ヴェストリの広場は普段からは考えられないほどの賑わいを見せていた。
人垣の中央で相対するギーシュとアマテラス。
貴族vs使い魔の異色の決闘が今ここに始まろうとしていた。
人垣の中央で相対するギーシュとアマテラス。
貴族vs使い魔の異色の決闘が今ここに始まろうとしていた。
「ギーシュ!
あのクソ生意気な使い魔にお灸据えてやんな!」
「あんまりいじめすぎんなよ~!」
男子生徒たちからギーシュに声援が飛ぶ。
あのルイズの使い魔…生意気なことに、一部の女生徒からは妙な人気があったのだ。
奇行はともかく、その柔らかな毛並みは触りごたえ抜群であり、呆けた顔もなんとも言えず愛らしいと、
可愛い物好きの少女らは口を揃えてルイズの使い魔を褒めるのだ。
当然男子は面白くない。
使い魔の人気に嫉妬した男子生徒らは、ギーシュによる公開私刑を期待していたのだった。
あのクソ生意気な使い魔にお灸据えてやんな!」
「あんまりいじめすぎんなよ~!」
男子生徒たちからギーシュに声援が飛ぶ。
あのルイズの使い魔…生意気なことに、一部の女生徒からは妙な人気があったのだ。
奇行はともかく、その柔らかな毛並みは触りごたえ抜群であり、呆けた顔もなんとも言えず愛らしいと、
可愛い物好きの少女らは口を揃えてルイズの使い魔を褒めるのだ。
当然男子は面白くない。
使い魔の人気に嫉妬した男子生徒らは、ギーシュによる公開私刑を期待していたのだった。
それに、大なり小なり、ルイズを含め皆がこの犬に迷惑していたのも事実。
日頃の鬱憤をここぞとばかりにぶつける生徒たちで、広場はヒートアップする一方だ。
ギーシュは手を上げて観衆に応えていたが、ようやくアマテラスへと向き直った。
「使い魔君、逃げずにやってきたことは褒めてやろうじゃないか」
「お前さん相手に逃げ出す理由がねェなァ?
大した実力もねェ口先だけのボンボン相手にどうして逃げるンだァ?」
あくまで挑発するイッスン。
ギーシュのような人間は嫌いなのだった。
「よく言った…! では始めるとしようか!」
「おお―「待ちなっ、さいよっ!」
そこにルイズがやってきた。
随分と息が上がっている。考えてみれば先ほどから走りっぱなしだ。
日頃の鬱憤をここぞとばかりにぶつける生徒たちで、広場はヒートアップする一方だ。
ギーシュは手を上げて観衆に応えていたが、ようやくアマテラスへと向き直った。
「使い魔君、逃げずにやってきたことは褒めてやろうじゃないか」
「お前さん相手に逃げ出す理由がねェなァ?
大した実力もねェ口先だけのボンボン相手にどうして逃げるンだァ?」
あくまで挑発するイッスン。
ギーシュのような人間は嫌いなのだった。
「よく言った…! では始めるとしようか!」
「おお―「待ちなっ、さいよっ!」
そこにルイズがやってきた。
随分と息が上がっている。考えてみれば先ほどから走りっぱなしだ。
「ああルイズ! 君の使い魔をちょっとお借りするよ!」
「いい加減にしてギーシュ!
そもそも決闘は禁止されているでしょう!?」
「禁止されているのは貴族同士の決闘だよ。貴族と使い魔の決闘など禁止されていない」
「それにしたって、人の使い魔相手に決闘をけしかけるなんて非常識よ!」
しかも犬相手にだ。かなり大人気なかった。
「僕は決闘を申し込み、彼はそれを受諾した。決闘は正当なものだ。
それに、君もこいつの扱いにはほとほと手を焼いているみたいじゃないか?
