CWCRPG「メイの哀愁問題」リプレイ
キャラクター紹介
| 名前 |
種族／性別 |
職業 |
心 |
技 |
体 |
生命力 |
精神力 |
攻撃力 |
備考 |
| メイ |
人間／女性 |
魔戦士 |
6 |
7 |
7 |
14 |
3 |
4 |
リーダー |
| リア |
人間／女性 |
盗賊 |
5 |
11 |
6 |
12 |
3 |
2 |
- |
| デイジー |
人間／女性 |
精霊使い |
11 |
7 |
5 |
10 |
6 |
2 |
- |
| カレル |
人間／男性 |
魔術師 |
9 |
5 |
8 |
16 |
5 |
1 |
初期能力 |
一言自己紹介
メイ ：「あ、はい。メイ＝フロートです。私不器用だから、調査とかは苦手ですけど、剣術と魔法でのサポートで頑張ります！」
リア ：「自己紹介とのことですけれど。本職は盗賊ギルドで構成員を務めておりますので、詳しくはギルドを通してお願い致します……ところで、この宿によく似た人がいると聞いたのですが……」
デイジー ：「えーとー、せいれーさんのお友達……じゃなくてー精霊使いです。ノホホ〜ンとしてますが〜、どうかよろしくお願いします〜。それとー……地味って言うなー！」
カレル ：「ん、依頼？ 魔術師足りない？ ……よし、ちょっと上目遣いで“カレルさんお願い”……って言ってごらん。それで有能な魔術師がお手伝いしちゃうぜ？ 留年しそうだけど」
哀愁のメイ
貴方達は、交易都市リューンの郊外にあるいつもの宿にいます。
一階が酒場で二階が宿という典型的なスタイルの冒険者の宿で、全盛期こそ過ぎたもののまだ現役な宿の亭主と、不老の秘密でも持っているかのような永遠の若さを持つ給仕の娘とで経営している宿です。
宿は多数の冒険者で賑わっていますが、その中でメイは一人哀愁に暮れていました。
リューン市内にあった既に潰れている冒険者の宿から流れ着き、豪華客船でのスライム退治の依頼を受けたまではよかったものの、最近は冒険に誘われる機会がめっきりと減ってしまい、今や存在感がなくて忘れられかけています。
上級冒険者共が華麗にスルーし、鼻で笑われて見向きもしないような引越しの手伝いや街頭掃除などに汗を流して時給を貰い、安いながらも安定した雇用で食い繋ぎ、現場のおじさん達から「土方屋メイちゃん」などと呼ばれるようになってから少し経った頃のことです。
ある日下水道掃除の仕事を終わらせてクタクタになって宿に帰る途中、通りすがりの同じくらいの年頃の女性にヨレヨレになった服装を笑われてしまいました。冒険家業に精を出した帰りならむしろ褒め言葉だったのかもしれませんが、現在の状況ではただの侮辱です。そこで一念発起しました。「私も女らしさを取り戻し、そして存在感も取り戻そう！」と。
デイジー ：なんだ、この涙なしに読むことができない境遇はw
カレル ：すごい憂鬱になる境遇w
GM ：だって、数年間出番がないじゃないですか。
メイ ：全ては中の人の責任です。ホンマスンマセンw
そこでメイは、生活賃金からコツコツと貯めておいた非常用の貯金で、可愛い服とアクセサリー、そして化粧品を注文しました。これで私服なら堂々と街を歩けるし、華やかになった姿を見て上級冒険者の人達もまた声をかけてくれるかも知れない……そう思っていたのですが、待てど暮らせど隣町ウィテラに注文した品は届かないのです。
そんな悩みを、偶然朝食を一緒の席でとっていた地味から脱却できないでいるデイジーと、久しぶりに顔を見せにきたリア、そして精霊使いをやっている身内の様子を見にきたという、単位が危ないらしい見習い魔術師のカレルとで話しています。外は数日前から雨が降っており、自然と気分も下降気味です。
デイジー ：「雨ばかりですね〜」
カレル ：「雨も悪くないけど、こうも続くとなぁ……」
メイ ：「はぁ……雨は降るし、剣は刃こぼれしてきてるし、服は来ないし……」
リア ：「こんにちは」といって、親父はガン無視してメイのところへ。
GM ：宿の亭主は三流冒険者達には見向きもしません。適当にやっとけよ、のような。
カレル ：上から下までじろじろと見てから「……うん、こっち。こっちの席空いてる、まぁ座って」と、リアにw
メイ ：「仕事楽じゃないし、世情は世知辛いし、恋愛対象いないし」
デイジー ：「まあ、そのうちいいことありますよ〜……多分〜」
リア ：「メイさん、今日こそは届いてますよね？」
メイ ：「あれ、リアさん。どうしました？」
リア ：「どうしたではありません、服を買うというのでお付き合いしたのに、まだ届いてないとはどういうことですか？」
メイ ：「うーん。きっとこれは私の最近の不運っぷりが、服屋さんに伝播してるんだ……」
デイジー ：「なんか、それって疫病神っぽいですね〜」
貴方達が暫く雑談していると、小さい方の掲示板に一枚の張り紙が貼られました。
大きい方の掲示板は仕事を選り好みできる限られた冒険者用の掲示板で、小さい掲示板はその他大勢の冒険者が生活の為に仕方なく選ぶであろう有象無象の依頼が貼ってあります。
リア ：「仕事がきたみたいですよ？」
