僕の世界は壊れない・第二話


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<特記項目について>
; ●立ち絵
; ★BGM
; ■背景
; ▲SE
; ▼システム関連







;★BGM~未定(邪ノアのテーマ)
;■背景~暗闇


夢。
寝ているときに脳が記憶を使って見せる錯覚。
朝起きた直後は覚えているけど、すぐに忘れてしまう。
俺は夢を見ている。

登場人物は全て俺の知っている人間。

美羽。
; ●立ち絵 美羽・私服(実妹)・表情(影)・位置(左端)

美優。
; ●立ち絵 美優・私服(義妹)・表情(影)・位置(左)

貴俊。
; ●立ち絵 貴俊・私服(悪友)・表情(影)・位置(右)

先生。
; ●立ち絵 ノア・スーツ(邪気眼)・表情(影)・位置(右端)




どう話しかければどう答えるかも理解できる。
台本通りの三文茶番劇。

; ▲SE ざわめき・継続

俺の知っている実妹。
俺の知っている義妹。
俺の知っている友人。
俺の知っている先生。


俺は理解している。
夢の中でも理解している。
これは本当のみんなではない。
皆への自分の評価の結果だ。

では、本当のみんなとは?

……思考の為の材料が足りない。

; ▲SE・停止
; ●立ち絵・全消去





答えのない問いを繰り返す。
実りのない論理を構築する。
薄れていく。
周囲の色素が、存在感が一切合財薄れていく。
唯一つ、その存在を誇示し続けるものがある。
先生だ。

;●立ち絵 ノア・スーツ(邪気眼)・表情(笑顔・影)・位置(中央)

先生は笑っている。見たこともない顔で笑っている?
笑っている?
既に俺も薄れ始めている。消えかけている。
先生は強力に存在を残している。

先生が歩み寄ってくる。

; ▲SE 足音
; ●立ち絵・全消去

消えかける俺の後ろに回り、先生は俺を抱きすくめた。
感覚は既にないが、下を見ると先生の細くて綺麗な指が胸の辺りで組まれている。


乃愛「――――だって、そうじゃないか? 」

乃愛「逃げられないよ、逃がさないよ」


何を言っているのか分からない。
振り向く気はしないので、先生の指から目を離し、前を向いてみた。
既に何もない空間に、裂け目が生じて何かが見えた。


; ▲SE ひび割れ


あれはなんだろう?
城?

; ▼システム CG・城


城の外廓に誰かが立っている。

あれは―――。

母さん?




; ▲SE フラッシュ
; ▼システム エフェクト(フラッシュ)

;オールリセット
;▼システム ウェイト


ジピピピピピピピピピピピピピピ……。
; ▲SE 目覚まし時計の音・継続


; ★BGM~未定(日常)
; ■背景~主人公の部屋


目覚ましが鳴って、自分がベッドから落ちていることに気付く。
どうやら今日は美羽に無理矢理起こされたのではないらしい。


大翔「目覚ましに起こされたか……」


ちょっとした敗北感を感じつつ、デジタル式の耳障りなアラームを止める。

; ▲SE・停止

何か夢を見ていたような……そうだ、山盛りのカレーの夢だ。
今日の夕飯はカレーにしよう。
美羽はシーフードカレーを所望するだろうし、美優はきっとベジタブルカレーを食べたがるに違いない。


; ▲SE ドアノック


美羽「兄貴、朝だよー! 」


だが知ったことか。
俺の大好物は鶏肉だ。もはやチキンカレーの事しか考えられない。
むっ、濃厚なカレーの匂いを想像すると涎が出てきた。
まずい、このままでは我慢できずに昼飯にカレーを選んでしまうかもしれないではないか。


; ▲SE ドアノック


美羽「……まだ寝てるのかな。ユリさんを待たせるワケにはいかないし……」



昼飯でカレーを食べようとすれば、購買のレトルトカレー以外の選択肢はない。
だが購買のカレーほど間違った存在がこの世にあるだろうか。
カレーパンを暖めることも許しがたい俺が、米とルーを同時に暖めるだと?


; ★BGM~未定(バトル)


電    子    レ    ン    ジ   で   !


ふざけるな! 俺は妥協しない! 今こそ明鏡止水の時だ、カレーを求める感情の一切を過ぎ去らせてやる。


; ▲SE ドアノック


美羽「兄貴の部屋に入るの恥ずかしいのよね……でも起こさないと……」



; ▲SE ガチャッ
; ▲SE ドア開


; ●立ち絵 美羽・制服(実妹)・表情(通常)・位置(中央)


大翔「ん、お早う、美羽」


; ●立ち絵変化 美羽・制服(実妹)・表情(怒り)・位置(中央)


美羽「起きてんじゃねーか! 」


;▲SE 蹴り
;▼システム エフェクト(攻撃モーション)
;■背景 黒


回し蹴りを喰らった。

;▲SE チーン


;オールリセット
;▼システム ウェイト


;★BGM~未定(日常)
;■背景~食卓


食卓に着くと、美優がやけに機嫌よく再放送の遊戯○を見ている。

; ●立ち絵 美優・私服(義妹)・表情(通常)・位置(左端)

遊○「ドロー! モンスターカード! 」
美優「……(ハラハラワクワク)」


……遊○王?


