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ルイズと剣狼伝説第二部-7

「どうやら無事に向かった見たいね。じゃあ私達もおっぱしめますわよ」
キュルケが髪をかき揚げながら勇むとギーシュは薔薇を顔の前に掲げ、タバサは眼鏡を掛け直した
「ギーシュ、厨房に油の入った鍋があったでしょ。それをあんたのゴーレムで取りに行ってくれない?」
「御安い御用だ」
ギーシュが薔薇の造花を振ると花弁が舞い彼のゴーレム、『ワルキューレ』が現れた
ワルキューレは厨房に向けてピョコピョコと走って行く
その途中に傭兵達が放った矢が刺さり、のけ反ったがなんとか無事にたどり着いた
ワルキューレが鍋を掴んだ
「じゃあそれを入り口に向けて投げて?」
キュルケが化粧をしながら呟いた
「こんな時に化粧をするのか君は」
ギーシュは呆れたながらもワルキューレに鍋を投げさせた
キュルケが杖を掴んで立ち上がる
「だって歌劇の始まりよ?主演女優がすっぴんじゃ・・・・」
油を撒き散らしながら飛ぶ鍋に向かって杖を振る

「しょうがないじゃないの!」

キュルケの魔法で油は引火、突撃を準備していた傭兵達に振りかかる
傭兵達は突然現れた炎にたじろう、キュルケは更に呪文を唱えると炎はますます燃え盛った


立ち上がったキュルケは髪をかきあげ杖を掲げた
「ふふふふふ。傭兵の皆様がた。私達が貴方達のお相手をつかまつりますわ」
キュルケが堂々と一礼した
「な、何なんだてめぇら!ふざけやがって!!」
後退する傭兵達の一部がキュルケ達に怒鳴るがキュルケは微笑を浮かべた
「申し訳有りませんが・・・・」
「君達に名乗る名前は・・・・」
「無い」

巨大ゴーレムの肩の上でフーケは舌打ちした
見下ろした先に居る傭兵達は炎に巻かれて大騒ぎになっている
「ったく、金で雇った連中は使えないわね」
「いや、あれでよい」
フーケの横に立つ白仮面の男が呟く
「あれじゃあ、あいつらをやっつける事が出来ないじゃない!」
「倒さずとも分散させればそれで良い」
「あんたはそうでも私はそういかないね。あいつらのおかげで恥じかいたんだから」
「・・・・・・・よし、俺はラ・ヴァリエールの娘を追う」
「わたしはどうすんのよ」
「好きにしろ。残った連中は煮ようが焼こうがお前の勝手だ」
男はゴーレムから飛び降りると暗闇に消え、フーケはそれを苦々しく見届けた
「・・・・あの娘の横には、あの男がいるのにねぇ」
フーケはそう呟くと立ち上がり後ろを向いた
「あんた達!そろそろ出番だよ!」

そして大声を出すとゴーレムの影から黒いローブを着た6人が現れた
「ようやく出番か!」
「待ちくたびれたで姐さん!!」
「今日は精一杯暴れていいよ!中にいる小娘達に程よく恐怖を与えてくるんだ!」
「「「「「「レコン・サー!!」」」」」」
6人が同時に掛け声をあげる
下から男達の悲鳴が上がる
赤々と燃え盛る炎が、宿の中から吹いてくる風でさらに激しさをまし、弓兵たちをあぶり始めた
フーケは下に向かって怒鳴った
「ええいもう!頼りにならない連中ね!突撃よあんた達!私もやるわよ!!」
ゴーレムがずしん!と地響きを立てて入り口に近づく
拳を振り上げてそれにたたきつけた

キュルケとタバサが魔法を同時に唱える
周りで燃え盛る炎は蛇のように動き傭兵達を苦しめた炎が風で運ばれ外に漏れだす
「おっほっほ!見た?私の炎の威力を!火傷したくなかったらさっさとお家に帰りなさいよね!おっほっほ!」
キュルケが勝ち誇って笑い声をあげた
「よし、では僕の出番だ!」
いいところが全くなかたギーシュが浮き足立った敵に向かってワルキューレを突っ込ませた

ドゴン!

