軍国主義に反対する国際女性ネットワーク

「軍国主義に反対する国際女性ネットワーク」からJeju島への連帯声明   2011年9月1日
 

沖縄・日本本土・フィリッピン・マーシャル諸島・グアム・ハワイ・プエルトリコ・オーストラリア、そして米国西海岸に暮らす女性である私たちは、イージス駆逐艦の寄港地となる新たな海軍基地建設に反対するGangjeong村の人々へ連帯の挨拶を送ります。

 

私たちは、その村の住民の94%が同基地を望んでいないと知っています。私たちは、政府が押収した土地の占拠や、建設阻止のための道路封鎖により皆さんが示す強い抵抗を称賛し敬意を覚えています。私たちは、韓国政府が皆さんに対する一層の強行措置を採るため警察を出動させた事実を嘆かわしく思います。私たちは済州島でのこの基地と軍事増強が、緊張が高まりつつある地域における新たな安全保障上の脅威を作り出すという点で同意しています。

 

私たちはまた、地域経済をゆがめ、その地域社会が繁栄するために必要な様々な資源を奪う軍事増強と多大な軍事投資の影響を経験する地域社会に暮らしています。

 

米国海兵隊の沖縄からグアムへの移転計画は、ハワイ、ミクロネシア、フィリッピンからの労働力を伴う軍事建設事業を含みます。中東において今なお続く戦争のために生活が破壊され失われただけでなく、これらの戦争はまた私たちの経済を不安定にもしています。 たとえば、軍事建設事業に一時雇用されたフィリッピーノたちは、危機のときにはレイオフされ、仕事のないフィリッピンへと戻ります。 グアムでは地元の企業は大きな軍事建設請負企業と競合できず、基地建設事業契約は滅多に受注できません。 Ke Awa Lau o Pu’uloa、すなわち真珠湾での米軍基地の建設はオアフ島の食料生産基盤を、ハワイの貧しい地域社会の多くがその汚染された海岸で暮らす、有毒な「スーパーファンド・サイト」(*)に変えてしまいました。 プエルトリコではルイス・フォルツーノ知事が、公共サービスと教育分野の予算削減への抗議を理由に、市民に対する蛮行と彼らの自由への抑圧を開始しました。 米国本土では新たな運動が生まれ、戦争を終了させ地域社会を支える公共サービスに予算を回す、連邦予算上の新たな優先順院を求めています。

 

 私たちは済州島の皆さんの闘争を、増大する軍国主義に対する人々の抗議が世界にさらに広まった、そのパターンの一環とみなします。私たちは遠く離れていますが、皆さんと共に立ち上がっていることをどうぞ知ってください。 故郷の軍事化に抵抗する皆さんの勇気に感謝します。 皆さんの行っている闘争は私たちを鼓舞し力づける模範です。

 

連帯のもとに

 

(署名団体)

Kozue Akibayashi, Women's International League for Peace and Freedom, Japan

Ellen-Rae Cachola, Women for Genuine Security/Women's Voices Women Speak, U.S. & Hawai'i

Lotlot de la Cruz, KAISAKA, Philippines

Cora Valdez Fabros, Scrap VFA Movement & Philippine Women's Network for Peace and Security, Philippines

Annie Fukushima, Women for Genuine Security, U.S.

Terri Keko'olani, Women's Voices Women Speak, Hawai'i

Gwyn Kirk, Women for Genuine Security, U.S.

Rev. Deborah Lee, Women for Genuine Security, U.S.

Bernadette “Gigi” Miranda, Women's Voices Women Speak, Hawai'i

María Reinat Pumarejo, Colectivo Ilé: Organizadoras para la Conciencia-en-Acción

Aida Santos-Maranan, Women's Education, Development, Productivity and Research Organization (WEDPRO), Philippines

Dr. Hannah Middleton, Australian Anti-Bases Campaign Coalition, Australia

Suzuyo Takazato, Okinawa Women Act Against Military Violence, Okinawa

Lisa Natividad, Guahan Coalition for Peace and Justice, Guahan (Guam)

Ana Maria R. Nemenzo, WomanHealth Philippines.

Darlene Rodrigues, Women’s Voices Women Speak, Hawai’i

 

*「軍国主義に反対する国際女性ネットワーク」は1997年に、韓国・沖縄・日本本土・フィリッピン・米国本土から集った女性活動家、政治家、教師、学生の40名の女性により、その各国における米軍の負の影響について、共に戦略を持つため設立された。2000年に、ヴィエキス島への米海軍の訓練爆撃に反対するプエルトリコの女性たちが参加し、その後2004年にはハワイの女性たち、2007年にはグアムの女性たちが加わった。 同ネットワークは会員制の組織ではなく、各自が自らの地域社会において活動する女性たちの協業であり、参加者は自分たちの土地と地域社会の軍事化に対する、自らの使命を共有する。 詳細は以下。   http://www.genuinesecurity.org/

 

*スーパーファンド・サイト:有害廃棄物汚染の土地を浄化するためのアメリカ連邦政府のプログラム、あるいは、そのような土地の浄化に関わる法律や、そのための信託基金。

(*HPにはまだ英文の声明が掲載されていません。)

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「真の防衛者たち」                クーハン・パイク  ( キラウェア   2011年9月4日)

