咀嚼さんシナリオ初日夜から分岐(分岐点は全裸さんの場所と同じところで)
世界観
- 世界は複数あるが、世界と世界の間の移動は稀少。
- 主人公の世界があと1年で滅びるのは、異世界に通じる次元の歪みが世界中にころころでき始めたため。
- 世界には存在を保つためのエネルギーが循環している。
- 次元の歪みが開くと、そこを通じてエネルギーの流出が起きる。
- 世界には位置関係があり、エネルギーの流出は高い位置にある世界から低い位置にある世界に流れ込む。
- 主人公の世界は割りと低い位置。姫の世界は高めの位置。
- 別に世界の位置が高いからすごいとか言うことはない。
- エネルギーが流出しすぎると、その世界の高さはどんどん高くなっていく。流入しすぎるとその逆。高くなりすぎても低くなりすぎても、世界は壊れる。(人間が宇宙に行ったら爆散して、海底に行ったら圧死するようなもの)
- ただし、たいていの場合は世界の位置の移動のせいで他世界と衝突して対消滅したりする。
人物設定
主人公 大翔
- 自分の能力を正確に把握できていない。
- 自分の魔法がなぜか好きになれない
→幼少時、この力で野犬に襲われる陽菜を助けるが、野犬を殺してしまう。
→父親が死ぬことを知っていながら、何もできなかったことで力があっても無意味だと考えるようになる。
→各々の記憶は乃愛の錯覚と陽菜の擬態の能力で封印してある。(上記2項目によりかなり酷い自傷癖が発生したため)
→指定したものを貫く力。指定するものに制限はない。
→射程は最大で10メートル前後。
→集中することで、指定物の指定機能のみの破壊も可能。
- 母親の血のおかげで、姫の世界の魔法に対する感性がやや高め。しかし扱う才能のほうはあまりない。
ヒロイン1 ユリア
- 主人公とは違う世界の住人で、主人公の世界に世界のエネルギーが流出している。
- 主人公の世界の魔法とは違う魔法を操る。自然界のエネルギーを操作するようなもの。一般的にファンタジーの魔法で思いつくような。
- 自分の世界と主人公の世界を救うために、半ば家で同然で飛び出してきた。
- 魔法の才能は突出していて、そこにいるだけで微弱な魔法の力を放っている。そのせいで、大翔に多少影響が出る。
ヒロイン2 美羽
- 家族が大事で、そのためならいくらでも苦労を背負い込む。
- 兄にたいする扱いが非常にぞんざいだが、それはぞんざいに扱っても大切にしてくれるという確信があるから。なんだかんだでお兄ちゃん子。
- 能力は『絃衰』
→対象に一度触れれば、力の糸を通じて対象の持つエネルギーを減退させられる。
→エネルギーの種類に制限はないが、美羽が正しく知識を持っている必要があるため未知の存在のエネルギーは低下できない。
→糸は最大で5本つけられる。1つの対象にまとめて5本つければ、威力も上昇する(単純に5倍にはならない)
- 主人公同様、母親の血のおかげで姫の世界の魔法に対する感性が高い。才能もある。
他のみんなの能力
→自分の周囲に指定物を反射する『鏡』を発生させる。鏡に特殊効果を植えつけることも可能。
→指定物に特に制限はないが、制限がゆるいと強度も弱まる。
→同時に発生させられる数は鏡のサイズと反比例。姿見サイズなら最大30発生可能。
美優は姫の世界の出身なのでそちらの魔法も基礎レベルでなら扱える。
→剣で物体を切ったとき、その物体の表面に沿って斬撃を走らせることができる。その物体も切れる。
→走らせる距離は剣で切ったときの威力に比例する。最大200メートル以上の射程がある。
→直進以外の軌道も描けるが、途中で軌道の変更はできない。
→念じることで物体の接合を解除することができる。解除するにはある程度構造を理解する必要がある。
→概念的なものには通用しないが、物理的なものであるのならそれが何であれ分離させられる。
→分離にかかる力や時間はサイズではなく結合の強度で変わってくる。
→自分の存在を別の存在に偽ることができる。変身とは違い、姿かたちが変わるわけではなくその性質を変化させる。
