ドキュメンタリー映画「抗いの記 記録作家林えいだい」 完成試写会(日比谷)のお知らせ

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ドキュメンタリー映画「抗いの記 記録作家林えいだい」
完成試写会(日比谷)のお知らせ
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「抗いの記 記録作家林えいだい」(110分/2016年5月完成)
監督:西嶋真司(RKB 毎日放送)
出演:林えいだい(記録作家)、他。
朗読 : 田中泯
概要:権力の前に沈黙を強いられた名もなき人々の記録を書き続ける
作家 林えいだい氏のドキュメンタリー映画。

【日時】:6月 9日(木)19:00~(開場30分前)
     6月10日(金)14:00~(開場30分前)
     両日、監督トークあり。
【ゲスト出演】
  9日:金平茂紀氏(ジャーナリスト)
  10日:田中泯氏(舞踊家。本映画の朗読担当)

【参加費】:(前売)1000円 (当日)1200円
【場所】:日比谷図書文化館(旧日比谷図書館)コンベンションホール
     http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

【あらすじ】
福岡県筑豊を拠点に、朝鮮人強制労働や公害問題、戦争の悲劇などの取材に取り組んで
きた記録作家・林えいだい。林は筑豊に渦巻く様々な負の歴史、国のエネルギー政策に
翻弄された名もなき人々を記録してきた。

若い頃には北九州市の職員として働いていたが、公害告発運動に加担したのち37才の時
にフリーの記録作家となった。林が記録作家になった背景には、反戦思想を貫いた父親
の存在がある。神主だった父親は、民族差別に耐えかねて炭鉱から脱走した朝鮮人鉱夫
たちを自宅に匿った。「国賊」「非国民」とされた父親は、警察の拷問が原因で命を落
とした。その体験が林の取材活動の原点となっている。

2014年8月9日福岡市の雑木林を林が訪れる。69年前の同じ日、そこで一人の特
攻隊員が日本軍に銃殺された。国の命運をかけた重爆特攻機「さくら弾機」に放火した
という罪が着せられていた。林はこの青年が朝鮮人であるが故に無実の罪を着せられた
のではないかと疑念を抱き、真相に迫ろうと放火事件の目撃者のもとを訪ねる。徹底し
た取材の姿勢は、対象となる人物の重たかった口をも開き、決して忘れてはならない真
実を浮き上がらせるのだった。

現在の林は、私設図書館の「ありらん文庫」に愛犬の「武蔵」とともに暮らしている。
膨大な資料が積まれ、歴史に埋もれた事実をここで記録してきた。林が生まれ育った筑
豊の炭鉱では、人々が懸命に生き、歴史を作った。女坑夫や石炭を荷積みする女沖仲仕
など、明治から大正昭和にかけて日本の経済を支えた女性たちのことも生き生きと描い
た。

 重い癌と闘う林の手は、ペンを持てないほどに曲がってしまっている。それでもセロ
テープでペンを指に巻き付けながら懸命に記録を残す。権力に棄てられた民、忘れられ
た民の姿を記録していくことが自分の使命であると林は語る。

「歴史の教訓に学ばない民族は 結局は自滅の道を歩むしかない。」林えいだい

【問合せ】グループ現代(福原、川井田) 
 03-3341-2863(グループ現代)、090-5495-2580(川井田)
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最終更新:2016年06月07日 15:10
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