あ、ありのまま、今起こったことを話すわ。
「わたしは春の使い魔召喚の儀式で使い魔を召喚した。
と思ったら、いつの間にか目の前にふたりの赤ん坊がいた」
と思ったら、いつの間にか目の前にふたりの赤ん坊がいた」
何を言ってるのか分からないと思うけど、わたしも何が起こったのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだわ……
捨て子だとか、コウノトリが間違えて運んできたとか、そんなチャチなものじゃ断じてない。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ……
頭がどうにかなりそうだわ……
捨て子だとか、コウノトリが間違えて運んできたとか、そんなチャチなものじゃ断じてない。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ……
わたしことルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、目の前の惨事に手をこまねいていた。
人間、しかもこんな赤ん坊。それもふたりも!
どうしたらいいか、わたしに分かるわけないじゃない!
「ミスタ・コルベール……」
この状況に耐えられなくなったわたしは、監督官のミスタ・コルベールに救いを求めた。
「なんだね。ミス・ヴァリエール」
「もう一回召喚させてください!」
もう一回! 次は必ず成功させられるはずだから!
でも、ミスタ・コルベールの言葉は非情だった。
「それはダメだ。ミス・ヴァリエール」
「どうしてですか!」
「決まりだよ。二年生に進級する際、君たちは『使い魔』を召喚する。今、やっているとおりだ」
それはもちろん分かってます。だからこんなに頑張ってるんです!
「それによって現れた『使い魔』で、今後の属性を固定し、それによって専門課程へと進むんだ。
一度呼び出した『使い魔』は変更することが出来ない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ。
好むと好まざるにかかわらず、この子達を使い魔にするしかない」
それも分かってます! でも、だからって!
「こんな赤ちゃんを使い魔にするなんて聞いたことがありません!」
そうわたしが言ったら、あたりのクラスメイト達からどっと笑い声が上がった。
ムカつく! 先生がいなかったら一人残らず爆発させてやるのに!
「これは伝統なんだ。ミス・ヴァリエール。例外は認められない。この子達は……」
ミスタ・コルベールはふたりの赤ん坊を指差した。
「確かにただの赤子かもしれないが、呼び出された以上、君の使い魔にならなければならない。
古今東西、人を使い魔にした例はないが、春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。
この子達には君の使い魔になってもらわなくてはな」
「そんな……」
わたしの最後の希望が断たれた。
「それに、だ。
君がもしこの子達を使い魔にすることを拒否したとする。そうしたら、この子達はその後どうすればいい?
いまの時勢、見ず知らずの赤子を引き取って育ててくれる奇特な人間もそういないだろう。
まさか、このまま捨て子にするなどという非人道的な行為に及ぶわけではあるまい?」
まさか。仮にもヴァリエール公爵家のわたしが、そんなことするわけないじゃない!
「確かに、君が望んで召喚したわけではない。いわば事故のようなものだ。
だが、君が召喚した以上、君はこの子達に対して責任があるはずだ」
それを言われると弱い。わたしだって別にこの子達が憎いわけじゃないし。
「わかったかね。では、儀式を続けなさい」
「はい……」
仕方なく、わたしはふたりの赤ん坊に向き直った。
ピンクと青の産着に包まれて、穏やかな顔で眠ってる。私の葛藤のことなんてまったく分かってないだろう穏やかさだ。
「ねぇ」
わたしにこんな声が出せるんだと、自分でも驚くくらい優しい声で、語りかけた。
「あんたたち、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
そして、
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
呪文を唱え、ゆっくりと顔を近づけ……
そっと、口付けた。
「おわりました」
ふたりの赤ん坊との契約が済んで、わたしはそっと顔を離した。
赤ちゃんとのキスなんて愛情表現みたいなものよ、ノーカウントよね。
「『コントラクト・サーヴァント』はきちんとできたようだね」
当然よ! と言おうとしたら、あたりから盛大な野次が飛んできた。
「相手がただの赤ん坊だから、『契約』できたんだよ」
「そいつらが高位の幻獣だったら、『契約』なんかできないって」
「バカにしないで! わたしだってたまにはうまくいくわよ!」
「ほんとにたまによね。ゼロのルイズ」
そういってわたしのことを笑っているのは、『香水』のモンモランシーだ。
「ミスタ・コルベール! 『洪水』のモンモランシーがわたしを侮辱しました!」
「誰が『洪水』ですって! わたしは『香水』のモンモランシーよ!」
「あんた小さい頃、洪水みたいなおねしょしてたって話じゃない。『洪水』の方がお似合いよ!」
「よくも言ってくれたわね! ゼロのルイズ! それとも子持ちのルイズ、コブ付きルイズとでも呼んだ方がいいかしら!」
「なんですって!!」
「こらこら、貴族はお互いを尊重しあうものだ」
ミスタ・コルベールがわたしたちの仲裁に入ってきた。
もともと悪口を言ってきたのはむこうなのに。こっちは被害者よ。
その時、突然赤ん坊たちが泣き出した。どうやら使い魔のルーンが刻まれる痛みのようだ。
「大丈夫よ。『使い魔』のルーンが刻まれてるだけだから」
そういって赤ん坊たちをあやす。さっきまで言い争っていたのが嘘のように穏やかな声で。
……少しずつ、この子達に情が湧いてきた気がする。
そのうちに泣き声が小さくなってきた。どうやらちゃんと刻まれたようだ。
人間、しかもこんな赤ん坊。それもふたりも!