ここで一度痛い目に遭えば、君にも従順になるだろうさ」
「…………」
閉口するルイズ。
だがルイズのプライドはとことん高かった。
「あんたの手なんて借りないわ。いいから決闘をやめてちょうだい」
「しかし、君の使い魔はやる気のようだが?」
「下がってなァ嬢ちゃん。こちとら一歩も引く気はないぜェ!」
アマテラスは先ほどから身を低くして身構えている。
決闘マダー? とでも言いたげだ。
「あ、あんたねぇ…」
「大丈夫だってェ!
こんなキザ、アマ公にかかればチョロいもんよォ」
「………………ほんっっっっっっとに痛い目見ないと分からないみたいね?」
「だ~から負けねェっつってんだろォ!?」
「………あ~そう!
じゃあいいわよ! わかったわよ!
好きなだけ戦いなさいよ、バカッ!」
そう言ってルイズは背を向けた。
私はあれだけ止めたのだ、精々派手にやられてしまえばいい…心の中でそう毒づいて。
「いい加減にしてギーシュ!
そもそも決闘は禁止されているでしょう!?」
「禁止されているのは貴族同士の決闘だよ。貴族と使い魔の決闘など禁止されていない」
「それにしたって、人の使い魔相手に決闘をけしかけるなんて非常識よ!」
しかも犬相手にだ。かなり大人気なかった。
「僕は決闘を申し込み、彼はそれを受諾した。決闘は正当なものだ。
それに、君もこいつの扱いにはほとほと手を焼いているみたいじゃないか?
ここで一度痛い目に遭えば、君にも従順になるだろうさ」
「…………」
閉口するルイズ。
だがルイズのプライドはとことん高かった。
「あんたの手なんて借りないわ。いいから決闘をやめてちょうだい」
「しかし、君の使い魔はやる気のようだが?」
「下がってなァ嬢ちゃん。こちとら一歩も引く気はないぜェ!」
アマテラスは先ほどから身を低くして身構えている。
決闘マダー? とでも言いたげだ。
「あ、あんたねぇ…」
「大丈夫だってェ!
こんなキザ、アマ公にかかればチョロいもんよォ」
「………………ほんっっっっっっとに痛い目見ないと分からないみたいね?」
「だ~から負けねェっつってんだろォ!?」
「………あ~そう!
じゃあいいわよ! わかったわよ!
好きなだけ戦いなさいよ、バカッ!」
そう言ってルイズは背を向けた。
私はあれだけ止めたのだ、精々派手にやられてしまえばいい…心の中でそう毒づいて。
ルイズを含む大多数のメイジとイッスンは、互いに互いを過小評価していた。
力量を見誤っているのはどちらなのか?
「さァて、余計な茶々が入ったが…仕切りなおしといこうかィ!」
ガゥッ!
先手必勝とばかりにギーシュに突撃するアマテラス。
ギーシュはそんなアマテラスを一瞥をくれると、優雅な仕草で薔薇の杖を振る。
一枚の花びらが宙を舞った…かと思うと、そこには一体の甲冑を纏った女戦士の人形が出現していた。
急ブレーキをかけるアマテラス。
力量を見誤っているのはどちらなのか?
「さァて、余計な茶々が入ったが…仕切りなおしといこうかィ!」
ガゥッ!
先手必勝とばかりにギーシュに突撃するアマテラス。
ギーシュはそんなアマテラスを一瞥をくれると、優雅な仕草で薔薇の杖を振る。
一枚の花びらが宙を舞った…かと思うと、そこには一体の甲冑を纏った女戦士の人形が出現していた。
急ブレーキをかけるアマテラス。
「な、なんでェこの土偶はァ?」
「言い忘れていたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。
従って、青銅のゴーレム、『ワルキューレ』がお相手するよ」
「青銅だァ?」
言うが早いか、ワルキューレはアマテラスに殴りかかる!
とっさに飛び退って回避したが、拳は空を切り地面にめり込んでいた。
「言い忘れていたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。
従って、青銅のゴーレム、『ワルキューレ』がお相手するよ」
「青銅だァ?」
言うが早いか、ワルキューレはアマテラスに殴りかかる!
