第1話009


OP3「疑惑」

シーンプレイヤー:PC1、筧秋彦(かけい あきひこ)
他のPCは登場不可。

 ※ アズリーリア女公爵から、彼女の屋敷で開催されるパーティへの招待状が届きます。
  その後、準備のために買い物に出かけた先で‥‥ 女公爵の側近の者たちが怪しい動きをしています。

GM:オリジンに来た当初の混乱もどうにか収まり。君たち兄妹は、やさしいハドソン夫人の下宿人となっていた。
秋彦:うむうむ、大変助かっています。
GM:このロンデニオンにおいて、兄妹が「救国の恩人」であることを知る者は少ない。
GM:これは一度だけ会った女王陛下の采配によるものである。
GM:キミ達があらためてアルビオン連合王国に忠誠を誓うなら、それなりのポストが用意されるだろうが‥‥
GM:まぁ、現状は「御客人」扱いですね。
秋彦:その辺はちょっと良く分からない。何でこんな話に、とか思っているw > 救国の恩人

GM:でだ。妹「はるか」の落ち込みようは凄かった。何しろ、突然ファンタジー世界にやってきたと想ったら‥‥
GM:自分はいつの間にか吸血鬼になってるし。周囲の人々は獣顔だし。
GM:でも昔のロンドンっぽいし。ここベーカー街の221Bだし!w
GM:あ、初対面のエルロック氏にサインをお願いしてしまったのは秘密ね!w
秋彦:お兄ちゃんは何とかしてやるから、とか言ってるけどどうも頼りにならないし!
GM:‥‥ただひとつだけ。以前と変わらないものがあった。兄だ。
GM:世界も自分も変わり果てて。途方に暮れていた彼女の中で。
GM:‥‥変わっても良かったけど、変わってくれても本当に良かったんだけどっ!!
GM:でも全く変わらなかったものが1つだけあった。
GM:兄が「そのまま」で居てくれたから、自分を見失わずに済んだような気がする。
GM:そんなはるかであった。

GM: さて。アズリーリア女公爵との接触は既に済ませているものとするよ。
秋彦:OK
GM:彼女は自分が「はるかの親」になったこと。何か困ったことがあればいつでも相談に乗ると、そう告げた。
GM/アズリーリア女公爵:「理不尽な出来事で、生まれ故郷を失う‥‥ その悲しさは知っているからね」
GM/アズリーリア女公爵:「はるか。君を縛り付けるつもりはない。君は自由に生きていいんだ。‥‥このオリジンで」
GM:はるかは生命の恩人であるアズリーリア女公爵を尊敬しているようだった。
GM:彼女からパーティの招待状が届いたときも、ずいぶんと嬉しそうな顔を見せていた。
秋彦:「……お兄ちゃんにも相談してね…?」とか震えながら呟いておきます。
秋彦:多分はるかは聞いちゃいなかったと思うw

 ** ** **

GM:パーティを数日後に控えたある日。キミ達は繁華街のウェストエンド近辺へと買い物に出かけていた。
GM:ハドソン夫人を巻き込んで、あの靴がいい、このドレスじゃ駄目だと大騒ぎ。
秋彦:「どれも似合ってるのに…」
GM/はるか:「兄さんには聞いてない! 覗かないでったら、もう!」
秋彦:「はいはい、分かりましたよー」
秋彦:仕方無しに手持ち無沙汰なので荷物を抱えながら周りを見回してみる
GM:荷物持ちで同行していたキミは‥‥ ふと、見覚えのある人物を見つけた。
GM:あれは確か、アズリーリア女公爵の側近さんの‥‥?
GM:怪しげな風体の男たちと一緒に裏路地へと入っていくぞ。
GM:シルクハット+眼鏡+タキシード、全て黒づくめ。白いマスクで顔を隠した虎人たちだ。
秋彦:「えーと、確か……」
秋彦:招待状のお礼に声を掛けるか迷っていたら、怪しげな連中と裏路地に入っていった…気になる
秋彦:「………」 気になるのでさりげなく、さりげなーく覗きにいく
GM:キミの両手は衣装袋でふさがっている。背中のリュックも重い。で、忍び歩きだね?
秋彦:一つ位荷物を落としてもしょうがないよねw
GM:だねw

