ゼロと魔王 第9話 聖剣杯 決勝
一回戦を勝利したラハール達は、そのまま勝ち続け、残すところ決勝戦だけであった。
そもそもが、トライアングルメイジであったキュルケに勝てるのだから、ドットとラインのメイジには負ける事はまずないだろう。
そもそもが、トライアングルメイジであったキュルケに勝てるのだから、ドットとラインのメイジには負ける事はまずないだろう。
「さすがだねラハール、この僕に勝っただけはあるね」
「あぁ?一回戦でボロ負けした奴が何を言っておるのだ?それにお前弱いだろうが」
「待て!大体一回戦の相手がタバサって言うのは無理があるんだ!僕はドットで、相手はトライアングルメイジだぞ!?勝てるわけないだろう!?」
「お前言ってて悲しくならんか?大体トライアングルだとかドットとはなんだ?」
「あぁ?一回戦でボロ負けした奴が何を言っておるのだ?それにお前弱いだろうが」
「待て!大体一回戦の相手がタバサって言うのは無理があるんだ!僕はドットで、相手はトライアングルメイジだぞ!?勝てるわけないだろう!?」
「お前言ってて悲しくならんか?大体トライアングルだとかドットとはなんだ?」
ラハールはルイズに連れられて、授業などを受けていたのだが、始めこそこの世界の魔法に興味を示しが、自分が使えないと分かると完全に授業中に寝ていたのでこの世界の魔法知識については完全に皆無である。
もっとも、使えないと言うより、理屈ばかりでラハールには理解が出来なかったと言うのが正確であるが。
もっとも、使えないと言うより、理屈ばかりでラハールには理解が出来なかったと言うのが正確であるが。
「ラインだとか、トライアングルって言うのは、簡単に言えば属性を足せる数よ。ドットは1つ、トライアングルは3つよ。一回戦で戦ったキュルケなんかはトライアングルメイジよ」
その問いに答えたのは、魔法成功率は0であるが、知識だけならギーシュより完全なルイズが答えた。
「魔法を足す?魔法とは体系別で別れているだけじゃないのか?」
「確かに火・水・風・土、あとは今ではないと言われる虚無って感じで別れてるけど、火系統の魔法に火系統の魔法を足せば強くなるのよ。まあ、単純な足し算ね」
「ほ~う、つまり足せる数が多い奴ほど強いって事か?」
「大体はね。でも、ドットでもトライアングルメイジに勝てる事もあるらしいから、絶対ではないわね。まあ、アドバンテージがある分やっぱりトライアングルメイジの方が有利だけどね」
「なるほどな・・・それで、タバサとかいう奴はどんな奴なんだ?」
「確かに火・水・風・土、あとは今ではないと言われる虚無って感じで別れてるけど、火系統の魔法に火系統の魔法を足せば強くなるのよ。まあ、単純な足し算ね」
「ほ~う、つまり足せる数が多い奴ほど強いって事か?」
「大体はね。でも、ドットでもトライアングルメイジに勝てる事もあるらしいから、絶対ではないわね。まあ、アドバンテージがある分やっぱりトライアングルメイジの方が有利だけどね」
「なるほどな・・・それで、タバサとかいう奴はどんな奴なんだ?」
魔法に関しては飽きたのか、ギーシュが言っていたタバサに興味を持ったみたいだ。
「私もよく知らないわ。ただ風と水系統の魔法を使うって事ぐらいしか知らないわね」
「まあ、あれは無口だし仲がいいのはミス・ツェルプストーぐらいじゃないかね?ただ、僕が一瞬で負けてしまうんだから恐ろしく強いんだろうさ」
「まあ、あれは無口だし仲がいいのはミス・ツェルプストーぐらいじゃないかね?ただ、僕が一瞬で負けてしまうんだから恐ろしく強いんだろうさ」
ルイズもラハールも、お前が弱いだけだろうと思ったが口には出さなかった。
どうせ言っても絶対に認めないのだろうから・・・
どうせ言っても絶対に認めないのだろうから・・・
「まあ、強いのならオレ様が少しは楽しめるだろうな」
「勝つかどうかは置いて置いて、あんた魔力は大丈夫なの?キュルケの時にかなり使ってたけど」
「まあ、7割方ぐらいしか回復していないがまあ大丈夫だろ」