メイ ：「あ、本当だ。服まだ来ないのに、貯金は減ったままだから。生活費は何とかしないとね」
デイジー ：「うう、メイさん……（涙目）」
リア ：「ま、せっかくですから、私もお手伝いしましょう。ギルドも今日は閑古鳥です」
メイ ：「ありがとう、リアさん。何とかなるようにがんばろ」
メイが新しく貼られた張り紙を読むと、それは非常にまともな荷物運びの依頼のようでした。
隣町ウィテラとリューンを結ぶ街道が大雨による崖崩れで通行不能になってしまい、現在力自慢の日雇い労働者が作業にあたり、上級冒険者達は周辺の警護と作業の手伝いに駆り出されているようで、久しぶりによさげな依頼が回ってきたようです。
ウィテラの服飾化粧品店・美肌堂から荷物を受け取り、できるだけ短期間でリューンの道具屋まで納品するだけという至極単純な依頼で、報酬は1200spと非常に良心的です。
デイジー ：「あれ？ メイさんが服を注文した町って……」
リア ：「ウィテラの服飾店、でしたね」
メイ ：「うん、ウィテラだね……これはチャンスだよー」
唯一問題があるとすれば、荷物を運ぶ為の経路でしょうか。通常の街道が通行止めの為、普段は使われていない他の街道を使わねばなりません。
南回りだとサターニ湿原を超えなければならない為、出現して以来誰も倒せていない脅威の賞金首リザードマン“一ツ目”達をやり過ごさなければなりません。全力で逃げ切るならまだしも、荷物を守りながらの突破は絶望的でしょう。
北回りではユーグォの森を超えなければなりませんが、ここは100年以上昔に東の妖魔の森と呼ばれていた場所で、現在はゴブリンの掃討作戦に勝利して平穏を取り戻したのですが、その大規模戦闘で出た多数の死者が弔われず放置されており、夜に歩くと大変危険な場所なので誰も通る者がいないのです。幸い今は早朝なので、北回りでも日が落ちるまでにはウィテラにつけそうです。
貼り紙では後者のユーグォの森を通って欲しいと書いてあります。化粧水はリューンで魔法による加工処理をしないと腐敗してしまうため、急いでいるとのことでした。
GM ：後々にウィテラには変態がいることが発覚しますが、それはまた別のお話。
メイ ：そんな人に負けないんだw
リア ：「この依頼はチャンスともいえます」
カレル ：「そして、新しい服を着て、いっそう可愛くなったメイちゃんを見るチャンス！」もう今日はこういう発言だけして楽しもうw
宿の亭主 ：「うん、なんだお前達。その依頼受けるのか？」
メイ ：「親父さん！ 是非、絶対請けたいよー！」
デイジー ：「お手伝いしますよ〜せっかくなので私も服を見てみたいです〜」
宿の亭主 ：「そうか、まあいいんじゃないか？ 面子も揃っているようだし。簡単そうな依頼だしな。仲介料のために頑張って働いてこい」
カレル ：「稼いだ金で、うちの酒屋にバンバン注文してくれると助かるんだけどね」
宿の亭主 ：「酒屋？ ああ、誰かに似てると思ったらキリルの家族か。そうかそうか」
カレル ：ちくしょうwwwwなんか悔しいwwww
メイ ：「ありがとう、親父さん。頑張ってくる」
カレル ：そのユーグォの森のことは、どれくらい情報知ってんの？
GM ：張り紙に出ていることは全部知っています。夜一人歩きした人が帰ってこない、というような話があるので、基本的には誰も近付かない所ですね。
リア ：「ギルドでもよほどの無能でもなければ、一人での通行はしない場所です」
デイジー ：「物騒な場所ですねー」
GM ：ということで、出発しますか？
メイ ：はいー。行きましょう。
衝撃のグレゴール
貴方達は宿を出て、雨でぬかるんだ道を歩きながら半日かけてユーグォの森を抜け、日没寸前にウィテラに辿りつきました。
中央通り近くの赤い屋根の大きな家が異様に目立っている他は特に変わった所はなく、目的の美肌堂も少し歩いた所にあるようです。
リア ：「ええと、依頼書によると……メイさんが注文を出したお店で、服も化粧品も扱っているんですね」
デイジー ：「え、え〜と……なら話が早いですね〜」
カレル ：「じゃあちゃっちゃか行こうか。雨も降ってるしね」
GM ：それでは、美肌堂へ向かいます。
美肌堂に到着すると、雨で濡れねずみになった貴方達を、肌がつやつやな髭の剃りあとが新しい、非常に漢らしい筋骨隆々な“自称女”の店主グレゴールが、タオルを持って出迎えてくれました。
店の奥には運ぶべき荷物が山積みになっていますが、全員でわけて持てば特に苦労せず持ち帰ることができそうです。
グレゴール ：「いやあ、わざわざ危険な所を通ってきてくれてありがとうねえ。あの森は夜に通ると色々出て危ないらしいし、今日は泊まっていってくれて、い・い・わ・よ♪」
カレル ：「（やばい、何故か異様に身の危険を感じる……！！！）」
リア ：声は若本。
カレル ：ひいいいw
グレゴール ：「特にそこのメガネの子には特別サービスしちゃおうかしら。うふふふ」
リア ：「どうしましょう？ お言葉に甘えた方が、スムーズにことが運ぶかと思いますけれど」
カレル ：「い、いや、その……俺より、彼女達をね！」
メイ ：「私の服って……」
