あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

魔法少女ゼロ☆ベル-01

ズドーン!

もう何度目になるかはわからない[失敗]を繰り返しルイズ・フランソワーズは歯ぎしりしていた。
今日は進級に必要な使い魔招喚の儀式の日である。
前日まで夜通し復習を繰り返しゼロの二つ名を返上しようと意気込んで来たもののやはり[成功]する事が出来ないルイズに対し同学年のクラスメイト達は無情にもヤジを飛ばす

「いい加減にあきらめろ!ゼロのルイズ!」

「私達にはこの後の予定がありのよ!諦めなさい」

本来これらの野次を収めるべき立場の教師コルベールもこの後の進行に支障がきたすと判断し、ルイズに最終通告を出すのであった。

「ミス・ヴァリエール、残念ですが次の招喚で最後とします!」
ルイズは反論しようとしたが自分が成功していないせいなので、分かりましたと杖を構え直した。

(今までの失敗はきっと集中力が足りなかったせいだわ。神さまはこんなにも努力している私を見捨てるはずが無い!)

確かに神は見捨てはしなかった。少しひねくれた形でだが…

「宇宙の果てのどこかにいる私の使い魔よ!私の導きに答えなさい」
勢いよく振った杖の先で今までの爆発を大きく凌駕する爆発が起きた。
「ケホ!ケホ!結果は!?」

爆発後には何かがいた。しかも動いていることから生物である事が確認された。

爆風を免れて遠巻きで見学していた生徒達は召還された者をみて感想を叫ぶ

「見ろ!ルイズがでかい怪物を召還した」

「いや、あの体つきはサイクロプスあたりだろ」

爆風が収まらないが、砂煙に写っている影で推測するにルイズの身長の2倍以上はあろうかというぐらいの身長、さらに体格もガッシリしているのがよく分かる。
ルイズはガッツポーズを心の中で決めた。なにしろ初めての成功なのである。
しかし影の発した言葉で一気にどん底に落ちてしまうのであった

「あのーここはどこですか?」


てっきりオークかサイクロプスあたりであろうと思っていたものが、いきなり喋りだしたものだからあたりはパニックになりかけた

「オークが喋った?!」

「まさか神官クラスか?」

一般にオークと言っても何種類も存在するのがハルケギニアである。兵卒クラスとそれら束ねる神官クラスがあり神官クラスになれば人語を話せるまでに頭はいいのである。

ハルケギニアではオークは人を襲う種族で神官クラスともなれば強い部類に入るので教師コルベールは緊張した。

「ミス・ヴァリエール!下がりなさい!」

すぐに生徒を守れるように杖に手をかける。

しかし砂煙が落ち着き召喚された者をよく見ればそれは(人)であった。
その(人)は確実にオークやサイクロプスと勘違いされそうな見事な筋肉の持ち主であった。
腕の太さだけでも人の頭以上の太さがあり腹筋背筋もどうやったらそこまで肉がつくんだ!といわれるぐらい筋肉の固まりである。

その当人はなぜ自分がここにいるのかわからないといった感じでキョトンとしていた

「あんた誰よ?」

ルイズは嫌な予感がしていた。目の前の人物は明らかに人である。しかし筋肉以外で目に付く者は特に無かった。もしかして私はよりによって平民を喚んでしまったのではないか?

「私は高田厚志という者だけどここはどこなのかな?お嬢さん?」

子供扱いされムッとしたが、とりあえずここはハルケギニアのトリステインであると教えると男はムーと考えこんでしまった

「ちょっと!トリステインを知らないの?どこの田舎者よ!それと私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールというれっきした名前があるんですからね!」

あろうことか平民を召喚してしまった事に対し彼女はどうしても認めたくなかったためコルベール教師にやり直しを求めた。

「コルベール先生!やり直しを要求します」

あろうことか平民を召喚してしまった事に対しルイズはどうしても認めたくなかったためコルベール教師にやり直しを求めた。

「ミス・ヴァリエール、先ほども言いましたが次で最後だと私はいいました。あなたが契約しないのならばあなたは進級できませんよ?」

ウッとルイズは呻いてため息を吐いた。

このまま契約するしか無い事を悟るとルイズは厚志の所に近づいた。

「本当は貴族が平民に対してする事じゃないんですからね!あんたデカいのよ。しゃがみなさい!」

とりあえず現状がわからない厚志は言うことを聞くことにした。
ルイズが呪文を唱えていきなりキスを行い左手に何か文字らしき物がきざまれていくのであった。

「これは?」

左手に刻まれた文字らしきものに対して尋ねる。

「それは使い魔のルーンですよ。どうやらコントラクト・サーヴァントは一回で成功したようですな」

コルベールは刻まれルーンのスケッチをとり、ついでに魔力の有無を確かめるため、ディティクト・マジックを密かにかけた。

「ン?ああ、全員召喚の儀式は終わりましたね?では一度解散します!」

コルベールが告げると他のクラスメイト達は、ルイズに野次を飛ばしつつ学園に帰っていった

「おい!ルイズ!お前はそこの平民と歩いて帰ってくるんだな!」

「ヤッパリ(ゼロ)だ。平民を召喚するなんてな!」


他の生徒達のフライを見て厚志は驚く。自分が元いた場所でも自力で飛べるものは少なかったのである。
それもほとんどが魔族か天使だったので人間が自力でごく当たり前に飛んで行くのには驚いているのであった。

「ホラ!ボーとしてないで、さっさと行くわよ!」

ルイズに促され後をついて行こうとした際にふと疑問を口にする。

「君は飛ばないのかい?」

ルイズの表情が一瞬暗くなったが「あんたに合わしてあげてるのよ!」と言い捨てていった。





ルイズの案内で到着したのはまさに城であった。ルイズ曰わく、ここが魔法学校であるらしい。
自分のいた世界ではこういった古風な城は珍しかったので厚志は興奮していた。

ルイズの部屋で使い魔の役割の説明を受けていた。

「まず使い魔と主人は感覚を共有できるらしいんだけどそれは全然感じないわね?」

「ああ、全くね。」

「2つ目は主人が欲しがっている物を取ってくるのが使い魔よ!」

「それは具体的には?」

「そうね~。秘薬の材料だから硫黄とかね。」

「まあ硫黄とかなら、ある場所さえ教えてくれれば取ってくるよ!」

「そ、そう?普段は危険な所にあるから取りにいかせるんだけど…」

「3つ目は主人を守らなければいけない、つまり盾だけれどあんた何なの?傭兵?」

「いや、私はボディビルダーだ!」

「ボディビルダー?何それ?」

「筋肉をいかに美しく人に見せつけるかを徹底的に追求した者達の事だ!」


筋肉を見せつけボディビルの説明をする厚志に対して、ルイズは完全に引いているのであった

「とりあえず今日はもう遅いし寝ましょう!私の下着は明日洗濯しておくように!これも使い魔の仕事なんですからね!おやすみ!」




「やっぱり違う所に来てしまったんだな」

2つの月を見ながら厚志は呟くのであった


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