大翔「今日って土曜……土曜じゃないか! 」


; ●立ち絵 美羽・制服(実妹)・表情(通常)・位置(左)


美羽「そうだよ」
大翔「じゃあなんでわざわざ早く起こしに? 」


土曜は学園は基本的に休みだ。
三人で(大抵先生や叔父さんが引率してくれるが)どこかに行く予定に覚えはない。
貴俊が住んでいるJ市に遊びに行く予定もない。


; ●立ち絵変化 美羽・制服(実妹)・表情(驚き)・位置(左)


美羽「あ……言ってなかったっけ? 」
大翔「何を? 」


聞こうとしたとき、ガラスの戸が開いて、誰かが入ってきた。


; ▲SE ドア開
; ●立ち絵 ユリア・私服(姫)・表情(通常)・位置(右)
; ●立ち絵 レン・私服(メイド騎士)・表情(通常)・位置(右端)
; ●立ち絵変化 美羽・制服(実妹)・表情(通常)・位置(左)


ユリア「おはようございます~」
レン「遅れてしまってすまない、ミウ。姫様の着付けに少々時間がかかってしまってな」


あ。
そうだった……。
昨日の記憶が蘇る。
彼女達は異国からうちにホームステイに来た、お姫様とそのお付きだ。
二人とも昨日とは随分印象が違う。
姫様のほうは恐らく先生が用意したと思われるかわいらしい服を着て、長い金髪をティアラでまとめている。
騎士……レンさんの方は、なんというか……サムライ?に近い服装だ。外人なのに和服が似合っている。貧乳だからか?


レン「ヒロト殿」

; ●立ち絵変化 レン・私服(騎士)・表情(睨み)・位置(右端)

大翔「はっ、はい!? 」


卑猥な視線を感じたのか……?
殺気とかは分からないがレンさんの目が4割増でキツい気がする。


レン「今日案内して頂くあの寺子屋……確かに安全なのだろうな? 」


; ●立ち絵変化 美羽・制服(実妹)・表情(笑顔)・位置(左)


美羽「そこはご安心を!あの学園ほど安全な場所は他にはありませんよ! 」


慌てる俺の代わりに美羽が答えた。
どうやらレンさんは姫を心配しているだけのようだ、よかった。


レン「そうか……それならいいのだが」
ユリア「失礼ですよ、レン! 私達は今は無理を言ってここに居させてもらっているんですから! 」


; ●立ち絵変化 ユリア・私服(姫)・表情(怒り)・位置(右)
; ●立ち絵変化 レン・私服(騎士)・表情(通常)・位置(右端)


姫が頬を膨らませて従者を叱る。
ふむ……どうやら我侭な人ではないらしい。

; ●立ち絵変化 ユリア・私服(姫)・表情(笑顔)・位置(右)


ユリア「あ、ヒロト様。朝ごはんは何ですか? 」
大翔「キャベツのスープとパンです」

; ●立ち絵変化 ユリア・私服(姫)・表情(困惑)・位置(右)

ユリア「キャ、キャビアのスープですか? 」


なんか天然な気はするけど。


; ●立ち絵変化 ユリア・私服(姫)・表情(通常)・位置(右端)
; ●立ち絵変化 美羽・制服(実妹)・表情(通常)・位置(右)
; ●立ち絵変化 美優・私服(義妹)・表情(笑顔)・位置(左端)
; ●立ち絵変化 レン・私服(騎士)・表情(通常)・位置(左)

美優「レンさん、おはようございます! 」


; ●立ち絵変化 レン・私服(騎士)・表情(笑顔)・位置(左)


レン「ミユ、お早う……む、今見ているそれはなんだ? 」
美優「これはアニメと言って……」


; ●立ち絵消去 美優・私服(義妹)
; ●立ち絵消去 レン・私服(騎士)


おや、美優が随分と愛想がいい。
あれほどテンションが高い美優は俺でもたまにしか見ない。
よほどレンさんと相性が良かったのだろうか?


; ●立ち絵変化 美羽・制服(実妹)・表情(苦笑)・位置(右)

美羽「おやおやお兄ちゃん、嫉妬ですか? 義理のとはいえ妹に近づく女の人に。ダブルでやばいですよ? 」

; ●立ち絵変化 ユリア・私服(姫)・表情(笑顔)・位置(右端)

ユリア「まあ……このせか……この国の方は家族の方とも愛し合えるんですね」


大翔「ちょ……」




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