「「イラク平和テレビ局 メールマガジン」 vol.274」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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イラク平和テレビ局in Japan インターネット登録者向け<br />
「イラク平和テレビ局 メールマガジン」 vol.274<br />
2012. 1.12<br />
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##このメールマガジンは、イラク平和テレビ局in Japanのインターネット登録者の皆<br />
様への情報<br />
サービスの一環としてお送りしています。##<br />
※イラク平和テレビ局メールマガジンvol.274をお届けします。<br />
目次------------------------------------------------------------------------<br />
【1】 2013年 1月12日配信:反戦イラク帰還兵 戦争そして人間の和解を求<br />
めて 大阪集会 <br />
【2】翻訳資料:イラク人がアブグレイブの虐待で500万ドル[約4億5000万円<br />
]の賠償を受け取る アルジャジーラ 2013年1月9日<br />
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【1】2013年 1月12日配信:反戦イラク帰還兵 戦争そして人間の和解を求め<br />
て 大阪集会 <br />
★2012年11月26日、全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は来日したI<br />
VAW(反戦イ<br />
ラク帰還兵士の会)のアーロン・ヒューズさんとアッシュ・キリエさんを招いて大阪<br />
で交流集会を開<br />
きました。<br /><br />
☆二人はまず、イラク占領に送り込まれた経験から占領の本当の姿を伝えました。軍<br />
隊は市民を守<br />
ることはなく、兵士自身を暴力に駆り立てながら人間性を破壊していったのです。そ<br />
して沖縄のオ<br />
スプレイ配備反対行動に参加しての感想と反基地運動やイラクの労働運動との交流の<br />
経験を語って<br />
くれました。アーロンさんは、沖縄とイラクが米軍基地を非暴力の運動で封鎖したた<br />
だ2つの場所<br />
であることを報告し、沖縄・イラクの反戦運動、労働運動との連帯を訴えました。<br /><br />
◆イラクの戦場に送り込まれた2人の体験は衝撃的です。アーロン・ヒューズさんは<br />
、大学進学の<br />
ために経済的理由からイリノイ州兵に入隊しました。そして2003年1月30日、<br />
イリノイ大学<br />
在学中に陸軍州兵として召集され、バスラなどの油田地帯への輸送作戦に従事させら<br />
れました。<br /><br />
◇まず、軍隊そのものがとても非人間的な組織です。米軍の現役兵士の50%以上が<br />
PTSD(心的<br />
外傷後ストレス障害)に苦しんでいます。帰還兵の自殺率は一般と比べて常に高いで<br />
す。アーロンさ<br />
ん自身も戦地のイラクに派遣された時、防弾チョッキさえ支給されませんでした。「<br />
兵士ですら人間<br />
としてまともに扱われなかった」と言うのです。<br /><br />
●アーロンさんは「イラクの子どもたちを助けるためにイラクに派遣された」と信じ<br />
ていたのに、<br />
「子どもたちが寄って来ても車列を止めずに走り続けろ」と指示をされ、「100メ<br />
ートル先の子ど<br />
もにも気をつけろ」と表示がしてありました。「シカ注意」とか「サル注意」の標識<br />
と同じです。イ<br />
ラクの子どもたちは米軍にとっては動物と同じ扱いをする対象だったのです。<br /><br />
◎アッシュ・キリエさんも、18歳と2カ月で大学進学費用を払うために州兵に入隊<br />
しました。大学<br />
へ3年通った2003年、ナーシリーヤ近くの戦闘へ部隊とともに1年間派遣されま<br />
した。<br /><br />
★ある時、軍用車列の先頭の車に配置されたアッシュさんは、攻撃を受けたイラク市<br />
