ、活力、湧いてきましたー?」



死神「湧くかアホオオオォォォォッ! でも、好意は受け取っておくわ、ありがとおおおおっ! あと、あなた、肌綺麗ね!」
幽霊「な、なんか慌てているせいか、いつもよりテンションが違いますねー?」


死神「と、とにかく! いってくるからね!」
幽霊「はーい。ちゃんと帰ってきてくださいよー?」
死神「……言われるまでもないわ。あばれんぼう魂なんて、ボコボコにしてやんよ」

幽霊「あーあ……いっちゃいました、か」



死神「すぐに戻るから! あなたは、最近オープンした展示会のことでも、調べてなさい!」
幽霊「!? 死神さん? ……あんな遠くから大声で言われたら、こっち、はりきっちゃいますよ」


死神「自分は、自分がやれることを……!」
幽霊「やるだけですね!」



  • 729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 11:05:44.48 ID:+Mc6axvL0

幽霊「果たして、異常者と正常者の間に、みぞはあるのでしょうか」
死神「何が言いたいの?」
幽霊「いえね、精神異常者とか言っているけれど、どこか常人と違うのだろう、そう考えまして」
死神「確かに……明確な定義は、あまり分からないわね」

幽霊「でも、私が嫌なのは、そういうのを利用して死刑とかを免れようとする人です」
死神「ドラえもんが何とかしてくれると思った」
幽霊「弁護士、というのも必要な職業ですけれどね。わざわざまとまりかけていた場に、くちばし突っ込んで、
   引っかきまわすだけまわして、周囲の人々を混乱させるのはどうかと思いますよ」
死神「頭がおかしいから理解出来ない、というのは、最高の逃げ道だものね」



幽霊「でも、ドラえもん、いてほしいですねぇ。そうすれば死神さんと……うへへぇ」
死神「うん、頭おかしい人相手でも、適度な制裁は必要だと思うの。主にこのこぶしで、眼前にいる痴女を」



  • 731 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 11:39:51.62 ID:+Mc6axvL0

『幽霊と喧嘩』 


死神「いつもいつもいつもシモの話ばかり言って! あなた、いいかげんにしなさいよ!」
幽霊「そんな苛烈な発言は、勧誘禁止だぜ!」
死神「あのね、私にも堪忍袋の尾、というものがあって」
幽霊「尾? しっぽ生えた死神さん? 萌えですね、エロエロですね、げへへぇ」

死神「……もういいわ、あなたには会わない」
幽霊「え?」
死神「ふざけないでよ。私……もう、帰るわ」
幽霊「……そう」
死神「?」

幽霊「そうですかそうですか、ずっと、ずっとひとりだった私を、死神さんは……」
死神「ゑ?」
幽霊「友人、だと思って、いましたのに……ひとりは、もう、嫌なのに……」
死神「ちょ、ちょっと……」
幽霊「ひどい、ひどいです……」


死神「わ、悪かったわよ! だから泣かないでって! でも、あなたもちゃんと態度を改めて? いい?」
幽霊「はい……ごめんなさい、次から気をつけますから……」
死神「ああ、もう……。仕方ないなあ……」

幽霊「(変なところで、死神さんって世話焼きですからねー。ふへへぇ、計画通り)」

死神「ほら、涙、ふいて。可愛らしい顔が台無しになるじゃない」
幽霊「(うーん、でも泣いてしまったのはマジなんですよね。なんだかんだ言って、彼女と一緒にいるの、好きなんだなあ、私)」



  • 736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 12:15:24.99 ID:+Mc6axvL0

幽霊「ああああ、だからディアブロスに顔面攻撃はあまり効果ないんですよおおお」
死神「中学校にまで忍び込んで、何をしているかと思えば・・・・・・ゲーム観察?」
幽霊「だって、この子、ディアブロスに太刀で挑むし、あまつさえ顔面ばかり攻撃するし、見ていられませんったら」
死神「あなたを探すのに、こちとらそれなりに労力使ったのだけれど?」

幽霊「あー、死神さん、もしかして寂しかったんですかー?」
死神「べ、別にそんなこと思ってないんだから! ……と言えば、あなたは満足するのかしら?」
幽霊「うう、やっぱり駄目ですよ。死神さん、デレないですよ、アクリルガッシュですよ」
死神「媚びるの、基本的に嫌いだから」