リア ：あぁ、そうそう！ 服は服！w
グレゴール ：「はいはい、できてるわよ。ただ、もう梱包してあるから出すのは向こうについてからがいいんじゃないかしら」
デイジー ：「たしかに汚れますしね〜」
メイ ：「じゃあ、なんとかこの依頼を済ませて、新しい服着てみたいな……」
グレゴール ：「それはそうと、そこの後ろにいる子、地味ねえ。もうちょっとだけコーディテートすると、見栄えがよくなると思うんだけど」
デイジー ：「地味って言うなー！」
カレル ：「どうせ時間あるんだし、服でも見たらいいんじゃない？」
グレゴール ：「まあそう怒らないで。そうねえ、その武器から変えてみるのはどうかしらね。50spでどう？」
デイジー ：「う、うーん、お手頃かもしれませんね〜」じゃあ50sp払いますw
グレゴール ：「あらそう。じゃあやっておくから、ゆっくり休んでいてちょうだいね」
貴方達は客間に案内されました。用意された部屋は一つで、質素な部屋の中にはベッドが三つあるようです。
デイジー ：「あれ〜？ 何回数えても数が〜？」
GM ：どうしてもと言うならグレゴールと相部屋でもいいですよ。
デイジー ：嫌過ぎるw
カレル ：「やべえ、俺がここで遠慮すると、あの店主になんかされそうだ！」
リア ：カレル、ゆっくりしていってね！（若本と）
カレル ：えええええええええw
メイ ：ドンマイw
カレル ：「いやむしろ俺のために、だれか俺と添い寝をだな……」
リア ：「それは……困りましたね」
カレル ：マジで部屋から追い出されれそうなんですけどw
GM ：部屋には暖炉があるので、濡れた服を乾かしたり体を温めたりして、ゆっくり休んでください。
カレル ：そうだ、服濡れてるんだ。
リア ：雨降ってたしね。
GM ：早朝に出発して、日没間近まで大雨でぬかるんだ舗装されてない道を歩いたので、ずぶ濡れになってます。
リア ：「まあ、ひとまず暖を取りましょう」
カレル ：「服濡れてるけど、脱ぐ？ 手伝うよ？」だめだもう今日はだめだー！w
GM ：恋愛フラグを立たせるどころか、折る方向にいっているような。
カレル ：ですよねー。
メイ ：「そうだね。だいぶ冷えちゃったよ……」
GM ：乗っかってきたよ！ 脱がせるんですか！
カレル ：意外性のある発言だw
メイ ：腹筋ブレイクさせる気ですかw
デイジー ：「セ、セクハラです〜」
カレル ：というかまじめな話、一晩くらい服貸してもらえないの？
GM ：頼めば貸してくれますよ、女性用は。
カレル ：いやいやいやw
デイジー ：新しいフラグがw
メイ ：泥沼発生w
カレル ：キリルならともかく、カレルはちょっと……w
GM ：男性用は、グレゴールのでよければ喜んで貸しますけども。
デイジー ：あるのかw
カレル ：それ男性用サイズの女性モノなんじゃないのか！w
メイ ：「カレルさん。風邪引いちゃいますよ……」
カレル ：「鍛えてあるから大丈夫……の筈。いざとなったら看病してくれるんでしょ？」
リア ：「考えておきましょう」
メイ ：もう、どっち向いても大変な事態にw
貴方達は雨で冷えた体を暖炉で暖め、濡れた体や荷物を拭いてめいめいに疲れをとります。
服を借りたり、暖炉で乾かしたりして気分を一新したところで、グレゴールから夕飯の誘いがかかりました。
カレル ：「とりあえず、夕飯いただこうか」
リア ：「そうですね、御相伴に預かりましょう」
デイジー ：「は〜い」
貴方達が招かれて食堂に行くと、豚肉のローストとライ麦パンに葡萄酒、そして“愛液”と書かれた瓶からエキスを抽出したスープが用意されてます。普段現場で出される賄い飯で食い繋いだり、保存食一個を三等分して三日かけて食べるような生活を送っていたメイには、一部を除いて華やかな昔を思い出させるようなご馳走です。
グレゴール ：「頑張ってくれる貴方達の為にとびっきりの料理を作ったから、ゆっくり食べていってね。特にこのスープはカルバチアの魔獣の森でとれたピチピチものよん」
カレル ：「（や、やべえ、飲みたくねえ！）」wwwww
雨はやむことなく降り続き、一層激しさを増したようです。善意やプライドより冒険者としての実利を取りたい者は、葡萄酒を飲んだふりをして空の容器にいれて持ち帰ることも可能です。また、食べたくない料理があれば自由に申告してください。
カレル ：な、悩むw
リア ：まあ、気にせず食べる。曲がりなりにも盗賊なのです。
デイジー ：同じくw
メイ ：“世間知らず”だったのが“世知辛い”になった娘なので、確定で食べます。
カレル ：スープ以外は貰おう。うん……w
リア ：「そういえば、他の店員さんとかいないのでしょうか？ ……荷物が遅延するようですし」
グレゴール ：「みんなあたし一人でやってるわよー。たまに従兄弟のアドンやサムソンも手伝ってくれるけどね。まあ今回は崖崩れだし、仕方ないわね」
メイ ：「はあ、そうなんですか」
食事を取りつつ、夜は更けていきます。部屋割りで喧々諤々にしていた貴方達がどのようにして寝たのかは想像に任せますが……。