私が1960年代に韓国に暮らす少女だった頃、私たちは抑圧的な朴正熙独裁体制下にあった。午後10時の外出禁止令の後の時間に外出している者は誰であろうと逮捕される可能性があった。政府に抗議しようとした者は誰でも消えた。多くの人々が民主主義と人権を求めて闘いつつ亡くなった。

こんにち、韓国の人々は現在彼らが教授する自由を築き上げたそれらの至高の闘争を、生きた記憶の中で保ち続けている。そして彼らはすべてを捧げたあとでも、その自由を諦めようとはしていない。それゆえ、その粘り強い、民主主義を愛する韓国の人々が、また抗議を—今度は4年以上にわたり昼夜絶えることのなく—行っているのは、何の驚きではない。

豊かな生態系を保つ済州島の珊瑚礁は、数千年にわたり島民に食料を与えて来ただけでなく、驚くべき時間海中にいてあらゆる海の幸を獲って浮上してくることで有名な、済州島の海女たちの「生息」環境でもある。話すに堪えない韓国の貧困の時代にさえ、亜熱帯の済州島はいつも多大な自然の恵みと美に富んでいたので、そこでは誰も「貧窮している」とは感じなかった。

済州島の現在の問題と、庭の島と呼ばれるカウアイ島での日常には偶然ながらとても強い結びつきがある。 みなさんが知るように、済州島の望まれぬ基地の主要目的はイージス駆逐艦の寄港である。そして、イージスミサイル製造会社のためのあらゆる製品テストが行われるのは、まさにここ、カウワイの太平洋ミサイル射場においてである。

去る8月29日にダン・イノウエ上院議員が新たなイージスの射場を(米軍に)捧げるためにこのカウワイ島を訪れたとき、「我々は殺すためではなく、防衛のために試射をしている」と語った。仮にイノウエ議員が「我々は殺すためにではなく、ロッキード・マーチンとレイセオンの利益を増大するために、どれほど多くの人々が抑圧され、どれほど多くの珊瑚礁が破壊されても、試射を行っている」と語っていたならば、もっと正確であったろう。

4日後の9月2日に私は、済州島の珊瑚礁をそのイージス駆逐艦基地事業から守るためのGangjeong村の平和監視行動に対し大量取締があったとの電話を韓国の友人から受けとりパニックになった。

全身を暴動鎮圧装備で固めた1000名以上の韓国の警官が、建設作業員を現場に近づけないよう道路封鎖を行っているあらゆる年齢の男女に襲いかかった。村人、カソリック司祭、大学生、訪問中の美術家と市民ジャーナリストたち、少なくとも50名の抗議者が逮捕された。数名は負傷して入院した。私の友人は「私たちは民主主義のため、その昔懸命に闘った。それなのに今、この状態。まるであの独裁体制の昔のようだ」と私に話した。

この韓国市民たちが非常に怒っている別の理由は、彼らの政権が、イージスの科学技術は国民を北朝鮮から守るだろうと、国民に語り続けていることだ。 しかし済州島からイージスミサイルが発射される場合でも、それは北朝鮮に対しては無力である、なぜなら北朝鮮のミサイルの高度が非常に低いからだ。 1999年の米国連邦議会への報告で、国防総省は、イージスシステムは「低い高度で飛ぶ短距離弾道ミサイルのテポドンに対しては、韓国領土の北方3分の2は防衛できないおそれがある」と証言した。

それゆえ、もしイージスが北朝鮮に対して何の役にも立たないならば、なぜ基地を建設するのか? ここでもまた、それは防衛のためではなく、ミサイル販売(そして同基地建設事業に携わるサムソンと他の主要な契約企業の利益増大)のためなのだ。

済州島(最新の世論調査では島民の95%が海軍基地に反対)での抵抗と、グアムと沖縄での現在の市民蜂起にもまた強い類似性がある。これらの3つの島では、イージス駆逐艦停泊に道を拓く、取り返しがつかない破壊が予定されている。 これに抗議しない者がいるだろうか? 私たち同様、これらの人々は自分たちの珊瑚礁、海洋生態系、漁業を愛情をもって守ってきた島民たちである。私は、済州島のある人たちが彼らの自然資源を守るため死を賭して闘うつもりだというのを聞いたことがある。

現在、Gangjeong村長自身、他の多くの人々と共に、このイージス艦基地に反対する彼らの妥協なき態度のため収監された刑務所で、この闘争を案じている。幸いにも、朝鮮半島全土そして海外の人々が、この抵抗運動を支援するため済州島へと向かっている。

彼らのような平和の戦士がいなくては、珊瑚礁も、サンゴも、魚も、何一つ、なくなるだろう。イノウエ議員のでっちあげのロジックが私たちに信じ込ませるようなミサイル製造会社ではなく、彼らこそが私たちにとっての真の防衛者である。

国防総省がアジア太平洋地域での軍事化を際だって増強するとき、覚醒した良き個人は非軍事化を追求すべきである。 カウワイ島の歴史家であるアレサ・カオヒの言葉を借りれば「内に目を向け、opala、すなわちくだらないもの(軍軍国主義)を取り去りなさい。」 (終) 

http://thegardenisland.com/news/opinion/mailbag/article_16c56936-d6d5-11e0-8938-001cc4c03286.html

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