「勝つかどうかは置いて置いて、あんた魔力は大丈夫なの?キュルケの時にかなり使ってたけど」
「まあ、7割方ぐらいしか回復していないがまあ大丈夫だろ」
ルイズは心の中で驚く、トライアングルメイジであるキュルケの魔法を相殺するぐらいの魔法をあれだけ出したのに、もう7割も回復している事にだ。
(さすが悪魔って言ったらいいのかしら・・・)
そうこうしている内に、決勝戦の時間に近づいてきた。
「ラハール、そろそろ時間よ、行きましょう」
「ん?そうか、なら行くとするか」
「頑張ってくれ、僕は観客席から少なからず応援しているよ」
「ん?そうか、なら行くとするか」
「頑張ってくれ、僕は観客席から少なからず応援しているよ」
2人ともいらないと思ったが、ここで言っても面倒だから言わない。
そして、2人は決勝戦の会場まで行くのであった。
そして、2人は決勝戦の会場まで行くのであった。
「さぁーーーーて!長かった聖剣杯もこれで最後です!!・・・え?2話しかやってないって?細かい事は気にしてはいけません!!」
っと、そんな感じで今回もかなりノリノリでキャラが壊れているコルベールが司会進行をしている。
そんなコルベールは放っておいて、舞台の上ではタバサとラハールが睨み合っていた。
「そんなに殺気だってなんだ貴様?」
普段感情を殺しているタバサがラハールに向けて殺気立てていると言うのは、なんとも変な感じである。
何せ、ラハールとタバサはそもそも接点すらないのだから、当の本人のラハールも謎で仕方がない。
何せ、ラハールとタバサはそもそも接点すらないのだから、当の本人のラハールも謎で仕方がない。
「・・・さあ?」
「まあよい・・・しかし、そこのドラゴンどっかで見たことがあるような・・・」
「まあよい・・・しかし、そこのドラゴンどっかで見たことがあるような・・・」
ラハールは、タバサの後ろにいるドラゴンを見てそう言う。
言った瞬間ドラゴンの体がビックっとなったが、タバサはこう言う。
言った瞬間ドラゴンの体がビックっとなったが、タバサはこう言う。
「私はあなたを倒す・・・」
それこそ殺す気でいるのではないかと思ったが、ラハールとしては負けるつもりは毛頭ない。
「ほう、いい度胸だ。だが、オレ様を簡単に倒せると思うなよ?」
そしてコルベールは、その二人の会話がひと段落ついたと見ると、こう宣言する。
「聖剣杯決勝戦!ミス・ヴァリエールVSミス・タバサ!2人とも悔いの残らないように全力でやるように・・・・それでは、始め!!」
その宣言と共に、ラハールは動く。
剣を抜き放ち、それによってラハールの体は軽くなりスピードが格段に上がるのを利用して、スタートダッシュを決める。
タバサは、その場から動こうとしていないが、何かしている事は確かだろう。
だが、それに恐れるラハールではなく、そのままタバサに向かって突っ込む。
剣を抜き放ち、それによってラハールの体は軽くなりスピードが格段に上がるのを利用して、スタートダッシュを決める。
タバサは、その場から動こうとしていないが、何かしている事は確かだろう。
だが、それに恐れるラハールではなく、そのままタバサに向かって突っ込む。
「相棒!上だ気を付けろ!!」
デルフが叫び、ラハールは相手に近づきながら少し上を見てみると、大量の氷の矢が浮かんでいた。
「・・・ウィンディ・アイシクル」
タバサの口からそんな言葉が聞こえたと同時に、氷の矢が一斉にラハールに襲いかかる。
ラハールは一瞬止まって氷の矢をどうにかするかと考えたが、氷の矢は放っておいてタバサに近づくことを選ぶ。
この聖剣杯で学んだことは、ここの学生は魔法ばかりで、近接戦闘が全くダメだと分かっている。
だから、一気に近づいて倒した方が手っ取り早いと考えたためである。
ラハールは一瞬止まって氷の矢をどうにかするかと考えたが、氷の矢は放っておいてタバサに近づくことを選ぶ。
この聖剣杯で学んだことは、ここの学生は魔法ばかりで、近接戦闘が全くダメだと分かっている。
だから、一気に近づいて倒した方が手っ取り早いと考えたためである。
「相棒、それはいくらなんでも無茶だろ!?」
