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書いてみた。
色波の言った言葉『黄金でできたボールペンのキャップ』を入れて



 俺の名前は三好拓真。学生をしている。いたって普通の、ツッコミやボケが多少できる高校二年生だ。
 学生生活はなかなかに充実している。人に「青春を謳歌しているかぁー!?」と尋ねられて「俺は青春の権化だぜぇ!」と応えられるぐらいには充実している。
そんな俺だがここ二週間はテンションが低くなってしまっていた。学生ならみんな嫌なはずのもの、テストがあったからだ。しかし、それも今日までだ。今は最終日の最終科目、数学Ⅱのテスト中だ。俺はとくに成績が悪いわけではない。いつも中の上ぐらいだろうか。
しかしながら、試験勉強をあんまりしていない状況でいつもと同じ成績をとるのは無理だろう。つまり、俺の今回の成績は中の下くらいだろう、と言うことだ。
しかし、俺もぶらぶらと遊んでいたわけではない。言い訳をさせてもらうと、部活の仲間に、「これは部活の延長線上の活動だよ!」と言われ遊んでいたのだ。……。まぁ、気にすんな。
『キーン、コーン、カーン、コーン――』
「テスト用紙を後ろから集めてください。」
俺は列の最後尾の席に座っているので、用紙を回収していく。…どんな解答しているんだよ、前の奴。
[用紙に収まりきらないです。]
だ。……。その回答をした主がみるなとガンをとばしてくるので、俺は用紙回収の作業を続けた。



「起立、気をつけ、礼。」
「「「See you later!!!」」」
SHRも終わり、みんなが教室から出ていく。俺もその流れにのって教室を出ていく。教室を出て行く生徒の中にはでかいスポーツバックを提げている奴らもいる。今日から部活が再開されるからだ。俺が所属している部活は道具を必要としない。文化部か?と聞かれたら、違う、と答えるし、運動部か、と聞かれても、違う、と答える。いっている意味が分からないと思われるかもしれないが、事実、そうなのだから仕方がない。…と、考えながら歩いているうちに部室の前に到着した。扉の上にはプレートがあり、部活の名前が書いてある。
――[遊部]。
あそぶ、プレートにはそう書いてある。うちの高校は部活に関してかなり緩い。人数を揃えて申請書を出し毎月レポートを出せば余程のものでない限り、許可される。游部は余程のものだ、と言われるかもしれないが、出来ちゃったものはしょうがない。
 ガラガラ。
「How do you do?」
俺は元気よく挨拶をしながら中に入る。席に座り部屋を見回すと、俺が最後のようだった。
「おっそいよ~、三好。あと英語やめて。三好のクラスの風習をもってこないで。」
そう言う彼女は部長である。名前は白崎紗奈。俺からすると先輩である。みんなからは大抵、白崎から白をとり、サキ先輩と呼ばれている。ちょっと発想がおかしいのが残念な先輩だ。
「やっと来たか、俺のハニー!」
「俺はお前のハニーじゃない!!」
この変質者は俺と同学年の斉藤義信、通称ノブだ。こいつを説明すると……
ゲイだ。以上。
「まあまあ、落ち着けって。」
そう言うこいつは俺の親友、守本毅。名前の読みはタケルだ。
「落ち着けるかよ!つうか、なんでお前はノブに迫られないんだよ!」
するとノブが会話に入ってくる。
「俺が興味あるのは拓真だけだ。」
「そんな告白されたくなかった!!」
「…ふふっ。」
そう笑ったのは後輩の常間優美。みんなは優美ちゃんと呼んでいる。優美ちゃんは護りたくなるような子だ。
「どうしたの?優美ちゃん。」
そう尋ねてみると
「やり取りがおもしろくて、つい。」
と返してくれる。すると
「私もまぜてくれよ。」
と言う人一名。そんな男口調で話す彼女は、同級生のパワフル少女、瀧村明希だ。游部は今までの五名プラス俺の六名で活動している。
「ちょっと、戯れはもうおしまいよ。今から今日することを話すんだから。」
そう言われて
「私まだ何も話してねぇのに……」
と渋々といった表情でひきさがる。
「よし、今日は、三好のモノマネ百連発!を見て嘲笑したりダメだししたりブーイングしたりするよ!」
「はぁ!?」
俺にとっては損しかない提案を聞き思わず立ち上がる。と、背中を明希が押してくる。
「まぁまぁ、早く外に出てしようぜ。」
「外ですんの!?」
「俺は拓真の勇姿をこの目に焼き付けたい。」
「僕も見てみたいな。」
「私も…。大丈夫ですよ。面白くなくても笑ってあげますから。」
ニコニコしながらみんなはそんなことを言う。……ここには俺の味方はいないのか!?ギャアギャアと騒ぎながら背中を押されて廊下に出ると、コツンッ、と何かが俺のつま先にあたった。
「ん?」
俺はそれを拾い上げ観察した。それは円筒状で服に留めたりするためのクリップが付いている。これはよく知っている形、ボールペンのキャップだ。
「これは…」
しかしこれは、ボールペンのキャップにしてはかなり重い気がする。それにテカテカと金属光沢を放っている。
「ん?どうしたんだ?タク。」
明希が尋ねてくるが耳に入ってこなかった。俺は呟いた。
「これは…、金?」


話こっからひろげられるか、心配だ。