民の乗用車を見<br />
つけました。中のガラスは家族の血で真っ赤でしたが、1人の女性はまだ生きていて<br />
、何とかそこか<br />
ら抜け出そうともがいていました。彼はその市民を助けようと自動車の速度を落とし<br />
たのに、上官が<br />
「この車を止めてはならない。ハジのために車を止めてはならないんだ」と命令しま<br />
した。彼はこの<br />
人達を見捨てるしかありませんでした。(「ハジ」は米軍がイラク人に対して使った<br />
蔑称)<br /><br />
☆本当に軍隊というものがいかに非人間的な存在であるかがひしひしと伝わってきま<br />
す。<br /><br />
◆さらに2人は日本とイラクの平和と人権の運動の交流の体験を語ります。沖縄を訪<br />
問したばかりの<br />
2人は、オスプレイの強行配備に反対する沖縄の反基地運動の現場で交流をしました<br />
。「米軍基地に<br />
対する抵抗運動に触れることができ非常に心が動かされ頭が下がる思いでした」とそ<br />
の感動を語りま<br />
す。<br /><br />
◇それとともに、アッシュさんは「『ヤンキー・ゴーホーム』と相手に対して怒鳴り<br />
つけるのではな<br />
く沖縄の人たちがアメリカ兵と痛みを共有できるように親近感を持てるメッセージを<br />
送れないでしょ<br />
うか。怒鳴りつけている相手であるアメリカ兵も傷ついているしもちろん彼らもオス<br />
プレイによって<br />
殺されるのです。」と発言します。グローバル資本によってイラクでも沖縄でも、そ<br />
して貧困のゆえ<br />
に軍隊に入らざるを得なかった米国の人々も、同じ99%の側の連帯を考えるべきだ<br />
という提案だと<br />
思います。<br /><br />
●アーロンさんは「世界の中で私が知る限り、軍事基地を封鎖した例は2つしかあり<br />
ません」と語り<br />
ます。沖縄では市民が基地の門を占拠して封鎖しました。そしてもう一つは、イラク<br />
の電気労働者が<br />
発電所を支配しようとした米軍に対して、労働者が発電所を占拠して、米軍を追い出<br />
しました。アー<br />
ロンさんは「イラクの人たちが持っていた強さというものは沖縄の人たちが持ってい<br />
る強さと全く同<br />
じものです」と訴えます。<br /><br />
◎2013年1月、イラクから石油労働者のアブ・ワッタンさんが来日します。イラ<br />
クの石油労働者<br />
は占領軍の脅迫にも負けず、労働組合を結成し、デモ、団体交渉を展開しストライキ<br />
で闘ってきまし<br />
た。その力が2011年12月での全占領軍の撤退を勝ち取り、現在はグローバル資<br />
本によるイラク<br />
の石油支援略奪に反対する闘いの先頭に立っています。IVAW、沖縄の反戦運動と<br />
連帯し、イラク<br />
石油労働者連帯ツアーを成功させましょう。<br /><br /><br />
2013 年1 月 イラク・バスラ石油労働者全国ツアー日程<br />
20(日)<東京> 14 時 全水道会館 大会議室<br />
21(月)・22(火)政府・国会議員・石油企業等への要請・アクション<br />
23(水)<沖縄> 13 時 沖縄国際大学 国際平和学講義3 号館105 号教室 ※無料<br />
26(土)<広島> 18 時 広島市まちづくり市民交流プラザ 5F 研修室B<br />
27(日)<大阪> 14 時 リバティ大阪ホール<br />
参加費:一般/前売り 1000 円 (当日 1200 円)<br />
学生・障がい者・失業者/前売り800 円(当日1000 円)<br /><br />
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【2】イラク人がアブグレイブの虐待で500万ドル[約4億5000万円]の賠償を<br />
受け取る<br />
アルジャジーラ 2013年1月9日<br />
和解は2003年から2007年の間に虐待された元投獄者側の弁護士の最初の成果で<br />
ある<br />
https://webmail.zaq.ne.jp/do/redirect?url=http://www.aljazeera.com/news/midd<br />
leeast<br />