デルフが忠告するが、ラハールはそのまま突っ込む。
躱せない氷の矢は、デルフで切り払っていくがいくらか体をかすめる。
だが・・・
だが・・・
「おおっと!?ミス・ヴァリエールの使い魔はあの氷の矢を抜けたぞ!!」
抜けた先には、後はタバサだけである。
このまま勝負をつけるつもりでデルフを振る。
しかし・・・
このまま勝負をつけるつもりでデルフを振る。
しかし・・・
「なぁ!?そんな杖で防いだだと!?」
ラハールが驚くのは当然で、いくら力が落ちているとはいえ、なんの変哲もない杖を斬れないほどではない。
相手もなんとか防げれたと言った感じだが、それでもありえない。
相手もなんとか防げれたと言った感じだが、それでもありえない。
「いや、違ぇ!あれは、ブレイドの魔法だ!!」
デルフに言われ、ようやくそこでラハールも杖に、魔力が絡みつくようにまとわれているのに気が付く。
すぐに次の動きを開始しようかと思ったが、驚いて一瞬だけ動きを止めたのがいけなかった。
タバサはラハールの剣を弾いて、そのまま杖を突いてきた。
すぐに次の動きを開始しようかと思ったが、驚いて一瞬だけ動きを止めたのがいけなかった。
タバサはラハールの剣を弾いて、そのまま杖を突いてきた。
「クッ!」
ラハールはすぐに避けるが、わき腹を少しやられた。
仕留められてないと判断したタバサは、すぐにブレイドの魔法を解き、ウィンド・ブレイクの魔法を唱える。
仕留められてないと判断したタバサは、すぐにブレイドの魔法を解き、ウィンド・ブレイクの魔法を唱える。
「ウィンド・ブレイク」
さすがに次の攻撃はくらうわけにはいかないと、ウィンドの魔法を唱えて、距離をとる。
「うむ、今の攻防は見事じゃな」
そう、実況解説席のオスマンが言う。
「っと、いいますと?」
「うむ、ミス・ヴァリエールの使い魔は、今までの戦いは接近戦で相手に勝ってきた。まあ、学生のほとんどは接近戦が出来んからな。しかし、今回もそれをしようとしたんじゃろうが、ミス・タバサはそれを読んどったんじゃろう」
「なるほど、ウィンディ・アイシクルの魔法で距離をとらせようと・・・」
「それは違うじゃろ、確実にタバサ嬢はあの刺突で倒すつもりだったんじゃろうて」
「は?なぜそう思うんですか?」
「あまり時間を掛けると負けるからじゃ。タバサ嬢はヴァリエール嬢の使い魔と違って今まで魔法を使ってきた。しかし、相手は魔法が使えて接近戦も出来る。それで速攻を掛ける為にウィンディ・アイシクルを抜けさせて相手を油断させたかったんじゃろう」
「しかし、相手がそのまま足を止めていたら?」
「それならそれで別の策があったのかもしれん。まあ、相手を負傷させた分タバサ嬢が今の攻防は勝ったと見ていいじゃろう」
「しかし、戦いはこれから。最終的に勝ったものが勝利ですからな」
「ああ、まだこの戦いどっちが勝つかわからんぞ」
「うむ、ミス・ヴァリエールの使い魔は、今までの戦いは接近戦で相手に勝ってきた。まあ、学生のほとんどは接近戦が出来んからな。しかし、今回もそれをしようとしたんじゃろうが、ミス・タバサはそれを読んどったんじゃろう」
「なるほど、ウィンディ・アイシクルの魔法で距離をとらせようと・・・」
「それは違うじゃろ、確実にタバサ嬢はあの刺突で倒すつもりだったんじゃろうて」
「は?なぜそう思うんですか?」
「あまり時間を掛けると負けるからじゃ。タバサ嬢はヴァリエール嬢の使い魔と違って今まで魔法を使ってきた。しかし、相手は魔法が使えて接近戦も出来る。それで速攻を掛ける為にウィンディ・アイシクルを抜けさせて相手を油断させたかったんじゃろう」
「しかし、相手がそのまま足を止めていたら?」
「それならそれで別の策があったのかもしれん。まあ、相手を負傷させた分タバサ嬢が今の攻防は勝ったと見ていいじゃろう」
「しかし、戦いはこれから。最終的に勝ったものが勝利ですからな」
「ああ、まだこの戦いどっちが勝つかわからんぞ」
「相棒、1つ聞いておくが、回復魔法なんてものは使えるのかい?」