カレル ：ベッドを移動して、二つは並べて、そっちが女の子用、残りがカレル用ね。とか言う話になったのに、女の子に甘いカレルはベッドを女の子に差し出して、結局床で雑魚寝する。夜中にふと目が覚めたリアにそれを見られて、この人バカだなあって苦笑される、とか。
エロ眼鏡マイスターは大変なようです。
雨降りしきる森の中
翌朝貴方達が目覚めたのは、雷が落ちる大きな音が聞こえた早朝でした。窓から見える外は大雨で、朝だというのに空は雲で完全に覆われており、明るさは殆どないに等しい状況です。
普通の道を歩くには多少苦労する程度でしょうが、ユーグォの森は全く舗装されていないので、たとえ雨がやんだとしてもぬかるみを歩くのには大変苦労するでしょう。
カレル ：「こりゃまた、ひでぇ雨になってるなぁ……」
デイジー ：「うーん、晴れてくれればよかったんですが〜」
メイ ：「これは天候だから、仕方ないっていっても……」
リア ：「少し、移動に手間取りそうですね……」
グレゴール ：「あら、貴方達も雷で目が覚めたの？ いやーね、最近は雨が激しくて。この大雨だとリューンまで帰るのも大変そうだけど、早くしないと化粧水が悪くなっちゃうから頑張ってね」
デイジー ：「は〜い」
メイ ：「頑張ります！」
カレル ：カレルじゃなければ、報酬値上げ交渉すんだけどなぁw
GM ：値上げ交渉したかったらしても構いませんが、依頼主はリューンの道具屋なので、やるのでしたらそちらで。
メイ ：やるなら、無事に帰り着いた後とw
カレル ：ん、わかった。
グレゴール ：「そうそう、預かった短剣と弓よ。ファンシーにしておいたから可愛がってね」
リア ：「ふぁ、ふぁんしー？」
デイジー ：「こ、これは？」
ファンシーナイフ／可愛い模様のついた愛らしいナイフ。見た目も鮮やか。
価格：220sp
攻撃：2（近接）
種別：肉
デイジー ：ぶw
カレル ：肉って何w
GM ：肉ってなんだ。
メイ ：えーw
カレル ：GMが聞くなw
GM ：種別は短剣です。ただのミス。
ピンクタイフーン／可愛い模様のついた愛らしいショートボウ。見た目は華麗。
価格：520sp
攻撃：2（20m）
種別：短弓
GM ：改造費分だけ価値が上がっただけで、通常のショートソードとショートボウですね。
メイ ：ドラクエVIのお洒落な鍛冶屋みたいなw服はコーディネートされないで、武器だけなんですね。
グレゴール ：「可愛さは手元からってね。頑張るのよー」
デイジー ：「あ、ありがとうございます〜」試しに装備してみるが、武器が派手なだけに本人の地味さがより際立った！
カレル ：吹いたwww
メイ ：ギャースwww
リア ：「で、デイジーさん……その……か、可愛くなったと、思い、ます……よ？」と言ってあげましょう。
メイ ：「う、うん。ステキダヨー」
デイジー ：「あ、ありがとうございます〜」本人は気付いていない。
カレル ：「ま、まあ、とりあえずは荷物を運んで渡せばいいんだな？」
グレゴール ：「そうそう、そういうこと」
カレル ：「よし、雨脚がこれ以上強くなっても面倒だし、行くか」
メイ ：「うん。それじゃあ、みんな行こう！」
貴方達はウィテラを出発し、北回りにユーグォの森を進み始めました。
雨脚は一層激しさを増し、遠くでは雷が落ちる音も聞こえてきます。大雨でぐしゃぐしゃにぬかるんだ道を懸命に進みながら、リューンとの中間地点近辺に差し掛かった時のことです。
貴方達の後方にあった大木に雷が落ちて倒れ、風が唸るように吹き荒れます。その音に驚いたからかどうかは分かりませんが、前方から子連れのワイルドボアが全速力で走ってきました。激しく興奮しており、猪突猛進状態にあるようです。
倒れた木には蜂の巣があったらしく、ホーネットが辺りを散開しつつ雨粒に叩き落とされそうになりながらもぶんぶんと飛び回っています。敵意を持っていることは間違いないでしょう。
GM ：初期装備の申告をどうぞ。
カレル ：レイピア。
デイジー ：ここはピンクタイフーンでw
メイ ：バスタードソードしか持ってないです。
リア ：弓もあるけど、ここは刺刀で。
カレル ：どうしよう、どっちを目標にすべきかな。悩むなあ。
メイ ：まあ、どう考えても猪と蜂同時にって訳にはいかんでしょうな。
カレル ：雨降ったりしてても炎の玉は使えたっけ？
GM ：問題ないです。
カレル ：でも全部は巻き込めないんだよなあ。敵が纏まってくれると助かるんだけどねえ。
メイ ：五匹全部は無理としても三匹は。
貴方達が戦闘の準備を整えた辺りで、猪のいるリューン方面から禍々しい瘴気が発せられたかと思うと、黄色い闘気に包まれた魔術師風のワイトが猪を追うようにして現れ、猪の行く手を遮るように数匹のウィスプが虚空から姿を現しました。
倒木の根元の泥の中からは、泥まみれになったグールが立ち上がり、歪な眼差しで貴方達を見つめながら舌なめずりをしています。
見えている範囲ではこれ以上動く物体はありませんが、瘴気は渦を巻いて貴方達を包んでいます。更なる亡者がくるのも時間の問題かもしれません。
