68番地・羽堂邸

68番地・羽堂邸

それなりに人通りの多い通りに面する、白壁の洋館。美しい庭が自慢。
豪奢な外観・内装は主人の趣味によるもの。
ただその保全は主人本人ではなく龍たちの努力のたまものである。
座敷牢としか思えないような部屋が数室用意されている辺り、何かと物騒。
また、何故か来客が窓から入ってくることが多いという謎の特徴あり。

住民


家主・羽堂亜理紗

「大丈夫、いつか戦隊を作った時にはリュコラをリュコレッドにしてあげるから!」
大陸北方からやってきた、紫の髪、赤い瞳を持つ少女。
性格は基本的に横暴かつ快楽主義。
今日もろくでもないことをやらかしては後悔しながら生きている。
当初自分の種族を人間と偽っていたが、後にエルフであると判明。
エルフらしい強い魔力を持つが、ほとんど魔法を知らない。
魔法そのものを体外に出して手足の様に使うというかなり強引な技を多用する。
また、エルフに期待される筈の弓の腕は「今ひとつ」である。
エルフに期待される様な術を施行する時、「近くば寄って目にも見よ、エルフ秘伝の○○○!」と叫ぶことがある。
恐らくは軽くヤケになっていると思われる。
時々「うちのドラゴンは優秀…」と呟く。
自慢半分、自分への言い聞かせ半分である。
  • 一人称-私
  • 特徴-勝手に人の名前を崩して呼ぶことがある。
    「イソレナさん」→いーちゃん・いーたん
    「パッチーさん」→ぱちさん
    「カプチーノさん」→かぷちーさん
    「朱音さん」→アオちゃん

契約龍


永遠の主席・咲良

「主人のこと、アホだなぁとかドジだなぁとかなんでこんな奴に従ってるんだろうなぁとか思いつつ従ってる奴、多いと思うんだ」
種族は地龍リュコラヴォス。
灰色の髪、灰色の瞳を持つ少女。外見年齢は大体十六歳くらいを想定。因みに巨乳。
基本的に真面目で几帳面な性格だが、甘えたがりで少し抜けた一面も持つ。
当初は名無しだった(というか種族名=呼び名だった)が、成長と共に名前を与えられた。
同時にベリーショートだった髪を伸ばし始め、今は肩より少し長いくらい。
なんだかんだ言いつつ主人には懐いている。というか、古女房の様な気分になっている。
「こいつは私がいないとダメだ」みたいな。軽くだめんずうぉーかーの素質があるのだろうか。
一時期には「私は主人だけいればいいし主人にも私だけいればいい」と、ヤンデレの様な思考に陥ったこともあった。
その様に気分のアップダウンが激しい面も時折見せるものの、根本的には明朗快活な、外見年齢相応の少女である。

体を動かすことが好き。嬉しいことがあると「喜びの舞」とか称して踊る。見られると落ち込む。
カステラが好き。甘いものが好き。イチゴ味が特に好き。
火乃香の様な「かわいい」女の子に憧れが強いが、自分には似合わないと諦めている。
辛いもの嫌い。お酒は苦手。雷は特に嫌い。
  • 一人称-私
  • 特徴-ちょっとぞんざいな喋り方。
  • 基本的に他人のことは呼び捨て、もしくはさん付け。例外としてディアのことだけは何故か「お嬢」と呼んでいた。


詐欺師の娘・火乃香

世界が自分を喪う時、そこに響くは蝉の断末魔。
ああ、それはなんとも結構に風流な事ですね。
種族は炎龍ブリギンド。
光によって金にも見えるふわふわの赤毛、暗めの赤い瞳。薄い桃色のブラウスに、赤いスカート。
まるでお人形さんの様な可愛らしい外見の少女。外見年齢は大体十四歳前後。
龍の姿を取った時も、サイズを考えなければ見た目は可愛らしい。
性格は思い切りが良く、時に冷淡に見えることもある。
しかし一度懐に入れた相手に関しては、意外に面倒見がいい。
ただ、「こいつダメだ」と思うとあっという間に切り捨てることもある。

自らの愛らしい外見を自覚して行動している。
口がうまく、相手を丸めこむのが上手い。
魔力の扱いも上手く、ある程度の「操想術」を施行できる模様。
口にすることは全て真実にする、所謂「言霊」である。
辛いものが好き、蜂蜜はもっと好き。酒には異常に弱い。一番苦手なものは…秘密。
  • 一人称-私
  • 特徴-基本的に丁寧な喋り方をするが、相手によっては慇懃無礼。親しい相手や感情が昂った時などはきつい物言いをすることもある。
  • 基本的に人には敬称をつけて呼ぶが、相手が明らかに下であると考えた時は呼び捨てにする。
 主人のことは「うーちゃん」。
 咲良と妹のことは「咲良ちゃん」「火乃影ちゃん」。
 「ミルク」「雛姫」「小唄」「小牧」「メルトダウン」「水鳥」「ディア」「小町」などは呼び捨て。
 その他は大体さん付け。