どうしたらいいか、わたしに分かるわけないじゃない!
「ミスタ・コルベール……」
この状況に耐えられなくなったわたしは、監督官のミスタ・コルベールに救いを求めた。
「なんだね。ミス・ヴァリエール」
「もう一回召喚させてください!」
もう一回! 次は必ず成功させられるはずだから!
でも、ミスタ・コルベールの言葉は非情だった。
「それはダメだ。ミス・ヴァリエール」
「どうしてですか!」
「決まりだよ。二年生に進級する際、君たちは『使い魔』を召喚する。今、やっているとおりだ」
それはもちろん分かってます。だからこんなに頑張ってるんです!
「それによって現れた『使い魔』で、今後の属性を固定し、それによって専門課程へと進むんだ。
一度呼び出した『使い魔』は変更することが出来ない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ。
好むと好まざるにかかわらず、この子達を使い魔にするしかない」
それも分かってます! でも、だからって!
「こんな赤ちゃんを使い魔にするなんて聞いたことがありません!」
そうわたしが言ったら、あたりのクラスメイト達からどっと笑い声が上がった。
ムカつく! 先生がいなかったら一人残らず爆発させてやるのに!
「これは伝統なんだ。ミス・ヴァリエール。例外は認められない。この子達は……」
ミスタ・コルベールはふたりの赤ん坊を指差した。
「確かにただの赤子かもしれないが、呼び出された以上、君の使い魔にならなければならない。
古今東西、人を使い魔にした例はないが、春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。
この子達には君の使い魔になってもらわなくてはな」
「そんな……」
わたしの最後の希望が断たれた。
「それに、だ。
君がもしこの子達を使い魔にすることを拒否したとする。そうしたら、この子達はその後どうすればいい?
いまの時勢、見ず知らずの赤子を引き取って育ててくれる奇特な人間もそういないだろう。
まさか、このまま捨て子にするなどという非人道的な行為に及ぶわけではあるまい?」
まさか。仮にもヴァリエール公爵家のわたしが、そんなことするわけないじゃない!
「確かに、君が望んで召喚したわけではない。いわば事故のようなものだ。
だが、君が召喚した以上、君はこの子達に対して責任があるはずだ」
それを言われると弱い。わたしだって別にこの子達が憎いわけじゃないし。
「わかったかね。では、儀式を続けなさい」
「はい……」
仕方なく、わたしはふたりの赤ん坊に向き直った。
ピンクと青の産着に包まれて、穏やかな顔で眠ってる。私の葛藤のことなんてまったく分かってないだろう穏やかさだ。
「ねぇ」
わたしにこんな声が出せるんだと、自分でも驚くくらい優しい声で、語りかけた。
「あんたたち、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
そして、
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
呪文を唱え、ゆっくりと顔を近づけ……
そっと、口付けた。
「おわりました」
ふたりの赤ん坊との契約が済んで、わたしはそっと顔を離した。
赤ちゃんとのキスなんて愛情表現みたいなものよ、ノーカウントよね。
「『コントラクト・サーヴァント』はきちんとできたようだね」
当然よ! と言おうとしたら、あたりから盛大な野次が飛んできた。
「相手がただの赤ん坊だから、『契約』できたんだよ」
「そいつらが高位の幻獣だったら、『契約』なんかできないって」
「バカにしないで! わたしだってたまにはうまくいくわよ!」
「ほんとにたまによね。ゼロのルイズ」
そういってわたしのことを笑っているのは、『香水』のモンモランシーだ。
「ミスタ・コルベール! 『洪水』のモンモランシーがわたしを侮辱しました!」
「誰が『洪水』ですって! わたしは『香水』のモンモランシーよ!」
「あんた小さい頃、洪水みたいなおねしょしてたって話じゃない。『洪水』の方がお似合いよ!」
「よくも言ってくれたわね! ゼロのルイズ! それとも子持ちのルイズ、コブ付きルイズとでも呼んだ方がいいかしら!」
「なんですって!!」
「こらこら、貴族はお互いを尊重しあうものだ」
ミスタ・コルベールがわたしたちの仲裁に入ってきた。
もともと悪口を言ってきたのはむこうなのに。こっちは被害者よ。
その時、突然赤ん坊たちが泣き出した。どうやら使い魔のルーンが刻まれる痛みのようだ。
「大丈夫よ。『使い魔』のルーンが刻まれてるだけだから」
