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mission 20 「相互利用」


 ハーフエルフを匿う異端者の一団が居る、というのは単なる噂だった。
 だが、その噂がトリスタニアで蔓延するまでの時間は明らかに短く、そして噂がはびこるのと同時に、待ちかまえていたようにトリステインの先代女王、アンリエッタが起った。
 紅い竜を操る異端者達を駆逐すべし、と称え、自ら傭兵を雇い入れて一団を結成したのだ。


 ガリアの端っこで公爵夫人救出作戦を成功させて、僅かに一週間。セイレーンの『ちりょう』で夫人を治し、ジョーカーとも合流。そこでオルレアン公爵家縁の者たちと別れて、久しぶりにトリスタニア近辺へ戻ったところ、実に熱い出迎えが待ちかまえていた。
『ハーフエルフを出せ、異端者共!』
『お前達が匿っているのはわかっているぞ!』
 外部マイクが拾うのはそんな言葉ばかり。ブリッジからの視界でもラグナロクを取り巻く多くの傭兵の一部は見えた。異常を察知したスコールはすぐさま再度離陸。一度タルブ付近にまで落ち延びた。
 改めて、今度は陸路を駆使。ジョーカーに諜報を頼んだところ、現在のトリスタニアのにおけるスコール達の、正確にはラグナロクにいるティファニア達の状況が解ってきた。
 スコールを始めとして、サイファーとマチルダは皆渋い顔をしている。
「何故ばれたか、というのは意味のない疑問だな。現状に対してどう対処するのかということが、今のところ最重要課題だ」
 スコールが振り向きながら言う。
「あたしらをあいつ等に引き渡すっていうのも、選択肢の一つかい?」
 些か座った目でマチルダが尋ねる。
「出来れば選びたくない選択肢だし、サイファーがあんたに付く以上、そんなことをすれば最悪ラグナロクも破壊するような激戦が起こりかねない。選択肢としては下の下だ」
「なら、今度はあいつらを皆殺しにするか?」
 ハイペリオンを抜き、シャッと素振りを繰り返しつつサイファーがニヤリと笑う。
「得策とは言えないな。そんなことをすれば、あちらの責任者の地位から言って、一国を敵に回すことになりかねない」
「ならどうするんだ」
「シラを切ってみる。それで無理なら、もう逃げるしかないな」
「逃げるったって、どこに逃げるんだい。じきにあいつらは追ってくるよ!?」
「……本当にロバ・アル・カリイエか……全く別の大陸にでも行くしか無いだろう」
 渋面を作ってスコールが答える。
「ここで捕まりたくないのならな」
「ちっ……逃げるってのは大嫌いなんだがな。それならいっそ、本気であいつ等を皆殺しにした方が良いんじゃないのか!?」
 ハイペリオンの切っ先をチャッとスコールへ向けながらサイファーが言い放つ。
「後のことを考えろ、サイファー。ブリミル教徒を皆殺しにでもするしかなくなるぞ」
「ふん、ティファのためなら俺は何だってやってやるぜ?」
 その言葉はあながち出任せとも思えなかった。
「悪いが、それなら俺はまたあんたと戦う事になる」
「なに?」
「アニエスはブリミル教徒だ」
 キン、と空気が張りつめる。が、程なくそのマチルダが口を開く。
「……その当の本人はどこなんだい」
「一人にして欲しいと言っていた。……別件で一昨日から様子がおかしかったんだが、異端者呼ばわりされたのが相当に堪えたらしい」
「ちょっと……!大丈夫なんだろうね!?今のあいつならテファを差し出すんじゃないかい!?」
「アニエスも馬鹿じゃない。大丈夫だろう。それに保険もかけている」


 キャビンへ続く通路には、いつも彼が居る。
 ジョーカー。バラムガーデンCC団にあって、その実力の程は不明。カードマジシャンの異名を持つ男。
