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ゼロのチェリーな使い魔-02



その日の夜、ルイズの部屋にて

ルイズによってトリステインへ召還されたフリオニールはとりあえずトリステインから
フィンへの道順を把握しておこうと地図を借りて調べていた。

しかし

その地図は普段フリオニールが見慣れているものと全く違うばかりか、記載されている
文字も見たことがないものだった。

(そ、そんなバカな。ひょっとして俺は異世界へ来てしまったのか?)

そんなことは認めたくないとばかりにかぶりを振り、視線をゆっくりとルイズへ向けて

「ねぇ。この国では独自の文字を使ってるんだね」
「は?文字なんてハルケギニア共通でしょ。…っていうかあんた、ご主人様には
ちゃんと敬語を使いなさい」
「はぁ」

フリオニールは得心がいかないように生返事をした。人を勝手に召還して召使いに
するなんてこの国の貴族は何を考えているのか?パラメキア皇帝顔負けだ。
しかし、そのことよりも仲間のもとへ戻ることが予想以上に困難になっていることに
フリオニールは焦り始めていた。
どうしたものかと思案にくれて、ふと窓に目線をやると外には人知を超えた風景があった。

「つ、つつつ月がふたつ!?…ありえん」

夜空に浮かぶ二つの月がフリオニールを異世界へ飛ばしたことを雄弁に証明した。

(俺はいろんなことを知りすぎた…もう昔には帰れない)
落胆の表情がありありと浮かぶフリオニール。それでも諦めずに
「ルイズ!…さん。召還された使い魔って元の世界に戻れるの?…ですか?」
「元の世界?元もなにも普通はハルケギニアに生息するモンスターを召還するものだけど、
 …あんた確かフィン王国出身って言ってたわね」
「そうですけど…」
「そんな国聞いたことないし、東方にでもあるんじゃない?知らないけど」
「いや、そうじゃなくて、たぶん俺は異世界から…」
「もういいでしょ。とりあえず、明日からあんたには掃除洗濯とか雑用をやってもらうわ。
平民じゃ秘薬探しなんてできないでしょうし」
ルイズは一方的にフリオニールに告げると、目の前で着替え始め着衣を乱暴な手つきで渡した。
「明日ちゃんと洗濯しておきなさいよ。わたしはもう寝るわ。今日はいろいろあったから疲れちゃった」
「いろいろあったのは俺も同じなんですけど…ところで、俺の寝床は?」
フリオニールは部屋を見渡しながらルイズに質問した。
すると、ルイズは無言で床に敷かれている粗末な毛布を指差した。

(お、王女。そ、そんな…)

フリオニールは半ばパニックに陥ったが、なんとか平静を保つと渋々寝床につくのであった。
翌朝

フリオニールは目を覚ますと身支度を整え、主人(?)であるルイズを起こそうと
ベッドに近づき声をかけた。
「ルイズさん。朝ですよ」
ルイズは寝起きが悪いのか中々起きようとしない。

(ああ、『バスナ』の魔法憶えておけばよかった)

フリオニールは後悔したが、気を取り直してルイズの肩を軽くゆすりながら再度声をかけた。

「う~ん…」

ようやく目を覚ましたルイズはフリオニールに制服を持ってくるように命じた。
フリオニールはあたふたと部屋の中を駆け回りやっと制服を見つけるとルイズの元へ持ってきた。

「着替えを手伝いなさい」
「へ?」
「聞こえなかったの?着替えを手伝いなさいって言ったの!」
「…まさか、ラミアクィーン!?」
「???寝ぼけてるの?まったく、愚図なんだから」
ああ何という果報者であろうか。昨日のキスから今度は一気に着替えの手伝いだ。
ひょっとして自分に気があるのではないか?と、桃色の綺麗な髪を携えネグリジェ姿で
立っているルイズをチラ見して思うフリオニール。

「ゴクッ」

フルオニールは股間が元気になりそうなのを懸命に抑えると、生唾を飲み込みルイズの
着替えに取り掛かる。
「いいんですか?男子の俺が女子の着替えを…」
「あんたはわたしの使い魔なんだからそんなの関係ないの!ほら、さっさとしなさい」
「そういうことか」

フリオニールの男子としての自信は音をたてて崩れるのであった。



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