翌朝、目を覚ましたルイズは目の前の光景に唖然としていた。
「……アンタ、そこで何してるの?」
昨晩、衣服の洗濯を頼んだ筈の使い魔は本人の目の前で堂々とその衣服の匂いを嗅いでいた。
「ああ、芳しいわあ……」
「な・に・し・て・る・の?」
「な・に・し・て・る・の?」
ルイズが再度訊ねると、花鶏は今気が付いたかのようにルイズの方を見た。
「あら、おはよう。ルイズちゃん」
「おはよう……じゃないでしょ?何をしてるの?」
「何って、匂いを嗅いでるに決まってるじゃない?」
「そんなの見れば分かるでしょ!!」
「おはよう……じゃないでしょ?何をしてるの?」
「何って、匂いを嗅いでるに決まってるじゃない?」
「そんなの見れば分かるでしょ!!」
ルイズは声を張り上げた。
「私は昨日言ったわよね?その衣類洗濯しておいてって!なのに洗濯もしないで、尚且つ匂いを嗅いでた!?どういうことよ!?」
「それってそんなにいけないことかしら?」
「~~~~~~~~!!!!」
「それってそんなにいけないことかしら?」
「~~~~~~~~!!!!」
花鶏のさも当然といった顔で発せられた言葉に、ルイズは言いたいことが多過ぎて、逆に何も言えなくなっていた。
そんなルイズを尻目に花鶏はショーツを手に取ると、その匂いを嗅ごうと顔に近付ける。
すると、ルイズは花鶏の手からショーツを奪い取った。
そんなルイズを尻目に花鶏はショーツを手に取ると、その匂いを嗅ごうと顔に近付ける。
すると、ルイズは花鶏の手からショーツを奪い取った。
「ほ、本人の目の前で止めなさい!!」
「じゃあ、後でこっそり隠れて使うわ」
「隠れてもダメ!!っていうか、使うって何?何に使うの!?」
「勿論、こうやって……」
「じゃあ、後でこっそり隠れて使うわ」
「隠れてもダメ!!っていうか、使うって何?何に使うの!?」
「勿論、こうやって……」
そう言うと花鶏はペロっと舌を出してルイズの背後へ素早く回った。
あまりに一瞬の出来事にルイズも対処出来なかった。
あまりに一瞬の出来事にルイズも対処出来なかった。
「へっ?」
「うっふっふー、ルイズちゃーん、覚悟しなさーい」
「あ、あ、あひぃ~~~!!」
「うっふっふー、ルイズちゃーん、覚悟しなさーい」
「あ、あ、あひぃ~~~!!」
その時、部屋の扉が開いた。
「ハーイ、ルイズ♪」
そこには褐色の肌と豊満なボディの少女が立っていた。
彼女の名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー。
ルイズのお隣さんである。
キュルケは部屋の中の光景を見て、一瞬固まる。
ルイズの股間を弄りながら恍惚の表情を浮かべているのは、昨日ルイズに召喚された使い魔であった。
彼女の名はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー。
ルイズのお隣さんである。
キュルケは部屋の中の光景を見て、一瞬固まる。
ルイズの股間を弄りながら恍惚の表情を浮かべているのは、昨日ルイズに召喚された使い魔であった。
(……え?これは何?何の光景?)
彼女は自分が召喚した使い魔をルイズに自慢しに来たのだが、それも何処かへ吹っ飛んでしまっていた。
キュルケの存在に気が付いたルイズは、半ばヤケグソ気味に叫んだ。
キュルケの存在に気が付いたルイズは、半ばヤケグソ気味に叫んだ。
「何よ!?何か用なの!?ツェルプストー!!」
「え?えーと、その……え?」
「あら?誰なのこの子?」
「え?えーと、その……え?」
「あら?誰なのこの子?」
花鶏キュルケの存在に気付くと、ルイズの股間を弄るのを止めた。
そして、彼女の方へと歩みを進める。
そして、彼女の方へと歩みを進める。
「……ふ~ん」
「……な、何かしら?」
「……な、何かしら?」
キュルケは何とか平静を取り戻し、花鶏を値踏みするように見つめる。
(フーン、ルイズったら、本当に平民なんか呼んだのね。でも、この子、平民にしてはちょっと気品があるわね。何処かの没落貴族ってとこかしら?)
花鶏とキュルケは目が合う。
次の瞬間、花鶏は彼女の背後へ回った。
次の瞬間、花鶏は彼女の背後へ回った。
(私が簡単に背後を取られた!?)
キュルケは思わず胸元から杖を取り出そうとした。
しかし、それよりも先に花鶏の手がその胸へと伸ばされる。
しかし、それよりも先に花鶏の手がその胸へと伸ばされる。
「なっ!?」
「ふーん、なかなかのサイズじゃない。これなら伊代といい勝負出来そうね」
「ふーん、なかなかのサイズじゃない。これなら伊代といい勝負出来そうね」
そう言うと、花鶏はキュルケの胸を揉みしだき始めた。
あまりのテクニックに思わずキュルケも身を捩る。
あまりのテクニックに思わずキュルケも身を捩る。
「あ……ちょっと、そんな……あ、あ!!」
「揉み心地も悪くないわ」
「揉み心地も悪くないわ」
花鶏は嫌らしい目つきでそう言うと、キュルケの耳に息を吹きかける。
キュルケの膝ががくんと落ちた。
キュルケの膝ががくんと落ちた。
「どうしたの?もしかして攻められるのに弱い?」
「そ、そんなわけ……ああ!!」
「うふふ、私の手で極上の世界へ連れてって、あ・げ・る」
「キュルルー!」
「そ、そんなわけ……ああ!!」
「うふふ、私の手で極上の世界へ連れてって、あ・げ・る」
「キュルルー!」
その時、花鶏に向かって大きな影が突進して来た。
キュルケの胸を揉むことに集中していたせいで、それに気付くことが出来ず、花鶏はそれをまともに受けてしまった。
ゴロゴロと廊下を転がり、壁にぶつかると、そのまま気絶してしまったようであった。
キュルケの胸を揉むことに集中していたせいで、それに気付くことが出来ず、花鶏はそれをまともに受けてしまった。
ゴロゴロと廊下を転がり、壁にぶつかると、そのまま気絶してしまったようであった。
「ああ、フレイム。よくご主人様のピンチに助けてくれたわね……おお、本当にいい子いい子」
キュルケはフレイムと呼ばれる虎ほどの大きさもあるトカゲの頭を撫でてあげた。
すると、気持ち良さそうにフレイムはキュルケに顔を摺り寄せる。
そして、そのまま茫然としているルイズの方を見て言った。
すると、気持ち良さそうにフレイムはキュルケに顔を摺り寄せる。
そして、そのまま茫然としているルイズの方を見て言った。
「……お察しするわ」
「……ええ」
「……ええ」
普段はあまり仲の良くない二人が初めて手を取り合った瞬間であった。