「悪いんだけどさ、今はそっちに行かないでくれるかな。委員長から言われてるんだよね、あんたが来たら止めてくれって」
 いつものように、カードの束を手の間で玩びながらジョーカーが言う。
「どけ」
 剣呑な物言いで、目の据わったアニエスが唸る。
「嫌だね。そんなことをしたら委員長だけじゃなく風紀委員にまで叱られる。あいつ嫌いなんだよね、俺」
「あの娘を差し出す……!そうすれば!」
「異端者と呼ばれなくなる?本当にそうかな?」
 ニット帽の下の目が、鋭くアニエスを見る。
「……何が言いたい」
「何であの娘のことがばれたのかって事さ。ラグナロクに居るということを、知っている可能性があるのは誰だ?」
 ジョーカーの言葉に、心を落ち着かせじっと思考を始める。
「……あのシャルロットという娘か?」
「可能性がゼロじゃないけど、メリットがないし、そもそも今の彼女はこちらにけしかけさせている余裕なんて無いはずだ」
 オルレアン公爵所縁の者たちは、今現在ガリア国内に置いて対ジョゼフの下準備中である。ただ、状況は芳しくはないらしい。とてもこちらにちょっかいを出している余裕はないだろう。
「ならば誰だと言うんだ」
「そもそも、彼女たちをラグナロクに収容することになったのは何故だ?」
「それは、彼女たちの村が襲われて……そうか!」
 ハッとアニエスが目を見開く。
「襲っていたのはガリアの騎士達。ガリア王ジョゼフは俺たちのことも色々知ってる。それで、例の襲撃の時、ラグナロクが近くにあったことや、委員長や君がいたことを知らされていれば」
「……必然的に私たちが連れたことは推測できるか」
「そういうこと。ただ、こちらもメリットについては説明出来ないんだけど、まぁ、可能性としてありうるのはこっちだ」
 ジョーカーの補足にアニエスは首をひねる。
「だが、ここに必ずしもあの娘が居るとは限らないのではないか?今までだって、別の場所に移ろうとマチルダたちも思案していた」
「現在ここにいるかどうかは、さして問題じゃ無いのかも知れない。アニエス、もしここに彼女が居なかったからといって、その証拠に委員長が大人しくあいつらをラグナロクに入れると思うかい?」
 すぐさま、アニエスは首を振る。
「いや、それは無いだろうし、入れるべきではないな。だからか、実際にいるかは問題ではないのは」
「そう。そしてもし、大人しく差し出したところで、今度は今まで匿っていたという事実を指摘して、責めてくるだろうな」
「……八方塞がりか!」
 悔しげに、アニエスは唸る。
「正直、もうベストな手段どころかベターな手段もない、と俺は見てるけどね」
 出来るのは、戦うことか、逃げることか。いずれにしろ良い結果ではあるまい。
 と、そこでブリッジからエレベーターが降りてきた。そこに乗っている人影へ話しかける。
「委員長、方針は決まった?」
「脅しとはったりを組み合わせて、シラを切り通すが……厳しいかも知れん。それよりもアニエス、ラグナロクの離陸準備を」
「何かあったか」
「少数だが、人影がカメラに写った。ここもトリスタニアからそう離れてる訳じゃない。第二波の可能性がある」
「了解した」
「アニエス」
 タラップへ向かうスコールとサイファーを尻目に、鋭く、マチルダがアニエスを睨む。
「あんた、一人にして欲しいって言ってたらしいじゃないか。何でここにいる?」
「…………」
 僅かに押し黙るアニエスの後ろで、ジョーカーが声をかける。
「いやなに、復調したらしいから、今後の方針の相談をね」
「……まぁ良いさ。テファに害を及ぼす気が無いならね」
 マチルダの言葉を背に受けつつ、アニエスはエレベーターでブリッジに上がった。


 タラップを下ろし、ゆっくりと一歩一歩、スコールとサイファーが降りていく。
「傭兵の、ヘル・レオハートですか?」