空の様子はよくは見えませんが、大体40秒程持ち堪えれば雲が動き、陽の光が差し込みそうです。なお、先日の食事でヘンルーダ入りの“愛液”スープを飲んでいた者は、ホーネットやグールからの麻痺毒抵抗判定が+4有利になります。
デイジー ：おおうw
メイ ：さあ、どうしたもんやらw
カレル ：聖職者いない時にアンデッドくるとワクテカもんだな。武器強化するの、カレルとデイジーのどっちがいいんだろう。
リア ：難しいとこだーな。魔法武器じゃないと切れないのは同じだから、何かしら魔法かけないと……どうにもならないね。
カレル ：リアも近接だから、何か必要だしね。
メイ ：「よし、みんな！ ここで止まってる訳にはいかないよ。行こう！」
亡者と動物の三つ巴
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蜂 |
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魂 ：ウィスプ。左上から順にA,B,C,D。
ワ ：ワイト。
グ ：グール。
蜂 ：ホーネット。左上から順にA,B,C,D,E。
ワ ：ワイルドボア（子供連れ）。
GM ：ラウンド1プレイヤーフェイズ、リアの行動順です。雨でぬかるんでるので、移動力が3/4になる点に注意して下さい。
リア ：この配置は、スパロボMXのドラグナー登場ステージ思い出すな。
カレル ：移動にペナルティがあるのはこっちだけっぽいなw
GM ：アンデッドもペナルティありますよ、ホーネットとウィスプは飛行しているのでありませんが。
カレル ：そのホーネットとウィスプが数多くてめんどいんだけどーw
メイ ：眠りの雲で寝かせるか、炎の玉で吹き飛ばすか。
リア ：これは、うーん。グールに移動攻撃で引き付けておくか。
GM ：移動行動が可能な距離は短いですが、この位置なら可能です。命中判定どうぞ。
リア ：「参ります」 2D6+11 = [2,6]+11 = 19
GM ：命中、グールに2点ダメージ。次はデイジーです。
デイジー ：うーむ、じゃあウィスプBに火精召喚かな。
GM ：はい、魔法強度どうぞ。
デイジー ：2D6+11 = [3,2]+11 = 16
GM ：貫通。最低ダメージの [1]+1 で倒せるのでダメージダイスは省略します。
デイジー ：OK。
GM ：メイ、行動どうぞ。
メイ ：ウィスプの頭数削りということで、魔法の矢をウィスプBに打とうかな。
リア ：ウィスプって心8あるよ、貫通する？
メイ ：あー、そうだ。メイは心6なんだよなあ……ウィスプはデイジーとカレルに任せつつ、グールの相手をしよう。
GM ：グールは技8、これもメイより高いです。次、カレル行動どうぞ。
カレル ：少し右に移動して、ウィスプCとDを巻き込んで炎の玉かなあ。
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蜂 |
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GM ：魔法強度どうぞ。15で貫通します。
カレル ：2D6+9 = [5,3]+9 = 17
GM ：貫通。ウィスプの生命力は2なので、最低ダメージが出なければ倒せますね。ダメージどうぞ。
カレル ：1D6 = [6] = 6
デイジー ：おおw
メイ ：今日もミリアダイス光臨かw
リア ：「お見事です」
カレル ：「後はいかにこっち二人に敵を近寄らせないようにするか、それが問題だな」
デイジー ：「そうですね〜」
GM ：それでは、ラウンド1アンデッドフェイズ。
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蜂 |
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蜂 |
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GM ：左下からウィスプ三匹がふよふよとやってきました。
リア ：ででで、ででで、ででで、ででで（スパロボのあれ）。
デイジー ：うむ、増援音に聞こえましたよw
メイ ：幸運か祝福あれば、金策マップじゃがw
GM ：アンデッドも技値の順に行動するので、グールからの行動になりますね。
カレル ：お、ワイトの技低そうだ。
GM ：グールはリアに攻撃します。回避判定どうぞ。
リア ：2D6+11 = [4,6]+11 = 21
GM ：回避しました。
リア ：「一応、戦闘訓練も嗜んでますから」
GM ：ウィスプAは移動してワイルドボアに攻撃。 2D6+7 = [2,2]+7 = 11
リア ：なんという黄軍。
GM ：命中、ワイルドボアは猪突猛進状態なのでファンブルで2点ダメージです。魔術師風ワイトはワイルドボアに眠りの雲を唱えますが、猪突猛進状態なので効果はありません。
デイジー ：これは三つ巴だ。
GM ：ラウンド1、アニマルフェイズ。
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魂 ：ウィスプ。左上から順にA,B,C,D。