幽霊「ふへへぇ、それなら、媚びの練習しましょうよ。ほら、こういうところ触れば……ほれほれ」
死神「セクシャルハラスメントね。……殴っても、いい?」
幽霊「う、嘘だッ! バッドエンドルートでは、死神さんは敏感だったはずなのに!」
死神「あれはパラレルワールドよ……。さて、覚 悟 は い い か ?」

幽霊「なんだかんだ言って、上司の技を引き継いでいますよねえええぇぇぇっ! うっぎゃああぁぁ! ごが、ごががぁっ!」
死神「サニーパンチよ」
幽霊「い、いてえぇーっ! おぐ、おぐう!」
死神「エロに進んだ者が、前に歩を進める者に勝てるわけがないわ……!」



  • 749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 13:01:12.28 ID:+Mc6axvL0

幽霊「うーん」
死神「どうしたの?」
幽霊「あ、死神さん。あの、太宰治の『走れメロス』なんですが」
死神「気の毒だが、正義のためだ! ……で、それが?」

幽霊「お友達を信用とかうんぬん言ってますけれど。普通、友を簡単に人質にしますか?」
死神「そ、それを言われると……。まあ、個人的に、それは太宰最高の駄作だと思うわ」
幽霊「なんか、メロスがひとりで突っ走っているというか……。メロスだけ邪気眼もちで、あとは普通の人みたいな」
死神「まあ、人の言葉に踊らされて、王を殺そうとした単細胞の話だからね」



幽霊「死神さんも、メロスになってくださいよう。そうすれば、裸マントで……うへへ」
死神「ああ、煩悩まみれのあなたは、絶対にセリヌンティウスになれないわね。つーか、こちらが信用不可能」



  • 755 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 13:23:44.75 ID:+Mc6axvL0
756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 13:25:29.53 ID:+Mc6axvL0
757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/01(日) 13:27:16.72 ID:+Mc6axvL0

『ヘルシング』ネタ


幽霊「という訳で、そこな犬死神。もとい死神犬」
死神「いきなりムカつくネタを出すわね、あなた……」

幽霊「諸君 私は死神さんが好きだ
   諸君 私は死神さんが好きだ
   諸君 私は死神さんが大好きだ

   (中略)

   つんけんした態度をとられても優しくされた時など 胸がすくような気持ちだった

   (また中略)

   『陵辱! 陵辱! 陵辱!』

   よろしい ならば陵辱だ」

死神「変な言葉を放って、手篭めにしようとしな……って、ちょっと、やめ……」
幽霊「うへへ、ほれほれ」
死神「ぅくっ……こんなのに反応するなんて……。くやしい、でも(ry」
幽霊「幽霊をなめるな死神め こい 犯(や)ってやる」


先輩「……変態セクハラ幽霊が見えるか、後輩ちゃん」

幽霊「せ、先輩さんっ!?」



死神「見えます!」

先輩「冥界も現世も百合界隈もエロエロになっちまった
   あの世界がよ 今じゃ地獄と同義語だ
   俺は現世なんて嫌いだ オタクくせぇ街だと思ったよ 俺にはぜんぜん似合わねぇ町だと思ったよ
   でもな、俺が慕情を寄せる後輩ちゃんは美人だったし、死神のやつらみんな変なやつだったけど
   でもな、みんなナイーブなやつばかりでよ やたら俺に気をつかいやがる
   俺が特異な容姿だからっつって、親切だっつって 毎度毎度、俺、あの優しさ、うざったいのに嬉しくてさ

  俺は現世なんて嫌いだ
  でもな、それを守るあいつらは、この現世とやらとなんも関係がねぇ
  嫉妬も 怨恨も 憎悪も 理念も 慢心も 驕慢も 知ったこっちゃなかった

  でもここにいる女郎は今、幽霊になって、死神を『食って』いる
  それが俺には勘弁ならねぇ

  後輩ちゃん 仇討ちしようぜ
  やっちまおう この痴女、やっちまおうぜ」



死神「……うん わかってる わかってるよ、隊長
   わかってる!」



幽霊「ちょ、なに感動的な言葉で私を徹底的バッシング!?」



先輩「よおし、征け!」
死神「征きます……! 先輩隊長、征きます!」


幽霊「や、やっぱりこういう場面では、私はぶっとばされるオチですかああぁぁぁっ!?」


死神&幽霊「豚のような悲鳴をあげろ」


幽霊「うっぎゃあああああぁぁぁぁっ!? なぜか、息ぴったりいいぃぃぃぃ!?」