 待ちかまえていたように、声をかけてくる男たちが居た。結構なゲルマニア訛りだ。
 武装している者も何名か見受けられるが、敵意らしい敵意は見受けられない。
「ああ、俺がそうだ」
「お初にお目にかかります。私は、ゲルマニアにて要職に付かせて頂いている者で、オットーと言います」
「で、そのオットーさんが何のようなんだ?」
 無視されたのが腹立たしいのか、些かぶっきらぼうな物言いでサイファーが尋ねる。手数が欲しくて連れてきたが、やはり拙かったかとスコールは僅かに顔を歪ませる。
「相棒は女性だと聞いていましたが」
「ふん。いいか、良く聞け。俺は、ティファの騎士、サイファー・アルマシー様だ!」
 シャッとハイペリオンを抜き、大きく掲げる。
 それを見て、オットーの周りにいる者たちは剣や槍を構えるが、一人オットーはサイファーの方を注視した。
「ああ、ではあなたがアルビオンのモード大公の忘れ形見、ティファニア・モードの関係者でしたか」
 あっさりと本名が出てきた事に、スコールは目をむく。ティファニアの存在はともかく、その本名、氏素性まで知れているのか?
「……彼女に用がある、と?」
「ええ。どうでしょう、ヘル・アルマシー。私たちと取引をしませんか?」
 にんまりとした笑みを張り付かせたオットーがサイファーに向く。
「取引だと」
「現在のあなた方の状況は理解しています。トリステインでは落ち着けないでしょう。こちらが提供するのは、モード大公女の安息の地を得るための戦力。そしてこちらが欲しいのは、モード大公の忘れ形見であり、同時に『虚無』でもある彼女の『名』です」


 聞いてみる価値はありそうだと、改めてマチルダとアニエス、それにティファニア本人もラグナロクの外に出て、詳細な説明に耳を傾ける。
「現在、我々は危機的状況にあります。
 先の敗戦によって、我々の内部に置いて責任をとらせるための内部抗争が勃発しました。それらは、辛うじて収束を迎えつつあります」
「あんたの下で、か」
「ええ、実質は掌握できています。が、失われた戦力や人的損害が戻ってくる訳では有りません。
 緒戦で艦隊を失ったトリステインは兎も角、雪辱をはらさんとアルビオンにて勢力を取り戻そうとしている落ち延びた皇帝の一派が当面の驚異となりうるでしょう」
 アルビオンの名が出たところで、ぴくりとマチルダの眉が動く。
「……で?」
「幸いなことに、彼らはアルビオンに置いて全く人心掌握が出来ていません。いえ、彼らに限らず、トリステインもガリアも同様です。彼らなりにプライドも有るようで、地上の者になど従いたくないようです。そこで……」
 そっと掌を上に向けてティファニアを指さすオットー。
「私、ですか……?」
「旧アルビオン王家の血縁でもあるフロイライン・モードでしたら、人心掌握も容易いでしょう」
「馬鹿なことを言うんじゃないよ。テファは……」
「ハーフエルフです。ですが、虚無でもあります」
「先ほどから気になっていたんだが」
 そこでスコールが口を挟む。
「なんであんた達は、彼女の虚無のことを知っているんだ」
「蛇の道は蛇……というだけでは納得して頂けないでしょうね。
 現在、艦隊を失った我々が、辛うじて戦力的に均衡を保っていられるのは、ガリアから譲り受けたもののお陰です」
「ルナティック・パンドラ……人員もそのままゲルマニア行きか」
「ええ。ドクトル・オダインから提供された情報は政局的にも有用な物ばかりでした。ドクトルは、あまり政治には興味が無いようでしたからね。対価を用意すれば、きちんと話してくれましたよ」
 オダインが嬉々として、配備された人員を自身の実験のために動員している様子が目に浮かび、スコールは軽く首を振った。
「ありがとう、続けてくれ」