→他人に擬態をかけることもできるが、その場合は相手の了承が必要となる。
→擬態中に急激なエネルギーの変動を受けた場合、その一切を無視することができる。(空気に擬態しているときにトラックにぶつかっても被害を受けない)
→流れを自分の意のままに操作することができる。離れていても可能だが触れていればなおよし。
→動いていないもの、流れが複雑すぎるものは操作できない。ある程度のまとまりが一定方向にベクトルが向いていなければならない。
→一筋の流れを操作し、そこから新たな流れを作り、それをさらに扱う、などは可能。ただし、扱う量が大きくなりすぎると扱えなくなる。
→対象に錯覚を起こさせる。対象にとってその錯覚は現実となる。
→催眠術と違い、無機物有機物の区別なく錯覚に陥れることができる。
→錯覚させるために必要なエネルギーが図りにくいため案外使い辛い。生命体の操作などには膨大なエネルギーが必要となる。
敵の目的
- 主人公達の世界に異世界からのエネルギーを流入させ、世界の礎を手に入れること。
動機
- それぞれがそれぞれの世界で、理不尽にその命や大切なものを扱われ、虐げられてきた。
→自分達を受け入れてくれないなら、自分達で自分達のための世界を作る。
手段
- 世界の礎を手にいれ、世界そのものとなり理想となる世界を創造する。
なぜ主人公の世界か
- 最初にあけた穴がたまたま主人公の世界につながっていたから。
- さらには、その世界がかつてファイバーを倒した主人公の父の住んでいた世界だと気がついたから。
世界の礎
- 世界が生まれるために必要なもの。
- 世界は泥のような混沌の水の中に浮かんでいる状態で存在しており、まれに混沌の水の中に世界の礎が生まれる。そこから世界が発生する。
- 混沌とは世界の元であり、世界のエネルギーは混沌だったもの。つまり、世界のエネルギーも元は混沌の一つ。無数の世界のエネルギーが交じり合えば、それは混沌に近づく。
- 擬似混沌の中で戦闘を行うことで混沌をかき混ぜる。やがて中央に力が集まり、小さいながらも世界の礎を生むことができる。
世界の礎で何ができるか
どうやって世界を作るのか
- 世界の礎を宿した存在にそって世界が生成される。例えば世界の礎を石に宿した場合、新に生まれる世界は石ばかりの世界になる。野生の獣に与えたなら、野生の王国ができるかもしれない。
そして人間に与えた場合、その人物が望む方向性に沿って世界が創造される。
世界の礎を作ることの問題点
- 世界の中に世界が発生するため、エネルギーのキャパシティを大きく超えてしまう。そのため、外側にある世界が弾ける。
話
2話
- 咀嚼さんシナリオから分岐してくる。
- 学校の案内。主人公と姫打ち解け呼び方変更。様→さん。
- 姫、主人公に隠し事があるという事実のみ伝える。
3話
- 主人公、陽菜を思い出す。
- 記憶があいまいなことに気づく。陽菜、それを気にしないようにと抑える。
- 姫、陽菜と遭遇。
4話
- 姫、主人公のクラスに転入。
- たまに奇抜な発言をするがクラスに溶け込み始める。
- 美羽が主人公に隠れて何かしている雰囲気を漂わせる。主人公、それが危険なことじゃないのか心配。
- それからしばらくして今度はライバルが転校してくる。
5話
- ライバル、姫の近くにいる主人公がどのくらいの事情を知っているのか聞いてくる。何も知らない主人公。
- 近くにいる人間が何も知らなくては危険で、なおかつ姫を危険に晒すと憤るライバル。主人公に姫の素性や主人公の世界の崩壊の危険性を語る。
- 信じられない主人公。そこに話を盗み聞きしていたポーキァが現れ襲撃してくる。
- 何もできない主人公をかばいながらポーキァを撃退するライバル。
- 家に帰り、ライバルを交えて真相を知る主人公。何かしたいというが、できることはないといわれ落ち込む。とりあえず、今回のことを教訓に体を鍛えることにする。
6話
- 文化祭。みんなと回りながら、普段できない会話をする主人公。
- 文化祭後の休みを利用してみんなで海に行く。