GM:では。裏路地へと近付いたところで銃声が!
GM:そして、ちょうど「側近さん」が懐に何かを収めつつ、すたすた歩き出てくるよ。
秋彦:「うおっ!?」 音に驚いて、ドンガラガッシャン。荷物をばら撒きます。
GM/側近さん:「おや?」 その音でキミに気づいた様子。「大丈夫かね。‥‥はるかくんのお兄さん」
GM/側近さん:そのまま荷物を一緒に拾ってくれるよ。いいひとだ!
秋彦:「あ、はは。こんにちは。大丈夫ですよ、あはは」

GM:裏路地の方では何か騒ぎが起きている。バタバタと野次馬が来ては悲鳴が上がっていたり?
秋彦:「あ、ありがとうございます」とかいいつつも自分も拾うが。路地が気になるな。
GM/側近さん:「ああ、はるかちゃんは元気にしているかな。今度のパーティにも来るんだろう?」
GM/側近さん:人懐っこく話しかけてくるねw
秋彦:「ええ、おかげ様で。パーティにお誘い頂きありがとうございます」
秋彦:「大喜びでしてね。買出しでこれ、ですよ」と笑いながら……時間稼ぎとかじゃないだろうな?
GM/側近さん:ユーモア混じりの会話でキミと談笑しつつ。数分後。何もなかったかのように挨拶して去っていく。
秋彦:辺りを一度見回して、路地を見に行きます。
GM:このシーンにおいて《忠実なる部下》および《乱暴狼藉》が使用されました。

GM:どうやら陰惨な事件が起きていた模様。
GM:近所の宝石店から何かが盗まれ、その犯人グループが「仲間割れして」裏路地で壊滅したそうだよ。
秋彦:一緒に入っていった怪しげな風体の人達?
GM:盗まれた品‥‥8つの“秘宝”の1つ「女神の瞳」という宝石の行方は、未だに不明である‥‥
GM:血塗れの毛布をめくってみればわかるよ、たぶん。
GM:まぁ、その傍らに見覚えのある服装(と中身の破片)と、割れたサングラスが散らばっているわけだが
秋彦:俺の《イデア:冒険心》が捲れと囁いている…
秋彦:OK……側近さんが関わりがある可能性がある事は分かった。
秋彦:「……どういう事だ。一体……」 疑惑が湧いてきた。湧いてきた。

GM:だが、ここでプロミネンス《心砕き》が発動! 即座にキミは以下の効果を得ます。

  ・シナリオパス「アズリーリア女公爵への疑惑」を「アズリーリア女公爵への信頼」に変更させられる。
  ・この結果、アズリーリア女公爵のことを「平和を愛する心優しき王国軍人」だと信じて、頼ってしまう。
  ・オープニング終了後、ミドルフェイズでシナリオパスが他の内容に変更された場合、この効果は消失する。

GM:疑惑が湧いてきたが‥‥ 一瞬後に、それはかき消された。
秋彦:「はるかを助けてくれた女公爵と、その側近さんがこんな事に関わってるわけもないか」
GM:と、キミが思った直後。悲鳴が上がる。
GM:振り返ると、キミが路上に忘れてきた新しいカバンが、馬車に踏まれて粉砕されたところだ!
GM/はるか:「ちょっと兄さん! 留守番くらいちゃんとやってよ!?」
秋彦:「俺は一所に留まれない風なんだ…… 足りるかなあ」
秋彦:ハドソン夫人からもらったお小遣い(財産点)が入った財布の中身覗きつつ
GM:ロンデニオンの雑踏に、キミの悲哀に満ちたセリフは飲み込まれていく‥‥

シーンEND

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最終更新:2010年09月11日 02:54