あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

アクマがこんにちわ-22


貴族派の戦艦が、ニューカッスル城の城壁に向けて大砲を放つと、崩された城壁の間から人間・亜人の傭兵が城内へと突撃した。
数の激減した王党派は、抵抗むなしく無残にも殺されていった。
そしてあらかた城内が制圧された頃、どぉーん…と、大砲のような音が何処かから聞こえてきた。
多くの者は大砲の音だとして、気にもとめなかったが、幾人かは違和感に気づいていた。

その音は、地面から響いてきたのだ。

■■■

ニューカッスル城から少し離れた、秘密港の奥。
ワルドに人質にされていたルイズは魔法を放ち、凄まじい閃光と衝撃波を作り出した。
その凄まじさは、アルビオン大陸の一部に地響きとなって現れたのである。
「うぐあっ!」
吹き飛ばされたワルドは、紙くずのように宙を舞い縦穴の壁に背中を打ち付けた。
杖を手放さないのは流石と言うべきだろう、しかし、ルイズの『爆発』によって集中力が乱され、『フライ』の魔法自体は解かれていた。
理性は『レビテーション』で落下速度を殺すべきだと叫んでいたが、本能はそれを否定し、自由落下による離脱を選んだ。


時間にして数秒、縦穴を落ちきり、周囲の暗雲が明くなり始めた頃、『フライ』を唱えて体制を立て直した。
空を見上げるが、そこには暗闇が広がるばかりで何も見えない。
だが、その向こうに…、使い魔の恐るべき形相が浮かぶ。

どくん、どくん、どくん…

「…は、はぁ、はっ、は……」
心臓の音がやけに大きく聞こえ、冷や汗をかいた脇の下と額は、じっとりと濡れている。
ルイズの使い魔が見せた悪魔のような表情と、赤黒い輝きを思いだし、ワルドは背筋に寒い物を感じた。
震えながら懐を探り、ルイズから受け取った手紙の存在を確かめる…そこには幼少時の手紙と、この任務のために書かれた手紙の二通が入っていた。


「…目的の物は手に入れた。」
ワルドは自分に言い聞かせるように呟くと、アルビオンの貴族派拠点へと移動すべく、口笛でグリフォンを呼びつつ明るい方へと飛んでいった。

得体の知れない不安を抱えたまま……


■■■■■■■■■


時は少し戻り、爆発の瞬間。

「やめろおおおおっ!」
人修羅は叫ぶや否や、宙に浮かぶルイズ目指して跳躍した。
ルイズの体から放たれる力が、ルイズ自身に向けられていると気がついたからだ。

人修羅が跳躍して、ルイズを抱き留めるまでの、ほんの一瞬…。
光と熱を伴う爆風が、ルイズ自身の体を抉っていくのが、まるでスローモーションのように見えた。
今まで何度も魔法を失敗しても、たいした怪我も負わせなかったルイズの『魔法』が、無慈悲に肉体を削っていくのが見えた。
杖を持つ右手が潰れ、腕が裂け、骨が露出し、そして骨すらも砕かれて飛散していく。


(届け!)
スローモーションのような世界で、人修羅はルイズに近づこうとしていた。
(早く!)
近づこうとする一瞬の間にも、ルイズの体は削られていく。
(あと少しなんだ!)
右肩まで抉れたところで、体を掴んだ。
そのまま背中に手を回して抱きしめると、手に持っていたデルフリンガーを壁に向け、ドカッ!と突き刺した。

どぉぉぉぉん…  おおおぉぉぉん…   おぉぉぉぉん…
爆発音は縦穴で反響し、うめき声のような音となって周囲に満ちる。

音が止んだ頃、デルフリンガーを壁面に突き刺して、右手一本でぶら下がっている人修羅と、その左腕で抱えられたルイズだけが残されていた。
二人は桟橋とは反対の壁にぶら下がっており、岸壁と平行に伸ばされた桟橋にはとても手が届きそうにない。
このまま壁を上ったとしえも、桟橋側にしか足場らしい足場はないので、どうにかして反対側まで辿り着かねばならないだろう。