ワ ：ワイト。
グ ：グール。
蜂 ：ホーネット。左上から順にA,B,C,D,E。
ワ ：ワイルドボア（子供連れ）。
GM ：ホーネットは黄色や黒といった色を狙って飛んで行きます。髪色や服装から該当するのは、両方ともリアとカレルですね。
リア ：フフフ……寄ってくる寄ってくる……蜂が蜜に群がるように……。
GM ：ホーネットAは全力移動でカレルに接敵しただけで終わり。
カレル ：その接敵が厄介ですがな！
GM ：ホーネットBはリアに移動攻撃。回避判定どうぞ。
リア ：2D6+11 = [1,3]+11 = 15
GM ：命中、2点ダメージ。毒蜂の一刺による麻痺毒抵抗を体で判定してください。昨日ヘンルーダスープを飲んでいるので補正+4ですね。
リア ：「……こちらは引きつけます、皆さんは他を！」 2D6+10 = [5,3]+10 = 18
GM ：麻痺毒には抵抗しました。
メイ ：高低差が激しいw
リア ：戦闘メインに作ってるから、初期ミリアと違って多少前に出られるのじゃよ。
GM ：ホーネットCは全力移動でグールに接敵。ホーネットDはメイに移動攻撃。回避判定どうぞ。
メイ ：2D6+7 = [3,3]+7 = 13
GM ：命中、2点ダメージ。麻痺毒抵抗判定を体でどうぞ。メイも補正+4ですね。
メイ ：2D6+11 = [1,3]+11 = 15
リア ：ホーネットの麻痺毒抵抗目標値は12だから……。
GM ：昨日スープを飲んでいなかったら麻痺していましたね。抵抗成功です。
メイ ：怖い怖いw
GM ：ホーネットEはグールに移動攻撃。 2D6+11 = [3,3]+11 = 17
デイジー ：勝手に削ってくれる。
GM ：命中、2点ダメージ。グールは命を持たないので、毒蜂の一刺で麻痺することはありません。ワイルドボアはウィスプの接敵を振り切って魔術師風ワイトに緒に体当たりします。
カレル ：猪チャレンジャーだなw
GM ：まずウィスプAからワイルドボアの親子への追撃。 2D6+7 = [1,3]+7 = 11
メイ ：知らぬは怖いと。
GM ：命中、ファンブルで2点ダメージ。続いてワイルドボアの体当たりを処理します。 2D6+7 = [4,1]+7 = 12
メイ ：当たるかな。
GM ：命中、クリティカルで10点ダメージ。魔術師風ワイトを一撃で屠りました。
リア ：ちょw
デイジー ：つえーw
カレル ：それマジでワイトかよ！w
GM ：子供も一緒に攻撃しているので、通常のワイルドボアより攻撃力が高くなってます。
デイジー ：猪が一番脅威な気がしてきましたw
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魂 ：ウィスプ。左上から順にA,B,C,D。
グ ：グール。
蜂 ：ホーネット。左上から順にA,B,C,D,E。
ワ ：ワイルドボア（子供連れ）。
GM ：ラウンド2プレイヤーフェイズ、リア行動どうぞ。
リア ：うーん……ホーネット減らそう。真上のBに攻撃。 2D6+11 = [4,2]+11 = 17
GM ：ホーネットの回避値は18なので、ギリギリ外れですね。
リア ：うぁw
GM ：デイジー、行動どうぞ。
デイジー ：さすがに技7でホーネットに当てるのは無理っぽいなあ。
リア ：技11だと、ミリアでもファンブル以外で外す可能性があるからね。
デイジー ：目標値18か、無理だな。カレルの接敵解きたいし、ホーネットAは火精で焼くしかないか。
GM ：強度判定どうぞ。
デイジー ：2D6+11 = [5,1]+11 = 17
GM ：燃やしました。最低ダメージで倒せるのでダメージは省略。メイ、行動どうぞ。
メイ ：バスタードソードでグールにアタック。
GM ：命中判定どうぞ。目標値15ですね。
メイ ：2D6+7 = [4,4]+7 = 15
GM ：ぴったり命中、グールに4点ダメージで残り生命力6点です。カレル、行動どうぞ。
カレル ：サポートしたいけど、数も減らしたいんで、ホーネット三匹とグールのみ巻き込むようにして炎の玉。
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GM ：魔法強度どうぞ。これも目標値15です。
カレル ：2D6+9 = [2,4]+9 = 15
GM ：またもぴったり貫通。ダメージどうぞ。
カレル ：1D6 = [6] = 6
リア ：おー。
メイ ：すげぇ、範囲内全滅w
カレル ：今までで一番ダメージ出してる気がするw
リア ：（炎の威力に顔を守りつつ）「……っ！ ……凄い」
メイ ：「カレルさん、すごーい」
カレル ：「惚れ直してくれ！」
GM ：そう言うことなら、メイが惚れ直すかどうか心で判定してもいいですよ。カレルが勝ったらフラグあげましょう。
デイジー ：うははw
カレル ：先にカレルが振ろうかw 2D6+9 = [2,5]+9 = 16
メイ ：2D+6 = [1,1]+6 = 8
GM ：ファンブルなのでフラグ+2だな！ おめでとう！
カレル ：ありがとう、ありがとう！