「オレ様は回復魔法なんて軟弱な魔法は使えんぞ?」
「だろうな、相棒の性格的にそうだろうと思ったよ」
「何、安心しろ。たしかに少し切られたが致命傷と言うほどでもない」
「オレ様は回復魔法なんて軟弱な魔法は使えんぞ?」
「だろうな、相棒の性格的にそうだろうと思ったよ」
「何、安心しろ。たしかに少し切られたが致命傷と言うほどでもない」
「ならいいんだがなぁ・・・それで、まだ動けるのかい?」
「当然だ、オレ様を誰だと思っている?」
「当然だ、オレ様を誰だと思っている?」
とは言うものの、傷の治りが遅いのはラハール自身でも気が付いている。
おそらく、力が落ちて回復力も落ちたのだろう。
おそらく、力が落ちて回復力も落ちたのだろう。
「しかし相棒、あの嬢ちゃん接近戦もそれなりに出来るがどうする?」
「たしかに出来るみたいが、勝てない程でもないぞ?」
「それなら、また接近戦でいくのかい?」
「さあな・・・」
「たしかに出来るみたいが、勝てない程でもないぞ?」
「それなら、また接近戦でいくのかい?」
「さあな・・・」
と、そこでタバサの方が動く、呪文を唱える・・・ルイズの方を向いて・・・
「え?・・・」
「やべぇ相棒!あの嬢ちゃん、娘っ子の方に攻撃する気だ!!」
「チッ!」
「やべぇ相棒!あの嬢ちゃん、娘っ子の方に攻撃する気だ!!」
「チッ!」
ラハールは、急いでルイズの元に行くために走る。
タバサはルイズに向かってエア・ハンマーを放つが、なんとか追いついたラハールがルイズの前に出てメガウィンドの魔法で相殺する。
だが、そこでさらにタバサは魔法を詠唱し始めた。
タバサはルイズに向かってエア・ハンマーを放つが、なんとか追いついたラハールがルイズの前に出てメガウィンドの魔法で相殺する。
だが、そこでさらにタバサは魔法を詠唱し始めた。
「何かやる気だなありゃ・・・娘っ子!早く逃げな!!」
「え、えっと・・・腰が抜けた・・・」
「「ハァ~~~~~~~~~!」」
「え、えっと・・・腰が抜けた・・・」
「「ハァ~~~~~~~~~!」」
ラハールとデルフは同時に声を上げる。
だが、当の本人のルイズはと言えば・・・
だが、当の本人のルイズはと言えば・・・
「し、仕方ないでしょう!!あんなのが来てびっくりしちゃったんだから!!!」
「・・・相棒、どうする?あきらかにあちらさんはでかいの決める気だぜ?」
「ならば、残りの魔力全開で相手に魔法をぶつけるだけだ!」
「作戦としては最低だな・・・まあ、相手の魔法範囲もわからねぇから妥当と言えば妥当か」
「オレ様の力を見るがいい!ハアァァァァァァァアアア!!!」
「・・・相棒、どうする?あきらかにあちらさんはでかいの決める気だぜ?」
「ならば、残りの魔力全開で相手に魔法をぶつけるだけだ!」
「作戦としては最低だな・・・まあ、相手の魔法範囲もわからねぇから妥当と言えば妥当か」
「オレ様の力を見るがいい!ハアァァァァァァァアアア!!!」
そう言うと、ラハールの体からオーラが上る、タバサの方もかなりの魔力を注ぐつもりなのだろう、かなりのオーラが体から上がっている。
そして数秒後、両者が魔法を放ったのは、ほぼ同時であった。
そして数秒後、両者が魔法を放ったのは、ほぼ同時であった。
「ジャベリン!!」
「メガファイア!!」
「メガファイア!!」
火球と氷の槍が激突して、水蒸気が生まれる。
メガファイアを放ったのは狙ったわけではなく、破壊力を考えた結果である。
例え魔法で倒せなかったとしても、接近戦で終わらせるためにラハールは動いた。
そして、水蒸気に人影が見えて斬りかかる。
剣は相手の首のあたりでぴたりと止めた。
勝ったからではない、相手もこちらの首にブレイドが掛かっている杖をぴったりと止めているからである。
完全な引き分け、だが本当の勝敗は・・・
メガファイアを放ったのは狙ったわけではなく、破壊力を考えた結果である。
例え魔法で倒せなかったとしても、接近戦で終わらせるためにラハールは動いた。
そして、水蒸気に人影が見えて斬りかかる。
剣は相手の首のあたりでぴたりと止めた。