「ルイズさん…」
ルイズの体を見て、人修羅が呟いた。

杖を持っていた右手は肩から先が失われ、服はほとんどが吹き飛び、玉のような肌は火傷を負って、髪の毛は半分が焼かれている。
一刻も早く治療すべく、人修羅はルイズを抱きしめ、呪文を唱えようとした。
「メディアラハ …う、おっ」
治癒の魔法を唱えようとした瞬間、デルフリンガーの角度がずるりと下がった。
『相棒!ちょっと浅いぜ、このままじゃ落ちるぞ!』
デルフリンガーが鍔を鳴らさない程度の声で現状を伝えると、人修羅が苦虫をかみつぶしたような顔をした。
ガンダールヴのルーンは、抜け落ちそうなデルフリンガーをその場に保つべく、『最適な体の動き』を引き出している。
それ以外のことに気を向ければ、すぐにでも落ちてしまいそうな危うい状況…。
このままではルイズの治癒もままならない。

「くそ…」

時間にしてほんの数秒、ワルドが縦穴を落ちきって体勢を立て直した頃、人修羅の体から赤黒い光が漏れ始めた。
「爆風……風、風か」
人修羅は桟橋を見上げて、覚悟を決めた。

瞬間、人修羅はデルフリンガーを引き抜いた反動を利用して壁を蹴り、宙に舞った。
一瞬でデルフリンガーを左手に持ち替え、空いた右手を壁にかざす。
「ジャァッ!!」
掌から放たれた『ヒートウェーブ』は爆風となって壁を抉り、その反動で人修羅の体が吹き飛んだ。
空中で体勢を立て直しつつ「届け…っ!」と、絞り出すような声を出して手を伸ばす。

そして人修羅の手は、見事桟橋を掴んだ。


■■■■■■■■■



爆発の瞬間、ルイズの意識は光に包まれた。

真っ白な眩しさで塗りつぶされた世界は、暗闇と同じで何も見ることはできない。

暗闇か眩しさか解らない深淵の中で、ルイズは心臓の鼓動を聞いていた。


どくん…

どくん…


その音は自分の体ではなく、どこか遠くから聞こえてくる気がした。
何処だろう?そう思った瞬間、ルイズの意識は急速に引き上げられる……


「ここは…」

目を覚ましたルイズは、首を左右に動かして、自分が異常な場所にいることを知った。

血のように赤い液体が壁を流れ、あるいは天井から滴となって降り注ぎ、巨大な洞窟に川を作っている。
どうやら自分はその川の中で、仰向けになっているらしい。

不快感よりも先に考えたのは、人修羅に向けられた魔法を自分自身へと放ったこと。
あの爆発の後どうなったのかが知りたくて、ルイズは体を起こした。

いや、体を起こそうとしたが、上手く力が入らずに体が起こせなかった。

それも違う。上手く力が入らないのではなく、右腕が肩から失われていたのだ。

体を起こそうと何度かもがき、ようやく自分の右腕が無いと気がついた時、緊張のあまり喉を細めて息を吸い込んだ。
「ヒッ」
悲鳴のような息を吸う音が鳴った。

(痛くない。痛いはずなのに、痛くない。どうして、どうして痛くないの。なんでここには誰もいないの)

パニックに陥りそうな頭を必死に押さえ、残っている左手を使って傷口を確かめる。
ぬちゃ…と粘度の高い水音がして、かえってそれが冷静さを取り戻すきっかけになった。
(少なくとも出血はしていない、それに、わたしには意識もあって、まだ生きている)

ルイズは左手で体を支え、よろめきつつ体を起こす。
ふと、水面に映る自分の姿を見た。


自分の顔がぼやけて映っている。
(違う)

水面が揺れて顔が上手く映らない。
(違う)