メイ ：ここでファンブルかw
リア ：これは酷いw
GM ：ラウンド2アンデッドフェイズ、待望の増援です。盗賊風ワイトとグールが現れますが、このラウンドでは到着するのみです。
メイ ：物量作戦きたw
GM ：ウィスプA〜Dはふよふよと漂い、ワイルドボアとデイジー&カレルの中間地点辺りで散らばります。
GM ：ラウンド2アニマルフェイズ、ホーネットBは少し動いてリアに攻撃します。回避判定どうぞ。
リア ：2D6+11 = [2,5]+11 = 18
GM ：またもぴったり回避成功。
デイジー ：おお。
GM ：ワイルドボアは盗賊風ワイトに体当たり。 2D6+7 = [3,6]+7 = 16
カレル ：韋駄天してあげたくなってきた。
デイジー ：いい勝負になりそうですな。
GM ：先程の魔術師風ワイトとは違って素早いので、これは回避されます。
GM ：ラウンド3プレイヤーフェイズ、リア行動どうぞ。
リア ：ホーネット狙い。というか、さっさと倒さないと安心して移動できない。 2D6+11 = [5,4]+11 = 20
GM ：命中、倒しました。
リア ：「所詮は蜂ですね……」
GM ：デイジーです。行動どうぞ。
デイジー ：えーと、メイの技っていくらですか？
GM ：心6、技7、体7です。
デイジー ：ふむふむ。
GM ：ウィスプとグールが技8、盗賊風ワイトは生前の能力に帰依するので不明です。
デイジー ：なら、ちょっと移動してメイのバスタードソードに精霊憑依を火属性で。
GM ：攻撃力+1、火属性で魔力が付与されます。メイ、行動どうぞ。
メイ ：移動しつつ、自己韋駄天。
GM ：命中回避判定+2です。カレル、行動どうぞ。
カレル ：やること思いつかなくなってきた。移動してから、リアに魔剣かなw
GM ：攻撃力+2、魔力が付与されます。
GM ：ラウンド3アンデッドフェイズ、盗賊風ワイトは前進しつつワイルドボアに攻撃します。 2D6 = [4,6] = 10
カレル ：頑張りすぎです。
GM ：命中、ファンブルで4点ダメージ。ワイルドボア重症です。亡者の爪によって精神力が削られるか、抵抗判定します。 2D6+3 = [6,5]+3 = 14
デイジー ：無茶しやがってw
GM ：辛うじて亡者の爪には耐えました。
メイ ：大した猪だ。捕獲して、飼い慣らせばかなりの戦力になるなw
GM ：グールは全力移動でリアに接敵。ウィスプは前に出てきたメイを包囲します。
カレル ：凄まじい囲まれ方してる。
デイジー ：精霊憑依の魔力に反応したんでしょうかw
GM ：ウィスプDはメイに移動攻撃。回避判定どうぞ。
リア ：熟練度取るにはメイがクリティカルしないといけない、そんなスパロボ。
メイ ：2D+9 = [6,2]+9 = 17
GM ：今度は余裕で回避しました。
GM ：ラウンド3アニマルフェイズ、ワイルドボアは少し逃げ腰になりながら盗賊風ワイトに体当たり。 2D6+7 = [5,3]+7 = 15
リア ：うーん、猪を助けに行きたいけど、この状態で動けないなあ。
カレル ：距離的にも厳しいと思う。
GM ：助けて貰えるなら助けて欲しそうですね。必死の体当たりは空を切ります。
GM ：ラウンド4プレイヤーフェイズ、リア行動どうぞ。このラウンドを凌ぎきれば雲が動いて光が差し込むはずです。
リア ：後少しか、グール殴っておきます。 2D6+11 = [5,1]+11 = 17
GM ：命中、魔剣で強化されているので4点ダメージ。デイジー行動どうぞ。
デイジー ：うーん、少し右に動けばグールに弓でフェイント届きますかね？
GM ：大丈夫です。達成値+2で成否判定どうぞ。
デイジー ：「今日の私は一味違いますよ〜！ ピンクタイフーン！！」 2D6+9 = [3,6]+9 = 18
GM ：フェイントされました。グールの全達成値を地味に-1です。
デイジー ：w
GM ：さて、絶賛フルボッコ中のメイです。行動どうぞ。
メイ ：回避抵抗専念しようかな。
デイジー ：がんばってキルマークを稼ぐんだ！w
リア ：もし攻撃受けてもウィスプは精神力減らしてこないし、殴っとけ殴っとけ。
メイ ：うーん、キルマーク狙いか。スカりそうだけど、ウィスプAに攻撃行きます！ 2D+9 = [2,3]+9 = 14
GM ：予告通り外れです。
デイジー ：惜しいw
GM ：最後カレル、行動どうぞ。
カレル ：これ凌げばOKのはずだし、グールに魔法の矢して終わろうか！w 2D6+9 = [1,3]+9 = 13
リア ：ちょおおおおw
GM ：フェイントかかっても目標値14、弾かれました。
カレル ：反動きたこれw
リア ：せめて一歩下がって炎して欲しかったwでもカキーンに笑ったのでOK！
GM ：ラウンド4アンデッドフェイズ、盗賊風ワイトはにじり寄りつつワイルドボアに攻撃。 2D6 = [1,7] = 8
リア ：さすがにダメかな？
GM ：命中、ファンブルで4点ダメージですが、まだ何とか生きています。亡者の爪による精神力減少の抵抗判定。 2D6+3 = [6,4]+3 = 13
デイジー ：おおうw
