泥水 幽霊side

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「うあああああああああああ」 チーン…ポクポク… なんで私は無力なんだろう… なんで私は… ここに今も生きているんだろう… 私にはとても仲の良かった友達が居た 本当に本当に大切な友達だった …だった…あの日までは 私はその日、用が有ってその友達は先に帰っていた その用もすぐに終わり私はあとを追いかけて急いだ 追いつかないこともないはずだ 少し裏路地に入った所にそれはあった 男の人達に囲まれ人形のように扱われる友達 私はその光景に恐怖しか感じなかった 精一杯口を動かして「た・す・け・て」と私を見つめる友達 私はただ呆然と立ち尽くし見返すことしか出来なかった 男達に痛めつけられ犯される友達 私はその男達に睨まれ逃げ出すことしか出来なかった 親は言った 「あなたの責任じゃない」と 姉は言った 「残念だけど仕方がないよ」と 先生は言った 「あなたが悪いんじゃないの、その大人達が悪いのよ」と 友達はなんというだろう? 私は悩んだ、部屋にずっと閉じこもって 会いたい…会ってただ謝りたい そう思った時、私の命はとても軽く感じられた 幽霊「ん……あれれ?」 死神「起きた?」 幽霊「寝ちゃってました…か…」 死神「なんか、少しうなされてたけど大丈夫?」 幽霊「そ、そうですか? といっても、私は全く夢の内容覚えてませんけどね」 死神「ま、それならそれでいいんだけどね」 幽霊「でも、多分、昔の夢だった気がします」 死神「そ。それで?」 幽霊「私達、友達ですよね?」 死神「今更、なにを言うんだか、当たり前でしょ」 幽霊「あれ?今日はいつもみたいにツンデレじゃないんですね?」 死神「あー、さっきの発言撤回してもいい?」 もう、二度と裏切らない もう、二度とこの関係を壊さない ただ、思うのはた易かった

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