とっさに飛び退って回避したが、拳は空を切り地面にめり込んでいた。
「へェ…」
イッスンが賞賛の念をもらす。
この世界の魔法とやらはなるほど、戦闘においても強力な武器となるようだ。
この世界における平民の貴族に対する萎縮ぶりに異常を感じていたイッスンも得心がいった。
ただの人間にとっては脅威そのものなのだろう。
矢継ぎ早に繰り出される攻撃を避け続けるアマテラス。
傍から見れば一方的な展開だった。
逃げるだけのアマテラスに執拗に迫るワルキューレ。
ルイズはもう見ていられないと目を伏せていた。
イッスンが賞賛の念をもらす。
この世界の魔法とやらはなるほど、戦闘においても強力な武器となるようだ。
この世界における平民の貴族に対する萎縮ぶりに異常を感じていたイッスンも得心がいった。
ただの人間にとっては脅威そのものなのだろう。
矢継ぎ早に繰り出される攻撃を避け続けるアマテラス。
傍から見れば一方的な展開だった。
逃げるだけのアマテラスに執拗に迫るワルキューレ。
ルイズはもう見ていられないと目を伏せていた。
「お~お~お~。
ただ力押しするだけの木偶の坊なのかァ?」
初見で驚きはしたが、普段相手にしている妖怪どもと比べてもほぼ遜色ない程度の相手だ。
アマテラスはワルキューレの動作をつぶさに観察していた。
膂力はそれなりにあるようだが動き自体たいした事はない。
もはや『見』にまわる必要もなかった。
ただ力押しするだけの木偶の坊なのかァ?」
初見で驚きはしたが、普段相手にしている妖怪どもと比べてもほぼ遜色ない程度の相手だ。
アマテラスはワルキューレの動作をつぶさに観察していた。
膂力はそれなりにあるようだが動き自体たいした事はない。
もはや『見』にまわる必要もなかった。
ワルキューレが目前に迫る。
止めさせようとルイズが駆けてくる。
…アマテラスは静かに精神を集中させる。
そして世界は停止した。
ルイズも、イッスンも、ギーシュも、観衆も、アマテラス自身も。
実際に時が止まっているわけではない。しかしアマテラスには知覚できる。
何もかもが静止した中で、アマテラスは思うままに筆をはしらせる。
止めさせようとルイズが駆けてくる。
…アマテラスは静かに精神を集中させる。
そして世界は停止した。
ルイズも、イッスンも、ギーシュも、観衆も、アマテラス自身も。
実際に時が止まっているわけではない。しかしアマテラスには知覚できる。
何もかもが静止した中で、アマテラスは思うままに筆をはしらせる。
(アマ公、お前筆魂って言葉を知ってるか?
“活きのいい筆書きには魂が宿る” ってお話さァ―)
無論知っている。そうして世界を動かしてきたのだから。
“活きのいい筆書きには魂が宿る” ってお話さァ―)
無論知っている。そうして世界を動かしてきたのだから。
画く軌跡は真一文字。
アマテラスがもっとも多用し、幾重に待ち構える妖魔を討ち払ってきた退魔の剣。
ルーンから力が満ちてくるのを感じる。
今ならばあのような青銅などまったく問題にならない!
アマテラスがもっとも多用し、幾重に待ち構える妖魔を討ち払ってきた退魔の剣。
ルーンから力が満ちてくるのを感じる。
今ならばあのような青銅などまったく問題にならない!
線は刃と化し、女戦士を切り裂いた。
(なんだこれは!? 何が起こった!?)
…なにが起こったのかまるで理解できない。
ギーシュは目の前の光景が信じられずにいた。
ワルキューレの胴体にザァっと線がはしったかと思うと、
次の瞬間、ワルキューレは真っ二つに分断されて宙を舞っていたのだ。
(なんだこれは!? 何が起こった!?)
