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ゼロと魔王-11

ゼロと魔王 第11話 終わる因縁・始まる因縁



フーケを撃退したルイズ達は、学園に帰る。
ちなみに、フーケを撃退した事を学園長に報告し大目玉をくらったのだが、それはこの際どうでもいいだろう。
フーケを学園長に突きだして話は終わった。
その日の夜に何かパーティーがあり、ルイズ・タバサ・ギーシュ・キュルケは主役なのだそうだ。
ラハールは興味がないとばかりに並べられた料理を平らげていく。
適当に食べているとルイズに、一緒に踊らないかと言われたが興味がないと断った。
ほどほどに食べ終わり、テラスから飛び降りて近くの森に行く。
そして、森の中を適当に歩いて殺気を感じたのでその殺気の持ち主の名前を呼ぶ。

「タバサとか言ったか?おい、オレ様に何の用だ?」

ラハールはなぜか、タバサに呼び出しをされていた。
当然何か心当たりがあるわけはなく、普通なら絶対に応じないのだが、タバサの態度が最初から変なのが気になりタバサの呼び出しに応じたのだ。
そして、返事の代わりに飛んできたのは氷の矢だった。
それをデルフで斬るが、さらに次の攻撃が襲い掛かる。

「グッ!?」

飛んできた魔法は【エアハンマー】だった。
それをくらいフラつくが、相手は止まってはくれない。
氷の矢が飛来し、フラつく足を無理やり動かし何とか避ける事には成功する。

「相棒、こりゃまずったな・・・今日戦った時から思っていたが、相手はガチンコタイプじゃなくて暗殺タイプだ・・・」
「だからどうしたと言うのだ」
「相棒はまんまと相手の得意な戦場に顔を出しちまったって事だよ!」

そんな話をしている間に相手は、【ウィンディーアイシクル】の魔法を唱え、ラハールに攻撃をしてきた。
ラハールは、一瞬【メガファイア】を唱えようとしたが、ここは森の中だ。
ファイア系の魔法は、元の状態ならいざ知らず、今の状態で木に引火したら大事である。
相手はその事も計算に入れ、森と言う場所を選んだのであろう。

「相棒!何とかして相手に近づかない事には何も出来ないぜ!!」

そんな事はラハール自身も分かっている。
タバサの攻撃を避けながらどうにか好機を探す。
そして、好機を探すのとは別に狙っている事もある。
この世界のメイジは結構はやくにばてる、それが、元々魔力自体が少ないのか、この世界の魔法が特別大量に魔力を消費するのかは定かではないが、今としては丁度いい。
だが、当然それは相手も分かっている。
だから相手は、短期決戦に持っていくつもりだろう。
そう思った通りの行動が来た、四方八方からラハールに向かって飛来する。
クール系・ウィンド系でも同様に防ぐことは無理だろう。
なんとか剣で氷の矢を捌くが、剣一本では限界があり直撃をいくらかもらう。
だが、それで倒れることはない、なんとか攻撃をするために行動を起こそうとした時に、真正面にタバサがいた。
そして、相手は攻撃をしかけてくる。

「【ジャベリン】!!」

これで最後のつもりなのだろう、今までにない威力の【ジャベリン】をラハールに向けて放つ。
避けれるタイミングではなく、クール系・ウィンド系では敵わなく、ファイア系は論外。
まさしく、ラハールとしては詰み状態だろう・・・・ラハールがこの3種類しか魔法が使えなかったらの話ではあるが・・・・

「【メガスター】!!」

ラハールは星属性のスター系メガ級魔法の【メガスター】をタバサの放った【ジャベリン】にぶち当てて相殺する。
タバサは一瞬怯み、体を硬直させる。
だが、その行動によりラハールに接近を許してしまった。

「これで終わりだ」

剣を首筋に当てられ、負けを宣言される。
今回は完全に自分の負けで、そして・・・と考えて頭が真っ白になる直前に声が聞こえる。

「あら?負けてしまったのね?残念ね、折角お母様を助けられるチャンスだったのに」

そう、タバサ自身はラハールに何の恨みもない、ただこの女が、あの憎きジョゼフの使いと言ったこの女とのかけをしていたのだ。
ラハールを倒すことが出来れば、母様を助けてやると言われてだ。

「あ?誰だ貴様?と言うより、どういう事だ?」

そんな事情を微塵も知らないラハールは当然の反応をする。

「これはこれは、異界の魔王よ。お初にお目にかかります。あなたと同じ虚無の担い手の使い魔、【神の頭脳・ミョズニトニルン】のシェフィールドと申します」
「あ?虚無の担い手?みょずにるにる?」

虚無と言うのは聞いたことあるが、神の頭脳だとか、ミョズニトニルンなどは聞いたことはないラハールには訳が分からないといったところだ。

「おや?何もご存じないのですね・・・まあ、それはそれでいいでしょう。今我が主の興味はあなた自身にあるようですしね」
「お前の主のことどうでもいい!それよりこれはどういう事だ?こいつがオレ様に対して殺気を向けてくる事と関係あるのか?」

タバサとしては、ラハールに殺気向けていたつもりはなく、ただ殺気だっていいただけなのだが、そんな事をラハールは知るはずもない。

「どこから話せばいいのか・・・まあ、その娘の母親は自分の娘を庇い、自分の心を壊してしまい・・・その娘は、健気にも死ぬような任務をこなし、今回はその母親のためにあなたを倒すと言う事が今回の任務っていう事ですよ」

