第1話005


グランドOP5「ベーカー街の住人」

シーンプレイヤー:PC2、エルロック・ショルメ
他のPCは登場不可。

 ※ フォーリナー兄妹の身柄を預かり、警護&監視するよう王国軍から依頼されます。

 滅亡の危機を回避したロンデニオン全土では、この数日間、ずっと祝賀ムードで一杯だった。
だが、いつまでも浮かれては居られない。凶悪な犯罪は絶えることなく、今この瞬間にも行われているのだ。

 王国軍の使者がキミを訪ねてきたのは、ちょうどキミが難事件を1つ解決した直後のことだった。
ウィルソン女史は突然の来客に気分を害しつつも、ハドソン夫人と共にグラスを片付けている。

GM/王国軍人:「貴方の活躍は聞き及んでいるよ、ミスター・ショルメ」
GM/王国軍人:「今までにも国難が、貴方の頭脳によって解決されてきた。‥‥宜しく頼む」 握手。
GM: その王国軍人は自身のことをキミに言い当てられて驚きつつも、まず「王家の使者」であることを告げた。
エルロック:「ふむ、とはいえ、今回の件は事件ではないようだね」
GM/王国軍人:静かに頷き。
GM/王国軍人:「実は‥‥ 先日の“奇跡”には裏があってね」 先程のOP3とOP4の出来事を語る。
GM/王国軍人:「そのフォーリナー2名の身柄を誰が引き受けるかで、かなり揉めているんだ」
エルロック:「依頼人は女王陛下だ」と、祝賀パーティで銃弾を撃ち込んだ『VR』痕を見つつ
エルロック:「だろうね。フォーリナーについては国内でも意見が分かれている」
GM/王国軍人:「何しろ、彼らには既に多大なる功績があるわけだからね。その影響力は大きいさ」
GM/王国軍人:「だが、女王陛下は、そのような政争に“救国の恩人たち”を巻き込みたくないとの仰せだ」
GM/王国軍人:「我らが賢明なる女王陛下に栄誉あれ。――つまり、信頼できる立場の人物に彼らを預けようと」
エルロック:「女王陛下ないし貴族の方々が匿うとなれば、王室が存在を公的に認める事になるからね」
エルロック:「政治的には正しい判断だが、ふむ」パイプ煙草をくゆらせて
GM/王国軍人:「断る前に考えてみてほしい。彼らは今後も注目され続けることになるだろう」
GM/王国軍人:「“表側”からも。‥‥“裏側”からもだ」

エルロック:「ウィルソン君、確か他の依頼が何通かきていたね。手紙を読んでくれたまえ」
エルロック/ウィルソン:「サマーセット夫人から、旦那様が行方不明」
エルロック:「若い女中とニューマンハッタンへ」
エルロック/ウィルソン:「……ロクフォード公爵。妻のエメラルドのブレスレットが紛失」
エルロック:「保険金詐欺。細君は男と賭博が大好きだ」
エルロック/ウィルソン:「ミニッツ海運。息子さんが誘拐されたとか」
エルロック:「家出だ。ブラウン街の友人宅で恋人と駆け落ちの準備中」
エルロック:「……こんなところだな。宜しい、引き受けましょう」
エルロック:「もっとも、新たな同居人が来るとなれば、ハドソン夫人に話を通してくれたまえ」
GM/王国軍人:君が流れるように事件を解決していく様に、感嘆の吐息を漏らし。
GM/王国軍人:「噂にたがわぬ人物のようだな。安心したよ」

GM:そして。彼は静かに顔の前で手を組んだ。
GM/王国軍人:「正直に言おう。あの絶大なる力を連合王国の敵に渡したくないんだよ、我々は」
GM/王国軍人:「‥‥次に、あの灼熱の光が焼き払うのは、ロンデニオン住人かもしれない。そう考える者もいる」
GM/王国軍人:「そして、その逆の考えを持つ者も、ね」 肩をすくめつつ。
GM/王国軍人:「女王陛下の御判断は正しいと、わたしも信じている。キミならば見極めることができるだろう」
GM/王国軍人:「――彼らが危険な存在であるのかどうかを」
エルロック:「護衛にせよ監視にせよ、探偵の仕事じゃないがね」
エルロック:「ウィルソン君、同居人が増えるが構わないかね? 恐らく一人は女性だと思うのだが」
GM/ウィルソン女史:「わたしは賛成ですよ。‥‥他人の面倒を見ることで、御自身の生活の乱れを自覚できる良い機会です」
GM/ハドソン夫人:ぷっと後ろで噴き出しつつ。ティーカップを片付けている。
エルロック:「――やれやれ、二人とも手厳しいね」
GM/王国軍人:「よろしく頼む。彼らの名は‥‥」
GM:結局、フォーリナー兄妹は貴方の元へと預けられることになりました。

シーンEND

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最終更新:2010年09月11日 02:52