…なにが起こったのかまるで理解できない。
ギーシュは目の前の光景が信じられずにいた。
ワルキューレの胴体にザァっと線がはしったかと思うと、
次の瞬間、ワルキューレは真っ二つに分断されて宙を舞っていたのだ。
「………なにをした貴様!?」
「…ヘッ、バカ正直に応える奴がいるかってんだァ。
今は決闘の最中だろうがよォ?」
イッスンも内心驚いていた。
あの青銅製の土偶に一閃が通用するとは思わなかったのだ。
「…ヘッ、バカ正直に応える奴がいるかってんだァ。
今は決闘の最中だろうがよォ?」
イッスンも内心驚いていた。
あの青銅製の土偶に一閃が通用するとは思わなかったのだ。
ギリ、とギーシュはアマテラスを睨み付けて杖を振る。
新たに六体のゴーレムが出現した。
しかし現れると同時に二体に線がひかれ、またもゴーレムは切断される。
新たに六体のゴーレムが出現した。
しかし現れると同時に二体に線がひかれ、またもゴーレムは切断される。
一体なにをされたのか、ルイズも、ギーシュも、囲んでいた生徒らにも分からない。
「なんだあれ!?」
「魔法か!?」
「見てみろよ、杖なんて持ってないぞ!」
「せ、せ、先住魔法だ!」
誰かが発したその台詞に、一同は恐れ戦いた。
先住魔法…彼らにとって天敵であるエルフが杖もなしに使用する、絶大な威力を有する魔法…
始祖ブリミルですらついに聖地を諦めざるをえなかった、その先住魔法をルイズの使い魔がなぜ?
ギーシュもまた色を失っていた。
先住魔法の使い手であるなどまったく聞いていないのだ!
遺伝子レベルで刻まれた、エルフに対する恐怖が襲い掛かってくる。
悪寒が背筋から全身へと広がっていく感覚を、ギーシュはハッキリと感じていた。
敵は余裕でも見せているのか、ノッソリと歩み寄ってくる。
「なんだあれ!?」
「魔法か!?」
「見てみろよ、杖なんて持ってないぞ!」
「せ、せ、先住魔法だ!」
誰かが発したその台詞に、一同は恐れ戦いた。
先住魔法…彼らにとって天敵であるエルフが杖もなしに使用する、絶大な威力を有する魔法…
始祖ブリミルですらついに聖地を諦めざるをえなかった、その先住魔法をルイズの使い魔がなぜ?
ギーシュもまた色を失っていた。
先住魔法の使い手であるなどまったく聞いていないのだ!
遺伝子レベルで刻まれた、エルフに対する恐怖が襲い掛かってくる。
悪寒が背筋から全身へと広がっていく感覚を、ギーシュはハッキリと感じていた。
敵は余裕でも見せているのか、ノッソリと歩み寄ってくる。
「こ、こいつっ!」
ギーシュは膨れ上がる恐怖心を押さえ込んで、残る四体を四方から突撃させる。
手にした得物が敵を貫いた…と錯覚した瞬間、
正面のワルキューレが吹き飛ばされ、ギーシュの足元までふっ飛んでいた。
ギーシュは膨れ上がる恐怖心を押さえ込んで、残る四体を四方から突撃させる。
手にした得物が敵を貫いた…と錯覚した瞬間、
正面のワルキューレが吹き飛ばされ、ギーシュの足元までふっ飛んでいた。
…そこには、白い影が舞っているかのように身を躍らせていた。
一撃、二撃、三撃―
アマテラスが背の鏡を振るうたびにワルキューレの甲冑がはじけ飛ぶ。
ワルキューレはアマテラスの動きに全く対応できないままだ。
一撃、二撃、三撃―
アマテラスが背の鏡を振るうたびにワルキューレの甲冑がはじけ飛ぶ。
ワルキューレはアマテラスの動きに全く対応できないままだ。
またも周囲は言葉を失っていた。
今度は手も触れずに背の円盤を振るっているのだ!