その話を聞き、ラハールは一瞬自分の母親の事を思い出すが、一瞬でそれを振り払い言葉を言う。

「それで?それとオレ様を倒す事になんの関係がある?」
「さっきも申しあげたとおり、我が主はあなたに興味がおありで、あなたの実力を試すため母親の事を餌にあなたに差し向けたというわけです」
「それだけか?」
「まあ、厄介なその娘と母親もついでに始末したかったと言うのもあるでしょう。そっちについては本当についででしょうが・・・説明としてはこんな物でしょう」

ここまでの話を聞き、少なからずこの女と主とやらに怒りを覚えていた。
それは、人のてのひらで踊らされたのもそうだが、何よりタバサに母親を餌に使ったと言うのが気にくわない。
それは、ラハールの母親とタバサの母親がかぶったのかもしれない。
ラハールの母親であるグエンも、自分の命と引き換えに死んでいったのだ、タバサの母親は生きてはいるが、心が壊れたと言うのを聞く限り死んでるようなものであろう。

「気にくわんな・・・そんなにオレ様の力を知りたいのならお前か、貴様の主がくればよいだろう。挑戦ならいつでも受け付けるぞ?有料だがな」
「残念ながら、私は戦闘は得意でなく、我が主もこのような場所に来れるようなお方ではないでそこの娘を使ったというわけです」
「そうか・・・だったら、お前にその主という奴の所に案内してもらおうか?」
「それでも構いませんが、私は今回帰らさせていただきます。それでは、異界の魔王よさようなら」
「待て!!」

と言って、逃げようとするシェフィールドとかいう女を追いかけようとした時に問題が起きた。
ラハールの頭上に時空の歪が出てきたのだ。

「あ、相棒!上!上!」
「なん・・・だ・・・?」

時空の歪を見てラハールは少なからず固まった。
正確には、時空の歪から落ちてきている人物に対して固まった。
それは、フロンの妹であるオゾンである・・・まあこっちはまだいい・・・問題は自分の従妹である、シャスまで落ちてきていると言う事だ。

「な!?」

あまりの出来事に硬直してしまったため、オゾンとシャスが頭上に落ちてきているのを回避しそこね、2人にのしかかられる。

「ぐぇ!」
「痛いた・・・なんだよいきなり・・・」
「わ~い!もう一回もう一回!!」
「もう一回なんてごめんだ!・・・って!?ラハール!?」

自分が何をつぶしているのかを理解し、ラハールから急いで飛び降りる。
シャスはわかってもラハールの上で楽しそうに飛び跳ねている。

「えぇい!いいかげんに降りんか!!」

我慢の限界とシャスを跳ね飛ばし起き上がる。
シャスはケラケラと笑って見事な着地をしている。
よほどラハールに会えて嬉しいのだろう。
そして、そんな事があったせいで完全にさっきの女を見失ってしまった。

「チッ、逃がしたか・・・」
「ん?どうしたのラハール?というか、力下がってない?」
「あ?まあその辺はおいおい説明する・・・と言うか、時空の歪閉じてるぞ?」
「え?あ!?本当だ!?・・・ま、いっか。ラハールがいるし」

オゾンの言葉に若干ゲッソリしながら、さっきから一言も発していないタバサに声をかける。

「おい、お前はいつまでそうしている気だ?」
「・・・・」
「諦めるのか?」
「・・・・」
「・・・・ちょっと、痛いぞ」

そう言うと、タバサを一発殴る。
それでタバサは吹っ飛んで仰向けに倒れるが、ラハールは胸倉をつかんで起こす。

「質問に答えろ!貴様は諦めると言うか?」
「・・・・どうしろと?」
「あぁ?」

声を絞り出すように声を出すタバサには、悔しさと怒りの色が見える。

「相手は一国の王!それに比べてこっちはただのメイジ!!どうやったって勝ち目なんてない!!」

押しつぶされる前だったのだろう。
誰にも頼ることなく、そして今まで死ぬような思いをして任務に明け暮れていたタバサは、いくらトライアングルメイジだとしてもか弱い少女である。
自分が失敗をすれば母親が死ぬ。
感情を隠すことでそれらの重圧から逃げていたのだろうが、ここに来て爆発してしまったのだろう。

「1つ話をしてやろう・・・オレ様には昔、どうしようもないバカの家来がいた。そいつは、とある女のために世界を相手にした。まあ、そいつは全然役に立たなかったがな」

ラハールの魔界では、100年前に地球側が魔界に侵攻してきた事があった。
ジェニファーと言う地球勇者の助手が捕まってしまいゴードンと言う地球勇者が助けたのである。
実際はゴードン一人では絶対に無理だったが、ラハールやエトナやフロンが手を貸したことにより助けれたのである。
これはその時の話だ。

「そいつは、助手よりも弱く本当にどうやって勇者になったのかは分からんがな。たしかにそいつは諦めなかったぞ!!お前はどうする?諦めるのか?たった一国相手に諦めるのか!」
「・・・・」

冷静に聞くと、無茶ぶりにも程がある。
だが、タバサの心が少しは動いたのは確かである。

「後は、お前が決めろ。オレ様はお前がどっちを選んでも、奴らの所に行くつもりだがな」
「・・・・」
「だが、一つだけ言っておくぞ、ここでお前が諦めたらお前は絶対に後で後悔するぞ」

その一言でタバサの心は完全に動いた。

「・・・・行く」
「なんだ?聞こえんぞ?」
「たとえ一人でも行く!母様を失いたくない!!だから!!」
「フッ・・・言えるではないか・・・それでは行くぞ」
「・・・・あのさ、盛り上がってる所悪いんだけどさ、どういう話?」

この後、オゾンに諸々を説明するラハールだったが、さっき自分で言った言葉にダメージを受けたのはここだけの話である。
そして、ラハール達はその夜、トリステインからガリアに向けて旅立った。




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