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とある虚無の窒素装甲-00

「はあ、もうそろそろ超限界ですかね~」
見かけは12歳くらいの少女、中学生(自己申告)の絹旗最愛は能力を使用し人にあらざる速度で深夜のビル街の屋上を疾走していた。
親友(?)の滝壷と浜面が何故学園都市上層部にその命を狙われているのか。
暗部で大人しく働きつつその立場を利用して、調査をしていたのだがどうやら感づかれたらしい。
追っ手は恐らく能力者、あの日から再構成された組織の一つだろう、幸いなことにレベル5はいないようだが。
レベル5第一位と第二位が衝突したあの日からグループを除いて壊滅したアイテム・スクール・ブロック・メンバーの再構成が
進められていた。
彼女もその一つに在籍し、上層部から押し付けられた汚れ仕事を片付けていたわけだ。
今現在は仕事熱心な同僚に追われているのだが。

さて、ここからどうしようかと思案する。
ひとまずこの難所を乗り切り、身を隠して学園都市へ脱出する方法を模索せねばならない。
時間を掛ければ掛けるほど追っ手のレベルは上がるだろう、レベル5なぞが出てきた日には終わりだ。
取り敢えず仕事にあたり接触してきた何でも屋にでも顔を出して脱出の手筈を整えるか。
幸い金なら口座に幾らでもある、この追っ手を撒いたら即座に全額引き出して連絡をとらねば。
しかし相手の能力が分からないというのは致命的だった。
捕縛か抹殺かどちらの指令を受けているかは分からないが自分の『窒素装甲』に対する情報は間違いなく提供されている筈。
何時までも逃げ続けられるわけではないし能力を使用していてもスタミナが無限になるわけではない。
ここらで片をつけねば。
「よっ、と」
屋上から飛び降り足元のアスファルトを砕いて高さ30m近くある建物から閑散とした駐車場に着地した。
いやするはず筈だった。
「なんじゃこりゃああああ!!」
乙女にあるまじき悲鳴を上げた彼女だが許してあげてほしい。
自分が着地する筈の落下コース上になにか光る鏡のようなものが出現していたのだ。悲鳴の一つや二つは上げたくなる。
彼女にその光る鏡を回避する術はなかった。
『窒素装甲』は戦闘向きの能力ではあったが空中にいる己の位置をどうこうできるわけではない。
彼女の体は綺麗なコースを描いて落下し、光る鏡に衝突した。

かくして絹旗最愛は科学とも魔術とも違う不可思議な現象によってこの世界から消滅したのであった。

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