GM ：今度は耐え切れず精神力に1点ダメージですが、まだ意識あります。グールはリアに攻撃、回避判定どうぞ。
リア ：2D6+11 = [4,4]+11 = 19
GM ：回避しました。ウィスプはメイを集中攻撃。回避判定を四回どうぞ。
メイ ：一回目。 2D+9 = [3,5]+9 = 17
GM ：回避。
メイ ：二回目。 2D+9 = [6,2]+9 = 17
GM ：また17だ。回避。
メイ ：三回目。 2D+9 = [4,4]+9 = 17
デイジー ：すげえw
メイ ：ちょw
リア ：なんだこれ、17三連続w
メイ ：「見える！」 2D+9 = [4,2]+9 = 15
GM ：四回全部回避しました。
メイ ：メイもそろそろニュータイプかw
GM ：ラウンド4アニマルフェイズ、ワイルドボアは盗賊風ワイトの接敵を振り切って逃げ出します。盗賊風ワイトはこれを逃がすまいと、ワイルドボアに追撃。 2D6+7 = [6,6]+7 = 19
メイ ：すげえなw
カレル ：ひいいいw
デイジー ：あの猪、只者じゃなかったw
GM ：クリティカル回避です。ワイルドボアはすぐやられてワイトが戦線に加わる予定だったんですが、何故こんなに頑張ったんでしょう。
カレル ：どっかでダイス目間違えてるんだと思うw
メイ ：GMの意図を超えた、何かが光臨してるとしかw
デイジー ：子供を守るために頑張ってるんですかねw
やまない雨は決してなく
戦闘を開始してから暫く時間が経つと、雲が動いて陽の光が差し込み、亡者は動きを止めました。ウィスプは消滅し、グールは暗がりに逃げるように去り、ワイトは黄色い闘気が抜けてただの屍に戻ります。
まだ暫くの間は天候は回復していそうですが、いつまた急に崩れるとも限りません。可及的速やかにリューンへの帰途につくのが懸命でしょう。
リア ：「なんとかなりましたね……」
カレル ：しかし最近のセッションは猪とか蛇とか、NPCが空気読みすぎw
GM ：その空気を読んだワイルドボアですが、どうしますか？ このままにしておくと確実にアンデッドに食われますが。
カレル ：どうすんのかな？ とデイジーを見ておこう。
デイジー ：まあ、こちらに危害を加えないなら水精ぶちかましますよ。
メイ ：恩を忘れたなら返り討ちに。
GM ：では回復量ダイスどうぞ。
デイジー ：1D6+1 = [6]+1 = 7
カレル ：おおお。
メイ ：猪大喜びw
デイジー ：「まー、猪さんのおかぜで助かった面もありますし。このくらいしてもいいでしょー」
デイジーが水精召喚でワイルドボアの傷を癒すと、危害を加えられないことを悟ったのか、ぷいぷい鳴きながら親子でデイジーにすり寄ってきます。特に拒まなければ、勝手に後をついてきそうです。
デイジー ：「え？ え〜と」おろおろ。
カレル ：「うん、いい子だなぁ」とデイジーの頭を撫でてあげよう。
デイジー ：「あう〜」
メイ ：「猪さん。ありがとー」
デイジー ：「で、猪さんどうしましょう？」
メイ ：飼う。
デイジー ：ぶw
メイ ：あ、メイは生活的に無理なので、デイジーがw
リア ：ファスナンとポチを思い出したぜ。
カレル ：いざとなったら猪鍋。
GM ：鍋にしたいならデータ用意してありますよ？
メイ ：あるんですねw
カレル ：いやいやいやw
GM ：ワイルドボアの肉のデータを作って、その種別が肉なのをテンプレートとしてコピーして、そのままファンシーナイフのデータを作ったので、ナイフの種別を肉に間違えてしまったのです。
カレル ：なるほど。
デイジー ：うははw
カレル ：「襲ってこないなら、森の途中まででも一緒にいてもいいんじゃないか？」
デイジー ：「そうですね〜。ユーグォの森を抜けるまでは案内しましょー」
メイ ：森の途中で逃がして、帰りましょう。
リア ：かえろー。
貴方達はぬかるんだ道を進み、危機も乗り越えて途中でワイルドボアを安全な場所に逃がし、リューンへの帰途へつきました。
途中天候が崩れることはあったものの、亡者がでることなどはなく、荷物を運びきって道具屋に納品し、報酬の1200spを受け取って宿へと帰りました。
宿では崖崩れの復旧工事護衛の仕事を終えて帰ってきた一流冒険者が夕食をとっています。メイは自分もこれからはあの輪の中に入れるのかな、と思いつつ、旅の疲れを癒すのでありました。
CWCRPG番外編「メイの哀愁問題」FIN.
おまけ
リア ：宿の一流冒険者の女性陣をナンパしてもらいたかった！w
カレル ：じゃあその分、リアがフラグ増やしておけばいいじゃん！w
リア ：ちゃんとフラグ増やしてたじゃないか！
GM ：ナンパはさておき、メイが注文した服や化粧品のデータを出しておきます。
美肌セット／可愛い普段着、アクセサリー、化粧品のセット。街中も年相応の格好で歩き回れる。
価格：100sp
種別：肉
メイ ：また肉がw
リア ：だから肉wwwwwwwwwww
カレル ：肉wwwwwwwwwww
デイジー ：肉w
GM ：種別は装飾品に脳内変換しておいてください。なんかダメだ。
[ 製作著作 : © suikame ]