暗くて顔がよく見えない。
(ちがう)

ルイズは左手で、おそるおそる自分の顔に触れた。
ぬちゃ…と、まるで腐肉に触れたかのような音が聞こえる。

「あ、あああああ」

顔の右半分は焼けただれ、眼球すら潰れていた。

「うああああーー あ、あーーーー」

(わたしはもう死んでいる)
「ち、ちが、う」

(この傷で生きているはずがない)
「いや、いやだ」

(わたしは魔法で、わたしを)
「ああああううううああああううあ、ああああ…」

ルイズは膝を付き、頭を抱えた。
「どうして、どうして」
涙を流しながら、嗚咽混じりに助けを求める。
「いや…たすけて…たすけて…」

「ちいねえさま、おねえさま…おとうさま、おかあさま…」

「…ひとしゅら!」

どくん!と、今まで聞いたことのない、地響きのような心臓の音が聞こえてきた。
どくん、どくん、どくん………繰り返される規則的な音は、下流の果てから聞こえてくる気がした。

「ひとしゅら?」

ルイズはその音が、人修羅が自分を呼ぶ声に聞こえた。
呆然とした表情のままだが、ぴたりと涙が止まり、体に生きる力がみなぎる気がして来る。
ゆっくりと立ち上がり、音の聞こえる方に向かって、ゆっくりと、しかし地力強く歩き出した。


■■■


ルイズは歩きながら、洞窟の壁や、流れてくる赤い水を見た。
洞窟の壁面からは相変わらず血のような水が流れ続けている、だが、川の水は深くなる様子もなければ、勢いが変わることもなかった。
また、水の中を歩く感覚はあるのに、波立つことがない、つまりこれは液体に見えて液体でない何かなのだろう。
その上洞窟と呼ぶには、壁が生々しい。まるで巨大な竜に飲み込まれ、その喉を歩いているような気すらした。
しかし、考えたところでどうにもならない。ルイズは小さな疑問を抱きながら、音の聞こえる方に歩き続けた。


どれぐらい歩いただろうか、洞窟の奥から聞こえてくる鼓動を頼りに、ひたすら進み続けたが、音が近くなる気配もなければ遠くなる気配もない。

そして自分にも、疲れる気配がない。むしろ足にまとわりつく血のような何かが、体に力を与えてくれるような気すらするのだ。

「ひとしゅら…」
ぼそっ、と呟く。

何処まで行けばいいのだろう、いつまで歩けばいいのだろう…そう考えて顔を上げたその時、今まで変化の無かった洞窟の奥が広がっていると気づいた。
「…っ」
ルイズはぐっと手を握りしめ、その奥に向かって歩き続けた。


たどり着いた場所は、円形の巨大なホールを思わせる構造で、よく見れば反対側にも、天井にも黒い穴が見えた。
そこからは絶えず赤い液体が流れ続けている、おそらく、自分が歩いてきた洞窟と同じように、あの赤い液体はいくつもの通路からこのホールに集まるのだろう。

ルイズはふと、耳を澄ます。
先ほどまで聞こえてきた、心臓の音がある一点から聞こえてくる。
その場所がホールの中央だと確信し、一歩、足を踏み出す。また一歩、また一歩……

中央に向かって底が深くなっているせいか、足を進める度に体が沈んでいく。
だが恐怖は無かった。よく考えてみれば…この場所で、自分は呼吸すらしていないのだから。

膝が浸かり、腰、胸、肩、頭…全身が水の中に沈みきったが、息苦しさはまるで感じられない。
それどころか、どこか安らぎを感じてしまう。

中央部へと近づくにつれ、自分とは別の人影らしきものが、中央を目指してゆっくりと移動しているのが見えた。
その人影は、よく見れば体に人修羅と同じ模様があり、弱々しく光っていた。
「人修羅?」
心の何処かで、”ちがう”と感じながらも声をかける、だが人修羅らしき人影は振り向くこともなく、ゆっくりと中心部に向かって進んでいく。