- 夕方、ライバルに呼び出される主人公。今後の意志、決意を求められる。
7話
- 休みが明けて学校に行くと、学校の一部が壊されている。壊されたあとからポーキァの仕業と推測する。
- 夜、ポーキァを待ち伏せしていると現れる。どうにか対抗しようとするが能力もうまく使えず対抗できない。そこに悪友が現れる。
- 悪友の能力と学校の地の利と保険医の協力でポーキァを撃退する。悪友達に事情を説明。家に帰って出来事を説明するも、起こられる。
8話
- 完全に巻き込まれたということで大翔や悪友達も捜査の手伝い。やがて、学校を中心として無数の次元の歪みのせいで世界が危うくなっていることが判明。
- 乃愛のつてから、同様の状況が世界中にあると連絡される。すぐさま対策をとる。
- 幼馴染が誘拐される。すぐさま追いかける主人公達。
- 誘拐犯はファイバーと名乗り、今回の事件の首謀者だと語る。そして、主人公と姫に対して酷い怒りを見せる。
- 幼馴染は取り返すが、ライバルが怪我を負う。実力差を見せ付けられる。
9話
- 学校に巨大な歪みが現れる。現場に行く主人公達。他の人たちは学校には入れない。
- 今度はヒロインが攫われる。追いかける主人公達を、現れた敵が分断していく。
- 主人公のみがファイバーに追いつく。ファイバーはなぜ主人公に怒りを示したのか、この事件は何のためのものかを語る。
- 主人公とファイバーの戦い。自分の能力をうまく扱えず苦戦する主人公。主人公の危機に、身を投げ出すヒロイン。自分が能力を使わなくなった理由などを思い出し、能力を正確に把握する主人公。
- ファイバーの力を押し返すが、それでも相手のほうが上手で勝てない。だが、他の敵を倒した仲間達が次々に現れ、どうにかファイバーを倒す。
- 時は遅く、ファイバーの目論見どおり世界の礎が生まれる。それを手に入れようとするが乃愛に阻まれ、奪われる。
- 世界の礎を奪った乃愛は3日の猶予を与え、3日後に自分から世界の礎を奪えなければ自分の目的を果たすとつげその場を去る。
10話
- 作戦会議をするが、状況は絶望的。そのなかで、主人公は策があるといい、みんなに協力を要請する。
- 主人公の策は自殺戦法。
- 最後のときをヒロインと過ごす主人公。
11話
- 乃愛との戦い。どうにか乃愛を倒し、世界の礎を奪うことに成功する。しかし、今度はそれをヒロインに奪われる。
- ヒロインは主人公の考えに気づいており、それを阻止するために世界の礎を奪った。ヒロインが自分が犠牲になることで主人公の命を守ろうとする。
- ヒロインは、世界の礎を自分の中に取り込み、自分の存在を極限まで抑え、その上から封印を施してしまおうとする。
選択肢 ― その意見を受け入れる
そんなことさせない
―受け入れる場合
ヒロインは封印され、永遠に目覚めることはない。主人公はヒロインの守った世界を守るため、ヒロイン=世界の礎を守る立場になる。
数年後、ヒロインの封印の前に立つ主人公の前に、乃愛が現れる。目的は世界の礎。乃愛は主人公のやったことは世界に常に破滅の危険をはらませたのだという。そのすべてを打ち破るという主人公。
2人の戦いが始まる。戦いの舞台は、世界の中心。
END
―受け入れない場合
ヒロインを永遠に封印するようなことはできないという主人公。かわりに、自分の力で世界もろともヒロインを討つ。
消えていくヒロイン。その願いを叶えながら、主人公は光になるヒロインを見送る。
1年後、災害復興のために留年となった主人公。学校生活を送っていると乃愛が教師として戻ってくる。今度は主人公達生徒の味方になりに来たという乃愛。
そして、世界に残っていた異世界のエネルギーを利用して世界に一つ大きな錯覚を生んだという。それは、光になった一人の人間の存在が、世界に還ることなく再び形を持ってしまうという錯覚だった。
1年前に別れた場所で再会する主人公とヒロイン。
END
※ノアの望む世界に屈するとかヒロ君自殺戦法成功とかのバッドエンドもありかも
最終更新:2007年08月20日 00:13