雪と氷に覆われ、周りを巨大な山脈に囲まれ、魔物達が徘徊する雪原。
その雪原のほぼ中央に、邪悪なる神を崇める神殿がそびえ立っていた。
神殿の最上階では、世界の命運を賭けた最後の戦いが繰り広げられており、今まさに決着がつこうとしていた。
その雪原のほぼ中央に、邪悪なる神を崇める神殿がそびえ立っていた。
神殿の最上階では、世界の命運を賭けた最後の戦いが繰り広げられており、今まさに決着がつこうとしていた。
「お、おのれ・・・ロトの末裔共よ・・・」
白いローブを纏った神官は息を切らせながら目の前の少年達を睨んでいた。
蒼い鎧、兜、盾を装備し、それぞれに不死鳥の紋章を掲げた少年。
見た目はとても軽そうな細剣なのに、全てを破壊する剣と同じオーラを纏った剣を持つ少年。
こんな極寒の地なのに、水で出来た羽衣を纏った少女。
三人はそれぞれ武器を構え、神官と対峙していた。
蒼い鎧、兜、盾を装備し、それぞれに不死鳥の紋章を掲げた少年。
見た目はとても軽そうな細剣なのに、全てを破壊する剣と同じオーラを纏った剣を持つ少年。
こんな極寒の地なのに、水で出来た羽衣を纏った少女。
三人はそれぞれ武器を構え、神官と対峙していた。
「こ、こうなったら・・・・・破壊神よ、我が身をイ・・・ケ・・・ニエに「させるか!」
神官の行動に気づいた蒼い鎧を着た少年が飛びかかり、神官に不死鳥を象った剣を突き刺した。
神官は血を吹き出しながらその場に倒れていった。
神官は血を吹き出しながらその場に倒れていった。
「・・・やったか?」
倒れた神官から離れながら蒼い鎧を着た少年が呟くが、誰も答えることはできない。
神官の姿が消え、辺りに気配がなくなったのを感じると、三人はようやく気を緩めた。
その瞬間、突如三人と祭壇の周りを灼熱の炎が取り囲んだ。
そして辺りに禍々しい気配が漂い始めた。
その瞬間、突如三人と祭壇の周りを灼熱の炎が取り囲んだ。
そして辺りに禍々しい気配が漂い始めた。
「まさか、間に合わなかったのか?」
「そ、そんな・・・」
「サマル、ムーン!気をつけろ!来るぞ!」
「そ、そんな・・・」
「サマル、ムーン!気をつけろ!来るぞ!」
再び武器を構えた三人の前に、鏡の様な物が現れた。
鏡からは禍々しい波導が溢れ出し、今にも何かが現れそうであった。
三人は武器を握り直した。
そして、その鏡の様な物は爆発を起こした。
鏡からは禍々しい波導が溢れ出し、今にも何かが現れそうであった。
三人は武器を握り直した。
そして、その鏡の様な物は爆発を起こした。
爆煙により視界が塞がれても、三人は警戒を緩めなかった。
しかし、これまで数々の戦いを繰り広げ成長してきた勇者達も、こんなことが起こるとは予想できなかった。
しかし、これまで数々の戦いを繰り広げ成長してきた勇者達も、こんなことが起こるとは予想できなかった。
「・・・アンタ達、誰?」
「「「・・・はい?」」」
「「「・・・はい?」」」
煙が晴れ、現れたのは桃色の髪の少女であった。
三人は思わず息を揃えて聞き返してしまった。
三人は思わず息を揃えて聞き返してしまった。
こうして、勇者ロトの末裔達はアレフガルドに平和を取り戻した。
余談だが、ルイズと入れ替わりにハルケギニアに召喚された破壊の神は、ハルケギニアの全てを破壊しようとした・・・のだが、
青い髪の少女が唱えたパルプンテという魔法により逃げ出したのはまた別の話である。
余談だが、ルイズと入れ替わりにハルケギニアに召喚された破壊の神は、ハルケギニアの全てを破壊しようとした・・・のだが、
青い髪の少女が唱えたパルプンテという魔法により逃げ出したのはまた別の話である。