「あっちにも…こっちも…みんな、人修羅と同じ模様を…」

気がつけば、辺りには幾つもの人影が浮かんでいた、皆人修羅と同じ模様があり、まるで死人のような動きでゆっくりと移動している。
中には上半身のないもの、頭の半分削れた者、右半身を失った者、胸に大穴を開けた者など、多種多様な”死に方”を見せていた。
そんな光景の中、ルイズは驚くほど冷静だった、それらの人影が自分の知る人修羅とは違う存在だと、心の何処かで確信していたのだろう。

ルイズはその先から聞こえてくる、心臓の音を頼りにして、無数の人影と共に歩き続けた。

ある地点に到達すると、周囲の人影は赤い粒となり、形が崩れていった。
その赤い粒も、塩の粒が水に溶けるようにして、周囲の液体に溶けていく。
色こそ濃くならないものの、周囲に満ちる『何か』が次第に濃くなるのを感じた。
辺りに満ちた何かは、あえて言うなら魔法に伴う『力』だろうか。それがどれ程膨大なものかは感じ取れないが、その流れだけは解った。

中央部に居る誰かに、ゆっくりと吸い込まれていくのだ。

「あ…」

そしてルイズは、ようやく中央部へとたどり着いた。
血のように赤い水の集まる場所には、その血を吸い続け、どくん、どくんと鼓動する一人の男が仰向けになっていた。
「人修羅」
そっと傍らに跪き、人修羅の頬をなでる。
(私の知ってる人修羅だ)
そう思うと、とたんに不安や緊張感が取れていく。
それどころか眠っている人修羅を気遣う余裕すら生まれてきた。
「眠ってるの? 疲れているのかしら」
ルイズは自分が裸同然だと知りながら、人修羅の脇に寝そべって、その手に触れた。

どくん… どくん…

人修羅の手から、体から、いのちの鼓動が伝わってくる。

「ねえ、私の魔法、どうなったの?人修羅を傷つけなかった?」

そっと人修羅の手に、指を絡めた。

「あなたが来てから、何度も魔法を練習したわ、一緒にやろうって言ってくれたから、頑張ったけど」

ぎゅっと、手を握る。

「やっぱり爆発しちゃった。 でも、貴方を傷つけなくてよかった。 …お願い。私の代わりに、ちいねえさまの体を治してあげて」


まるで遺言のような囁きが終わる頃、ルイズの体からも、小さな赤い粒がしみ出て来た。
まどろみに任せて、ルイズは目を閉じた。


考えてみれば、自分の魔法が失敗ばかりだと自覚した頃から、ずっと人目を気にしていた。
その時に自分を慰めてくれたワルド子爵に、憧れを抱き続けていたつもりだったが、人修羅を召喚してからしばらくはワルド子爵のことを思い出してはいない。
ワルド様に再開するまでの間、ずっと自分は人修羅に甘えていた。
そして今、人修羅にすべてを任せて眠るつもりでいたのだ、そんな自分に気がついて、情けないあまり「ああ」と声を上げた。


■■■


(……そっか、私。 私を慰めてくれる人を探していたのかもしれない…。)

(魔法が使えないから、失敗ばかりするから、慰めて欲しくて。それで人修羅を召喚したのかも)

(私はずっと甘えていた、お母様にも、お父様にも、家庭教師にも先生方にも怒られて当然)

(でも、ワルドさまに捕らわれた時に、人修羅に向けた魔法はちゃんと操りきったわ。使い魔を傷つけるなんて貴族失格だから、人修羅を怪我させたくないから、私は、操られた自分の体を吹き飛ばした)

(人を操る魔法にも耐えて、自分の意思で魔法を使ったのよ、それだけは、それだけは褒めてくれるかな)