建物の入り口がなくなった
「え?」
土埃の中から巨大なゴーレムの姿が現れた。ギーシュのゴーレムは間に足で弾かれた
「ありゃあ、あの業突く張りのお姉さんか」
キュルケが舌を出して呟いた
「調子にのるんじゃないわよ!小娘ども!」
ゴーレムの肩に乗ったフーケが目をつりあげて怒鳴っている
「ふん!まあいいわ。それより喜びなさい。今日はあんた達の踊り手を用意してあげたわ」
「踊り手?・・・そいつらじゃなくて?」
キュルケが奥で逃げまとう傭兵達を見ながら言った
「そうよ。下品な連中だけどあんた達にはぴったりでしょうね」
フーケはそう言うと手を天に掲げた


「出番よ!デビル・サターン・6!!」
フーケがパチンっと指を鳴らすと巨大ゴーレムの後ろから黒い影が燃え盛る宿の中に飛び込んできた
1体、2体、3体、4体、5体と次々に黒いローブを身に纏った巨体が入ってくる
5体が横一列に並ぶと、最後の6体目が列正面に着地
その様子をキュルケ達は呆気にとられた感じで見ていた
正面の1体がローブに右腕をかけると不気味な声で笑い声を出した

「ふっふっふ!
光ある所闇あり
正義ある所悪あり!」
そして6体全員が同時にローブを剥ぎ取る
「デビル・サターン6!あっ参上でっせ!!」
6体の異形の形をしたゴーレムが突如現れた
6体はそれぞれ体の色は異なり形も違う
中には動物に近い形をしたゴーレムもいた
「おおー!『親分』達が出てきてくれたぞ!!」
「『親分』達がいれば千人力だ!!」
さっきまで傭兵達がデビル・サターン達に向けて歓声をあげる
デビル・サターン達はへっへっへっと笑いながら傭兵達に手を向かって振った
「お前等!ワイらが出たからにはもうあんなガキ共には好きにさせへん!ワイらの戦い、じっくり見ておけ!」
「いよ!『親分』カッコいい!」
「そこに痺れる!憧れるゥ!!」
傭兵達が歓声をあげる
「じゃあ姐さん!さっさと片をつけまひょ・・・・」
ドゴ!
デビル・サターンNo.1(以下No.1)の頭の上にゴーレムの鉄拳が落ちた
「あいたー!!あ、姐さん!何をするんや!」
No.1が上を向くと鬼の様な顔をしたフーケがいた
「このバカ!敵の前で漫才やってどーすんの!!」


デビル・サターン達が前を一斉に見る
キュルケは口に手を押さえ笑いを耐えて、タバサはギーシュに耳打ちしていた
「あんなお馬鹿な登場するから折角の恐いナリがギャグになったじゃない!そこのお前達も煽るから!!」
「せ、せやけど姐さんも結構ノリノリ、ガボッ!」
「No.1!ってぎゃあー!!」
ゴーレムに殴られたNo.1は後ろで控えていたデビル・サターン達のど真ん中に飛ばされ、6人仲良く山積みになった
「あーはっはっはっはっ!!お、お姉さん、舞踏会じゃなくてコントでもしに来たの!?」
キュルケがプルプル震えながら笑っている
その後ろではギーシュは薔薇をブンブン振っていた
フーケの顔はますます怒りに染まっていく
「ええい!あんた達!まずはあの小娘を捕まえなさい!」
「れ、レコン・サー!!」
デビル・サターン6は横一列に並んだ
「来るわよ!タバサ!」
「後退」
キュルケはタバサに言われた通りに後ろに下がっていった
「逃がすかい!!」
デビル・サターン6がキュルケ達に向かって行く
タバサは魔法を唱えると、先程ギーシュが散らした薔薇の花弁を風に乗せた
花弁はデビルサターン達とフーケのゴーレムに絡まった
フーケは鼻を鳴らした
「なによ。贈り物?花弁着飾ってくれたって手加減しないんだから!」
「なあ、ワイ、キレイ?」
その時、突然薔薇はぬるっとした液体となった
一体なんだこれはと戸惑うフーケだがその疑念は一瞬で払われた
「な、なんやこれは!」
「あ、油や!!」

デビルサターン達の騒ぎ声でフーケはハッとした
(まさか、あのゴーレム使いのガキ、『錬金』を使って油を?じゃあ次は・・・、ヤバい!!)
フーケがそう思った時、既に手遅れだった
キュルケは速攻二発、火球を放った!
一発は目の前で固まっているデビルサターン達へ、もう一発はゴーレムに当たった!

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