韓国から入国拒否を受けて〜AWCジャパン大内さんの体験

韓国から入国拒否を受けて〜AWCジャパン大内さんの体験〜回覧メールより
29日の19時前にチェジュ着。入国審査でやたらに時間がかかるので、引っかかったと直感。案の定、審査場横の部屋に連れて行かれる。15分ほどひとりだけにされて放置。チェジュ航空の職員(少しだけ、日本語ができる)を連れて、「入国禁止リストに名前が載っている。今調べているので、もう少し待ってほしい」と伝えられる。その上で、「1人で来たのですか?」「入国の目的は何ですか?」と質問を受け、「1人で観光に来た」と答える。

再度、1人にされる。15分ほどして、入管職員とチェジュ航空の職員が来て、「入国はできない」旨を伝えられる。理由をたずねると、「ここではわからない。日本に帰ってから大使館に問い合わせてほしい」。どこで入国禁止が決まっているのかとたずねると、「法務局(?)で決まっている」とのこと。また、異議申し立ての制度はないとのこと。

今日、日本に帰るように言われるが、拒否すると「わかった」と簡単に引き下がる。そのまま空港内の収容施設に入れられる。大部屋が2部屋あり、中国人が先に収容されていた。廊下までは出られるが、そこから先は施錠されており、警備員が常駐しており出ることはできない。部屋には空調やオンドル、洗面所、トイレ、テレビが設置されており、快適。警備員も親切で、オレンジジュースとミネラルウォーターを差し入れてくれる。窓が隠されており外が見えない点とライターが取り上げられてタバコが自由に吸えない点がストレスだった。(警備員に言って火を付けてもらうシステム)。

日本に事態を連絡すると、チェジュ空港に迎えに来てくれており、入国禁止をすでに把握していたとのこと。この日はチェジュ航空が差し入れてくれたハンバーガーと飲み物でお腹を満たす。代金は、翌日に請求される。日本と打ち合わせをして就寝。
30日、午前に空港に抗議に来てくれている韓国・チェジュの方から、警備室に電話。英語とハングルで話はあまり通じなかったが、入管に抗議をしてくれていることとは伝わる。午後からも、韓国・チェジュ側で入管に抗議し、入国禁止理由の詳しい内容をたずねたとのことが伝えられる。本当に感謝・感謝。韓国・チェジュのたたかいを支援・激励しに来たはずなのに、逆にたいへん激励される。空港に抗議に来ている人に会いたい、物(カンジョンへの激励の布とカンパ)を渡せないかとチェジュ航空の職員に要求すると、いずれも「できない」と拒否。

14時過ぎにチェジュ航空の職員がやって来て、15時の飛行機で強制送還になることが伝えられる。「入国させないのは不当だ」と抗議し、異議申し立てをしたいと伝える。入管職員がやって来て、話を聞くので帰る準備をして待合室に来るように指示。帰るつもりはないと私物は持たずに待合室に行く。

「今年の1月には韓国に入国できたのに、今回できなかったのはなぜか?」をたずねる。入管職員は、「1月以降に入国禁止になったのだろう。その理由は、ここではわからない」との答え。「異議申し立てをしたい。その間、ここに滞在するつもりだ」と要求。入管職員は、「入国拒否の場合は異議申し立てができるが、入国禁止の場合は異議申し立てはできない」との答え。それならば、「入国拒否にしろ」と要求するが、ここではその判断はここではできないとのこと。 「入国禁止」と「入国拒否」の違いをたずねたが、よく分からなかった。

そうこうしているうちに、入管職員・警備員か空港警察・航空会社職員ら数名に取り囲まれ、荷物も部屋から出される。両端を挟まれて出国を迫られる。威圧的な対応はなかった。こちらもまだ「納得していない」と抗議するが、物理的な抵抗はせず。特別ゲートから出国。他の入国禁止者のように、帰りの飛行機代などは、請求はされなかった。

残念ながら入国し、チェジュの反基地闘争に参加することはできなかった。しかし、韓国・チェジュ側は相当な力を入れて抗議行動などを展開してくれた。フェイスブック(仕組みはよくわからないが)で情報を流して、沖縄などからも反応があったと知らせてくれた。たとえ入国はできなくても、国際的に注目されているということを通して、暴力的に基地建設が進むチェジュ・カンジョンの住民を激励し、韓国政
府に圧力をかけることが少しはできたと思う。

AWC日本連はチェジュ海軍基地建設阻止とカンジョンの基地反対運動との支援連帯を強めるべき。入国拒否になってもハングルをしゃべることができなくてもかまわない。継続した現地派遣団の組織化や、沖縄―岩国―ヒロシマと結びつけた取り組みなどを進めることを検討したい。
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