人修羅の手が、ルイズの手を握った。



■■■■■■■■■


桟橋をよじ登り、洞窟内の陸地へと移動した人修羅は、ルイズを地面に横たえて手をかざした。
「…メディアラハン!」
詠唱と共に放たれた治癒の光により、ルイズの体は映像を巻き戻すかのように治っていく。
それはまさに『魔法』であった。
『すげえ…』
デルフリンガーですら、こんな速度の治癒魔法は知らない。おそらく先住魔法でも不可能だろう。


「ルイズさん、ルイズさん」
声をかけながら、肩や頬を叩いて反応を確かめるが、ルイズの返事はない。
肉体は完全に再生され、心臓の鼓動や自発呼吸が完璧でも、意識はまだ戻っていないようだ。
「ルイズさん! ルイズ!」
最後は叫ぶような声で名を呼んだが、目覚める気配はない。

そうしているうちにも外では戦いが続いている、いや、もう終わっているも同然であろう、少ない王党派はもう全滅している頃だ。
今は戦いの高揚感に勢いづいた傭兵達が、我先にと略奪を繰り広げているだろう。

『お、おい、相棒。そろそろこの洞窟も気づかれちまうぞ』
「…そうだな。デルフ、お前はどうしたらいいと思う?」
人修羅は、靴下と靴しか着けてないルイズに自分の上着を着せると、上着に入れていた『つぶて』を無造作に取り出し、ズボンのポケットへと入れた。

『嬢ちゃんをここに置いて、戦うか…抱いて逃げるとか。…相棒にはそれだけの力があるはずだ』
地面に突き刺しておいたデルフリンガーに視線を向ける。

「そうだな。力押しでやれば大抵のことは片付く。だけど俺にも恐れはあるんだ。
人間の悪意が怖い。悪意は疑いを呼び、疑心暗鬼がやってくるからな。
力で適わぬと知った誰かが、俺とルイズさんを利用しようと、知古を巻き込んで悪意を振りまくかもしれない。それが怖い。
俺は人間だった頃、優柔不断で、人に流されて生きる方が楽だと思って、だらしない生き方をしていた。今もそれは変わらないらしい。こうして窮地に陥るまで、戦う決心が出来ないんだからな」

人修羅はデルフリンガーの鞘ベルトを利用して、ルイズを背負い、デルフリンガーを掴んだ。

「俺は、馬鹿だろ」
『いやあ、そこらの貴族より人間らしいや』

■■■

「おい、こっちだ、荷車の跡があるぞ!」
秘密港に通じる道を見つけた傭兵達が、土壇場で捨てられたお宝や、貴族派の首を期待して駆けていく。
城から少し離れた場所にある洞窟の入り口は、木々に遮られて辺りからは見えないが、脱出の際に使われた荷車の跡がはっきりと残っており、彼らも迷うことなくたどり着けた。
「この中だな」
「いかにも何かありそうな場所だ、おめえら、行くぞ!」
「おお!」
勝ち戦となった貴族派の傭兵は、我先にと洞窟へ入っていった。
傭兵団長らしき男は先遣を部下に任せて、あらかた片付いた頃に突入しようと思っていたが…

ごおおおっ、と、突然洞窟の中から吹雪が吹き出した。
「まだメイジが残ってやがったか」
そう言って残った部下に弓矢を構えさせたが、自分の体は宙に吹き飛んでいた。
「あれ?」

五秒ほど空を飛び、地面に投げ出され、団長は意識を失った。
その様子を見ていた傭兵達は、団長を剣で殴り飛ばした男をにらみつけた。
顔に入れ墨を入れ、背中に子供を背負っている、得体の知れない男だ。

傭兵達が飛びかかろうとしたその時。

「ジャアッ!」

男のかけ声と共に、周囲に竜巻が起こった。

「うわああああああ」「ひいーーーー!」
竜巻に巻き込まれた傭兵達は宙を舞い、情けない叫び声を上げる。
男はその下を瞬く間に通り抜け、戦場と化した城下町へと走り去っていった。


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