勝ったからではない、相手もこちらの首にブレイドが掛かっている杖をぴったりと止めているからである。
完全な引き分け、だが本当の勝敗は・・・
「勝者!ミス・タバサ!!」
「「何!?」」
「「何!?」」
ラハールとデルフはなぜだと周りを見渡してみると、ドラゴンに咥えられたルイズを見た。
ちなみに、この聖剣杯のルール上、相手の使い魔、またはその主人を倒せば勝ちなので、ルイズが捕まった時点でラハール達の負けである。
ちなみに、この聖剣杯のルール上、相手の使い魔、またはその主人を倒せば勝ちなので、ルイズが捕まった時点でラハール達の負けである。
「完全にあのドラゴンの事を忘れてたな・・・」
ラハールもデルフも、完全にドラゴンの存在を忘れていた。
ちなみに、ドラゴンは始まってすぐに空に飛び立っており、ずっと空でチャンスを狙っていたのだ。
だが、タバサの顔が何か焦っているように見えたが、その時誰も気がつかなかった・・・
ちなみに、ドラゴンは始まってすぐに空に飛び立っており、ずっと空でチャンスを狙っていたのだ。
だが、タバサの顔が何か焦っているように見えたが、その時誰も気がつかなかった・・・
聖剣杯が終わり、授賞式が始まる。
だが、聖剣杯と言うのは優勝者がエクスカリバーを少しの間貸し与えられるという大会なので、準優勝者であるラハール達には関係なかったりする。
なので、観客席でブスーッとラハールはしていた。
だが、聖剣杯と言うのは優勝者がエクスカリバーを少しの間貸し与えられるという大会なので、準優勝者であるラハール達には関係なかったりする。
なので、観客席でブスーッとラハールはしていた。
「・・・さっきから悪かったって言ってるじゃない。ねえだからもう機嫌直してよ」
「別に機嫌は悪くないと言っておるだろうが」
「悪いじゃない!それとも何?そんなにエクスカリバーがかりたかったの?」
「別に機嫌は悪くないと言っておるだろうが」
「悪いじゃない!それとも何?そんなにエクスカリバーがかりたかったの?」
そこでラハールはどうだろうかと思った。
実際エクスカリバーにはろくな思い出はないが、エクスカリバーは自分の母親が魔界に来るキッカケになった剣でもあるのだから、自力で取り返したかったのだろうか?と考えたが、多分違うだろう。
これは、ルイズに怒っているというより、力が下がったとは言え、人間相手に引き分けたのが悔しいのだ。
だが、それを言うのは自分のプライドが許さないので絶対に言わないが。
そして、一向にしゃべらないラハールを見て、ルイズは何に怒ってるのか気になったルイズは、気になって聞こうとしたその時に問題が起こった。
実際エクスカリバーにはろくな思い出はないが、エクスカリバーは自分の母親が魔界に来るキッカケになった剣でもあるのだから、自力で取り返したかったのだろうか?と考えたが、多分違うだろう。
これは、ルイズに怒っているというより、力が下がったとは言え、人間相手に引き分けたのが悔しいのだ。
だが、それを言うのは自分のプライドが許さないので絶対に言わないが。
そして、一向にしゃべらないラハールを見て、ルイズは何に怒ってるのか気になったルイズは、気になって聞こうとしたその時に問題が起こった。
「ご、ゴーレムだ!!」
え?と思って見てみると、2,30メイルはあるゴーレムがいた。
そしてその上には剣を持った人間がいて、こう言ったのだ。
そしてその上には剣を持った人間がいて、こう言ったのだ。
「エクスカリバー確かにいたただきましたよ。それではみなさんさようなら」
そう言うと、ゴーレムに乗って逃げていく、当然何人かのメイジが攻撃魔法を唱えて放つが、ゴーレムにはダメージが通っていなかった。
そして、ゴーレムにしてはありえないスピードで逃げて行った。
これから何が起こるのかと思ったルイズだが、これだけはハッキリとわかった・・・
そして、ゴーレムにしてはありえないスピードで逃げて行った。
これから何が起こるのかと思ったルイズだが、これだけはハッキリとわかった・・・
「あぁ・・・なんか嫌な予感がするわ・・・」