青銅製のゴーレムを、あの使い魔は事も無げに粉砕している。
しかもその動きが尋常ではなかった。あまりにも早すぎる。
ものの十秒としないうちに、三体のワルキューレはただの金属の破片と化していた。
残るワルキューレは足元に横たわっている1体のみ。
ギーシュは完全に恐慌状態に陥っていた。
こうなるはずではなかった。
自分はこの使い魔を叩き伏せて、皆から賞賛を受けているはずだったのだ!
今度は手も触れずに背の円盤を振るっているのだ!
青銅製のゴーレムを、あの使い魔は事も無げに粉砕している。
しかもその動きが尋常ではなかった。あまりにも早すぎる。
ものの十秒としないうちに、三体のワルキューレはただの金属の破片と化していた。
残るワルキューレは足元に横たわっている1体のみ。
ギーシュは完全に恐慌状態に陥っていた。
こうなるはずではなかった。
自分はこの使い魔を叩き伏せて、皆から賞賛を受けているはずだったのだ!
最後の一体を、ギーシュはまたも真正面から突っ込ませてた。
というか、彼にはそれしかできなかった。
ワルキューレは不用意にアマテラスの間合いへ踏み込み、アマテラスと交錯した刹那、中空へと弾き飛ばされていた。
追い討ちをかけるようにアマテラスは宙でワルキューレを引っつかむと―
回転と共に渾身の力を込め、地面へと叩きつけた。
金属のひしゃげる音が響く。
…見るとワルキューレの上半身は完全に潰され、下半身のみ原型を留めたまま地面に横たわっていた。
一体どれほどの力が込められた一撃か?
というか、彼にはそれしかできなかった。
ワルキューレは不用意にアマテラスの間合いへ踏み込み、アマテラスと交錯した刹那、中空へと弾き飛ばされていた。
追い討ちをかけるようにアマテラスは宙でワルキューレを引っつかむと―
回転と共に渾身の力を込め、地面へと叩きつけた。
金属のひしゃげる音が響く。
…見るとワルキューレの上半身は完全に潰され、下半身のみ原型を留めたまま地面に横たわっていた。
一体どれほどの力が込められた一撃か?
全てのワルキューレを撃破され、ギーシュはガクリと尻餅をついた。
そもそもドットクラスであるギーシュに、二の手三の手など用意されてはいない。
もはや打つ手は無かった。
「どうだァ?
まだ続けるのかィ?」
「…………参った……」
ギーシュが敗北を宣言する。
誰の目からも明らかな決着だった。
しかし誰も祝福する事はない。
嘲笑は沈黙に。
侮蔑は恐れへと変わった。
高位の幻獣が相手ならば、一介のメイジが遅れを取るという事もありえるだろう。
だがしかし、あのゼロのルイズのバカ犬なぞに、ドットクラスとはいえギーシュが負けるなどと誰が想像できよう。
そもそもドットクラスであるギーシュに、二の手三の手など用意されてはいない。
もはや打つ手は無かった。
「どうだァ?
まだ続けるのかィ?」
「…………参った……」
ギーシュが敗北を宣言する。
誰の目からも明らかな決着だった。
しかし誰も祝福する事はない。
嘲笑は沈黙に。
侮蔑は恐れへと変わった。
高位の幻獣が相手ならば、一介のメイジが遅れを取るという事もありえるだろう。
だがしかし、あのゼロのルイズのバカ犬なぞに、ドットクラスとはいえギーシュが負けるなどと誰が想像できよう。
それは主人のルイズも同じであった。
当のルイズは途中から呆けたままだった。
口をぽかんと開けたままでかなり滑稽だ。
…先日のイッスンとの会話が思い起こされる。
当のルイズは途中から呆けたままだった。
口をぽかんと開けたままでかなり滑稽だ。
…先日のイッスンとの会話が思い起こされる。
(犬のなりをしちゃいるが、これでも立派な大神様よォ!)
そんな台詞を信じている訳ではない、信じている訳ではないが…
私が召喚した使い魔は、一体何者なのか?