「つい先頃、トリステインの女王も虚無という力の裏付けでもって、王位につきました。現王朝が健在であるにも関わらず、です。それだけ、虚無というものは人心を引きつける」
「……だが虚無でありながらハーフエルフでもある彼女は、ブリミル教の、少なくともその指導者層にとっては実に厄介な存在か」
「排除すべき存在であるはずの彼女が、同時に崇めなければならない存在でもあるわけですからね。今回抹殺されようとしているのも、そこが原因でしょう」
 スコールが挟んだ推測に乗って、オットーが引き継ぐ。
「だからこそ、我々としては彼女を旗印の一つとしたい。彼女は、いわばその存在そのものが反ブリミルだ」
「馬鹿な、それで人々が付いてくるものか!」
 憤りも露わに、アニエスが問う。熱心なブリミル教徒である彼女は、おかしな事にこの場では一番浮いた存在だ。
「来ますとも。人というものは、案外シンプルです。渇かず、餓えず、憤死することなく安寧した死を迎えられるのならば、その時々の指導者への不満など薄れるものです」
 さらりと、オットーは言ってのけた。
「あんた達も、大して懐事情が潤っているとは思えないが」
「軍事的にはそうです。しかし経済的には、まだ余裕がある。賄賂と汚職にまみれた貴族社会を放逐し、私は改めて流通全体を改変しつつあります。中間マージンを省き、なるべく純粋な利益を民と国に。
 我々の『革命』の最中、農村部の治安維持の依頼をあなた方が低価格で引き受けてくれていた事は、今でも感謝しています。でなければまずは、荒廃していたであろう生産の整備の方から着手しなければならなかった」
 オットーの言葉に、軽くアニエスは返す。
「別に貴様等のためにやったわけではない」
「結果に感謝しているだけですよ。
 ともかく、ゲルマニアの豊かな土壌でもって、アルビオンの人々をこちらに引き入れたいのです。そしてフロイラインには、そのトップに君臨して頂く」
「テファは御輿、実権を握るのはあんたって事かい。剛腹だね」
 睨み付けてマチルダが言う。
「いえ、実権に関しては、端からあなた方にお渡ししても結構です」
「なに?」
 予想外の言葉だ。
「反ブリミルの代名詞とも呼べるフロイライン・モードを掲げる貴方達はどのみち我々と同盟を組む以外に道はありませんから、統治実務をそちらでやってくれるというのでしたら、むしろ私としては手間が減って大助かりです」
「はっきりとものを言ってくれるねぇ」
「腹を割って話さねば、信じてもらえないと思いまして」
「……どうするよ」
 些か不機嫌そうな顔で、サイファーはオットーを見たままマチルダに尋ねる。
「俺としちゃこいつは気にいらねぇし、ティファを利用しようってのも腹が立つが、嘘を言ってないなら、こっちが向こうを利用してやることも十分出来そうだ」
「…………」
 判断しあぐねるマチルダに決め手を与えたのは、妹の言葉だった。
「私、行きます」
「テファ……」
「だって、このままじゃスコールさん達にも迷惑がかかってしまうし、いつまでたってもみんなと一緒には暮らせない。多少の不自由があったって、またみんなと一緒にいたいの」
「テファ、解ってるのかい?そうなればますます狙われやすくなるんだ。ひとっところに居るって、公言するんだから」
「大丈夫だわ。ウエストウッドに居たときだって、サイファーが守ってくれたんだもの」
 ね?と、尋ねてくるティファニアに、大仰にサイファーは頷いてみせる。
「当然だ。俺様はティファの騎士だぜ。どんな奴が来ようが、絶対に守りきってみせる」
「それに、姉さんはずっと話してくれたわ。私の家のこと、親のこと……。アルビオンの人が困っているのなら、モード家の娘として出来ることは無いのかしら?」
「テファ……」
 何か懸命に訴えようとしている妹の顔にしばし見とれてから、マチルダは妹の前に膝を折った。
「ね、姉さん!?」