常識的な変態・フェレス

「お菓子作りなんて手間が掛かるのになぁ。朝からなんて、よくやるなぁ。
 まぁ、甘いものは大好きだからありがたく頂くことにしよう」
種族は闇龍ダ-クデビラゴス。所謂「ダクデビ四兄弟」の三番目、次男に当たる。
黒髪黒目、好青年風の顔立ち。だが、季節を問わず着込んでいる妙なデザインのコートが色々台無し。
夏には暑い暑いと騒ぐ彼だが、コートを脱ぐことには考えが至らないらしい。
外見年齢は二十歳前後を想定…しているが、そもそもが東洋風の顔立ちなので年齢不詳っぽい。
外見に似合わず割と女好きらしく、時折自分の萌えポイントを語る姿が見受けられる。
しかし身近な者の好意にはかなり疎い。というか、鈍い。
総合して、色々残念な奴である。
過去に火乃香に告白したことがあるが、一笑に付された。
現在はどうしたものか悩みつつ、距離を測っているらしい。
甘いものが好き、辛いものは大嫌い。だけど酒なら例外。ザル。というか、むしろワク。
  • 一人称-僕
  • 特徴-主人に対する呼称は「マスター」。一応丁寧語らしきものを使用する。
それ以外の身内に対しては基本的にタメ口+呼び捨て。
他人に対しては基本的に丁寧語+さん付け。
メフィストに対しては「兄さん」、アランに対しては「アラン」。
例外として、トゥエルヴのことは人前では「姉さん」と呼ぶものの、誰もいなければ名前で呼ぶ。

マイナス絶対値・雛姫

「ヒナのこと、いじめる…?」
種族は光龍プロセルピナ。
外見年齢九歳ほどの、小柄な女の子。
長い金髪を頭の後ろで太い三つ編みにしている。赤い瞳は母親似。
母方の称号の関係で、「ウサギ」に例えられることが多い。
性質もほぼウサギで、基本的に憶病。しかし弱い訳ではないし怒らない訳では無いという辺りも非常にウサギ。
怒らせると怒ります。怖い人になれなれしくされるとかじります。ガルルル。
父の形見のチェーンソーを常にぶらさげている為、見た目的に非常に怖い。

小さい生き物が好き。虫は特に好き。
本人は「虫と会話ができる」と主張しているが、詳細は不明。
また、どうやら精霊その他の姿がはっきりと見え、会話できているらしい。
1、彼女自身は魔力値の低い個体であるのに
2、本来不可視の存在と
3、属性の壁を超えて
交流できているこの現象は相当珍しいものであり、一種の才能であると思われる。
ただ、雛姫は精霊のことを「虫や小動物の一種」と考えているようだ。
なお、彼女の第二の才能には「料理」がある。
手早くおいしい料理を、あり合わせの材料で作ることができるその技術は正に「才能」。
ただし、作った料理がどこかおかしいのも「才能」。
(例:作ってから半日たってもほかほかとやわらかいパン、湯気が立つ程熱いのにみずみずしいサラダ)
  • 一人称-ヒナ
  • 特徴-語尾に「~の」「~なの」がつくことが多い、が絶対という訳ではない。
主人のことは「はねちゃん」と呼ぶ。その他は大体名前の省略+ちゃん付け。
因みにどうやら男性は苦手らしく、男性に対して呼びかけることはほとんどない。例外は弟。「ハルちゃん」と呼ぶ。

あなたの隣の異空間・小町

「ただ、私がここにいるのも、貴方がここにいるのも――
 私たちを取り巻く多くの存在が在るのも、私と貴方が顔見知りになったのも、すべて大宇宙の意思、縁なのです」
種族は光龍リュコドルアーガ。
銀髪おかっぱ、星の舞う濃い蒼の瞳、紅白のエセ巫女服。
時と場合によってはその上から更に、魔女の仮装をしている時もある。
これでもかという程特徴的な外見を詰め込んだ、外見年齢十八歳前後。身長は160台後半と高め。
しかしトンチキなのは外見だけでは無い。というか、外見に輪を掛けて中身が変。
タライを窓から落としたり、水を汲んだ桶に月を映したりと、常人には理解できないような行動を取る。
そして二言目には「大宇宙の意思」。
中身が変というよりは、意味不明が服を着て歩いていると言った方が近い。
意味不明が過ぎて、羽堂邸内の隠し部屋(実質座敷牢)へ隔離されてしまった。
本人は別段ショックを受ける様子も無く、今日も大鍋を掻き混ぜ、箒に乗って空を飛ぶ。
因みに、意味不明な点の多い個体ではあるものの、本人の性質は決して悪くない。
他人と仲良くしたいという気持ちが無い訳ではないのだが、他人への馴染み方が解らない様だ。
下手に近づいて自分も相手も傷つくよりは一線を引いた方が…と考えている。
なお、大鍋で作った薬の効き目は抜群。腕はいいらしい。ただし材料不明。
  • 一人称-私(わたくし)
  • 特徴-抑揚のない喋り方。時々馬鹿丁寧な喋り方をすると思いきや、突然砕ける。捉え所が無い。句読点少なめ。
主人のことを「御主人殿」と呼ぶ。その他の身内は基本種族名で。(他人に身内の事を説明するときは個人名を呼ぶ)
他人のことは大体さん付け。

故龍・出奔龍


こちらを参照。

本編のあらすじ



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最終更新:2010年09月11日 18:39