B:美羽を『俺の彼女』といってみる

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B:美羽に『俺の彼女』といってみる 大翔「こいつが俺の彼女だ」 美羽「ひあっ!?」 冗談めかして美羽の肩を抱き寄せる。 さあ美羽、ここいらで一発場の空気を和ませる一撃を俺に! 体を張った俺の盛り上げをみせてやれ!! …………おや? 視線を陽菜から美羽にやると…………。 美羽「あわ…………あわわわわわ……………………」 顔を真っ赤にして目を回していた。 そして周りを見回すと…………。 ユリア「(にこにこ)」 レン「(ちょっと距離をとっている)」 陽菜「(愕然)」 …………え? ちょ、え? いや、何で皆さん、そんな大マジな顔してるんですか? 冗談ですよ? 極めつけに、 美優「(ガタガタガタガタ)」 いつの間に玄関に出てきていたのか、美優が凍り付いていた。 あの……冗談、なんだけど…………。 美羽「こ……………………」 大翔「こ?」 たっぷり3分は経ったころだろうか。美羽がぼそり。 美羽「こっ――こっ、このっ、変態兄貴ぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」 どぐしゃあっ。 そんな音がして、気がついたら俺は地面に叩きつけられていた。美羽がなおも何かを喚いていたが、レンさんに取り押さえられている。 うん、俺はこんなリアクションを待っていたんだ…………3分、遅かったけどな。 なんなんだよ、もう。 [[戻る >世界が見えた世界・3話 B ]]

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