「太守、サウスゴータ家頭首、マチルダ。微力ながら、モード大公女様に一生お仕えしていくことを、改めてここに誓います」
 呆然としているティファニアを見ながら、ふぅ、とスコールは小さくため息をついた。あちらの方は、今後の方針を決めたらしい。
「そうと決まれば善は急げ、です。フロイライン、御出立の準備を」
 荷物を纏めるためにラグナロクへ戻る三名を見送って
「ヘル・レオンハート、いかがでしょう」
 オットーがスコールに話しかけてくる。
「あなたも、我々に参画してはくれませんか?今はまだ無理ですが……私たちが目指すのは、平等な人権を持つ社会。あなた方の故郷を手本とした社会なのです」
「……あんたが大統領にでもなるつもりか」
「ミンシュシュギでは、国を統べる者をそう呼ぶんでしたね。ええ、そのつもりです」
 大統領やら民主主義やらといった言葉を、オダインが教えるとは考えづらい。どうやら他に二人ほど、あちらに行った者がいるらしい。
「遠慮させてもらう。俺はじき、故郷に帰るからな」
「それは残念です。では、機会があれば雇わせて頂きたいのですが」
「あんたがメイジを滅ぼそうとでもしない限り、応じよう」
 満足げにオットーは頷き、次いでアニエスを見る。
「ではアニエスさんはどうですか?我々と共に……」
「遠慮させてもらう。
 私も貴族は好きではないが、お前達の行く末にはロマリアとの対決もあるだろう。……私はブリミル教徒なのだ」
「それは残念です。守護天使とも呼ばれている貴方をお招きできないとは」
「しゅ……守護天使だと!?」
 あまりに大仰な呼び方にアニエスは目をむいた。
「先ほども話したあなた方が助けてくれていた村々ですよ。子供達などにとっては、強く美しい貴方は憧れの対象です」
「モテるじゃないか」
 いつぞやのお返しのように、口元に笑みを浮かべてスコールが言う。
「……ふん、まぁな」
 やり込められてたまるか、とばかりに無理に笑みを作って返すと、スコールは口をへの字に曲げた。相棒だろうと二十歳も超えてないガキに舐められるわけにはいかない。
「かくいう私も貴女のファンでして。ハルケギニアの人間として初めて擬似魔法を使い、圧倒的な強さと異文明の連射が可能な銃を持つ……憧れますね」
「こいつか」
 後ろ腰にぶら下げたショットガンのグリップを軽く握る。
「銘はありますか?」
「ああ、ビスマルクという」
「ビスマルク……凛々しくて良い名ですね。
 今後、我々は平民も貴族と同じように家名を持つことにしようとしているんですが……私はその名を戴きましょうか」
 程なく戻ってきたティファニア達は、近くに迎えさせている馬車に向かわせ、オットーは別の馬に乗る。
「あんたが一緒には行かないのか?」
「先ほども言ったとおり、我々も苦しい立場でして。他にも折衝を済ませなければならない相手は多いのですよ。では」
 馬上で軽く頭を下げると、二騎の直援を従えて三騎の馬は去っていった。
「サイファー……時期的に、今度こそ最後の別れだろうな」
「ん……そうだな」
 数少ない手荷物を馬車に積み込みながら、サイファーが応じる。
「……餞別だ」
「何?」
「ハルケギニアで手に入れたG.F.だ。召喚、デルフリンガー」
 幻影の剣が宙に像を結ぶ。
『うお!俺ぇ!?』
「クセの強いG.F.だが有効性は高い筈だ」
『ちょ、ちょっとま!』
「ふん、ありがたくいただいとくぜ」
 ガツンと打ち合わせた拳を通じて、デルフリンガーがサイファーに渡された。
 後にジャンクションした際、サイファーが持っていたG.F.ガンダールヴとデルフリンガーが融合しているのだが、それはもう、スコールの知らない事であった。



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