そういって赤ん坊たちをあやす。さっきまで言い争っていたのが嘘のように穏やかな声で。
……少しずつ、この子達に情が湧いてきた気がする。
そのうちに泣き声が小さくなってきた。どうやらちゃんと刻まれたようだ。
……胸に。
ミスタ・コルベールがふたりのルーンを確かめる。
「ふむ……
これは珍しいルーンだな。それもふたりとも同じものか」
わたしには使い魔のルーンの種類なんて分からないけど、やっぱり普通とは違うんだろうか。
「ふむ……
これは珍しいルーンだな。それもふたりとも同じものか」
わたしには使い魔のルーンの種類なんて分からないけど、やっぱり普通とは違うんだろうか。
「さて、これで春の使い魔召喚の儀式は終了です」
すっかり忘れていたけど、今は使い魔召喚の儀式の最中だった。
「じゃあ皆教室に戻るぞ」
そういって『フライ』の呪文で空に飛び上がった。
というか、この子達を連れて教室に戻るの?
「ミスタ・コルベール! わたしはどうしたら?」
「そうですね……
このあとは授業もないし、あなたは一度寮に戻りなさい。
その子達の世話のことも含めて、いろいろ考えたほうが良いでしょう」
「はぁ……」
それだけ言ってさっさと飛んでいってしまった。ちょっと無責任すぎませんか、先生……
「じゃあな、子持ちのルイズ! 子育て頑張れよ!」
「早く父親見つけてやれよ! 子供がかわいそうだぞ!」
「バーカ、ゼロなうえにコブ付じゃ相手なんて見つからないだろ」
クラスメイトたちも言いたい放題言いながら行ってしまった。
「……」
すっかりあたりから誰もいなくなって、わたしは目の前の赤ちゃんを抱えながら途方にくれた。
「……これから、どうすればいいのかしらね」
誰にともなく呟いて、結局わたしは一人で寮に戻った。
「あら、ミス・ヴァリエール。どうしました?」
寮に着いて、自分の部屋に戻ろうとしたところで、一人のメイド-名前は確か、シエスタ-に会った。
「ちょうど良かった。ちょっとこの子持って頂戴」
「へ? あ、はい……」
ずいぶんと間抜けな表情をして、青い産着の子を受け取るシエスタ。
その視線は、わたしと、わたしが抱えてる子と、彼女が抱えてる子の間をせわしなく行き来している。
「なに、何か言いたいことでもある?」
「えっと…… おめでとうございます?」
……は?
「利発そうなお子さんですね。それで、この子達の父親はどなたで……」
どうやら壮大な勘違いをされているらしい。まあ無理もないか。
「ちょっと落ち着きなさい。あんたとわたしは昨日も一昨日も、一年前からずっと会ってるでしょ?
いったいいつ子供を生めるってのよ!」
「は、はい! すみません!
それじゃあこの子達はいったい?」
「使い魔よ」
「え?」
「だから、わたしの使い魔! 今日が使い魔召喚の儀式だってことは知ってるでしょ?」
「ええ。知ってます」
「で、召喚したらこの子達が出てきたわけ! 以上、なにか問題ある?」
「い、いえ、問題なんてそんな……」
ふぅ、叫んだらちょっと落ち着いたわ。
ちょうどいいからこのメイドにいろいろ手伝ってもらうことにしましょう。
「そういうわけだから、これからはこの子達の面倒を見てかなきゃいけないの。あんた、子育ての経験は?」
「えっと、はい。実家では弟たちの面倒を見てきましたが……」
「なら、この寮にいる間はあんたに手伝ってもらうから、よろしく」
「え、ええ!?」
よし、協力者一人確保。これで何とかなるでしょ。
「あの、ミス・ヴァリエール」
「なによ?」
今更協力できませんなんてのは無しよ。
「この子達の名前です。ミス・ヴァリエールが親代わりになるなら、名前をつけてあげないと」
名前。そういえばすっかり忘れてたわ。
でも、子供に付けるに相応しい名前なんて思い浮かばない。
「名前ね。どんなのがいいのかしら」
一応、尋ねてみる。
「それは私には答えかねます。ミス・ヴァリエールが考えてあげるべきです」
答えを期待はしていなかったけど。なんだか、ますますプレッシャーが強くなった気がする。
ついさっき会ったばかりの子の名前を決めるだなんて、無理に決まってる。
「うーーん……」
今気づいたけど、こっちのピンクの方は女の子で、青の方は男の子ね。
しばらく唸っていたわたしだったけど、ふと、雷に打たれたような閃きを感じた。
これが天啓というものかしら。
「メルとディオ…… そう、女の子がメルで男の子がディオ!」
すっかり忘れていたけど、今は使い魔召喚の儀式の最中だった。
「じゃあ皆教室に戻るぞ」
そういって『フライ』の呪文で空に飛び上がった。
というか、この子達を連れて教室に戻るの?
