魔法

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魔法」(2007/12/19 (水) 15:25:28) の最新版変更点

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 魔法というのは、法則というパズルのピースを色々と組み合わせるようなものなんだ。  精霊の力というのは、この世界に蠢くすべてであり、私たちがそれを感じるということは、世界の姿が見えるという風に言い換えることも出来るかもしれない。    さて、まず魔法の種類についてを明確にしておこう。全部で四つほどある。私たちが使う魔法はすべてどれかに当てはめることが出来る。  一つ、自然魔法。二つ、有機魔法。三つ、幽幻魔法。四つ、四海魔法。  一つひとつ見ていこうか。  自然魔法。これは、超自然的なものの話だな。エネルギーの塊だね。  すなわち、火、水、土、風なんかはそれに属するわけだ。他にも雷だのなんだのはあるが、まぁここでは昔から言われているもので話を進めよう。  自然魔法は昔から使われてきた魔法の一つだ。風を操ったり、水を生んだり、土を作ったり、火をおこしたり。これはそのまま戦争で使われるね。物凄く危険なものだから、今では許可もいる。  ――日常生活で使わないのかって?  まぁどっちかと言うのであれば、使う。ただし、普通、自然魔法は小さいとほとんど使えないんだよ。難しいしね。どっちかと言うと、"本来"の姿で使うというべきか。理由は今度説明するけど。でも最近は流行のアーティファクトが作られ始めてね、まったく便利な世の中になったものさ。この前もバーベキューする時にね……。  おっと。余計なことだったかな?  次に有機魔法に移ろう。これは、大雑把な言い方をすれば生き物なんかに使われる魔法だ。  生命の身体における、一時的な活発化及び沈静化。あるいは、有機物に対してその活動を保存もしくは、補完すること。まぁ単純に力の増強とか回復ってところだね。身体能力向上系の魔法が一番主流だ。これによって我々は、通常の倍のスピードで動けたり、攻撃での運動力が上がったりするわけだ。逆に体を蝕んだりするものもある。そういえば、最近の医療分野は目覚しい発展があるね。君は知ってるかい? ラキウスっていう病気の対処法がついに考案されたんだ。まぁそんな感じだね。  私も子供の頃は、稚拙な有機魔法で喧嘩をしたものだよ。あの頃は良かったなぁ。  お次は幽幻魔法だ。これは生き物は生き物でも、ほとんど人間にしか使われないだろうね。主に脳や精神に作用するものだから。  脳神経系に著しい負荷を加えたり、偽装擬似情報を与えたりするものが大半だ。人の五感、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を狂わせ、人の感情、喜怒哀楽、恐怖や快感を助長させたり、押さえつけたり。もちろん、今言ったもの以外にも変なものから凄いものまで色々あるな。これは引っかかったら怖いぞ。上手く決められるとこっちの動きを完全にコントロールされちまうから。  まぁ気をつけてさえいれば――あまりに強力なものは脇に置いとくとして――大丈夫だろう。意識することが大事だぞ。常に自分を疑ってかかるんだ。  でも悪いことばかりじゃない。何せ、風俗行った時は凄かったぞ? あいつら快楽助長魔法のエキスパー……。  すまん、すまん。どうも私は脱線するのが好きみたいだな。でも、もし聞きたかったら、改めて聞きに来てくれ。紅茶を入れて、喜んで話をさせてもらうよ。  最後に四海魔法を話そう。これは近年になってようやく出来たジャンルだ。  今までにも似たような魔法はいくつもあったが、その本質を深く掘り出そうとすることはなかった。で、何かというと、さっき語った自然魔法、有機魔法、幽幻魔法の三つがあるだろう? あれらを我々は野放しにしたか? という話なんだ。つまり、その魔法の細部を解析し、対処し、応用し、コピーし、身を守ろうとする学問。これらを総合して四海魔法と呼ばれる。今まで出来なかったのはね、四海魔法はどれもさっきの三つに当てはめることが出来るからなんだ。  名前の由来は、四つの海(魔法)に対する対抗魔法(カウンターマジック)という意味で、四海魔法。自身を含めるから"四"海なんだ。    これでとりあえず、魔法がどういうものかは分かってもらえたと思う。  次の講義はもっと踏み込んでみるから、今日の四つの魔法の種類はよく頭に入れといてくれたまえ。

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