/2013/01/2013193300675421.html&hmac=cf3c31346c2ed0d0171315c1cfb0c0ff<br /><br />
イラクの悪名高いアブグレイブ監獄で拘束者への拷問を共謀したと子会社が訴えられた<br />
米国の軍事請負<br />
会社が2003年から2007年の間に拘束されていた71人の元投獄者に538万ド<br />
ル[約4億80<br />
00万円]を支払った。<br /><br />
火曜日の和解は、アブグレイブとその他の米軍が管理した拘留センターの元投獄者側<br />
の弁護士が拷問<br />
を受けたと申し立てた法廷で米国の軍事請負会社から補償金を取った最初の成果である<br />
。<br /><br />
もう一つの軍事請負会社のCACIは今年の夏に同様の申し立てについての裁判の法<br />
廷に立つと予想<br />
されている。<br /><br />
その支払いは、エンジリティー・ホールディングズ社が2ヶ月前に米国証券取引委員<br />
会に提出した文<br />
書の中で明らかにされたが元々は気づかれていなかったものである。<br /><br />
火曜日[1月8日]に、元投獄者の弁護士のバヘル・アズミーが71人のイラク人各<br />
自が和解金を受<br />
け取ったと語った。<br /><br />
アズミーはもと投獄者の中での和解金の配分方法を言うのは断った。彼は和解金の詳<br />
細は内密にして<br />
おくという合意があると言った。<br /><br />
「民間軍事契約会社はアブグレイブでの最悪の虐待の際に重大であるがしばしば報告<br />
されていない役<br />
割を演じた」と憲法権利センターの法律理事のアズミーは言った。<br /><br />
「私たちはこの和解がこうした軍事契約会社の一つの責任を取らせ、ある程度の正義<br />
を被害者にもた<br />
らしていることを喜んでいます。」<br /><br />
エンギリティー社の広報部長のエリック・ラフは、会社は訴訟に関わる問題について<br />
はコメントしな<br />
いと言った。<br /><br />
「犯罪行為」<br /><br />
元投獄者たちは2008年にメリーランド州グリーンベルトの連邦地裁に提訴した。<br /><br />
L―3サービス社が「多数の社員がイラク全土で長期間にわたって投獄者への拷問と<br />
虐待に参加する<br />
ことを許可した」とその訴訟は申し立てた。<br /><br />
この会社は「L―3サービス社の社員がくり返した暴行や社員による他の犯罪行為を<br />
米国とイラク当<br />
局に故意に報告しなかった」のだ。<br /><br />
訴訟の被告で、現在はエンギリティー社の子会社であるL―3サービス社は、イラク<br />
の米軍に通訳を<br />
提供した。<br /><br />
告訴に対する4年前の弁護の中で、L―3サービス社は、イラク人側の弁護士が共同<br />
謀議罪を裏付け<br />
る事実はないと証言した、と言った。<br /><br />
イラク人の内68人は「申し立てられた拷問遂行者が誰であるかを証言しようとさえ<br />
しないし、残り<br />
の2人は『あいまいな主張』しかしていない」とL―3サービス社はその際言った。<br /><br />
2004年の米軍の調査はアブグレイブでは拘束者への44件の虐待の申し立てを確<br />
認した。<br /><br />
米国司法省による調査ではL―3サービス社の社員は誰も犯罪の訴追を受けなかった<br />
。米軍もL―3<br />
サービス社が米国政府の仕事をするのを止めなかった。<br /><br />
アブグレイブ監獄のスキャンダルはジョージ・W・ブッシュ大統領の2004年の再<br />
選の選挙運動の<br />
期間中に噴出したもので、現場にいた兵士たちによって撮影された生々しい写真がニュ<br />
ースメディアに<br />
漏洩された。<br /><br />
そこには他の衝撃的な場面の中でも特に、独房棟の中で互いの上に積み上げられた裸<br />
の投獄者たちや、<br />
独房の鉄格子に手錠でつながれ、フードをかぶせられ、電気ショックにかけるために電<br />
線をつながれた<br />
投獄者たちが写っていた。<br /><br />
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