ハードディスク
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ハードディスク
ハードディスクとは補助記憶装置ともいい、パソコン上のデータやプログラムを記憶するための装置。
内部は磁性を持たせた金属性の円盤が回っており、これを
プラッタ
と呼びここに磁気ヘッドでデータを読み書きする。
レコードと似たような構造だが、ヘッドは直接接触せずわずかに(10ナノメートル以下)浮いている。
レコードと似たような構造だが、ヘッドは直接接触せずわずかに(10ナノメートル以下)浮いている。
容量
容量はハードディスクにどれだけのデータを記憶できるかという値で、容量が多いほど多くのデータを記憶できる。
一昔前は30GBもあれば十分という時代もあったが、
最近は動画などサイズの大きいデータが増えてきたため、必要な容量は増加傾向にある。
現在4TBまでのハードディスクが販売されている。
一昔前は30GBもあれば十分という時代もあったが、
最近は動画などサイズの大きいデータが増えてきたため、必要な容量は増加傾向にある。
現在4TBまでのハードディスクが販売されている。
サイズ
ハードディスク本体のサイズのことで、デスクトップパソコン用の3.5インチとノートパソコン用の2.5インチなどがある。
小さいサイズでもアダプターを介せばケースに取り付けられないことはないが、念のため確認のこと。
小さいサイズでもアダプターを介せばケースに取り付けられないことはないが、念のため確認のこと。
ケーブル規格
ハードディスクの規格は主に下の3つがある。
- パラレルATA(IDE)
少し前まで使われていた規格で、最大転送速度は133MB/s
- シリアルATA
パラレルATAでは転送速度に限界があったため制定された規格。
ケーブルもスリム化され、ケースのエアーフローと場所をとらないという点で有効。
従来のパラレルATAと互換性はないが、変換アダプタを介せば接続できないことはない。
最大転送速度は600MB/s
ケーブルもスリム化され、ケースのエアーフローと場所をとらないという点で有効。
従来のパラレルATAと互換性はないが、変換アダプタを介せば接続できないことはない。
最大転送速度は600MB/s
マザーボード上のSATAコネクタ。
SATA規格のケーブル。
何れの規格も互換性がないので、最近のマザーボードならまず問題ないが
念のためマザーボードが対応しているか確認。
念のためマザーボードが対応しているか確認。
- SCSI
主にサーバ用で一般に目にすることは少ない。同容量でもATA規格のものより高価。
回転速度
回転速度とは1分間にハードディスクのプラッタが回転する回数で、rpmで表される。
おおむね5400rpm~7200rpmまであり、回転数が早いほど理論上の読み書き速度は上昇する。
動作音は回転速度が遅いほど少ない。
おおむね5400rpm~7200rpmまであり、回転数が早いほど理論上の読み書き速度は上昇する。
動作音は回転速度が遅いほど少ない。
プラッタ容量
プラッタ容量とは1枚のプラッタに記録できるデータ量のことで記録密度で変わる。
この容量が大きいほど少ないプラッタで構成できる。
また、プラッタ容量によっても理論上の読み書き速度が代わり、同じ1TBのハードディスクでも
333GBx3プラッタのものと、500GBx2プラッタのものでは後者のほうが高速。
この容量が大きいほど少ないプラッタで構成できる。
また、プラッタ容量によっても理論上の読み書き速度が代わり、同じ1TBのハードディスクでも
333GBx3プラッタのものと、500GBx2プラッタのものでは後者のほうが高速。
流体軸受
プラッタの回転中心部の軸受けの構造のことで、流体軸受けを採用すると低騒音化、高寿命化が図れる。
キャッシュ
キャッシュとはハードディスク内部のメモリで、頻繁にアクセスするデーターをキャッシュに溜めておき、ここから読むことで速度を向上するためのもの。理論上はキャッシュ容量が多いほうが高速になるが、体感的にはさほど感じられずベンチマークで差が出る程度である。
メーカー
現在一般向けのハードディスクを販売しているメーカーは以下の2社
- Western Digital
- Seagate
性能的にどこのメーカーがよいということはなく、好みによって選ばれることが多い。
動作音の大きさと音の質はメーカーによって若干異なる。
動作音の大きさと音の質はメーカーによって若干異なる。
バッファローやI-O DATAの外付けハードディスクも自社で製造しているのではなく
これらのメーカーから供給を受けたものを自社の筐体に入れて販売している。
これらのメーカーから供給を受けたものを自社の筐体に入れて販売している。
取り扱い
前述のように、ヘッドはわずかな隙間をあけて浮いているため動作中に衝撃が加わるとヘッドを傷つけたり
データーが破損してしまうこともあるので、動作中は動かしたり衝撃を与えるべきではない。
また埃が入っただけでも動作不良を起こすほど精密であるため、製造はクリーンルームで行われる。
データーが破損してしまうこともあるので、動作中は動かしたり衝撃を与えるべきではない。
また埃が入っただけでも動作不良を起こすほど精密であるため、製造はクリーンルームで行われる。
RAID
RAIDは2台以上のHDDを使用して、冗長性を高めたり 読み書き速度を向上したりするための技術。