「ミスタ・コルベール! わたしはどうしたら?」
「そうですね……
このあとは授業もないし、あなたは一度寮に戻りなさい。
その子達の世話のことも含めて、いろいろ考えたほうが良いでしょう」
「はぁ……」
それだけ言ってさっさと飛んでいってしまった。ちょっと無責任すぎませんか、先生……
「じゃあな、子持ちのルイズ! 子育て頑張れよ!」
「早く父親見つけてやれよ! 子供がかわいそうだぞ!」
「バーカ、ゼロなうえにコブ付じゃ相手なんて見つからないだろ」
クラスメイトたちも言いたい放題言いながら行ってしまった。
「……」
すっかりあたりから誰もいなくなって、わたしは目の前の赤ちゃんを抱えながら途方にくれた。
「……これから、どうすればいいのかしらね」
誰にともなく呟いて、結局わたしは一人で寮に戻った。
「あら、ミス・ヴァリエール。どうしました?」
寮に着いて、自分の部屋に戻ろうとしたところで、一人のメイド-名前は確か、シエスタ-に会った。
「ちょうど良かった。ちょっとこの子持って頂戴」
「へ? あ、はい……」
ずいぶんと間抜けな表情をして、青い産着の子を受け取るシエスタ。
その視線は、わたしと、わたしが抱えてる子と、彼女が抱えてる子の間をせわしなく行き来している。
「なに、何か言いたいことでもある?」
「えっと…… おめでとうございます?」
……は?
「利発そうなお子さんですね。それで、この子達の父親はどなたで……」
どうやら壮大な勘違いをされているらしい。まあ無理もないか。
「ちょっと落ち着きなさい。あんたとわたしは昨日も一昨日も、一年前からずっと会ってるでしょ?
いったいいつ子供を生めるってのよ!」
「は、はい! すみません!
それじゃあこの子達はいったい?」
「使い魔よ」
「え?」
「だから、わたしの使い魔! 今日が使い魔召喚の儀式だってことは知ってるでしょ?」
「ええ。知ってます」
「で、召喚したらこの子達が出てきたわけ! 以上、なにか問題ある?」
「い、いえ、問題なんてそんな……」
ふぅ、叫んだらちょっと落ち着いたわ。
ちょうどいいからこのメイドにいろいろ手伝ってもらうことにしましょう。
「そういうわけだから、これからはこの子達の面倒を見てかなきゃいけないの。あんた、子育ての経験は?」
「えっと、はい。実家では弟たちの面倒を見てきましたが……」
「なら、この寮にいる間はあんたに手伝ってもらうから、よろしく」
「え、ええ!?」
よし、協力者一人確保。これで何とかなるでしょ。
「あの、ミス・ヴァリエール」
「なによ?」
今更協力できませんなんてのは無しよ。
「この子達の名前です。ミス・ヴァリエールが親代わりになるなら、名前をつけてあげないと」
名前。そういえばすっかり忘れてたわ。
でも、子供に付けるに相応しい名前なんて思い浮かばない。
「名前ね。どんなのがいいのかしら」
一応、尋ねてみる。
「それは私には答えかねます。ミス・ヴァリエールが考えてあげるべきです」
答えを期待はしていなかったけど。なんだか、ますますプレッシャーが強くなった気がする。
ついさっき会ったばかりの子の名前を決めるだなんて、無理に決まってる。
「うーーん……」
今気づいたけど、こっちのピンクの方は女の子で、青の方は男の子ね。
しばらく唸っていたわたしだったけど、ふと、雷に打たれたような閃きを感じた。
これが天啓というものかしら。
「メルとディオ…… そう、女の子がメルで男の子がディオ!」